スッキリと暮らしたい!ミニマリストなライフスタイルとは?
ミニマリストとは「最小限の」という意味の「ミニマル(minimal)」から出来た造語で、「ミニマリズム」という最小限主義をライフスタイルに応用したものだと言われています。
近年、SNSやブログ、動画投稿サイトなどの充実で、自分のライフスタイルを発信する人たちが多くみられるようになりました。
その中でも、特に注目を集めているのが「ミニマリスト」と呼ばれる人たち。
彼らは、持ち物を出来るだけ減らし、必要最小限のモノだけでの生活という、新しいライフスタイルを日々送っています。
大量生産・大量消費の現代社会において、あえてモノを持たず、シンプルな部屋でのシンプルな生活。
そんな生活の何が良いの?始めたくても難しいんじゃないの?
そういった疑問も多いようですが、彼らの生活を覗いてみると非常に充実した日々を送っているのが見て取れます。
そんなミニマリストというライフスタイルを少し覗いてみましょう。
・ミニマリストはいつ頃登場したの?
・ミニマリストが好む部屋とは?
・モノを捨ててミニマリストになるメリットとは?
・意外なデメリットがある?ミニマリストが困ったこととは?
・まとめ:ミニマリストとは?
ミニマリストはいつ頃登場したの?
このライフスタイルが提唱されたのは2009年頃のアメリカ。
お金があることが豊かだという考えから、大金を稼いでさまざまなモノに囲まれる生活を過ごしていた人が、いくらモノを買い集めても一向に心が満たされることが無く、逆にストレスと不満でいっぱいの生活を送っていたところ、既にミニマリストのライフスタイルを送っていた人と偶然に出会い、余計なモノを捨てる方法を教わる。
それによって、余計なモノのために余分な時間やお金を使うことを止めることで、本当に大切な事に集中する余裕を得られた、という体験を記事にし、インターネットで配信したことで爆発的に広まったとされている。
その後、日本でも2011年頃から徐々に増え始め、同時期に流行していた「断捨離」という、余計なモノを受け入れず、不要なものを捨てて、物欲を捨てる、という考え方と合わさったことで、2013年頃から広く認知されるようになりました。
ミニマリストには明確な定義は無く、最小限のモノで生活をする人が自分でミニマリストだと言えばミニマリストになります。
中には15個しかモノを持たないという究極を目指す人や、定年を迎えてからミニマリストになる人、そんなミニマリストのためのブランドを立ち上げた人も居ます。
モノがあふれる時代だからこそ、モノでは満たされない人がミニマリストというライフスタイルに魅力を感じるのもうなづけますね。
ミニマリストが好む部屋とは?
ミニマリストは住む場所もかなり厳選する人が多いようです。
部屋数が多いことがミニマリストにとってメリットにはならないため、単身のミニマリストはワンルームや1Kくらいの部屋が多く、家族でミニマリストを目指す人も最低限の広さや部屋数で選ぶことが多くなります。
最も好まれるのはシンプルモダンなデザインの部屋で、戸建よりも賃貸のマンションやアパートを選ぶ傾向が強いようです。
多種多様なレンタルサービスを利用し、自分ではモノを持たない生活を目指すため、都市部で住居を構えることも多く、生活圏内に利用頻度の高い施設が揃っていることも求められるため、公共交通機関が整ったコンパクトな街が好まれます。
そのため、真逆になる「自家用車が無いと日常生活が困難」「スーパーや病院、最寄りのコンビニでも徒歩圏内に無い」といった、田舎では当たり前なことがミニマリストにとっての障害になることも多いようです。
ミニマリスト向け賃貸のお部屋一覧≫
モノを捨ててミニマリストになるメリットとは?
大きなメリットがあるからこそ、ミニマリストというライフスタイルに注目が集まります。
では、どんなメリットがあるのでしょうか?
余計なモノに費やす無駄な場所や時間が無くなる
ミニマリストの代名詞ともいえるメリットですね。
最小限のモノにすることで、例えば着る服を最小限にすることで毎朝の悩みが無くなるとか、食器が少なくなることで盛り付けに悩むことが無くなるとか、部屋の掃除に邪魔なモノが無いとか、キリがないくらいのメリットが出てきます。
確かに、悩んだり考えたりする時間が無くなるというのは非常に大きなメリットのようですね。
作業に集中できるようになる
やらなければならない事があるのに、何気なく手に取った雑誌を読み始めたら止まらなくなった、ということはありませんか?
ミニマリストな生活には、そういった誘惑になりそうなモノを無くすことで、本当にやるべきことに集中できるというメリットがあります。
また、作業に必要なモノだけをきちんと整理しておくこともミニマリストのライフスタイルですから、必要な道具が見つからなくて作業が始められないというトラブルも起こりません。
無駄な浪費が無くなる
もしかすると、これが最も魅力的なメリットではないでしょうか?
必要なモノだけを厳選して買うわけですから、ついつい無駄な買い物をしてしまうこともなくなりますし、買い物に行かなくて済めば無駄な時間を過ごすこともなくなります。
お金も貯まって時間に余裕もできるとなると、非常に魅力的かもしれません。
生活の質が上がる
周囲にあるモノが厳選されることで、好きなことややらなければならないことが明確になります。
そうなることで、ダラダラと流されることなく生活が規則正しくなることで、生活全体の質が向上します。
さらに、やらなければならないことの中には嫌いなことも含まれます。
そんな嫌いなことを効率化していくことで時間を無駄なく使え、本当に好きなことに集中する時間が生まれます。
意外なデメリットがある?ミニマリストが困ったこととは?
余計なモノが無いことが大きなメリットになるということはよくわかりましたが、それが原因でトラブルになってしまったこともあるようです。
急な来客や緊急時に対応できなかった
最低限の生活をしていると、お客様用のティーセットなどが無くお茶も出せない、お客様の座る椅子が無い、といったトラブルが起こるようです。
また、急な葬祭などで喪服が必要になった時、5年使っていなかったという理由で捨ててしまっていたということもあるそうです。
あまりにモノを手放すことを意思しすぎて、最低限のマナーが守れなくなっては社会人として本末転倒。
急な出来事に対応できるような備えも、厳選したモノ選びには不可欠なのかもしれません。
物欲が無くなって労働意欲が無くなる
物欲が無くなることで無駄な出費が抑えられる、というところまでは非常に良いのですが、お金がかからない生活に慣れてしまってお金が要らなくなると、中には働く意欲が無くなってしまう人も居るようです。
せっかく生活の質が上がっているのにやる気のない人と思われては勿体ないですね。
ミニマリストなライフスタイルには、目指すべき自分の人物像をしっかりと持ち続けることが必要なようです。
まとめ:ミニマリストとは?
不要なモノを捨てるのが本質ではなく、自分が好きな事に集中するために好きなモノを厳選した結果として無駄を省くことがミニマリストの本質だと言います。
捨てるという部分だけがクローズアップされていますが、最小限=モノが無いという意味とはちょっと違うようです。
例えば、料理が好きだから調味料や調理器具は何百種類と揃っているけどそれ以外は最小限、というのもミニマリストなライフスタイルと言えるそうです。
好きなことに集中するために不要なモノを省く生活、ちょっと魅力を感じてきたのではないでしょうか?
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