Web担当者:出口晏奈
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マキシマリストとはどんな人?
「ミニマリスト」は「最小限のモノを所有して生活する」というライフスタイルなのに対して、マキシマリストは「最大限のモノを所有して生活する」というスタイルです。
しかし何でもかんでも所有するのがマキシマリストではありません。世界観を見てみましょう!
目指すはコレクター?まるで自宅が博物館な人
好きなモノに囲まれることでその幸福度を高める、というのがマキシマリストの最大の行動原理です。
例えば、自宅にコレクションを飾るためのショーケースがあるよ、という人はどちらかと言えばマキシマリストです。
ミニマリストの中にも自分に必要なモノだけは種類や量を揃えるという人は居ますが、こちらは必要だから揃えるという考え方です。
マキシマリストの場合は、欲求に従って揃えることが目的で、必要かどうかは二の次になります。
色鉛筆を例に挙げると、基本の12色セットがあれば十分で無い色はうまく工夫するのがミニマリスト、使わない色も含めた500色ものセットを所有するのがマキシマリストです。
そのため、マキシマリストの家には、様々な理由でこういった「揃えることを目的に集められたモノ」が所狭しと並んでいるのが特徴です。
ショーケースに並べられたりきれいに整理されていると、まるで博物館のようになっていくのもうなづけますね。
ただモノが多いのはマキシマリストじゃない?
モノに囲まれている生活であることは間違いないのですが、ただモノが多いことがマキシマリストの条件ではありません。
例えば、たびたび目にする機会がある「ごみ屋敷」や「汚部屋」と呼ばれる、ゴミを含めたモノが山のように積み上げられ、片付けが出来ないままで散乱している状態はマキシマリストの定義から外れます。
趣味で集めたモノを愛でることがマキシマリストの幸福であるため、無作為に何でもかんでも集めているのではありません。
また、ただ捨てられない人というわけではなく、手元に残しておくためのボーダーラインを低く設定している人というイメージでしょうか。
組み立て家具などに付いてくるネジは予備として数本多めに入っていたりしますが、これを取っておいていざという時に備えるのもマキシマリストの特徴で、こういったものが工具箱に溜まっていたりします。
ある程度溜まって、一定のボーダーラインを超える量になると、きっちりと整理するかどうかがマキシマリストかどうかを分けるポイントになります。
マキシマリストになるための注意点とは?
マキシマリストの生活空間は、ある意味ではごみ屋敷と紙一重であるとも言えます。
整理や収納が出来なくなって、管理できる許容量を超えてしまうと収拾がつかなくなることが最も気を付けるべきポイントです。
どこに何があるのかが一目でわかるように整理することを心がけることと、管理がしきれないほどの量にならないように気を付ける必要があります。
また、モノが増えすぎて置き場所に困るということもよくある問題のようで、管理は出来るが並べて置くことが出来る限界を超えてしまったということもある様です。
マキシマリストにお勧めの家とは?
ミニマリストとは異なり、集めるモノや本人の趣味によって大きく左右されるのがマキシマリストの住居です。
小物集めであればスペースはそれほど必要ありませんが、車やバイクを趣味としている人は大きなガレージなどが必要になります。
中には単身でありながら部屋が複数ある家に住み、いくつかの部屋がそのままコレクションルームになっているという人も珍しくはありません。
また、その集めるモノにもよりますが、頑丈な造りの建物が必要になることも多いようです。
例えば、一つ一つがそれほど重くない本であっても、びっしりと詰めた本棚の重さは侮れません。
老朽化した木造住宅の床が蔵書の重みで抜けて、部屋の主ごと2階から1階に落ちたという珍事件が実際に起こっているのです。
このことから、集める対象に合わせた十分な耐久力が住居に求められるのです。
出来れば、広い部屋や複数の部屋に分散して管理する必要が出てくるかもしれませんので、そういう意味では大きな家を住居として選んだり、専用のガレージや趣味のための建物を住居とは別に建てるのも方法かもしれません。
有名なマキシマリストは誰?
日本人でマキシマリストとして最も有名な人物は、おそらく「所ジョージ」その人でしょう。
「所さんの世田谷ベース」というテレビ番組は、自分のコレクションで埋め尽くされた仕事場兼遊び場であるガレージで収録された内容が話題ですが、ごちゃごちゃとしているガレージ内ではあるものの、どこに何があるかは概ね管理されて整理されています。
所ジョージは全国にいくつものベース(ガレージ)を所有しておりそれぞれに特徴のある施設になっていますが、沖縄ベースなどはゴルフ練習場やプライベートビーチを併設するなど、マキシマリストにとって「必要なモノ」だから所有していると言えます。
さすがにここまで突き抜けたライフスタイルを実現することは難しいものの、「大きな家で多くのモノに囲まれた生活が幸せである」という生き方を体現している姿にはあこがれますね。
マキシマリストとミニマリスト
一般的に、多趣味であったり好奇心や探求心が旺盛な人ほどマキシマリストになりやすく、無趣味や無関心な人ほどミニマリストになりやすいと言われます。
アウトドアが趣味であれば、普段の日常生活では使わないようなモノをいくつも所有したり、レンタルでは手にすることが出来ないモノが必要になる場面も多くあります。
スポーツ用品でも、ジョギングなら少々のモノで済みますが、ゴルフセットとなると専用の道具などがいくつも必要になります。
こういった趣味でも本当に必要最小限の道具だけに絞って所有するミニマリストも居ますが、いろいろと手を出してしまう多趣味な人が最小限のモノで満足できるとは思えません。
特に、何度もレンタルしていると所有するよりもコストがかかったという事もあります。
同じ趣味や趣向でも目指すところが違うため、互いに否定的な意見が出る場面を見かけることはありますが、実際にはそれぞれに一長一短があり、最終的には個人の問題です。
マキシマリストとミニマリストの夫婦、というのも成立しているようですから、どちらが良いか悪いかではなく、互いを尊重してライフスタイルを磨くことが大切なのかもしれませんね。
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