自分でDIY出来る賃貸物件ってあるの?注意点をまとめてみた!

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「DIY可賃貸」「カスタマイズ賃貸」で気をつけなければいけないことは?


「DIY可賃貸」「カスタマイズ賃貸」で気をつけなければいけないことは?


近年、UR賃貸を始め、DIY可能とした賃貸住宅が増えてきました。

賃貸住宅でも自分の好きなインテリアに改造できるのが、インテリアにこだわりたい方やDIY好きの方を中心に高い支持を得ています。


そんな中、DIY可賃貸についてさまざまな疑問も。

「賃貸住宅のDIYってどこまでやっていいの?安全性など気にしなくてはいけないことは何?」

「賃貸住宅でDIYした場合、原状回復しなくてはいけない?」

「DIY可賃貸の契約で、気をつけないといけないことは何?」

ここでは、2019年5月20日に公開された「賃貸DIYガイドラインver.1.1」の解説を中心に、上記の疑問にお答えしていきます。


※「賃貸DIYガイドラインver.1.1」とは

DIY可の賃貸住宅において、に「住まい手」「オーナー」「管理者」「専門家」の間で、共有されるべきラインを明確にするために、国土交通省が作成したガイドラインです。安全・安心にDIYを楽しむためにぜひ知っておきたい内容がまとめられています。

▶賃貸DIYガイドラインver.1.1の詳細はこちらから




DIY可賃貸の賃貸借契約とは?


DIY可賃貸の賃貸借契約とは?


一般の賃貸借契約では、借主と貸主が契約を結び、相場にあった賃料を支払うことで成り立ちますが、DIY可の賃貸に関しては、工事に関するプロセスが加わるため、通常の賃貸借契約に加えてより詳細に契約内容を確認する必要が出てきます。


具体的には改装費用や原状回復に関する内容ですね。

少し話は飛びますが、DIY可賃貸が登場した背景には、貸主がリフォーム費用を負担するのが難しいという状態と、借主の「自分好みに改修したい」というニーズがマッチしたということがありました。

そのため、これらのニーズに合った新しいスタイルの賃貸借契約が求められます。


そこで登場したのが、「借主負担DIY型」賃貸借契約です。

これは、貸主が修繕義務を負わず、借主が自己負担で修繕や模様替えを行う代わりに、相場より安い家賃で借りることができることと、自己負担で行った工事部分については原状回復義務を負わない、という賃貸借契約です。


貸主にとっては空き家の段階で修繕の必要がないこと、借主にとっては相場より安い賃料で物件を借りることができ、自分好みのリフォームや模様替えができること、退去時のトラブルを避けられるというメリットがあります。


さらにトラブルを防ぐためには、契約書を交わす段階で上記が明記されてることを確認する必要があります。上記のガイドラインでは、賃貸借契約書のほか、借主から貸主に対する増改築工事の申請書、それに対する貸主の承諾書、工事部分の詳細について記載された書類、工事に関する原状回復や退去時の清算に関してなどの合意書を交わすことが提示されています。




原状回復とは


【賃貸のマサキ・賃貸用語集より】

「原状回復」

賃貸住宅を退去する際、借主が住居をできるだけ入居前に近い状態に回復し、入居後に取り付けたものなどを取り去ること。これまでは借主が原状回復するのは当たり前だったが近年、原状回復不要の物件が増加している。

▶「原状回復」詳細ページはこちら



賃貸借契約において、借主が賃貸住宅を退去する時には、その住居を入居前の状態またはそれに近い状態に戻すことが当たり前でした。

しかし、貸主側からすればせっかく借主さんが素敵に、しかも使いやすくアップグレードしてくれたものをわざわざグレードダウンさせるのはもったいない、それならばその状態のまま次の借主さんに使ってもらうほうが物件の価値があがるかも、それならば原状回復は必要ないのでは・・・という思いも出てきます。


そして借主側も、原状回復が念頭にあると思い切ったDIYができません。また、せっかく素敵に使いやすくリフォームしたものを、またお金をかけてグレードダウンさせるのは手間だしもったいないと考えても不思議ではありません。

このようなニーズから、DIY可賃貸においてはこれまでの賃貸借契約のルールを少し変え、原状回復を必ずしも必要としないとする物件が増えてきました。

それだけに、DIY可賃貸での契約の場合、契約書や合意書に原状回復に関する記載がどのようになっているのか、退去時にトラブルにならないよう、しっかりと確認する必要があります。


また、原状回復を必要としないとしても、設置した棚などに不具合があった場合の対処法(補修するのかそれとも撤去するのか)など、あらゆる場面を想定した合意が必要です。




安全にDIYするには


安全にDIYするには


DIYが出来る物件と言っても、借主の思うまま好きなように改装できるというわけではありません。

建築基準法や消防法など、住居に関する法律に抵触する改装はできないというのは当然のこと。

そのために知っておいて欲しいことをまとめます。



内装制限とは


住居の改装の際、万が一火災が起きた場合の事を考えるのは必須と言っていいでしょう。

建築基準法や消防法、各自治体で規定されている条例などでは内装制限というルールが設けられています。内装制限とはキッチンや浴室など、住居の中でも火災が起きる危険性の高い場所は、万が一火災が発生した場合に避難する時間稼ぎができるよう、内装に使用する材料を不燃材料、準不燃材料、難燃材料などの防火性能の高い内装材を危険度に応じて使用することが決められています。


内装制限の対象となるのは、建築基準法で特殊建築物と呼ばれているもの、一定規模以上の建築物、火気を使用する居室のある建築物、窓のない居室を持つ建築物などです。マンションやアパートは共同住宅となる上、各居室にキッチンや浴室が設けられていることがほとんどなので「火気を使用する居室がある」にも該当するので、内装制限の対象となります。そのため、DIYをする場合、内装制限についてしっかりと知っておく必要があります。


内装制限では、使用できる材料について不燃、準不燃、難燃の3つで示しています。加熱開始から材料が燃え始めるまでの時間が不燃20分、準不燃10分、難燃5分とされています。もっとも燃えにくいのが不燃です。また材料はより燃えにくいものを代替えで使用することができます。


内装制限の具体的な指示については上記の「賃貸DIYガイドラインver.1.1」にフローチャートが掲載されており、わかりやすくなっています。このガイドラインである程度調べたうえで、必要に応じて専門の建築士に相談するといいでしょう。


またガイドラインには不燃材料などの探し方や内装制限のある場合のDIY具体事例も掲載されています。ぜひ参考にしてください。




安全に賃貸住宅でDIYを楽しむために


DIYを楽しむには主にこのような方法があるのではないでしょうか。



1. 塗る


「DIY可賃貸」「カスタマイズ賃貸」塗る


初心者でも取り組みやすいのが、壁一面にペンキで色を塗るDIY。

賃貸のマサキ・住プロジェクトでも壁のペンキ塗りは社員の手で行いました。

▶賃貸のマサキ住プロジェクトvol.8


ペンキを塗る際には換気に気を付けてくださいね。


また、ペンキではなく珪藻土を塗るというDIYも人気。

内装制限のある場所で使用する場合は珪藻土の材質を必ず確認し、防火性能上、使用可能なものを選んでください。



2.貼る


「DIY可賃貸」「カスタマイズ賃貸」貼る


こちらも初心者でも簡単にできるDIYです。貼ると言えば壁紙。

貼りやすい輸入壁紙がおすすめです。チョークボードのような壁紙を使うのもおもしろいです。

キッチンの壁には内装制限があるので、使用する壁紙は準不燃材料をセレクトしてください。

また、壁紙を張り替える場合、必ず既存の壁紙は剥がすようにしてください(認定された施工方法と違ってしまうため)

また、貼るのは壁紙だけでなく、モザイクタイルや一般のタイルもいいですね。



3.取り付ける


「DIY可賃貸」「カスタマイズ賃貸」取り付ける


棚を取り付ける、ホルダーをつける、有孔ボードを取り付けるなど、DIYのニーズが最も高いのがこの「取り付ける」作業です。既存のホルダーをアンティーク調のおしゃれなホルダーに帰るだけでも雰囲気が変わり、気分が上がりそうです。

取り付ける際には穴をあける作業が必要になりますが、DIY可であれば心配ないのがうれしいですね。

また棚は天井と床で突っ張れるパーツを利用すれば穴をあける必要がありません。

住プロジェクトでは、玄関横に手作りのニッチを取り付けました(実際の取り付けは業者さんにお願いしましたが)。ぜひマネしていただけるとうれしいです。

▶賃貸のマサキ住プロジェクトvol.7



4.飾る


「DIY可賃貸」「カスタマイズ賃貸」飾る


これもお手軽にできるDIYです。

飾るものの重さとフックの耐荷重に注意しましょう。また、重いものを飾る場合、フックは壁の下地があるところを選んで取り付けてください。




「DIY可賃貸」「カスタマイズ賃貸」で気をつけなければいけないことは?まとめ


「DIY可賃貸」「カスタマイズ賃貸」で気をつけなければいけないことは?まとめ


楽しくDIYそして快適な暮らしのために知っておいて欲しいこと

今回は賃貸住宅のDIYに関して楽しい話から契約などの難しい話までを解説させていただきました。


原状回復や内装制限など、法律や契約に関する難しい用語もちょくちょく飛び出してきますが、安心・安全にDIYを楽しんでいただき、快適に暮らしていただくためにはとても大事な話となってきます。

賃貸のマサキの公式サイトには、賃貸に関連する用語集を掲載しています。

ぜひ参考にしていただけるとありがたいです。

▶賃貸用語集


そして今回、賃貸住宅でDIYをしたいという方にぜひ熟読してほしいのが、本文に何度も登場した

「賃貸DIYガイドラインver.1.1」です。


内装制限の有無がフローチャート式で分かりやすく書かれていることや、DIY事例も数多く掲載されています。壁紙の貼り方やペンキの塗り方も初心者にわかりやすく書かれているページもありますのでとても参考になります。


自分の手で少しずつ“自分仕様”のお部屋に変わっていくのを見ているのは我が子を育てるような楽しみがあります。ぜひ、楽しいDIYライフを満喫してください♪




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