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担当者:木原一憲
趣味は休日バイクでツーリングすること!不動産キャリア20年以上の経験と奈良生まれ奈良育ちの知識を活かし奈良の情報を語ります!
【飲食店・スーパー】1階が店舗の賃貸物件 メリットは?デメリットは?
コンビニエンスストアや飲食店、スーパー。
賃貸物件を探していると、1階部分が店舗になっているものがしばしばあります。
その物件に住まうとしたら、どのようなメリットやデメリットが考えられるでしょうか。
お店の種類ごとに詳しく解説してゆきます。
1階が店舗の物件にはメリットだけではなくデメリットも!
賃貸のお部屋を探す際のこだわりとして、「2階以上」という条件を挙げられる方は少なくありません。
2階以上のお部屋のほうが1階と比べて日当たりが良い事が多いですし、外と地続きになっている1階と違って誰かに見られたり侵入されたりするリスクが物理的に少なくなるなどセキュリティの面でも安心感があります。
そうして2階以上という条件で探していると時折見つかるのが、1階部分が何らかの店舗になっている物件です。
例えば1階に入っているのがコンビニエンスストアなんかだったら、すごく便利そうなイメージはありますよね。
ですがこういったものにはメリットもあれば必ずデメリットもあります。
実際にその物件に住むとなればそういったデメリットも受けることにもなりますから、事前にしっかりメリットとデメリット両面を把握して判断するのが大切です。
1階が「コンビニエンスストア」「飲食店」「スーパー」の場合ごとに、一般的に挙げられるメリット・デメリットを見ていきましょう。
お店別・1階が店舗の物件のメリットとデメリット
①1階がコンビニエンスストア
コンビニエンスストアの最大のメリットはやはり、24時間営業であることです。
いつでも、深夜や早朝であっても食べ物・飲み物やちょっとした生活用品などを買い求めることができます。
自分の住んでいる物件の1階部分がコンビニエンスストアであればその恩恵をすぐに受けることができますから、少しお腹が空いたなという時や急に何かが入り用になった時にも即座に調達が可能なのは大変便利です。
公共料金の支払いや文書プリント、宅配便の窓口といったコンビニならではのサービスも24時間すぐに受けることができます。
また、夜であっても店舗やその周りが明るいので遅い時間に帰宅することが多い女性などにとって安心というのも24時間営業であるコンビニエンスストアの大きな利点です。
すぐに警察に通報できるセキュリティが整っていますので、万が一ご自宅で何かあった場合に駆けこむこともできます。
反面、コンビニエンスストアは便利なぶん一日を通して多くの方が利用されます。
店舗のすぐ上のお部屋に住むことを検討する場合は、お店からくる振動や騒音について考慮する必要があります。
また、お店の周りに人が集まったりすることも多いためその騒がしさに悩まされる可能性もあります。
駐車場併設の店舗の場合は車のエンジン音なども問題になるかもしれません。
コンビニエンスストアは24時間営業であるため、メリットとは裏腹に深夜など時間を問わずそういった騒音が続く恐れがあるのが最大のデメリットと言えるでしょう。
②1階が飲食店
1階が飲食店、とくにご自身の好みに合うお店であった場合は思い立ったらすぐに食べに行くことができるのは生活の充実という面で大きなメリットになるでしょう。
カフェなど気軽に入って飲み物や軽食を楽しめるお店であれば、誰かと待ち合わせをする時などにも活用できます。
飲食店の種類やスタイルにもよりますが、例えばラーメン屋やカレー屋、焼き鳥屋などは匂いが出やすいお店だと言えます。
そういった店舗が1階にあると、換気扇を通じてお部屋にその匂いが流れてきたり、風向きによっては洗濯物に匂いがついてしまったりという問題が考えられます。
居酒屋のように遅くまで営業しておりなおかつお酒を提供しているようなお店だと、夜中に騒がしい声が聞こえてくる可能性もあります。
さらに、多くの食材を扱う飲食店は日々多くの生ごみが出ます。
お店の清掃やごみの管理が行き届いていないと、生ごみを目当てにゴキブリ・ネズミ・カラスなどの生活害虫・害獣が集まってきて、物件の周りや住んでいるお部屋に頻繁に現れるようになる恐れがあります。
これは1階が飲食店の場合にまず警戒するべき大きなデメリットと言えますので、お店がきちんと清掃を徹底できているかネットの口コミや人づてに情報を集めるなり、実際にお店を利用してみるなりして確認しておくことをおすすめします。
③1階がスーパー
スーパーがお住まいの物件の1階にあればとにかく日々のお買い物が大変便利になります。
24時間開いているような店舗は多くないものの、食料品や生活用品を買うのにあたって一般的にコンビニエンスストアよりも安く品揃えが多いスーパーがすぐ利用できる場所にあるというのは、毎日の暮らしの大きな助けになることでしょう。
一度に多人数分のお買い物をすることになるファミリー層にとっては重い荷物を長い距離持って歩かずに済むので、なおのことありがたい存在です。
ただしスーパーもコンビニ同様――お店の規模や時間帯によってはそれ以上に人の出入りが激しい場所です。
騒がしさや人の気配・視線を感じたり、商品を搬入するトラックの音がうるさく思えたりといった可能性はあり、それがデメリットと言えます。
その他のメリット・デメリット
1階が店舗である物件に言えるその他のメリットとしては、あくまで可能性ですが家賃が周辺の相場よりも安い場合があります。
1階が店舗になっている物件は先に上げたようなデメリットがあるため、それを気にして入居を避ける方もいらっしゃいます。
大家さんとしてはなるべく空き部屋を作りたくないという事情があるため、家賃を安めに設定して入居者を集めるという手法を取っていることがあるのです。
逆にデメリットとしては、火災のリスクが挙げられます。
飲食店では調理の際に火を使い続けますし、コンビニエンスストアやスーパーでも店内調理を行う店舗では火気を扱うことがあります。
必然的に火災発生のリスクは住居のみの物件よりも高いと言えるでしょう。
あくまで「もしも」の話ではありますが、人命に関わりうる要素ですので、検討の際にはぜひ念頭に置いておきたいところです。
まとめ~きちんとデメリットも考慮して検討しよう~
いかがでしたでしょうか。
今回は1階が店舗になっている賃貸物件についてメリットとデメリットを見ていきました。
メリットをまとめると、
・その店舗を日常的に利用する場合には非常に便利。
・家賃が相場よりも安い場合がある。
逆にデメリットは、
・騒音や匂い、害虫・害獣の発生などで悩まされる恐れがある。
・お店の内容によっては火災のリスクがある。
一般的に考えられるメリット・デメリットを挙げてゆきましたが、実際にどんなメリットをどのくらい感じられるかはお店の種類や経営スタイル・物件の環境・周辺環境になどもよりますし、結局は入居をされる方それぞれです。
デメリットについても概ね同じことが言えますので、やはり口コミなどの情報をきちんと集めるとともに、ご自身で実際に物件を訪れて目で見て店舗を利用してみて、その実感を判断材料にされるのはとても大事なことと言えるでしょう。
どんなに魅力的なメリットを感じても、ちゃんとデメリットも当然あるものとして見ておくことがポイントです。
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