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みかんを食べると手のひらが黄色くなってしまうのは、ナゼ?
日本の冬の果物と言えば、甘酸っぱさがクセになるみかんを想像する人も多いでしょう。
そんなみかんを食べすぎてしまった時に、手のひらや足の裏が黄色くなってしまったという経験ありませんか?
ついつい食べ過ぎてしまう冬の「みかん」
年末年始で実家に帰ると、こたつの上にはかごに盛られたみかん・・・
日本の原風景の代表とも言える「こたつでみかん」に懐かしさを感じる人も多いでしょう。
秋から冬にかけて日本の暖かい地域から順に収穫時期を迎えるみかんは、寒い時期にかけて最も流通する果物のひとつです。
大きな箱で買うことも多く、みかんは小出しにかごに盛られて出されるイメージが強いですね。
日本の冬の場合、暖房で乾燥した屋内での水分補給、不足しがちなビタミン補給など、実はとても理に適った組み合わせ。
こたつに入って目の前にみかんがあると、テレビを見ながらや家族と会話しながら、ついつい食べ過ぎてしまうこともあるでしょう。
みかんの食べすぎで手のひらが黄色くなるメカニズムとは?
ズバリ、みかんを食べすぎたことで手のひらや足の裏が黄色っぽくなる症状には『柑皮症(かんぴしょう)』という名前がついています。
みかんの黄色い成分には、カロテノイドの一種である「βークリプトキサンチン」が多く含まれています。
このβークリプトキサンチンが体内に入ると肝臓でビタミンAに変換されるのですが、大量に摂取した場合には変換が間に合わず、余った分を血液中の脂肪分に溶けて体内に流れ、皮下の脂肪細胞に沈着してしまいます。
毛細血管の集まる手のひらや足の裏などは特に色が出やすく、食べ過ぎた際に黄色くなりやすい箇所となります。
ちなみに、みかん以外の野菜にもβークリプトキサンチンは含まれており、果物では柿やビワ、野菜では唐辛子や赤ピーマンなどに多く含まれています。
一部のアンケートでは実に6割くらいの人がこの経験をしているのですが、特に神経質になる必要は無く、治療などを行わなくても自然と元に戻る症状です。
「子どもの手が黄色い!」と病院に駆け込むケースも多いようですが、それほど慌てるような症状ではないことを知っておきましょう。
みかんに多く含まれるβークリプトキサンチンやβーカロテンには肌を乾燥から守る効果があるだけでなく、ビタミンAとして吸収されると目や喉の粘膜の分泌を助けるなど、冬には必須とも言える栄養素です。
適度に摂取することは健康の維持にとても効果的と言えるでしょう。
ただし、少量のみかんで柑皮症になった場合には要注意です。
柑皮症はβークリプトキサンチンの摂取量が肝臓の変換能力を超えた場合に起こる症状です。
つまり、少量の接種でも症状が出る場合、肝臓が弱っていたり、血液中の脂肪分が多い糖尿病等の可能性が出てきます。
そういった場合には、一度病院で検査を受けることをオススメします。
みかんを食べる目安はどのくらい?
みかんに含まれる栄養素は、黄色くなる原因であるβークリプトキサンチンやビタミンCは風邪予防、疲労回復効果のあるクエン酸や腸内環境を整える食物繊維などが多く含まれています。
これだけならとても良い食べ物に見えますが、果物には多くの糖質が含まれており、可食部100gあたり約11gの糖質量を含んでいます。
食べ過ぎて柑皮症になるだけであれば良いのですが、糖質の取りすぎはさすがに注意しなければいけません。
厚生労働省が推奨する果物の摂取量は、1日あたり200g以上を目標としています。
温州みかんのMサイズがおよそ100~120gなので、1日あたり2個程度を目安にすると良いでしょう。
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