【マンションの避難はしごの使い方】非常時にどうやって使うの?
【非常時の心得】マンションの避難はしご どうやって使うの?

マンションのベランダには非常時に備えて「避難はしご」が設置されています。
これはベランダのどの位置にあって、どのように使えばよいものなのでしょうか。
災害発生の際に逃げ遅れないよう、避難はしごの使いかたや注意点について詳しく解説していきます。

-
担当者:安達竜哉
特技は少林寺拳法!趣味は愛車のお手入れです!奈良の不動産情報に詳しい私が賃貸情報や暮らしに関する事などお役立ち情報を配信していきます。
通常の避難経路が使えない時のための「避難はしご」

突然の大きな地震や火災。
急いでマンションから外へ避難しなくてはならない状況なのに、エレベータが止まってしまった。
階段へ至る道も火の手や瓦礫で塞がれてしまい使えない。
もしくは玄関からお部屋の外へ出ることもできない。
そんな時のために設置されているのが「避難はしご」です。
避難はしごはベランダの床に取り付けられており、すぐ下の階まで降りることができるようになっています。
1階ずつはしごを降りていき避難経路が塞がれていない階まで移動して、無事脱出するのが目的です。
避難はしごはどのお部屋にもあるとは限らない

マンションに使われている避難はしごは「ハッチ用つり下げはしご」というもので、ベランダの床に下の階へ通じるハッチがあり、はしごが格納されています。
普段はハッチから人や物が落下しないようフタが閉じられています。
「ベランダの床にある銀色のフタ」と言えばピンとくる方も多いのではないでしょうか。
いっぽう、マンションにお住まいでも「そんなもの見たことない」とおっしゃる方もおられるでしょう。
それもそのはず。避難はしごは絶対にどのお部屋のベランダにもあるわけではないのです。
物件にもよりますが、角部屋など一部のお部屋にしか避難はしごが設置されてないこともあります
その場合は、非常時には隣のお部屋へ通じる仕切りを破って、避難はしごのある所まで移動することになります。
ご自身のお部屋に避難はしごが設置されていない場合は、避難はしごのあるお部屋の位置を管理会社に問い合わせるなり、あらかじめ把握しておきましょう。
また、11階以上のお部屋には避難はしごは設置されておらず、代わりにスプリンクラーなど他の対策が施されていることもあります。
覚えておこう 避難はしごの正しい使いかた4ステップ

避難はしごを使う場面が無いに越したことはないですが、いざ必要になった時にあわてずスムーズに使えるよう、使用方法を確認しておきましょう。
①フタのロックを解除する
避難はしごのあるハッチのフタは事故を防ぐためロックがかかっており、そのままでは大きく開くことができません。
まずはロックを解除しましょう。
多くは、フタを5センチほど開けてフックやチェーンを外すことで解除できるようになっています。
ロックを外せる場所は、フタの表面にシールなどで目印がつけられているので、それを頼りに解除します。
②フタを全開にする
ロックが解除できればフタを大きく開けられます。そのまま全開にすれば、開いた状態で固定されます。
ハッチのフタはベランダの床と下階の天井の二重構造になっていますが、上のフタさえ開ければ下のフタも連動して開く構造になっています。
③はしごを下ろす
はしごはハッチ内に格納されています。
勝手にはしごが下りないようストッパーが付いていますので、これを外してはしごを下ろし、使える状態にします。
ストッパーの外しかたはハッチのフタなどに書いてありますので、平時のうちに確認しておきましょう。
ストッパーを外す前にハッチを覗いて、はしごを下ろす先に人が居ないかよく確認し、もし人がいれば離れるよう声をかけてください。
④はしごで下階に降りる
はしごを無事に下ろせたら、落ち着いてゆっくりと下階まで降りましょう。
避難はしごは不安定です。
一人ずつ、一歩ずつ、はしごの両サイドではなく足を乗せるステップ部分につかまって降りていきましょう。
リュックなど荷物を背負ったりしていると安定性がさらに悪くなり、ハッチにひっかかる恐れもあるので危険です。
荷物は下の階に人が居れば先に手渡しして、もし誰もいなければハッチから落とすなどして対処しましょう。
もろもろ大切なものはあるでしょうが、命を守るためには避難に支障が出ないよう荷物は最小限にしておくのが鉄則です。
避難はしご 平時から気をつけておくべきことは?

普段使わないからといって、避難ハッチのフタの上や周りに物を置いていると、一分一秒を争う非常時の避難に支障がでてしまいます。
また、避難はしごを下ろす先に邪魔なものがあると、はしごをきちんと下ろせず必要な時に使えないおそれがあります。
ベランダが物でごちゃごちゃにならないよう平時から注意して、鉢植えなどを置く時は、避難の邪魔にならないことを意識して配置するようにしましょう。
床にハッチがある場合は目につきやすいですが、ベランダの天井にはしごが下りてくるハッチがないかを確認しておくことも重要です。
ベランダに出る時には履いたり脱いだりしやすいサンダルを使うことが多いでしょうが、いざ避難という局面では脱げやすいことが仇となり、逃げ遅れてしまう可能性があります。
そのため、避難はしごで逃げることになった時に備えて、ベランダに避難用の運動靴などを置いておくのがおすすめです。
普段履きではないので使い古したもので構いません。
お子さんのおられるご家庭では、避難はしごをいたずらに使われることのないよう注意しましょう。
小さなお子さんが誤ってフタを開けて落下したりしてしまわないためのロックですが、ある程度大きくなれば、その解除もできてしまいます。
命を守るために大切なものだということ、だからむやみに触っていけないものだということ。
きちんとお子さんに伝えて、わかってもらえれば一番ですね。
まとめ~避難の準備は平時のうちから~

いかがでしたでしょうか。
今回はマンションの避難はしごの使いかたについて見ていきました。
災害はいつ起こるか予想のつかない、突然やってくるものです。
お住まいの物件にどのような避難経路があるのか。
どのような手順を踏めばその避難経路が使えるのか。
その経路で円滑に避難ができるよう日常から気を付けておくべきこと、準備しておけることはないか。
避難はしごについてもそれ以外についても、平時のうちから確認して非常時に備えておきましょう。
関連記事

【マンション住まいの方必見!防災の知識】いざというときの対策について≫

【ベランダにある仕切り板の役割とは?】災害時に破るコツ!≫

【賃貸の共用部分に私物はNG!】対処方法は?≫

【賃貸のベランダ・バルコニーで絶対にやってはいけないこと】オススメの利用方法をご紹介!≫

【ベランダの外から見えないようにする為には?】上手に目隠しする方法を教えます≫

【賃貸物件の共用部分が破損した場合】対処法などよくある例を交えて紹介!≫

-
担当者:安達竜哉
特技は少林寺拳法!趣味は愛車のお手入れです!奈良の不動産情報に詳しい私が賃貸情報や暮らしに関する事などお役立ち情報を配信していきます。

