Web担当者:西村貴文
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【賃貸住宅でも出来る家庭菜園】
賃貸住宅に住んでいる人は、家庭菜園をしたくてもベランダなど限られたスペースで行うしかない場合もあります。
しかし、工夫次第で狭いスペースを有効活用して、本格的に家庭菜園を行うことができるのです。ではどのようにして行うのかを紹介していきます。
【どのような野菜・果物を育てることができるのか?】
家庭菜園を行う場合、広い庭があれば大半の植物は育てられますが、ベランダなど限られたスペースしかない賃貸住宅もたくさんあります。このような場合には、ある程度育てられる植物が限られてしまうでしょう。
それでも野菜であれば、大半の物を育てることが可能です。そこで限られたスペースで、どのような種類の野菜が育てられるのかを見ていきましょう。
つる性の野菜を育てる
野菜の種類によっては、つるが高く伸びることがあります。例えばゴーヤやキュウリ、トマトなどが当てはまるでしょう。このような植物は支柱を使ってつるを巻き付けて育てるのが一般的です。狭いスペースではどうしても背の高い植物は敬遠されがちですが、オベリスクを使うとあまり幅を取らずに栽培ができます。オベリスクにもいろいろとサイズがありますが、ミニサイズでも育てられる野菜はたくさんあるのです。
らせん状に誘引することで日当たりの悪い場所ができにくくなりますし、横に広がらないようにすることもできます。ただし、オベリスクは強風には弱いので、台風が来たときなどはきちんと室内に入れなければいけません。らせん状に誘引するときも、あまりつるや茎が密集しすぎると風通しが悪くなるので、剪定作業もしっかりと行いましょう。可能であれば1平方メートルぐらい幅があると育てやすくなります。
ある程度なら背の高い野菜・果物でも可能
野菜ならそれほど背が高くなる種類は少ないので、選択肢も比較的広くなっています。それに対して果物の場合には、背が高くなる種類が多いので家庭菜園には向いていません。しかし、家庭菜園でも問題なく育てることが可能な植物もあるのです。その1つがブルーベリーなどのベリー類です。ベリー類はそれほど背が高くならないので、天井まで届いてしまう心配もあまりないでしょう。
ただし、剪定をしないとどんどん間延びしてしまいますし、横にも広がってしまうので、定期的に剪定することを忘れてはいけません。他にもキンカンやレモンなどもプランターで育てることが可能です。ゆずやスダチなどもプランターで育てられますが、育てられる種類はある程度限定されてしまいます。家庭菜園で果物を育てたい場合には、どれぐらいまで伸びる種類なのかを事前に調べておくことも大切です。
根菜類も家庭菜園が可能
根菜類は根っこを食べる野菜ですし、地中に潜っているのである程度土を深くしなければいけません。中にはイモ類のように、1つの茎に複数の種イモができる種類もあるので、適度な広さを保つ必要もありますが、工夫次第で家庭菜園ができます。まずはダイコンやニンジンなどの根菜類ですが、ニンジンであればそこまで深い鉢が必要になるわけではありません。
ある程度の深さを保てるプランターで問題なく育ちますが、大根は大きいので、かなり深いプランターを使うようになります。もしくはポリバケツの底に水が流れ出てくれる穴を開けて使う方法もあります。そうすれば大根であっても育てることが可能です。サツマイモやジャガイモなどの根菜を育てるのであれば、幅が広くて深さもあるプランターを選びましょう。広さと深さの両方が必要になるのであれば、衣装ケースの底に穴を開けて使う方法もあります。
このようにプランターを使うことにはこだわらず、水が下から流れ出てくれて、土を入れることができる物なら大半の物はプランターの代わりとして使用することができるのです。長い筒状の入れ物があれば、ゴボウでも育てることができるでしょう。ただし、風が吹くと倒れてしまいやすい入れ物を使う場合には、倒れないようにきちんと紐などで固定しておくことも忘れてはいけません。
【用意しておくと便利なアイテム】
家庭菜園を行うスペースが限られている場合、用意しておくと便利なアイテムがいくつかあります。アイテムを有効活用することで、限られたスペースを無駄なく使用できるのでおすすめです。では、どのようなアイテムを活用するべきなのか見ていきましょう。
ラックを活用して育てる
限られたスペースを活用して家庭菜園を行うなら、ラックを活用する方法もおすすめです。どのような植物を育てたいのか、どれぐらいの数を栽培したいのかによって、選ぶラックのサイズも異なります。多少背が大きくなる植物を育てるなら、高さのあるラックを選ぶのがよいでしょう。幅がある程度取れて、たくさんプランターを並べたいと考えているのであれば、横幅の広いラックを選ぶべきです。
ラックにはいろいろな材質もあります。スチール製やステンレス製、木製などがよく知られていますが、基本的に錆びない材質であれば問題ありません。植物を育てる場合には水をあげる必要が出てきますし、ベランダに置くので錆びる材質の物は適していません。特にラックを手作りする場合には、材質選びには十分注意しましょう。高さを自由に変えられるラックを購入すると、育てたい植物に合わせて調節することもできます。
小さくて軽い物ならハンギングを使う
家庭菜園で育てられる植物の中には、比較的小さくて土の量も少なくて済む種類もあります。例を挙げるとパセリや三つ葉などが当てはまりますが、このような種類の植物であれば、ハンギングを使用する方法もあります。取り付ける場所がないという人の場合には、ハンギングスタンドを購入するのがよいでしょう。ハンギングスタンドは上と下の両方に植物を置けるので、軽い植物なら上に設置し、少し重い植物を下に置くとバランスがよくなります。
ハンギングにもプランターと同じようにサイズがあるのですが、プランターほど大きなサイズはありませんので、やはり育てられる植物には限りがあります。それでも狭いスペースを有効活用できるので、ハーブなど小さな入れ物でも育てやすい植物であれば、ハンギングを使ってみるのもよいでしょう。
キャスター付きのプランターを使うと移動が楽
賃貸住宅の中には、ベランダがそれほど広くはなく、洗濯物を干すときなどはプランターをどかさなければいけなくなることもあります。軽いプランターならまだよいのですが、比較的大きくて深いプランターに土を入れていると、かなりの重量になります。重いと毎回動かすのが億劫になるでしょうが、大きなプランターを使用する場合、キャスターが取り付けられている物を使うと移動が楽になります。
最近ではプランターの片方だけに2つの車輪が取り付けられており、もう片方を少し持ち上げて移動するタイプもあります。これだと狭い場所でも移動がしやすくなるでしょう。キャスターが取り付けられているプランターが売られている店がない場合には、コンテナキャリーを購入してその上にプランターを置くことで楽に移動ができます。日光に長時間当てた方がよく育つ植物の場合にも、日が差している場所に移動するのにとても役立つアイテムです。
虫よけの対策をしておく
家庭菜園をしていると、暖かい時期は虫が寄ってくることがあります。場合によってはプランターの土からハエが湧くことやダニが発生することもあるのです。室内で育てる場合には、事前に土を煮沸消毒して、しっかりと乾かしてから使用するなどの対策も可能ですが、ベランダなど外で育てている場合には、プランターに卵を産み付けられてしまう可能性もあるでしょう。
そこで有効的な虫よけ対策として挙げられるのは、虫を寄せ付けないハーブを隣に置く方法です。ゼラニウムがおすすめですが、他にも効果的なハーブはいろいろとあります。コンパニオンプランツを活用する方法も効果的です。コンパニオンプランツというのは、簡単に言えば相性のよい植物を一緒に植えることです。虫の種類もいろいろといるので、植物の葉を食べてしまう種類や、根の部分を食べてしまう種類などが存在しています。
苦手な植物の種類も異なるので、よい組み合わせにしておくことで虫よけ効果が期待できるでしょう。組み合わせる植物は、両方とも食べられる物でなければいけないわけではありません。例えば野菜の隣にマリーゴールドという植物を植えておくと、青虫や葉虫、線虫類などを遠ざける効果がありますし、キュウリやトマト、ナスなどいろいろな野菜とも相性がよくなっています。特に食べることを目的に家庭菜園を行うのであれば、できるだけ薬剤を使用しないで虫よけ対策をするのがよいでしょう。
室外機の近くに置くための対策
集合住宅の場合、ベランダに室外機が設置してあることも珍しくはありません。しかし、室外機はある程度熱を持ちますし、エアコンを使用すればファンが回って熱い風が吹き出してきます。よって室外機の近くに植物を置くと、きちんと育たないこともあるのです。そんな人におすすめなのが、室外機カバーを使用する方法です。室外機カバーを使うことで、室外機の上に置いても熱の影響を受けにくくなります。
風も一定の方向に逃がすことができるので、風が来る場所を避けてプランターを配置すれば、狭いスペースでも有効活用できるでしょう。見た目も室外機カバーを付けることでよくなります。このように室外機カバーはメリットが多いのですが、注意するべき点もあるのです。それは水やりをするときには、プランターをいったん下さなければいけないのです。そのため、小さな鉢をたくさん置いてしまうと、少々水やりが面倒になります。
【室内で家庭菜園を楽しむ】
賃貸住宅の中には、ベランダがない物件も存在していますし、ベランダにプランターを置きたくないと考えている人もいるでしょう。このような場合には室内で育てるようになりますが、実は室内でも家庭菜園を楽しむことができるのです。
日照不足問題を解決する
室内で家庭菜園をする場合、日照不足で育たない植物もたくさんあるので、このような植物を育てようとしても失敗する可能性が高いでしょう。窓際に植物を置くスペースがあり、しっかりと日光が注ぎ込んでくるならよいのですが、必ずしもこのような場所がるとは限りません。そこで日照不足を解決するのに最適なアイテムがあるのですが、それは植物育成ライトを活用する方法です。
植物育成ライトとは、日光に近い光を当てるために作られた物で、使用すれば日光に当てているのと同じような効果が得られます。これなら日が当たらない場所で日光を必要とする植物を育てることも可能です。種類もたくさん出ているので、自分が育てようと考えている植物に適しているライトを購入しましょう。植物育成ライトの点灯時間なども考えて活用しないといけません。植物育成ライトを置くスペースもきちんと確保する必要があります。
虫湧きや汚れを防げる水耕栽培
家庭菜園はしてみたいけれど、外に置ける場所がないから難しい、室内だと土に虫が湧いたりこぼしたりしたときに掃除が大変だから嫌だと考えている人もいるでしょう。そんなときには水耕栽培を行うのがおすすめです。水耕栽培は土を一切使用しないので、土を触りたくないという人や、虫が発生するのが嫌だという人に向いているでしょう。水耕栽培は市販のスポンジを使用して行う方法がよく知られています。
もしくは水耕栽培専用のキットも販売されているので、キットを購入して手軽に始めるのもよいでしょう。他にもハイドロボールやミズゴケを使用する方法もありますが、ミズゴケの場合には臭いが気になる人もいますし、ハエが発生することもあります。虫湧きを完全に防ぐのであれば、スポンジやハイドロボール、ビー玉などを使った方法がよいでしょう。ただ水耕栽培で育てられる植物は限られていますし、水をこぼして室内を汚さないように注意しないといけません。
【賃貸住宅でも出来る家庭菜園】まとめ
たとえ狭いスペースしかなくても、家庭菜園を行うことは可能です。狭いスペースを有効活用できるアイテムを上手に活用すれば、いろいろな種類の植物を育てられるでしょう。最近はインターネットでも家庭菜園関連のグッズを購入できるので、自宅でゆっくりと情報収集をしながら何を購入するべきなのか検討するのもおすすめです。自分のライフスタイルに合わせた家庭菜園を楽しみましょう。
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