「子育て中の方向け」実家の近くで賃貸物件を借りて親世帯と近居するメリットは?注意事項も併せて紹介!
親世帯と子世帯が片道1時間以内の距離に暮らす「近居」。
二世帯や三世帯の同居よりもハードルが低いことから、近年人気の暮らし方です。
この記事では、特に幼い子供を育てている世帯が実家の近くに賃貸物件を借りて親世帯と近居する際のメリットや、トラブルを避けてお互いに気持ちよく暮らしていくための注意点などをご紹介します。
-
担当者:吉田 政孝
天理に住んで早20年。天理市の地元オーナー様や商店街のスタッフの方たちが吉田を知っているといっても過言ではないほど顔が広い自信あり。プロのルームアドバイザーとして、お役立ち情報を発信中。
子育て世帯が親世帯と近居をする際のメリット
子供のお迎えを頼める・子供を預けられる
子供が急に体調を崩したとき、幼稚園や保育園などから呼び出しがあると、特に共働きの家庭ではお迎えの都合をつけるのも大変です。
そんな時に、おじいちゃんやおばあちゃんに代わりにお迎えに行ってもらえたら安心ですよね。
発熱などで子供が通園・通学できないときも、おじいちゃん・おばあちゃんが自宅で子供を見ていてくれたら助かります。
このように、特に共働きの家庭にとって、子供を安心して任せられる相手が近くに住んでいることは、大きなメリットです。
ただし、日常的に親に子供のお迎えを頼んだり預かってもらったりする場合も、「それが当然」だと思わないことが大切です。
特に、近居しているのが自身の親の場合、遠慮がなくなってしまい、感謝の気持ちを十分に伝えられていなかったり、親世帯が子供を預かることを負担だと感じていても気づけなかったりすることも。
知らず知らずのうちに、親との関係が悪化してしまうかもしれません。
きちんと感謝を伝えてコミュニケーションを取り、親が病気の際など、相手が困っている場面ではサポートをして、親世帯側だけが負担や不満を溜めないで済むよう、気を付けましょう。
また、子供を実家に預ける際、食事の際のルールや寝る時間のルール等について、自身の家でのルールと(子供にとって)祖父母宅でのルールが異なる場合、子供が混乱する場合があります。
子育て上のルールについても、予め親とよく話し合っておきましょう。
また、子供にも双方の家のルールの違いで困ったことがないか、負担がかかっていないか、日頃からまめに確認するよう心がけましょう。
親世帯のサポートをしやすい
まだ幼い子供を育てている世帯の親は、元気な方も多いでしょう。
しかしだんだんと年を重ねていくと、体調面で不安なところや、生活上不便になることも増えていきます。
近居をしていれば、親の体調や困っていることがないかをこまめに確認することが可能です。
また、台風や大雨、地震などの非常時に親の様子や備えが気になるときも、近くに住んでいればすぐに確認や声かけをすることができます。
ただし、自身に兄弟姉妹がいる場合、親に介護が必要となったとき、なし崩し的に介護のメインの担い手にされてしまう可能性があることには注意が必要です。
親のサポートをどのように分担するかは、金銭面も含めて、予め話し合っておくことが望ましいでしょう。
同居よりも適切な距離を保ちやすい
前述した二つのメリットは、同居する際のメリットとしてもよく挙げられるものです。
しかし、同居している子育て世帯の中には、「子供を預けられることや、親の様子が見られることは良い点だけど、親世帯との生活スタイルやリズム、生活上のこだわりがあれこれ違ってストレス…」と感じている人も少なくありません。
もし、親世帯と同居をするか、近居にするか悩んでいる場合は、まずは賃貸で近居を試してみることもおすすめです。
三世帯で暮らすための家を新しく建てたあとで一緒に暮らすことが難しいとわかった場合は、金銭的にも精神的にも、別居に戻るハードルが高くなります。
まれに訪問しあう間柄のうちは目立たなかったお互いがストレスを感じるポイントも、距離が近くなると見つけやすくなるもの。
すぐに同居を始めるよりも、まずは近くで別居する状態から始めた方が、お互いが気持ちよく過ごすためのポイントについて、話し合ったり対処したりしやすいでしょう。
子育て世帯が親世帯と「近居」をする際のポイントは?
◎内
ここまでご紹介してきたように、子育て世帯にとってもメリットが多い近居ですが、ポイントを抑えないとどちらかの世帯がストレスを溜めてしまったり、関係が悪くなってしまったりすることも…。
近居を始める前に、ポイントを確認しておきましょう。
近居を始める前に、予め親世帯とよく話し合っておく
それぞれの世帯が「普通」「当たり前」だと思って行うことが、もう一方にとってはストレスになってしまうことも少なくありません。
お互いの家を訪問する際のルール(例:連絡なしの急な訪問は避けるようにする、訪問可能な時間帯を限定しておく)や、金銭負担のルール(例:実家で預かってもらった際の子供の食事やおやつの費用をどちらの家が払うか)などを決めておくと良いでしょう。
必要があるときには、断ることも遠慮せずに行う
先方が善意で申し出てくれていることだとしても、全てを受け入れていくと適切な距離感を保つことができません。
例えば、子育てのために金銭的な援助を親が申し入れてくれたとしても、それを全て受け入れる必要はありません。
「お金を出した分、教育方針について口を出す権利がある」と考える親もいるため、過干渉に苦しむ結果となる場合もあります。
気になったことなどを率直に言い合える対等な関係を保ち続けるためにも、必要なときには断る勇気を持ちましょう。
近居をする相手が義両親で、直接断りを入れるのが心苦しい場合は、配偶者に代わりに要望を伝えてもらうこともおすすめです。
自分の親の実家の近くに住む場合、自身の配偶者や子供とのコミュニケーションも怠らない
自分にとっては居心地が良く勝手のわかっている実家だとしても、配偶者は気を遣う場所・行くのがストレスになる場所だと考えていることも少なくありません。
また、夫婦のどちらかがあまりに親の家ばかりで時間を過ごしていると、パートナー同士のコミュニケーションの時間が減ってしまいます。
相談したいことが報告したいことがある際に夫や妻と話せないことで、パートナーがストレスを溜めてしまうことも少なくありません。
自身は常に実家でくつろいで、子育てはパートナーに任せきり…という事態も、絶対に避けなければなりません。
親世帯との密なコミュニケーションも大切ですが、パートナーや自身の子供とのコミュニケーションの時間もないがしろにしないように気をつけましょう。
容◎【実家の近くで賃貸物件を借りて親世帯と近居するメリットは?】まとめ
この記事では、子育て世帯が親世帯と近居する際のメリットや注意点などをご紹介しました。
・近居は、親世帯と適切な距離を取りながら、子育てのサポートを受けたり相手をサポートしたりできる、近年人気の暮らし方
・親世帯と同居を始めるか悩んでいる場合は、実家の近くに賃貸物件を借りて、近居から試してみることもおすすめ
・近居を始める前も始めた後も、親世帯やパートナー、自身の子供と密にコミュニケーションを取って、誰かに負担や不満が集中せず、対等な関係でいられるように気をつける
奈良県内のご実家近くで賃貸を探している子育て世帯の方は、ぜひ一度「賃貸のマサキ」にご相談ください。
ご希望のエリアや条件などをお伺いしながら、理想のお部屋探しのお手伝いをいたします!
関連記事
【二世帯住宅は一戸建がおススメな理由とは?】メリット・デメリット交えて解説≫
【後悔しない物件選びの方法とは?】お部屋探しのチェックポイントと失敗例≫
【子供との生活】いつが引っ越し・住み替えどき!?≫
【共働き世帯の子育てに適した賃貸の選び方とは?】注意点など解説≫
【実家の近くで一人暮らしをする必要ある?】メリットとデメリットを解説≫
-
担当者:吉田 政孝
天理に住んで早20年。天理市の地元オーナー様や商店街のスタッフの方たちが吉田を知っているといっても過言ではないほど顔が広い自信あり。プロのルームアドバイザーとして、お役立ち情報を発信中。