共働き世帯の子育てに適した物件の特徴は?子どもの騒音トラブルは大丈夫?
共働き世帯のお住まいは間取りだけでなく、勤務先や食品が購入できる商業施設までの距離、保育園や学校までの距離を考慮して選びましょう。
もちろん施設の有無だけでなく、物件に家事が楽になる設備や安全機能が備わっていれば育児がより楽になります。
夫婦共に働きながら育児をする家庭は年々増加しています。
家事と仕事を両立させるために、賃貸マンションやアパートをお探しの場合は家事や育児の負担を軽減できる環境が揃った物件を選ぶことが重要です。
学校や幼稚園の送り迎えや夜中でも利用できる設備の有無など、様々なポイントに絞って物件を選んでみましょう。
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担当者:木寅昌紀
生粋の奈良県民の私が宅地建物取引士や賃貸経営管理士の目線で奈良の賃貸情報や暮らしの事、エリア情報まで幅広く発信します!
共働き世帯が賃貸マンション、アパートに住む利点とは?
マンションやアパートなどの集合住宅には同じ年代や子育て世帯の方が住んでいる方が多い場合、お子様だけでなく親世代も友達が作りやすいです。
子育てについての相談ができるだけでなく、お子様も同じマンション内で同世代の友人を作ることができます。
さらに同世代のお子様が多いマンションやアパートであれば、建物内まで一緒に登下校ができるため安全です。
子育てに適した物件を選ぶ方法は?
室内の広さや設備の充実性を選ぶ基準にしてしまいがちですが、まずは物件の周辺にある施設を調べてみましょう。
駅や会社、商業施設への距離が遠い物件を選んでしまうと、毎日の通学や通勤が非常に不便になってしまいます。
保育園や学校に近い場所の物件を選ぶ
子育てをしながら仕事を続けるためには自宅と勤務先の距離だけでなく、お子様が通う保育園や学校の距離も考慮しなければいけません。
自宅と勤務先の距離が近ければすぐに家事や子育てに取り掛かることができますし、さらに保育園や学校が徒歩圏内にあれば送り迎えが楽になります。
幼稚園や学校に近い賃貸物件を確保できなくても、スーパーや大型商業施設に近ければ日用品の補充が簡単になり、家事の負担を軽減できます。
また、お子様は体調をくずしやすく、定期的な検診や予防接種を受ける機会も多いです。
病院や診療所に近い物件を選ぶことで、定期的な通院も楽になります。
設備が充実した物件を選ぶ
ストレスを溜めないように子育てをするためには家事や仕事の負担を減らし、心に余裕を持てる環境を作ることが大切です。
家事を助けてくれる設備が整っていれば、毎日のお掃除やお料理が簡単になるでしょう。
キッチンだけでなくお風呂周りであれば追い炊き機能や浴室乾燥機能がついた物件を選ぶことで、帰宅が遅くなりやすい共働き世帯でも快適な生活を過ごせて大変重宝するでしょう。
宅配ボックスがあれば仕事で不在のときも荷物を受け取れるため、再配達を依頼する手間が省けます。
いつでもゴミ出しが可能なマンションを選ぶ
ごみステーションでは決まった曜日や時間帯に出すことが決められていますが、マンションのゴミ置き場はいつでも出すことが可能です。
夏場で生ゴミを溜めておきたくない場合や、早朝や深夜にゴミを出せない場合は大変便利です。
公園が併設された集合住宅を選ぶ
大きなマンションの敷地内には公園が併設されていることがあります。
敷地内に公園があればお子様を連れて行く手間が掛からず、気軽に外で遊ばせることができます。
桜やツツジなど季節の花が植えられた公園があればお子様と一緒に四季を感じることもできるでしょう。
マンションで子育てをするときの4つの注意点
お子様に近隣の方へ迷惑を掛けないマナーやルールを教えることはもちろん大切ですが、それでも完璧にトラブルを防止することはできません。
お子様への注意だけでなく、室内や周辺環境をチェックし事故や苦情の元となりそうな箇所を把握して対策をする必要があります。
子どもの騒音
マンションのお部屋を借りたいと思っていても、お子様が走り回ったり遊んでいる音で下の階に住む住民から苦情が来ないか不安を覚える方もいらっしゃるかもしれません。
集合住宅である以上、最大限の配慮をしても他人の生活音が隣の部屋に響いてしまうことがあります。
足音によって下階の住人に迷惑を掛けてしまうだけでなく、ドアを閉める音やおもちゃの落下音などにも配慮をしなければいけません。
お子様とお話をして騒音を立てないようにしてもらうことも大切ですが、フローリングにウレタンのマットを敷いたり、お子様を外に連れ出してたくさん遊ばせるなどの工夫をしてみましょう。
子どもの転落
マンションの上層階はベランダから良い景色が見られるだけでなく、日当たりも良いので人気です。
しかし小さなお子様がいる場合はベランダからの転落の危険性があるため注意が必要になります。
上層階のお部屋に住む場合は子どもがすり抜けられる隙間を塞いだり、踏み台になるような椅子や箱を置かないようにしましょう。
お子様がベランダで遊ぶときは、お子様から目を離さないようにして見守ることも大切です。
子どもの成長を想定して間取りを選ぶ
お子様の成長につれていつも家族と一緒にいられるスペースだけでなく、プライバシーが守られる子ども部屋が必要になるかもしれません。
数年後にお引越しをする予定であれば個室は必要無いかもしれませんが、長期間住む予定であればお子様の成長を考慮しながらお部屋を選んでみましょう。
子育て世帯に人気がある間取りはキッチンからリビングにいる子どもの様子が伺えるセミオープン型のキッチンがついたお部屋です。
子どもの様子を見られるだけでなく、リビングでくつろいでいる家族とのコミュニケーションもとりやすい間取りだと言えるでしょう。
ご近所付き合いにも配慮をする
子どもと暮らしていることを周辺の住民にも理解してもらうために、引っ越した直後は住民に挨拶をしておきましょう。
同じく子育て中の方と仲良くなればもしものときにお子様のお世話を任せることができますが、仲良くなりすぎて距離が縮まりすぎると失言などのトラブルも発生しやすくなるため、常に礼儀正しい態度で挨拶やお話をすることを心掛けましょう。
共働きの子育ては母親と父親で協力する
経済的な責任は父親が中心であるご家庭もあるかもしれませんが、それでも母親に任せっきりの子育ては避けるようにしましょう。
家事を率先して行うようにしたり、母親の悩みを積極的に聞いて解決策を一緒に考えるなど、夫婦が一緒に家事や育児をする意識で取り組んでみましょう。
平日に家事をする時間を取ることが難しければ休日に家事を行い、相手に家事育児の負担を背負わせすぎないようにしましょう。
【共働き世帯の子育てに適した賃貸の選び方とは?】まとめ
子育てとお仕事の両立は非常に大変ですが、うまく両立させることで仕事のやりがいやお子様の成長を感じることができます。
お住まいの周辺環境や設備が整った物件を選ぶことで家事や育児の負担を軽減することができますので、ぜひ今回ご説明したポイントを目安にしてお住まいを探してみましょう。
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担当者:木寅昌紀
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