子育て世代に伝えたい失敗しない保育園選びのコツは?
お子さんの健やかな成長を望むうえで一大イベントとなるのが保育園選び。
どのようなところを選べば失敗したと感じずに済むでしょうか?
早めに情報収集する事が全てのカギとなります。
そしておすすめの立地は「駅近」が便利。
駅近の園をうまく見つける方法は3つ。
①インターネットで検索してみる
②実際に見学に行ってみる
③求める条件に優先順位をつけておく
その他立地や重視しておきたい大事な条件、求める条件に合った保育園をうまく見つける方法など、詳しく解説していきます。
Web担当者:出口晏奈
かわいいものや流行に敏感な私が奈良に関する情報からお部屋にまで様々な情報分かりやすく発信していきます!
保育園は駅近がおすすめ!
小さなお子さんがおられるご家庭において、子どもを通わせる保育園選びは頭を悩ませる重大なトピックスだと思います。
大切なお子さんがほぼ毎日そこで日中の時間を過ごすことになるわけですから、お子さんにとって合った環境であるかどうかを考えるのはもちろんですし、親御さんが忙しい合間をぬって日々送り迎えをすることになるので、それに適した立地であるかどうかなどもよく考えなくてはいけません。
もちろんご家庭によって事情は様々ですが、保育園の場所を考える際にぜひおすすめしたい条件は「駅近であること」です。
駅近の保育園を選ぶメリットは何といっても利便性の高さです。
例えばお仕事をしながら子育てをされている親御さんならば、駅近の保育園であれば通勤の行き帰りに寄りやすいので毎日の送り迎えで生じる負担を大幅に減らすことができます。
駅のそばには大きめの商業施設や商店街があることが多く、送り迎えのついでにお買い物を済ませてしまうのにも便利です。
また、場所によってはいわゆる一般の保育園のほかに「駅型保育園」という選択肢もあります。
駅型保育園とは鉄道会社が運営している保育施設のことで、駅ビルなど駅施設の一部として開設されています。
ですから駅近のメリットを存分に受けられることは言うまでもなく、さらに、認可外ではあるものの自治体からの助成を受けている「準認可保育園」であることが多いというのも大きなポイントです。
保育士さんの数や設備など保育環境において一定の基準を満たすことで準認可という形になっているので、お子さんを通わせるうえでひとつの安心材料となります。
鉄道会社がとくに力を入れている園であれば、親子で楽しめてなおかつ他の子育て世代の方々と気軽に情報交換や相談が行えるコミュニティカフェが併設されていたり、年老いた両親のフォローもしやすいよう高齢者福祉施設と一緒になっていたり、複合的に手厚くサポートを受けられる環境が整っていることもあります。
駅近の園をうまく見つける方法
駅近の保育園がおすすめであるという話はしましたが、ではどうすれば上手に駅近の保育園を見つけられるか、押さえておくべきポイントを確認していきましょう。
①はじめにインターネットで検索してみる
まずは生活圏内にある保育園の情報を一気に集め、比較検討するのが肝心です。
やはりこれにはインターネットを活用するのが便利です。
多くの保育園はウェブサイトを開設するなどしてネット上で情報発信をしていますから、例えば地図サービスで検索してご自宅や最寄り駅周辺にある保育園をリストアップしたのち、個々の施設についての情報をひとつひとつ調べて比較していきましょう。
教育方針・食育方針・保育内容・延長保育の時間など大事な情報が多数ありますので、メモを取っていきながら丹念に見ていくことをおすすめします。
保育園自身が発信している情報のほかに、実際にお子さんを通わせた経験のある方々の口コミ・評判を確認することも大切です。
個々人の実感にもとづいたものなので何もかも鵜呑みにするのは良くありませんが、施設公式のウェブサイトだけでは見えてこない詳細な情報や、よりリアリティのある視点からの意見を確認できうる貴重な情報源と言えるでしょう。
②実際に見学に行ってみる
もちろんインターネットだけでは見えてこない情報もあります。
園内がどういう雰囲気か、保育士さんはどんな感じなのか、掃除や設備の管理は行き届いているのかなど、実感をともなった部分を確認するにはご自身で見学に行ってみるのが一番手っ取り早い方法でしょう。
ただしどこもかもを見に行く余裕を確保するのはなかなか現実的ではありませんし、色々見た結果逆に決めかねてしまう恐れもあります。
あらかじめインターネットで得た情報を元に候補をいくつか絞ったうえで、さらに絞りこむための判断材料として見学に行くようにすると決断がしやすいと思います。
③求める条件に優先順位をつけておく
お子さんを安心して快適に通わせるためには様々な条件が整っているに越したことはありません。
ですが何もかもを求めてしまうと、どの保育園の情報を見ても「ここが求める条件と違う」となって選べなくなってしまいます。
ですから、「この条件は外せない。これを満たしているのならこっちはまあ無くても妥協する」といった風に条件には優先順位をつけて考えることをおすすめします。
仮に駅近を最優先に考えるのであれば、駅の周辺には様々な施設や建物が密集しやすい関係でどうしても郊外の保育園に比べると敷地は狭くなりがちです。
となると園内の広さは二の次と順位づけておいたほうが選ぶのはスムーズになります。
外せない条件が増えれば増えるほど、求めるものをすべて満たした保育園を探すのは困難になります。
そうなるとせっかく良い条件の揃った保育園の情報を見過ごしてしまうことにもなりかねませんから、最優先の条件以外はある程度柔軟に考えたほうがよいでしょう。
保育園選びで目を向けるべきポイントは?
続いて、保育園を選ぶうえで立地以外にはどういったところに目を向ければよいかのポイントをご紹介していきます。
保育園の種類
まずは保育園の種類。
実はひとくちに保育園と言っても大まかに分類すると3つの種類があります。
それぞれに違った特徴がありますので、各ご家庭の状況に合ったものを選びましょう。
1つ目は「認可保育園」
こちらは児童福祉法にもとづいた国の設置基準をクリアしているという認可を受けた保育園のことを指します。
認可は各都道府県の知事によって行われます。
国が定めた設置基準をきちんとクリアしているということで、サービスの品質や施設の管理状態が良い保育園であるというひとつの信頼できる指標になります。
また、この認可を受けている保育園は国からの補助金を受けられるので、保育料が安くなるというメリットも大きいです。
ただし必然的に入園希望者が殺到し、競争率が大変高いものになりがちです。
2つ目は「無認可保育園」
無認可というと良くない聞こえに思えますが、こちらは国によって定められた基準とはまた違った独自の方針にもとづいて運営されており、英語教育を重視したりクラブ活動に力を入れたり、認可保育園にはないその園だけの強み・カラーを前面に打ち出しているところが多いという特徴があります。
いっぽうで、補助金を受けて運営しているわけではないので認可保育園に比べると保育料は高くなる傾向にあります。
開園時間に厳密な決まりがなく保育時間や保育日数という面である程度融通を利かせてくれる園も多く、毎日仕事で忙しいご家庭などには大きなメリットとなるでしょう。
3つ目は「認証保育園」
これは東京都独自の制度で、都が設けた基準を満たしている保育園のことを指します。
国の定めた認可条件のひとつに園内の広さに関する基準があります。
しかし東京のような建物が密集する大都市においてはその広さを確保することがそもそも難しく、新たに国の認可を受けるうえでの大きな障壁となっています。
そういった背景から、都において基準を定め都が補助金を出すという形で運営されるのが、この認証保育園です。
保育料は認可保育園ほど安くはならないものの、都から補助金を受けているため無許可保育園に比べると安い傾向にあります。
保育方針などについても認可保育園と無許可保育園の中間のような位置づけになります。
その他の重要な条件
保育園選びにおいてやはり最も重要視されがちなのは立地ですが、その他の重要な条件についても考えてみましょう。
開園時間や延長保育の有無については、お仕事や家事などと育児を両立させるにおいて大切な要素です。
自分の生活サイクルと照らし合わせて子どもを預けやすいかどうか、重要視される方は多いようです。
それ以外で見逃せないのは、子どもが過ごす園内の環境のこと。
園としての保育レベルがどの程度なのかや、保育士の人員は足りているかなどです。
これに関してはなかなか明確な情報として拾いにくい部分であるため、実際にお子さんを通わせたことのある方々の口コミ・評価が大きな意味を持つところです。
また、もし園に預けている最中にお子さんが体調を崩したりケガをしたりということがあった場合に、周辺の病院と密に連携がとれる環境であるかどうかなどといったところも、短くない時間子どもを託す場を選ぶうえではぜひチェックしておきたいところです。
子育て中の物件選びのコツは?
保育園選びの話とは少しずれてしまいますが、大人だけで生活するうえでの利便性と小さな子どもと生活するうえでの利便性は必ずしも一致しない部分があります。
子育て中には子育て中ならではの物件の選びかたがありますので、簡単に見ておきましょう。
①お部屋の階数
マンション・アパートなど複数の階層がある集合住宅において、防犯上の理由などから一般的に人気があるのは2階より上にあるお部屋です。
ですが、もし地震や火事などの災害が起こった時に小さなお子さんをつれて逃げるのは想像以上に大変なことであり、階数が上のお部屋であるほど避難に時間がかかりやすくなります。
そう考えると子育て中のご家庭においては、1階に住むという選択肢も考えたほうが良いかもしれません。
集合住宅において気になりがちな階下へ響くお子さんの足音も1階であれば気にする必要がないため、騒音トラブル防止に心を割く負担を大きく減らすことができます。
②間取り
お子さんを遊ばせるスペースを確保する上でおすすめなのは和室です。
洋室のフローリングに比べて和室の畳はクッション性があり、お子さんが転んだりしてケガをするリスクを減らせますし、床へ響く騒音も軽減することができます。
ですから、子育て中の物件選びは和室のあるお部屋を探すと良いでしょう。リビングと和室が隣接しているお部屋であれば、子どもの様子を見つつ家事ができるのでなお安心です。
また、お子さんが成長するにつれどんどん荷物が増えていくことになるので、収納スペースに余裕を持たせておくことも大切です。
今ある物を収めてもなお、ゆとりが持てるほどの収納力があるお部屋を選びましょう。
子育て支援住宅について
子育て中の物件選びの選択肢として「子育て支援住宅」を探すのもおすすめです。
子育て支援住宅とはその名の通り、快適で安心した子育てができるようにというところに主軸を置いて室内や周辺の環境が整備された住宅のことです。
ベビーカーが通りやすいように廊下を広くするなど、様々な工夫がなされています。
子育て支援住宅は民間の動きだけではなく、東京都の「東京都子育て支援住宅認定制度」をはじめ自治体レベルで普及促進への取り組みが積極的に行われています。
並行して子育て中のご家庭が利用できる補助金制度を設けている自治体もありますので、お住まいの自治体の施策について情報収集を行い、活用を検討するとよいでしょう。
まとめ~「保活」成功のカギは早めの情報収集~
いかがでしたでしょうか。
今回は子育て世代の保育園選びについてポイントを見ていきました。
お子さんの保育園への入園が決まる(内定)までの活動を就活になぞらえて「保活」と表現することがあります。
わが国の現状として、子どもの数に対して保育園の数が少なかったり保育士が人材不足であったりという実態があり、残念ながらスムーズに保活を成功させるのはなかなか簡単なことではありません。
そこで保活成功のカギを握るのは、情報収集の早さです。
お子さんの保育園を選ぶにおいて考慮すべき情報量は少なくありませんから、早めにかつ丁寧に情報を集め整理しておくことが大切です。
見学をしたり送り迎えの経路を確認したり、できれば妊娠中から動き始めておくことが望ましいと言えます。
とくに認可保育園に関しては、場合によっては入園する前年の秋ごろには自治体のサイトにて募集要項が閲覧できるようになり、11月までには申し込みが必要なこともあります。
早め早めから余裕を持って情報収集を行い動き出すことこそが、保活を成功させるうえでとても肝心なのです。
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