奈良市の待機児童はどうなっている?現状と待機児童ゼロを目指す今後の取り組みについて
厚生労働省の各市区町村の「子育て安心プラン実施計画」によると、2023年4月の奈良市の待機児童は16人で2022年は8人でしたが、2021年4月の待機児童は22人なのでこの時と比べると減少している事が分かります。
※出典:こども家庭庁
保育所等待機児童率は2021年4月の0.5%から2022年4月は0.4%へと改善されており、今後待機児童は減少すると見込まれています。
奈良市ではこれまで「子ども・子育て支援新制度」を導入し、子育てがしやすい環境づくりに取り組んできました。
今後も待機児童ゼロを目指して様々な政策に取り組んでいきます。
奈良市では、全国的な問題となっている少子化対策を進めると同時に、待機児童の解消に向けて様々な取り組みをおこなっています。
特に待機児童問題は早期に解決しなければいけない課題として位置づけ、保育園の増設や保育士の待遇改善などに積極的に取り組んでいます。
ここでは、奈良市の待機児童の現状と、解消に向けての取り組みなどをご紹介します。
奈良市の待機児童数は?減少推移している?
各市区町村の「新子育て安心プラン実施計画」では、2023年4月の待機児童数は16人でした。2021年4月は22人でした。
その内訳は2023年「0歳児1人」「1・2歳児15人」「3歳以上児0人」となっており、2021年の「0歳児2人」「1・2歳児16人」「3歳以上児4人」と比べると、年齢によっては半数以上減少しています。
このままでいけば数年で待機児童ゼロが実現すると思われます。
また、保育所等待機児童率も2021年4月の0.5%から2022年4月は0.4%へと改善されていますから、奈良市が取り組む待機児童対策は着実に効果を上げているように思われます。
ちなみに保育所等とは、保育所、幼保連携型認定こども園、幼稚園型認定こども園、地方裁量型認定こども園、小規模保育事業、家庭的保育事業、事業所内保育事業、居宅訪問型保育事業を含めたものになります。
そのため、すべての世帯で希望通りの施設に入所できているわけではありませんが、共働きの家庭にとっては少しでも待機児童が解消されることは、喜ばしいことではないでしょうか。
子ども・子育て支援新制度の導入によって進む待機児童対策
奈良市では待機児童の解消を含めた子育て環境改善のために、「子ども・子育て支援新制度」を導入しています。
子ども・子育て支援新制度とは、2012年8月に成立した「子ども・子育て関連3法」に基づき、一人ひとりの子どもが健やかに成長することができる社会を目指し、幼児期の学校教育や保育、地域の子ども・子育て支援を総合的に推進することを目的とした取り組みのことです。
この新制度のもと、奈良市は待機児童の解消のために幼稚園と保育所の良さをあわせ持つ「認定こども園」の普及を進め、保育の受入れ人数を増やすとともに、子どもが減少傾向にある地域の保育を支援しています。
具体的な政策として、2019年11月にソフィア富雄保育園、12月に登美ヶ丘マミーズ保育園を開園するなど、新たな保育施設の設置を積極的に進めています。
また、奈良市では長く懸念されていた保育士不足を解消するために「保育士宿舎借り上げ支援事業費補助金」を導入するなど保育士の待遇改善を進め、「私立幼稚園への運営費補助」を行うことによって私立幼稚園の経済的な負担の軽減を図っています。
そのほか、幼稚園や保育所等などを利用している家庭だけが対象ではなく、子育て中の保護者やその子どもが身近な場所で交流できるように、地域の中で「地域子育て支援センター」をはじめとする「子育て広場」を開くなど、子育ての相談や一時預かりの場を増やして地域の子育ての充実も図っています。
このような対策を通じて奈良市は待機児童の解消を目指し、また、子育てがしやすい環境づくりに取り組んでいます。
【奈良市の待機児童対策はどうなってる?】のまとめ
奈良市では、すべての子どもが今を幸せに生き、夢と希望を持って成長することができるような街の実現に向け、子ども・子育て支援を総合的・計画的に進めています。
その一環として待機児童問題は早期に解決されるべき問題として、様々な施策が行われています。
待機児童問題をはじめとする子育てへの不安によって、妊娠・出産をためらうご夫婦はたくさんいらっしゃいます。
そのようなご夫婦でも安心して暮らせる街づくりを目指して、奈良市は様々な改革に取り組んでいます。
出産・子育てを希望され、新たなスタートを検討されているご夫婦は、奈良市での新生活を検討してみてはいかがでしょうか。
奈良市の賃貸物件一覧はコチラ≫
関連記事
【奈良市VS磯城郡】住みやすさを徹底比較!子育て/治安/給付金情報など≫
【生駒市VS奈良市】住みやすさ徹底比較!口コミ・評判やスポット情報≫
【奈良市VS大和郡山市】住みやすさ徹底比較!口コミ・評判/治安/家賃相場まとめの記事≫
【奈良市VS天理市】住みやすさを徹底比較!メリット・デメリットなどまとめ≫
【奈良市vs桜井市】住みやすさ徹底比較!住環境・口コミ・評判ご紹介≫
奈良市のハザードマップ(地震・洪水・土砂災害)情報一覧≫
【失敗しない保育園選びのコツとは?】みつけ方やポイントをご紹介≫
菖蒲池駅の住みやすさは?家賃、治安、子育ての最新情報≫
尼ヶ辻駅の住みやすさは?家賃、治安、子育ての最新情報≫
西ノ京駅の住みやすさは?家賃、治安、子育ての最新情報≫
【ひとり親コンシェルジュとは?】奈良県がひとり親世帯向けに出張相談をスタート≫
【奈良っ子はぐくみ条例とは何?】取り組み内容を詳しく紹介!≫