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桜井市の待機児童はどうなってる?これからも待機児童数ゼロを維持するための施策とは
厚生労働省の各市区町村の「子育て安心プラン実施計画」によると、2022年4月の桜井市の待機児童は0人と、ここ数年は待機児童ゼロを続けています。
そんな桜井市ですが保育環境を取り巻く課題として、少子化と施設の老朽化を挙げています。
待機児童ゼロというのも深刻な少子化が背景にあることが考えられるため、今後は子育て世帯の転入に力を入れることが課題となっています。
また、桜井市では公立保育所のあり方について、未就学児の最善の利益を実現する観点から「桜井市立保育所・幼稚園のあり方に関する基本方針」を策定しました。
今後もこの基本方針に沿いながら、子育て世帯をサポートする体制づくりに取り組んでいきます。
桜井市の人口は2000年をピークに緩やかに減少を続け、それに伴い0~14歳の年少人口も減り続けています。
そのような状況下、桜井市の4月期の待機児童数はここ数年間、ゼロで推移しています。
子どもの数が減少しているため、ほかの地域と比べて保育所等への入所が比較的スムーズだということが考えられますが、保育環境の整備や保育士の確保など、桜井市では積極的に待機児童問題の解決に取り組んでいます。
ちなみに待機児童数というのは、保育所への入所を待機している子どもの数のことだけを指す言葉ではありません。
待機児童数というのは本来、保育所等待機児童数と言い、「保育所等」という言葉の中には保育所以外にも幼保連携型認定こども園や幼稚園型認定こども園、地方裁量型認定こども園、小規模保育事業、家庭的保育事業、居宅訪問型保育事業、事業所内保育事業など、さまざまな保育環境が含まれます。
ここでは、そんな桜井市の待機児童対策の現状や、これからの取り組みなどをご紹介します。
待機児童数ゼロの桜井市が抱える、保育環境を取り巻く2つの課題
現在、桜井市では待機児童問題が発生していないとはいえ、同市の保育所では、大きく2つの課題を抱えています。
一つは、少子化の問題です。
先述したように桜井市の人口は減少の一途をたどっており、公立の保育所を利用する児童は減少傾向にあります。
そのため、施設によっては、適正なクラス人数を確保することが難しい状況があります。
クラス人数が確保できないことにより手厚い保育はできるとはいえ、保育に欠かせない集団活動や年間行事などがおこなえないという弊害が発生しています。
また、もう一つの問題として挙げられるのは施設の老朽化です。
公立保育所の多くは老朽化が進み、施設の修繕費が膨らむとともに、施設の安全性の面でも課題が生じています。
また、少子化と施設の老朽化のほかにも、共稼ぎ家庭の増加、就労環境の多様化など、子育てをめぐる環境はここ数年大きく変化しており、それらへの対応も桜井市には求められています。
たとえば、これまで保育所等に子どもを預ける世帯というのは、両親ともに働いているために家庭内で保育ができないという状況が前提としてありました。 しかし、これからの時代は「保育所に預けたいから働く」「子育てに不安があるから預けたい」など、両親が子どもを預ける理由やニーズが広がりを見せることが予想されます。
そのため桜井市でも、待機児童ゼロという現状に満足することなく、新たなニーズにも応えられる体制づくりに取り組むことが大切だと考えられます。
保育環境の改善を図るために検討される、認定こども園への転換
このような状況を踏まえ、桜井市では公立保育所のあり方について、未就学児の最善の利益を実現する観点から、全市レベルで取り組みを推進していくことを目的とした「桜井市立保育所・幼稚園のあり方に関する基本方針」を策定しました。
基本方針の中では、
●子どもにとってより良い保育・教育環境の実現
●多様なニーズに対応した保育・教育サービスの提供
●小学校との連続性を意識した就学前教育のさらなる質の向上
●公立施設の役割と私立施設との相互連携
これら4つを就学前保育・教育を進める上での基本的な視点として捉え、「より良い保育・教育環境」を一体的に提供することをこれからの保育・教育の大きな課題として位置づけています。
また、桜井市では、就学前保育・教育ニーズの多様化への対応や、地域の子育て機能の向上、また、老朽施設建て替え促進などの観点から、これまでの保育所、幼稚園単独施設から認定こども園への転換を目指しています。
さらに適正なクラス規模・数を満たすことを基本に、子どもと保護者の居住状況、通園時間や地域特性などを勘案し、適正な保育施設数と配置を検討しています。
認定こども園のクラス数は、クラス替えできるよう歳児別に複数クラスを確保し、2040年度に0~2歳児、3~5歳児ともに2~3施設が最適であると考えられ、桜井市ではこの規模の認定こども園の設置を目指しています。
【桜井市の待機児童はどうなってる?】のまとめ
保育所というは、人としての基礎をつくる0歳から6歳までという最も大切な時期に一日の多くを過ごす場所です。
そのため、保育所では自主的、主体的な活動を大切にしながら興味や関心を育み、考える力や想像する力のちからを育て、子どもの幸せを願い、地域の方や保護者とともに子育てをすることが重要だと考えられます。
桜井市でも、このような観点から今後も真摯な姿勢で子どもの成長を支える保育事業に力を入れ、子育てに取り組む世帯が不安なく子どもを育てられる環境づくりをおこなっていきます。
現在、新居をお探しで出産や育児を控えているご夫婦は、桜井市での新生活も検討してみてはいかがでしょうか。
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