Web担当者:出口晏奈
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ツボを刺激して熱中症の初期症状を緩和
気温と湿度が上昇すると、熱中症になる危険性が増します。
主な対策としては定期的に水分補給をするなどがありますが、初期症状であればツボを押すことで熱中症を緩和することもできるのです。
そこでどこのツボが熱中症に効果的なのかを紹介します。
熱を冷ますことができる陽谷(ようこく)
初期状態の熱中症であれば、ツボを押すことである程度症状を緩和することができると言われています。
そこで熱中症に効果のあるツボがどこなのかを見ていきたいと思いますが、最初に紹介するのは陽谷というツボです。
この陽谷は体の熱を冷ます効果があると言われています。
そもそも熱中症は体内に熱が溜まることが原因なので、その熱を体外に排出できれば熱中症を緩和できるのです。
暘谷を探すには、手の甲を上に向け、手首の外側の部分に骨が出っ張っている箇所があります。
この出っ張っている部分のちょうど上側、小指のラインと薬指のラインが交差する部分がへこんでいるのがわかるでしょう。
この部分が陽谷と呼ばれているツボです。
比較的簡単に発見できるので、左右両方の暘谷を押してみましょう。
熱を冷ます効果だけではなく、動悸がするときにも効果的だと言われています。
精神を安定させる通里(つうり)
熱中症になると、頭がボーっとしたり判断力が鈍ったりすることもあります。
このような場合には、精神を安定させることが大切になりますが、そのツボが通里です。
通里を探すにはまず手のひらを上に向け、手首に注目しましょう。
手首には太いシワがあるのですが、小指側のシワから肘に向かって親指1本分のところが通里になります。
小指から手の淵をなぞるように手首の方へ移動させると探しやすいでしょう。
主に精神を安定させる効果が期待できるのですが、他にも熱を放出する効果が期待できます。
吐き気やめまいにも効果的な内関(ないかん)
吐き気やめまいなどの症状を引き起こすこともある熱中症ですが、吐き気やめまいに効果的と言われているのが内関と呼ばれているツボです。
内関は通里と同じように、精神を安定させる効果もあります。
通里に比べて比較的探しやすい場所にあるツボなので、通里の場所がわかりにくいときには内関のツボを押すのもよいでしょう。
内関の場所を探すには、まず手のひらを上に向けましょう。
このときに手首にあるシワに注目してください。
手首のシワは指先に近い場所が最も太くなっており、肘に向かってさらに2本の線が入っています。
指先に近い太い線が入っている部分から肘に向かって指3本分のところの中央に内関があります。
のぼせた状態を緩和できる湧泉(ゆうせん)
血液の循環をよくして、のぼせた状態を緩和してくれるのが湧泉というツボになります。
場所は足の裏の中心部分で、土踏まずの部分になります。
足にはたくさんのツボがあるので、場所を特定するのは難しい場所もあるのですが、湧泉は比較的わかりやすい場所にあるので、暑さでのぼせてきたと感じたら押してみるのもよいでしょう。
他の場所にあるツボよりも、少し強めに押すと気持ちよく感じます。
倦怠感や脳溢血などに効果を発揮する人中(じんちゅう)
場所が特定しやすい上に、簡単に押すことができるのが人中というツボです。
場所は鼻の下のくぼみ部分で、鼻と上唇のちょうど中間になります。
熱中症による倦怠感にも効果的だと言われていますが、他にも脳溢血や軽いめまいなどにも効果があると言われています。
他のツボがある場所がどうしても覚えきれないという人は、人中だけでも覚えておくとよいでしょう。
体温に影響が出る大椎(だいつい)
よく体温を下げるためには、首の裏側を冷やすとよいというのを聞いたことがある人もいるでしょう。
首の裏には大椎というツボがあり、体温に影響が出る場所と言われています。
特に体温を下げるのには効果的なツボで、熱中症でフラフラとしてきたときには大椎をマッサージしてみましょう。
マッサージではなく、タオルにくるんだ氷やペットボトルに入れた冷えた水などを大椎の部分に当てても効果的です。
最近は熱を冷ますシートなども販売されていますが、熱中症で気分が悪くなった場合やめまいがしてきた場合には、日陰で首の後ろの部分を冷やすとだいぶ楽になるでしょう。
大椎は首を前に倒したとき、首の後ろの骨が突き出す部分があります。
この骨のすぐ下の部分が大椎です。
首よりも少し肩寄りの部分になるので、いざというときのために探しておくのもよいでしょう。
汗をしっかりと出せる復溜(ふくりゅう)
汗は体温調整をするために重要な存在なのですが、体質によってはあまり汗が出ない人もいます。
暑い季節になって汗をあまりかかないと、体温の調整がうまくできなくて熱中症になりやすくなるのです。
このようにあまり汗をかかない人におすすめのツボが復溜です。
復溜は内くるぶしから指2本分上の部分にあります。
汗を出しやすくするだけではなく、腎臓の働きを高める効果もあると言われているので、試してみる価値は十分にあるでしょう。
汗を抑制する大包(だいほう)
汗をかきにくい人は、先ほど紹介した復溜というツボを押すのがよいのですが、逆に汗をかきやすい人の場合には、大包というツボを押すのがおすすめです。
汗をしっかりとかけば熱中症にもかかりにくくなるのに、何で汗を抑制するツボを紹介しているのかと疑問を持つ人もいるでしょう。
実は汗には大きく分けて2種類存在しています。
それは水のようにサラッとしており、それほど臭いがしない汗と、ドロドロで嫌な臭いがしており、塩分を大量に含んでいるしょっぱい汗です。
水のようにサラッとしており、それほど臭いがない汗はよい汗だと言われており、しっかりと体温をコントロールできるので、大包を刺激して汗を抑制する必要はありません。
それに対してドロドロとした臭いのきつい塩分を含んだ汗は悪い汗と言われていて、熱中症になりやすいのです。
もし自分は悪い汗をかいていると感じている人は、大包を刺激して汗を少し抑制してみるとよいでしょう。
大包の探し方は、まず脇の下に手を入れます。
親指と人差し指の間が脇の部分に当たるまでしっかりと手を入れた状態で、小指の先があたっている部分になります。
この部分も刺激をすることで効果が得られるだけではなく、冷やすことでも効果を得ることができるのです。
ちなみに汗を抑える以外にも、熱を放出する効果も期待できると言われているので、熱中症対策には効果的なツボだと言えるでしょう。
効果的なツボの押し方
せっかく熱中症に効果的なツボを見つけても、しっかりと押せなければ意味がありません。
そこで効果的なツボの押し方を紹介していきますが、とても簡単なのですぐ覚えられるでしょう。
ツボを押すときには、いきなり強く押すのではなく、ゆっくりと力を強めていくのが基本です。
3秒ぐらいかけてちょうどよい強さにするのがよいでしょう。
あまり強すぎてもいけませんので、僅かに痛いぐらい、そして気持ちよいと感じるぐらいの強さにするのが適切です。
ちょうどよい強さに調整し、3秒から4秒ぐらい停止します。
ツボを押したら3秒ぐらいかけてゆっくりと戻すのがよいと言われています。
合計で10秒ぐらいを目安にするとよいでしょう。
1回だけでは効果が薄いので、3回から5回ぐらいツボを押すのがおすすめです。
回数を増やしすぎると筋肉の組織をキズ付けてしまう可能性があるので、6回以上は行わない方が無難です。
熱中症の初期症状をツボで緩和できる?!まとめ
暑くなると熱中症になりやすくなります。
いざというときに備えて熱中症に効果的なツボを覚えておくと、初期症状であれば緩和できる可能性もあるでしょう。
ツボを押すときには僅かに痛くて気持ちがよいぐらいの強さに調節し、ゆっくりと10秒ぐらいかけて押すとよいでしょう。
これを3回から5回ぐらい繰り返します。
大椎などのツボは、刺激するだけではなく冷やすことでも効果が表れるので、ペットボトルの水などを冷やして持ち歩くと便利です。
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