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担当者:安達竜哉
特技は少林寺拳法!趣味は愛車のお手入れです!奈良の不動産情報に詳しい私が賃貸情報や暮らしに関する事などお役立ち情報を配信していきます。
「泥はね運転」で罰金を課せられることも!雨の日の運転には注意しよう
晴れの日と雨の日で運転に注意しなければならないポイントは全く異なります。
例えば、雨の日の運転では普段操作しないワイパーを動かしながら走行しなければなりません。
路面も雨によって滑りやすくなっておりますし、道路に溜まった水が跳ねて水しぶきを起こし、泥はね運転に繋がってしまうことがあるのです。
梅雨時期に続く豪雨により、道路に雨水が溜まって運転しづらい時期が続いていると思います。
雨の日の運転はスリップだけでなく、路側帯を歩く歩行者への配慮へも気を配らなければいけません。
もし走行中に道路の泥水が跳ねて歩行者の衣服を濡らしてしまった場合は、この運転は「泥はね運転」と呼ばれ、ドライバー側は罰金を課せられる場合があります。
今回は泥はね運転で発生する罰金額や対策方法についてまとめてみました。
泥はね運転の罰金額は?
泥はね運転は道路交通法の違反行為に指定されています。
違反とみなされた場合は違反点数を付与されることはありませんが、罰金額が課せられます。
・大型車:7,000円
・普通車・二輪車:6,000円
・原付:5,000円
この賠償金に加えて、衣服を洗濯するためのクリーニング代を請求される可能性もあります。
さらに、社名の入った営業車などで泥はね運転を起こしてしまった場合は、企業に賠償責任が課せられることもあり、会社のイメージダウンにも繋がってしまいます。
泥はね運転はドライバー側にも危険がある
泥はね運転は歩行者でなく、ドライバー側にも被害を与えることもあります。
例えば対向車の水はねがフロントガラスにかかると視界不良となり、前方が見えなくなって接触事故に発展することもあります。
そのため、雨の日は歩行者に水をかけないように注意するだけでなく、他のドライバーにも注意を払って運転しなければならないのです。
雨の日は普段よりも車間距離を開けて運転するようにしましょう。
水をかけてしまった場合はすぐに停車をして謝罪を
もし自分が泥はね運転をしてしまい歩行者をずぶ濡れにさせてしまった場合は、速やかに車を停車させて被害者に謝罪し、クリーニング代や賠償金の支払いについて話し合うようにしましょう。
被害届を出され裁判に発展するまえに、誠意ある対応と謝罪で解決させることが必要です。
泥はね運転の訴訟は難しいのが事実
車によってかけられた泥水で歩行者の衣服が汚れてしまった場合、民事上の損害賠償責任を問われることがあります。
ですが、水をかけられた被害で損害賠償請求をするためにはドライブレコーダーなどの動画や多数の証言など、水をかけられた事実を客観的に証明できる証拠が必要となります。
けれども、運転手側が歩行者に泥水をかけたことに気づかず、あるいは気づいていても走り去ってしまうことが多いです。
さらに、狭い道路で水溜まりを避けようがない状況だったり、水溜まりを通過するために徐行運転をすることが交通に支障をきたしてしまうといった要因があった場合は運転手に過失を認めさせることが難しくなってしまうのです。
歩行者側も突然水をかけられたことで車のナンバーや車種を特定することを忘れ、情報を把握できなくなり、泥はね運転を訴えることは困難であることが多いようです。
雨の日は路側帯をなるべく歩かないようにしよう
泥はねによる損害賠償の請求は判断が難しく、大きな手間と費用がかかってしまいます。
もちろん運転者側が歩行者のことを気遣うことが一番なのですが、万が一のことを考えて水濡れ対策をしておくことも大切です。
泥水がかからないように狭い路側帯を歩かないようにしたり、外出時には雨ガッパの着用や靴やカバンに防水スプレーをかけておくなど水に濡れない対策をしておきましょう。
泥はねを起こさないための運転方法とは?
車が時速40㎞で走行すると、水しぶきは歩行者の肩まで上がると言われています。
さらに路側帯だけでなく、車両方面には約2mまで水が跳ねることがわかります。
最低速度まで落として走行しても、歩行者を濡らしてしまうのです。
走行速度を時速10㎞までに落とすと、水はねが歩道に達することはありません。
ですが雨が降った日にずっと時速10㎞で走行するわけにはいきませんので、水溜りと歩行者を発見した場合は意識して速度を落として走行する必要があるのです。
雨の日の運転は泥はね運転以外にも注意が必要
雨の日の運転は道路が滑りやすくなることでスリップ事故や見落とし事故が多発しやすいと言われています。
雨が降るとワイパーや雨粒によってフロントガラスが見えづらくなったり、対向車のライトが見えにくくなることが原因の一つです。
スリップ事故
雨の日で起こりやすい事故の代表として、路面が滑りやすくなっているためにタイヤのブレーキが効かなくなる「スリップ事故」が挙げられます。
路面にある水によってタイヤが滑ってしまうことをハイドロプレーニング現象と呼びます。
教習所でこの現象について学ぶことがありますので、皆様もなんとなく聞き覚えがあるかもしれません。
これは走行中にタイヤと地面の間に溜まった水が入り込み、タイヤが水の上を滑ってしまう現象のことをいいます。
氷の上に立たされたように水の上を滑ってしまうので、ブレーキやハンドル操作が効かなくなってしまうのです。
このスリップを避けるためには、水溜りをなるべく避けて運転することが効果的です。
これは歩行者への泥はね運転予防にも効果的です。
もし水溜まりをよけにくい道路を走行している場合は、普段よりも速度を落として走行するようにしましょう。
雨の日のスリップ事故の原因で最も多いとされるのが速度オーバーによる転倒事故です。
晴れの日と同じような感覚でカーブに侵入するとタイヤが大きく横滑りをしてしまいます。
想定ルートより大きく外れてコントロールができなくなり、接触事故や転倒事故につながることが多いのです。
特に速度を時速60㎞以上で走行する機会の多い高速道路では要注意です。
速度オーバーによる事故を防ぐためには普段の走行時よりも車間距離を長めにとり、ブレーキを踏むタイミングを早めるようにしましょう。
溝の減ったタイヤは日ごろから交換しておくことも事故の防止につながります。
購入時よりもタイヤの溝が半分程度すり減っていると感じたら早めに交換しておきましょう。
タイヤの空気圧が減っている場合もタイヤが水を掻きだす力を発揮できず、スリップする原因へと繋がります。
タイヤの空気圧はガソリンスタンドなどで測ることができますので、給油する機会などに一度測ってみるとよいでしょう。
視界不良による衝突事故
雨の日は雨粒や視界の滲み、光の乱反射で非常に視界が悪くなります。
ワイパーの水を除去する力が弱くなっているなと感じたらメンテナンスを行うようにしましょう。
ワイパーがついていないサイドミラーにも要注意です。
後方を確認しようとしたら水滴で全く見えない、ということもあり得ない話ではないですよね。
出発前にサイドミラーの水滴を拭き取る、あるいはサイドミラーに防水加工を施すなど雨粒から視界を守る工夫をしてみましょう。
【泥はね運転には注意しよう】まとめ
雨の日に車を運転する場合は、水溜り付近に歩行者を発見次第、十分に速度を落として走行するようにしましょう。
水がはねて歩行者が濡れてしまうと道路交通法違反になる可能性があります。
そして、歩行者だけでなく、対向車の水撥ねは前方の視界を妨げるため、追突事故につながるおそれもあります。
ドライバーはこのような危険性があることを頭に入れて、雨の日は水溜まりや歩行者に十分注意して運転するようにしてください。
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