【電子レンジで火災発生!?】加熱のしすぎに要注意!
【温めすぎ・スパーク】電子レンジは火災に要注意!

電子レンジは生活に欠かせない家電のひとつです。
しかし近年、この電子レンジによる火災が増加しています。
間違った電子レンジの使いかたにより火災が発生しているということで、どのような原因で起こりどのように注意すべきなのか、詳しく解説してゆきます。

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賃貸専門家:安達竜哉
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電子レンジによる火災は年々増加傾向に!

冷めてしまった食べ物を温めたり凍った食材を解凍したり、料理の下ごしらえに使ったり……キッチンにおいて何かと大活躍してくれるのが電子レンジ。
最近ではインターネットや本などで様々なレンジ調理の時短レシピも出回っており、忙しい現代人にとってますます欠かせないものとなってきています。
そんな現状を反映してか、良くないデータもあります。
電子レンジから出火する火災の増加です。
東京消防庁によりますと管内にて発生した電子レンジの火災は年々増加傾向にあり、平成18年から平成24年までの7年間では1年間あたり平均19件だったのに対し、平成25年に29件に急増、そこから平成28年までの4年間では1年間あたり平均31件、平成30年のデータでは40件もの電子レンジ火災が発生しているという実態があるそうです。
この実態を受けて東京消防庁では、誤った電子レンジの使いかたをすることによって火災が発生していると注意を呼びかけています。
普段何気なく使っていることの多い電子レンジですが、実は使いかたを誤ってしまうとこのような危険もあるのです。
間違った電子レンジの使いかた、あなたはしていないでしょうか?
これから順を追って確認してゆきましょう。
電子レンジ火災の発生事例 原因は?

まずは電子レンジ火災の具体的な発生ケースをご紹介します。
①生のさつま芋を温めるために…
マンションの住民が生のさつま芋を温めるために電子レンジで10分間加熱をし、まだ温め足りなかったため5分間追加で加熱をセットし一旦その場を離れた。
すると異音が聞こえてきたため戻ってみると、さつま芋が燃えており電子レンジから煙が出ている状態になっていた。
②うっかりアルミ製レトルトパック食品を加熱
コンビニエンスストアの電子レンジにて、客がうっかりレンジ調理不可のアルミ製レトルトパック食品を加熱したところスパークが発生し、電子レンジの庫内上部の樹脂に着火。
出火し電子レンジから煙が出ているところを他の客が発見し、状況を知らされた店員が出火した電子レンジを控室に移動させて119番通報をした。
これら2つのケースには、電子レンジを使う時にしてはいけないこと・気をつけるべきことの一例がわかりやすく描写されています。
出火原因としては食品を必要以上に長い時間温めてしまったり(=過熱)電子レンジ調理不可の包装のまま電子レンジで加熱してしまったりしたことが挙げられますし、加熱中にその場を離れてしまいちゃんと食品の状態を確認していなかったことも火災につながった一因となっています。
①のケースについては、東京消防庁の検証実験によってさつま芋や中華まんなど一部の食品において、電子レンジで長時間加熱することで爆発的な燃焼が起こりうる恐れがあるということが明らかになりました。
実験のデータを参照すると、出力700Wでの加熱で焼き芋(120g)は6分26秒、生のさつま芋(170g)は11分30秒、肉まん(90g)は5分34秒、あんまん(110g)は7分37秒で出火が確認されています。
(注:あくまで1つの実験におけるデータです。「長時間加熱すると出火する」ということを証明するためのものであり、「この加熱時間を超えなければ大丈夫」というものではありません)。
長い時間加熱することによって食品中の水分が蒸発して、食品の炭化が進みます。
このとき発生する可燃性ガスが電子レンジの庫内に充満し、食品の炭化部分の帯電で起こるスパークがガスに引火、その結果爆発的な燃焼が起こると考えられています。
さつま芋や中華まん以外にも実験で出火が確認された食材はあったものの要した加熱時間が数十分もかかったため日常の調理での発生は想定しがたいということで、とくにさつま芋や中華まんの過熱には十分気をつけるようにと、東京消防庁では注意喚起しています。
②のようなケースはアルミなど金属の素材が用いられている容器やレトルトパック食品、袋の内側にアルミなどが貼られている冷凍食品を加熱することで起こります。
金属が帯電して発生したスパークが加熱中の食品の袋や電子レンジ庫内に付着している食品のかす・油などに着火し、出火するのです。
こうした包装に金属が用いられている食品は、パッケージにきちんと電子レンジ調理不可の旨が書かれていますので、パッケージの記載をよく確認し見落とさないようにしましょう。
どうしてもレトルトパック食品を電子レンジで温めたいのであれば、一旦お皿などに移してから温めましょう。
電子レンジ調理で気をつけるべきことは?

既に挙げた内容の繰り返しも含まれていますが、電子レンジで食品を加熱する際に火災などの事故を避けるための注意点をまとめておきます。
食品の加熱しすぎに注意する
一部の食品は、日常的な調理に用いるような加熱時間で過熱状態となり、発煙・発火する恐れがあります。
「高温になりやすいもの」「油がついているもの」「水分が少ないもの」「少量(100g未満)のもの」のいずれかに該当するような食品を電子レンジで温める際は注意しましょう。
先の話題で出てきたさつま芋は「水分が少ないもの」、中華まんは「高温になりやすいもの」にあたります。
電子レンジで温めてはいけないものに注意する
先に挙げたアルミなどの金属が用いられた包装や容器以外にも、電子レンジ使用不可のプラスチック容器をレンジで加熱してしまうことで容器が変形したり出火したりといったケースもあります。
また、卵や魚卵など殻や膜のついた食品は電子レンジで温めると内部が高圧・高温になり爆発の恐れがあります。
こういったものを温める際に電子レンジを用いるのは避けましょう。
電子レンジの庫内をこまめに清掃する
食品のかすや油などで庫内が汚れている状態のまま電子レンジを使用すると、加熱により炭化した汚れが原因となって発煙や発火が起こる危険性があります。
これは過熱状態になりやすい食品や温めてはいけないものに気をつけていても起こりうることなので、電子レンジの庫内はこまめに清掃し、出来る限り汚れのない状態で使用するようにしましょう。
ただし、メーカーや機種によって推奨される清掃方法が異なったり注意点があったりします。
取扱説明書に記載されているお手入れの方法はきちんと把握しておきましょう。
調理中はレンジのそばを離れないようにする
加熱中の食品に異常がないか様子を確認できるように、また、何か異常があったときにすぐ対処できるように、電子レンジ調理中は必ず誰かがそばに居る状態にしておきましょう。
火を使うわけではないため油断しがちですが、火災が起こりうるという点ではガスコンロと同じことです。
目を離さないようにしましょう。
電子レンジの周囲に可燃物を置かないようにする
周囲に燃えやすいものがあると、万が一電子レンジから出火した時に燃え移り、深刻な火災に繋がる恐れがあります。
うっかりや想定外で事故が起こりうる可能性は常に想定して、普段から電子レンジのそばに可燃物を置かないよう徹底しておきましょう。
もし電子レンジによる火災が発生してしまった時は、なんとか対処しようとあわてて扉を開けるのは絶対にやめてください。
外気中の酸素を取り込むことによって炎が爆発的に勢いを増す恐れがあります。
衣服に着火し死亡事故となったケースもありますので、扉は開けずにまず取り消しボタンなどで温めを中止し、電源プラグを抜いて火が収まるのを待ちましょう。
もし収まる気配がなければ、扉は閉めたままで消火器などの消火器具を準備しておきましょう。
並行して119番に通報するのも忘れないでください。
まとめ~いま一度取扱説明書の確認を~

いかがでしたでしょうか。
今回は電子レンジの火災について、発生原因や注意点を見ていきました。
誤った使いかたによって電子レンジの火災が起こるという話をしましたが、使いかたを誤らないために取扱説明書や本体に注意事項がきちんと書かれています。
事故の多くはそういった注意事項の確認不足や認識不足によって起こっているものです。
取扱説明書には注意して加熱するべき食品や加熱してはいけないものについて、お手入れの方法についてなど一通りのことが明記されていますので、今一度しっかり確認をして、安全に電子レンジを使用してくださいね。
せっかくとても便利なものですから、正しく活用しましょう。
電子レンジは正しく使えば安全でとても便利です。正しく活用してお料理を楽しみませんか?
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