【ペアガラスのメリットとは?】その種類とさまざまな効果をご紹介!
いろいろなメリットがあるペアガラス

部屋を探して情報収集をしていると、ペアガラスの物件を見かけることもあるでしょう。
あまり聞いたことがない人もいるでしょうが、ペアガラスにはいろいろなメリットがあります。
そこでどのようなメリットがあるのかを見ていきたいと思います。

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賃貸専門家:安達竜哉
資 格:宅地建物取引士・賃貸不動産経営管理士
賃貸不動産経営管理士の資格保有。特技は少林寺拳法とお部屋探し。奈良の不動産業界で10年以上、単身からファミリーの方など、年間で200部屋以上の仲介実績。特に奈良市内のマンション名を出して貰えれば殆どわかる自信あり。奈良市の賃貸事情に詳しい安達による、暮らしに関するお役立ち情報をお届け。
ペアガラスとは何か

ペアガラスというのは、別名・複層ガラスとも言われています。
名前の通り2枚のガラスで構成されており、内側のガラスと外側のガラスとの間に中空層が存在しているのも特徴です。
一般的なガラスは一枚ガラスや単層ガラスと呼ばれています。
それなら二重サッシではないのかと思う人もいるでしょうが、実はペアガラスと二重サッシは異なっている物です。
二重サッシは本来設置されているサッシの内側に、新たにもう1つ設置された物ですが、ペアガラスは2枚のガラスで1セットなので、当然サッシも1つしかありません。
そんなペアガラスにも二重サッシにもいろいろなメリットがありますが、今回はペアガラスのメリットについてみていきましょう。
なぜペアガラスが使用されている物件が増えているのかというと、それだけたくさんのメリットがあるからです。
ペアガラスの主なメリット

ペアガラスはたくさんメリットがありますが、どのようなメリットがあるのか確認してみましょう。
メリットがわかれば、ペアガラスの物件に興味を持つ人も増えるでしょう。
結露の発生を抑えてくれる
冬になって気温が下がってくると、窓ガラスに結露が発生するようになります。
結露は気温と湿度が大きく影響しています。
よくガラスのコップに飲み物を入れると、水滴がコップの外側に大量に発生することがありますが、結露も全く同じメカニズムです。
室内と外の気温差が大きくなり、室内の湿度が高まることでガラス表面の空気が冷やされ、結露が発生します。
結露はとても厄介な存在で、放置しておくと住宅の劣化や人間の体調にも影響するのです。
なぜなら結露で濡れてしまった部分を放置すると、その部分にカビが生えるからです。
カビは胞子をまき散らして増殖しますが、カビ胞子はアレルギーの原因にもなりますし、カビが生えた壁や床は劣化を早めてしまいます。
もし結露が発生したら、面倒でもしっかりとふき取るべきでしょう。
そんな厄介な結露ですが、ペアガラスであれば結露の発生を抑えることができるのです。
もちろん完全に防げるわけではありませんが、外側の冷たい空気がガラスの内側に通りにくくなることで、一枚ガラスよりは結露の量をかなり少なくできるでしょう。
省エネになる
ペアガラスは外側の冷たい空気が内側に通り抜けにくくなるので、結露の発生が抑えられるだけではなく、遮熱性にも優れています。
遮熱性に優れているということは、部屋の中の熱が外に逃げにくくなるので、エアコンの効き目もよくなるでしょう。
その結果、冬は低い温度に設定しても温度が下がりにくく暖まりやすいですし、夏は高い温度に設定しても部屋が暑くなりにくいので、エアコンの料金も抑えられます。
冷暖房の効き目がよくなることで、省エネにも繋がるのです。
しかも外から入り込んでくる日射熱や紫外線も軽減できるので、和室であれば窓際であっても畳が変色しにくくなります。
遮熱効果や断熱効果が高くなるだけでも快適な生活ができますし、熱が逃げにくくなることで、電気代が安くなります。
これもかなりのメリットだと言えるでしょう。
遮音性も高くなる
賃貸住宅によっては、ちょっとした音でも聞こえてしまうことがあります。
特に木造住宅は風通しがよい反面、遮音性が低いと言われていますし、コンクリートであっても壁が薄い場合などは遮音性が低くなっています。
周りが静かな環境ならよいのですが、にぎやかな環境の場所にある住宅を借りていると、どうしても騒音が気になる人もいるでしょう。
そんなときにはペアガラスが使用されている賃貸住宅がおすすめです。
ペアガラスは一枚ガラスに比べると、遮音性が高くなっています。
その理由は内側と外側の間にある空気の層によって、音が伝わるのを和らげる効果があるからです。
ちなみにペアガラスの場合には、一枚ガラスよりは遮音性が高いですが、二重サッシや防音ガラスよりは遮音性が低くなっています。
しかし、一枚ガラスよりも音が軽減できるので、静かな環境で生活したい人は、ペアガラスが使用されている物件を探してみるのもよいでしょう。
使い勝手も掃除の手間も変わらない
ペアガラスを使用していると、掃除の手間がかかったり、使い勝手もあまりよくなかったりするのではと思う人もいるでしょう。
しかし、ペアガラスは普通の一枚ガラスと掃除の手間も使い勝手も変わりありません。
なぜならペアガラスは2枚でセットになっているので、開け閉めも二重サッシのように2回行う必要もありませんし、掃除をしなければいけない箇所が2倍になるわけではありません。
2枚のガラスが使用されているにもかかわらず、一枚ガラスと同じように使えるのはメリットだと言ってもよいでしょう。
ペアガラスにもいろいろと種類がある

ペアガラスというのは1種類しか存在していないわけではなく、いくつかの種類が存在しています。
まずペアガラスにはどのような種類があるのかを知り、さらに種類ごとの特徴を確認していきましょう。
一般的なペアガラス
ごく一般的に使用されているペアガラスは、2枚のガラスが内側と外側に使用されており、中間に中空層を作ることで、遮熱効果や断熱効果を高めています。
さらに遮音効果も一般的な一枚ガラスより高くなりますし、結露の発生もある程度抑えれます。
そんな一般的なペアガラスには、スリムタイプと呼ばれている物もあります。
スリムタイプは一般的なペアガラスよりも中空層が狭くなっていますが、クリプトンガスと呼ばれている物が注入されています。
クリプトンガスの効果で、中空層が狭くても一般的なペアガラスと同じ遮熱効果や断熱効果を得られるのです。
LOW-Eペアガラス
ペアガラスの種類には、LOW-Eペアガラスと呼ばれている物があります。
一般的なペアガラスの場合には、内側と外側のガラスの間にあたる中空層に何も加工を施していませんが、LOW-Eペアガラスは、中空層にLOW-E膜と言われている特殊な金属膜がコーティングされているのです。
LOW-E膜があることにより、遮熱効果や断熱効果が高くなります。
他にもLOW-Eスリムタイプという種類があります。
これはLOW-Eペアガラスに、LOW-Eフィルムが貼り付けられているのが特徴のペアガラスです。
また、LOW-Eペアガラスの中には、中空層にアルゴンガスを注入した種類も存在しています。
アルゴンガスというのは、TIG溶接やMIG溶接などにも使用されているガスですが、空気中にも含まれています。
アルゴンガスを中空層に注入することで、LOW-E膜でコーティングされているだけの物より、さらに遮熱効果や断熱効果を高くすることができるのです。
寒い空気や熱い空気を家の中に入れたくなり、せっかく温めたり冷やしたりした空気を外に逃がしたくないという人にはおすすめです。
クリアFIT
クリアFITの特徴は、中空層が他の種類のペアガラスよりもかなり狭くなっているのが特徴です。
かなり狭い中空層を真空状態にすることで、遮熱効果や断熱効果を高めています。
見た目もペアガラスの中ではかなり薄くなっています。
スペーシア
スペーシアもクリアFITと同じく、中空層が真空状態になっています。
では、クリアFITとスペーシアでは何が違うのかというと、クリアFITは中空層を真空状態にしているだけで、他には何も施されていません。
それに対してスペーシアの場合には、片側のガラスにLOW-E膜がコーティングされているのです。
LOW-E膜がコーティングされていることで、ペアガラスの中ではトップクラスの断熱性を誇っています。
【ペアガラスのメリットとは?】まとめ

ペアガラスの主なメリットは、一枚ガラスよりも遮音性が高くなっていること、遮熱効果や断熱効果が高いこと、結露の発生を抑えられることです。
毎日結露した窓をふくのが面倒という人や、電気代を節約したい、静かな環境で生活がしたい人にはおすすめです。
そんなペアガラスにもいろいろな種類があり、種類によって多少効果も変わってきます。
ペアガラスが使用されている物件を選ぶ際には、どの種類が使われているか確かめておくとよいでしょう。
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