【新築プロジェクト】内装プレゼンテーション発表会~レポートその5~
奈良の「おもてなしルーム」建築プロジェクト~レポートその5~

『賃貸のマサキ』スタッフが新築マンションをつくりあげる企画「おもてなしルーム」建築プロジェクトがいよいよ佳境を迎えています。
先日、各店舗スタッフの考えた内装デザインのプレゼンテーションが行われましたので、今回はその様子を詳しくレポートいたします。
内装デザインプレゼンテーション

奈良市内、伝統的な町家が多く立ち並ぶ一帯「ならまち」。そのならまち界隈の一角でに2022年3月下旬、1LDKの賃貸マンション「クレア・ド・ルーン紀寺」が竣工予定です。
その外装や間取り・内装を私たち『賃貸のマサキ』スタッフの手で考えようというのが「おもてなしルーム」建築プロジェクトです。
これまでレポートとして建築会社さんとの打ち合わせ、間取り決め、それを踏まえての再度打ち合わせ、そして前回はLIXILさんのショールーム見学の様子と、順を追ってお伝えしてきました。
【新築プロジェクト】こだわりいっぱい「おもてなしルーム」~レポートその1~
【新築プロジェクト】現地確認+間取り図作成~レポートその2~
【新築プロジェクト】リクシルショールーム見学~レポートその4~

今回レポート第5回目としてお伝えするのは『賃貸のマサキ』各店舗が考えた内装コンセプトのプレゼンテーションの様子。
JR奈良駅前店・尼ヶ辻店・近鉄奈良駅前店・天理駅前店の4店舗それぞれで出された案の中から事前選考で3案をピックアップ。その3案を順番にプレゼンテーションしてもらうという流れです。
どんな素敵なコンセプト案が飛び出すでしょうか!
まずは各店舗でコンセプトを発案
プレゼンテーションの内容をお伝えする前に、各店舗でコンセプト案を考えている模様をさらっとお伝えいたします。それぞれのお店のスタッフが楽しく、そして真剣にアイデアを出している様子が伝われば幸いです。
まずは近鉄奈良駅前店。


膨大なカタログとにらめっこ。目を通すだけでも大変なことです。
お手洗いの内装ひとつとっても無数のコンセプトがありますので、念入りに吟味してゆきます。

「それいいね!」というような瞬間。

どんなアイデアになったのでしょうか。
続いてはJR奈良駅前店の様子。


スタッフの総力を結集!といった雰囲気。
床材の資料でしょうか。とても鮮やかな色のものもありますね。

重要な発表は手を挙げて行います。

こちらのアイデアも楽しみです。
お次は尼ヶ辻店の様子をのぞいてみましょう。


カフェスタイルのような開放感のある店内での話し合い。
クリエイティブな雰囲気が漂っています。

床材と壁紙の調和を確認。お部屋のプロの目線がキラリと光ります。

自信のほどはいかがでしょうか。
最後は天理駅前店。


黄色を基調とした店内はエネルギッシュな雰囲気。
こだわりのアイデアを盛んに話し合ってコンセプトをまとめていきます。

熱い話し合いに、奥のスタッフも気になる様子!?

お疲れさまでした!
そして緊張のプレゼンテーションへ!

こうして『賃貸のマサキ』各店舗の頑張りで、合計6案のコンセプトが集まりました。
その中から検討に検討を重ねた結果、近鉄奈良駅前店・JR奈良駅前店・尼ヶ辻店のアイデアがそれぞれ1案ずつ、プレゼンテーション発表の場へと進むことになりました。
ということでいよいよ各案のプレゼンテーションを経て、選び抜かれた3案が発表されることになります。
プレゼンテーションの舞台は正木商事本社3階。スタッフ一同だけでなく正木社長や畑山専務も同席しての発表は緊張が走ります。

プレゼンテーションの前にまずは今回の進行を務める尼ヶ辻店・安達店長による企画概要の改めての説明と、畑山専務のあいさつから。
「意地とプライドを賭けた」という言葉が畑山専務のあいさつのなかで出てきましたが、今日はまさにそんな場です。
では、さっそく各店舗のプレゼンテーションの様子を見ていきましょう!
近鉄奈良駅前店『月の光ルーム』

一番手は近鉄奈良駅前店。
発表されたお部屋のコンセプトは『月の光ルーム』。
イラストを用いた可愛らしいデザインとともに1枚にまとめられた配布資料がなんとも印象的。
コンセプトの雰囲気をしっかり伝えようという意思が感じられます。

まずコンセプト誕生の経緯の説明から。
最初に「オリジナリティ」と「万人受け」というふたつの大きなテーマが打ち立てられたそうです。
以前こういった企画のプレゼンテーションをした時にオリジナリティを追求しすぎて投票が振るわなかったという苦い経験をふまえ、流行に乗らないという点は重視したうえで万人受けとのバランスを考えるようにしたとのこと。
「月の光」というコンセプトは今回建つマンションの名前「クレア・ド・ルーン紀寺」から。
「クレア・ド・ルーン」はフランス語で、和訳するとそのまま「月の光」という意味になります。
コンセプト発案のリーダーである内田営業主任が以前同名の賃貸住宅に住まわれていたそうで、その建物名を気に入っていたことからその要素をぜひお部屋の内装に活かしたいという流れになったそうです。
見る季節や時間によって様々な表情を見せてくれる月ですが、一般的には黄色のイメージが強いもの。
ということで壁のあちこちに黄色いクロスをちりばめることで、お部屋のなかに月の光を表現。
黄色以外のクロスや建具については「万人受け」というテーマを考えてオーソドックスな白でまとめるというのが全体的なイメージです。
一方で床材やトイレ・洗面所、玄関土間、お風呂やキッチンのタイルについてはブラウン系で統一。
ポイントである黄色がうるさく落ちつかない印象にならないよう、雰囲気を落ちつける意図があるとのことです。
プレゼンテーションの最後に、お部屋と入居者様へのふたつの思いが語られました。
黄色は人が触れることで前向きになれたり明るくなれたり良いことを思い付いたりという良い作用をもたらすそうで、黄色を用いた「月の光ルーム」に入居された方にも生活や人生において何かプラスの効果があればという思い。
それと、月は自分で光輝くのではないという特性があるところから、お部屋に住むことでプラスの効果を感じてくださった入居者様自身が太陽となって「月の光ルーム」をより輝かせてくださればという思い。
幻想的で美しいコンセプトでありながらも、その奥には「快適に暮らせるお部屋を提供したい」というしっかりとした気持ちが込められていることがよくわかるプレゼンテーションでした。

発表後の質疑応答では、感想やちょっとした指摘も含めて積極的に発言が飛び交いました。
プレゼンテーションをする側だけでなくその場にいる全員が最高の「おもてなしルーム」を作ることに一生懸命なのです。
②JR奈良駅前店『ならまちの家』

二番手はJR奈良駅前店。
計5名でアイデアを出し、全員の意見を集大成してリーダーが取りまとめるという形でコンセプトが考えられたそうです。
配布資料のほかにも複数の印刷資料やタブレット端末を用意。気合十分のプレゼンテーションです。

発表されたコンセプトは『ならまちの家』。
今回のマンションが「ならまち」エリアに位置するということで、その雰囲気を大切にしようという狙いです。
県外から引っ越してこられる方だけでなく奈良で生まれ育った方にも毎日の生活のなかで「ならまち」の美しく伝統的な町並みや風情ある風景を感じていただきたいという思いで、内装のあちこちにその要素をちりばめたお部屋が考え出されました。
玄関・玄関ホールや洋室、ウォークインクローゼットは、「ならまち」の伝統的な町家を再現した「ならまち格子の家」がモチーフ。
モルタル風のクッションフロアで「格子の家」にある通り庭の土間を表現したり、箱階段をイメージしたブラウンのクロスや町家の壁らしい小手で塗り重ねたようなニュアンスの白いクロスを使用したり、ウォークインクローゼットの壁には格子柄を取り入れたり、フローリングや建具は落ち着いた木目柄を採用したりと、まるで町家の中にいるように感じていただく趣向が凝らされています。
トイレは、築100年を超えて国の登録有形文化財となっている「奈良町にぎわいの家」がモチーフ。
「にぎわいの家」にある茶室の壁と同様のブルーグリーンのクロスを背面にアクセントとして使用し、床には石目柄のクッションフロアを使うことで中庭の飛び石の美しさをイメージ。
自然と共存し伝統の知恵を生かした町家の美しさをトイレにも表現したということです。
洗面所とお風呂は「ならまち」を代表する名所・元興寺をモチーフに。
奈良時代に飛鳥寺から元興寺に移された日本最古の瓦とも言われる行基葺きの屋根瓦をイメージした石目調のクッションフロアを洗面所の床に採用し、お風呂場はアクセントパネルで元興寺本堂の柱や床の色味を表現。
洗面台の色味は床や建具の色のじゃまにならないようホワイトに、と考えられています。
キッチンとリビングは室町時代の貴重な遺構であり民間所有の建造物として初めて国宝の指定を受けた「今西家書院」がモチーフ。
書院の間と庭園とをつなぐ縁側の色味を再現したプレーンウォルナット柄のキッチンパネル・建具や、書院の美しい白壁の色味をイメージしたクロスなどで表現されています。
柔らかい木目調「モカエルム柄」のフローリングとの調和、そしてどんなインテリアにも馴染むような内装をと考えてデザインされたそうです。

伝統的な町並みの雰囲気をどう現代のマンションに取り入れるか。
コンセプトの響きの良さのみで終わらずきちんと伝えようという思いが感じられるプレゼンテーションで、質疑応答でも資料の作り込みへの高評価が多い印象でした。
海外出身の方にも魅力を感じてもらえるのでは?という意見も出ていました。
③尼ヶ辻店『アーバンナチュラル』

ラスト三番手は尼ヶ辻店。
若い感性を重要視することで色々な方にとって魅力的なお部屋を作れるのではないかという考えのもとアイデアを出し、形にしていったとのことです。

発表されたコンセプトは『アーバンナチュラル』。
「アーバン=都会的な」と「ナチュラル=自然・天然」という二つのイメージの調和といったところです。
マンションの立地や間取りを考えると20・30代の方がターゲットになってくるかなということで、その層へとアピールする意味合いでの「アーバン」。
流行りを取り入れつつも万人受けするようなお部屋にしたいという思いが込められているそうです。
そして、マンションが建つ場所は奈良市の中心部分でありつつ少し離れれば若草山など自然を多く感じられる場所、そういったところも考えた上でのコンセプトであるということでした。
リビングにはアクセントクロスとしてヘリンボーン柄を採用。
「アーバン」らしい流行りを取り入れたインパクトあるデザインです。
床材と建具はオーク柄。建具の取っ手の色をブラックにし、木目調の主張が強くなりすぎず締まった印象になるようにしたところがポイントとのことです。
これにはインダストリアル(工業的)なイメージも取り入れたいという狙いもあるそうです。
このブラックの取っ手はキッチンのプレーンオーク柄の扉にも使用され、キッチンの背面の壁は白いタイル調のアクセントクロスという構想のようです。
洋室の壁の色にはネイビーを採用。
性別を問わない色であるというのと、皆さんがご自宅で過ごす時間が増えている現状をふまえてお部屋の家具で自由に楽しんでいただけるよう合わせやすいカラーを取り入れたとのことです。
お風呂は床も壁も清潔感のあるホワイトを基調にして、一面のみベージュのアクセントパネルを使用。
洗面所やトイレも清潔感を重視してホワイトをメインにしつつ、床は少しヒビが入ったようなイメージのセメント調のクッションフロアを採用。
洗面所にはアクセントクロスとしてここにもヘリンボーン柄を用いるそうです。
トイレの背面の壁には流行りのグレーっぽいくすみカラーを使い、落ち着いた雰囲気も演出するとのこと。
最後に玄関は、土間に木やコンクリート調の床材を使ってコンセプト通りの都会的かつ天然・自然のイメージを体現。
そして特筆すべきは玄関からホールにかけての天井のデザイン。
玄関に入った時の印象はお部屋の印象のなかでもかなり大事なところだということで、ここに思い切って木目調の天井クロスを使い、他の物件との差別化を狙うそうです。

少なくとも県内の賃貸物件ではあまり見ない内装のイメージを提案してみたということで、いたるところに斬新な発想が光っていました。
大手メーカーさんが新築物件に採用されているようなトレンドを例に出しながらアピールポイントをばっちり抑えた簡潔で流れるようなプレゼンテーションで、質疑応答では若者受けというポイントへの共感が多く得られている印象でした。
総括

最後に安達店長からの総括と社長からの締めの挨拶で今回の内装のプレゼンテーションは終了となりました。
「想像を超えるものであったり斬新なものがそれぞれあった」という安達店長の言葉どおり、刺激的なプレゼンテーションだったのではないでしょうか。
今回のプレゼンテーションを踏まえ内装の最終決定となりますが、どの案も甲乙つけがたい内容で、完成が大いに期待できそうです。
次回レポートもご期待ください

今回のレポートはこれにて終了。いかがでしたでしょうか。
実際に完成したお部屋がどのようになるのか、今から非常に楽しみですね。
次回のレポートお楽しみに!
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