玄関ドアに荷物が通らない時どうする?採寸の仕方や搬入方法について
アパートの玄関ドアに荷物が入らない

新居を決める際、新居で使用する家電や家具を購入する際、気にしておきたいのは“その家具・家電、玄関から搬入できる?”ということ。
特に冷蔵庫や洗濯機、ベッドやソファなどは大型のため、玄関から搬入できないというケースがたびたび起こります。
このようなトラブルは内見時の採寸や購入商品の寸法の把握で回避できますが、手持ちの家具や家電の場合はそうもいかない場合もあります。
今回は搬入を視野に入れた採寸のポイント(玄関、廊下・部屋の入口・階段)、玄関からの搬入以外の方法(ドアの取り外し・窓からのつるし上げ・クレーン車の利用)について解説します。

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賃貸お部屋探しのプロが見るポイント
賃貸専門家:安達竜哉
資 格:宅地建物取引士・賃貸不動産経営管理士
賃貸不動産経営管理士の資格保有。特技は少林寺拳法とお部屋探し。奈良の不動産業界で10年以上、単身からファミリーの方など、年間で200部屋以上の仲介実績。特に奈良市内のマンション名を出して貰えれば殆どわかる自信あり。奈良市の賃貸事情に詳しい安達による、暮らしに関するお役立ち情報をお届け。
新居に家具・家電が入らないトラブルを防ぐには

1.新規で購入する際、新居の寸法に見合うものを検討すること
2.現在手持ちの家具や欲しい家電が搬入できるサイズの新居を検討する
の2つを考えることになります。
いずれにしても、ここで必要になるのは新居の内見の際に採寸をすることです。
【内見時部屋の採寸方法と計測すべき場所とは?】入居後後悔しない為に!≫
内見の際に測っておきたいのはココ

1.玄関ドア
玄関ドアの幅と高さを測っておくこと。
ちなみに幅は、玄関ドアを開けた場合の、ドアノブから端までの幅を測るようにしてください。
ドアを閉じた状態の幅と、開けた状態の幅の寸法には大きな違いがあります。
ここを間違うと、玄関ドアからの搬入が難しくなり、玄関ドアをはずすか、玄関以外の搬入方法を検討しなくてはならなくなります。
ちなみに玄関ドアの寸法の目安ですが、賃貸アパートにポピュラーに使われている玄関ドアの寸法はおよそ幅780mmぐらいで、実際に人や物を通すことのできる有効間口寸法は664mmぐらいです。
そして高さは約1500mm~2000mmが平均です。
近年身長の高い人が増えてきたことから、築年数の新しい物件だと2000mmまたはそれ以上の高さがある玄関ドアも増えています。
築年数の長い物件の場合、玄関ドアに限らずさまざまな屋内の寸法が今どきの生活にそぐわない大きさである可能性もあるため、築年数の長い物件ほど、確実に寸法を測っておくことをおすすめします。
また、本体が通ればいいという問題でもありません。
たとえば冷蔵庫の場合は本体の大きさプラス100mmの幅が必要になります。
2.廊下・室内ドアのサイズ
玄関と同様、搬入経路となる廊下や室内のドアのサイズも測っておきましょう。
間取りによっては室内ドアの間口は搬入可能なサイズであっても、廊下の形がいびつなために搬入できないということもあります。
3.階段
最近の賃貸物件には玄関ドアを開けてすぐに階段があり、2階部分がお部屋になっている物件があります。
この場合は階段の寸法も測っておく必要があります。
階段の幅や高さ、手すりがある場合は手すりから端までの寸法、踊り場があるかどうか、踊り場の寸法を測っておきましょう。
階段が直線か踊り場があるか、踊り場の形状がどうなっているかで搬入が可能かどうかが変わってきます。
物件内に階段がなくても、お部屋のある階に行く手段が階段のみである場合は、ちょっと恥ずかしいですが、お部屋の外の共用部分の階段も可能であれば測っておきましょう。
一般的なアパートの階段幅は約90cmぐらいのことが多いです。
特に気をつけたい家電・家具

例えば大型の家具・家電にはこのようなものがあげられます。
家電
・冷蔵庫
・洗濯機
・液晶テレビ
・エアコン
など。
家具
・タンス
・食器棚
・ベッド
・ソファ
・学習机
など。
特にベッドは本体の分解は可能ですが、マットレスは分解不可能なため、マットレスの寸法に気をつけましょう。
ダブルサイズ、クイーンサイズは特に注意が必要です。
大型家電・家具の大きさの目安

大型家電などの大きさのおおまかな目安を紹介します。
かなり幅があるのであくまで参考程度に。
冷蔵庫
冷蔵庫はリッター数によってかなり大きさに幅が出てきます。
一人暮らしで自炊をする人向けの冷蔵庫で横幅がおよそ480~500mm、ファミリー向けの大きいサイズのものになれば600mm前後のものが多いです。
洗濯機
ドラム式の洗濯機かそうでないかで大きさが変わってきますが、一般的な上のふたを開けて洗濯物を入れるタイプのもので幅や奥行きが500mm~600mm、ドラム式のものでも600mm~650mmぐらいのものが多いです。
学習机
最近はコンパクトなものも増えていますが、新入学のお祝いに購入するタイプの学習机だと幅約115~120cm、奥行きも60cmぐらいの大きさがあります。
組み立て式で搬入の際に分解することが可能であれば気にしなくてもいいかもしれません。
玄関から入れることが難しい場合の搬入方法

あと数センチ大きければいいのに入らない!という事実に直面した、どうしてもこの大きさのが欲しかったので半雄が難しいのを覚悟で購入した!など手持ちの家具や購入した家電が玄関を通らないのが確実であれば、別の方法を検討してみましょう。
1.ドアをはずす
玄関ドアの厚みによって幅が狭くなり、搬入物が入りにくいことがあります。
その場合は、ドアをいったんはずして搬入するという方法がありますが、大家さんや管理会社の許可が必要であることが多いので、あらかじめ確認をとっておくといいでしょう。
また、ドアによっては取り外しが難しい場合があるので業者に依頼するのがベターです。
2.窓からつるし上げて搬入
つるし上げて窓から引っ張り上げて搬入する方法です。
ただしこれには以下のような条件が整っている必要があります。
1)窓のサイズが搬入物より大きいか
当然ですが、窓の幅や高さが、搬入しようと思うものより大きくないと入れることができません。(この場合の「高さ」は窓を縦に測った時のサイズのことです)
幅は、窓を取り外すことで2倍にすることができますが、取り外しが可能かを確認する必要があります。
また、窓を取り外す場合、業者がやってくれるのか?自分ではずさないといけないのか?を確認しておきましょう。
2)お部屋の階数
つるし上げの搬入は人の手で行なうため、2階までの対応となります。
3)窓の下に作業スペースが取れるかどうか
窓の外には搬入のための準備をするスペースが必要になります。
アパートの敷地を使用するので、大家さんの許可も得なければなりません。
上記のほかにも立地条件や業者の事情など条件次第では搬入が難しいケースも出てきます。
3.クレーンを使う方法
搬入物が玄関を通らない!しかもお部屋が3階以上でつるし上げでも無理!
・・・となった場合、クレーン車を使う方法をとることになります。
この場合気になるのが、クレーン車を使った場合の料金です。
引越し業者に依頼するか、家電量販店でクレーン車の依頼をするかになりますがいずれにしても約20,000~30,000円程度かかります。
クレーン車が大型になると60,000円以上かかる場合も。
また、クレーン車の場合もつるし上げ搬入と同様、窓の下に作業スペースやクレーン車の駐車スペースなどが必要になるので、大家さんや管理会社の許可が必要になります。
さらに近くに電線があると対応できない場合もありますので、立地条件的にクレーン車の使用が可能かどうかの確認は必要でしょう。
ちなみに今回やむを得ずクレーン車を利用し、事なきを得ても次の引っ越しの際にもクレーン車で搬出する必要がでてくることは頭に入れておきましょう。
このように、玄関から家電や家具が搬入できないと、かなり大変なプロセスが必要になってきます。
なのであらかじめ新居を検討する際や家電・家具を購入する際には搬入のことも頭に入れて決めるようにするとスムーズに進めることができます。
新居も新しい家電や家具も“寸法を知っておくこと”は大事です。
新たに家電・家具を買う際に気をつけたいこと

新居が決まってから購入する場合は、どこに置くかだけでなく、使う時のようすもあらかじめイメージして商品を選びましょう。
例えば冷蔵庫を購入する場合は、冷蔵庫の扉を開けた時にどれぐらいの幅が必要になるかもイメージしたいところです。
「置けるけれど扉が開かない」なんてことのないように、冷蔵庫そのものの寸法プラスどれぐらいが必要になるか調べておきましょう。
そしてここまでの話でもお気づきですよね?
可能な搬入の経路とその経路を通っての搬入が可能なサイズのものを検討しましょう。
事前の採寸が引っ越しの手間と費用を省きます

「玄関から荷物を搬入できない」問題は、特にこだわりがなければ、内見の際に搬入の手順を視野に入れた事前の採寸をやっておくことと、新規で購入する家電や家具の寸法を把握しておくことで回避することが可能です。
新しいお部屋探し・新しい家電や家具の購入となると胸が躍ってつい、忘れがちになりますが冷静に判断することで引っ越しの作業をスムーズにすすめることができ、出費も抑えることができますよ。
賃貸のマサキでのお部屋探しにおける内見の際、採寸をご希望される方は遠慮なくお申し付けください。
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