【賃貸探しに必要な持ち物は?】ちょっと知っておくと大きく変わる豆知識
物件探しをする時に必要なアイテムは?
賃貸物件を探すとき、事前に用意しておくと良いものがいくつかあります。
事前に物件の中を見せてもらう内見(ないけん=内部見学の省略)に持っていくと良いもの、実際にその部屋を契約するとなった時に必要になるものなど、手ぶらで行ったことを後悔してしまうこともあります。
良い物件との出会いはめぐりあわせのようなもので、理想通りの物件が必ず空室とは限らないですし、たまたま運よく理想以上の物件が空いていることもあるあります。
良い物件が見つかれば即座に決めるつもりで不動産会社に出向くのであれば、しっかりと準備をして行くのが良いでしょう。
物件を契約するまでの流れとして、物件の内見→入居の申込→物件の契約のそれぞれのシーンで必要になるアイテムをご紹介します。
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賃貸お部屋探しのプロが見るポイント
賃貸専門家:内田紘一
資 格:宅地建物取引士
宅地建物取引士保有で業界10年以上のベテラン!先読みする性格を武器に数多くの賃貸媒介をこなし、特に学生では成約数TOPクラスの実績。休日の日は家族・愛犬と車中泊をしながら、各地の有名観光地巡りなどドライブをする事が趣味です。奈良市はもちろん、生駒市・大和郡山市など、エリアを問わず奈良に詳しい賃貸専門家の内田がご紹介します。
内見に持って行くと良いアイテムとは?
内見とは、その物件の中を実際に確認することができる現地調査になりますので、実生活を送るうえで必要な環境であるかどうかをしっかりと確認する必要があります。
そこで必要になるアイテムがいくつかあります。
物件の間取り図面
不動産会社で内見に行く物件が決まったら、事前に図面を受け取っておきましょう。
図面で気になったところを現地で確認する際に必要になったり、設備などで説明を受けたことを図面内に記載すればあとから確認しやすくなります。
また、図面に記載の無い情報として、コンセントの位置や部屋ごとの照明器具の有無、家具家電を設置する場所を図面に記入しておくこともできます。
特に複数の部屋がある物件の場合、照明器具(器具はあっても蛍光灯が外されている場合もあります)やエアコンなどが設置されている部屋とそうでない部屋があるなど、あとから追加購入が必要となる場合にメモを取っておくことが大切です。
メジャー
現地で寸法を測る為に必要になるアイテムです。
最も大きな家具がベッドやソファ、家電では冷蔵庫などが大型ですが、主にそういった家具家電を設置する場所の寸法を測る際に必要になります。
その他、カーテンの大きさを調べるためにも使いますが、一人でも寸法が測れるようにステンレス製のメジャーで少なくとも3m以上の長さを測れるものを持って行くのが良いでしょう。
又、『持ってくるの忘れたー!(汗)』という場合でもスタッフに声をかけると持ってる可能性があるので、借りるのも1つの手です。
デジタルカメラ
勿論スマートフォンがあれば問題ありません。
事前にホームページなどの物件情報で内部を見ることはできても、実際の状態とは異なることが多いため、自分の目で見た状態を記録するためにカメラは必要です。
同時にメジャーなどの大きさがわかるものを一緒に映しておけば、あとからサイズ感をつかみやすくなります。
到着したら最初に外観を撮っておくことで、数件の物件を回ってもどの物件の写真なのか分かりやすくなります。
方位磁石、水平器、懐中電灯
最近であればスマートフォンの機能やアプリで代用可能ですし、100円ショップでも手に入ります。
日中の内見であれば太陽の方向から窓やバルコニーの方角が分かりますが、夜間などで太陽が隠れている場合は方位磁石があれば方角を確認することができます。
水平器はあまり出番がないかもしれませんが、建物の傾きなどを確認できるため、気になる人は確認のために持っていくと良いでしょう。
傾きがあるかどうかだけを簡単に確認するのであれば、ビー玉のようなものでも代用可能です。
照明の無い収納や照明器具が外されている部屋を確認する際に懐中電灯が必要になることがあります。
スマートフォンでも代用できますが、撮影をする際に懐中電灯が別にあった方が良いため、こちらは別で用意した方が良いでしょう。
メモ帳と筆記用具
気になったことなど、メモを取っておくことはたくさんあるため、メモ帳と筆記用具は必須です。
また、すでに所有している家具家電を持って行く場合、事前に持って行く家具家電の寸法を測ってメモしていくことが大切です。
家具家電が理想通りの配置に出来なかったという失敗談が非常に多いので、事前準備はしっかりとしておきましょう。
その他のPOINT
内見時の服装にもポイントがあります。
まず、内見時には不動産会社の担当が運転する車に乗って向かうのが一般的です。
奇抜な服装や大きな荷物では内見に支障があるため、なるべく清潔感のある服装で必要なものをサッと持ち運べるような手荷物で行くのが良いでしょう。
また、物件の中を何度も出入りしますので、脱ぎ履きしやすい楽な靴を履いていくのが良いでしょう。
いよいよ物件の下見。こんなところをチェックしよう≫
入居の申込に必要なものは?
物件の内見が終わり、いざその物件に住むと決めたら、次は入居の申込に進みます。
入居の申込には、必要事項を記入した申込書と身分証明書が必要になります。
入居申込書とは?≫申込書に記入しなければならない情報は以下の通りです。
契約者の個人情報
物件を借りる賃借人の名前、住所、生年月日の情報と、これらが本人の情報であることを証明するために身分証明書(保険証や免許証など)が必要です。
その他に、契約者の勤務先に関する情報も必要です。
勤務先の名前、住所、電話番号、資本金、従業員数、年収、勤続年数などを記入するのが一般的ですので、勤務先の情報は事前に調べてから行くのが良いでしょう。
入居予定の者が未成年や学生の場合、一般的に保護者が契約者となります。
連帯保証人の情報
物件の契約に連帯保証人が必要な場合は、連帯保証人の情報を記入する必要があります。
連帯保証人には大きな責任があるため、突然連帯保証人になって欲しいといわれてもすぐに了承してもらえない可能性があります。
記入する内容は契約者の情報と同じ内容が必要になるため、事前に部屋を借りることを伝えて連帯保証人になってくれる人に了承を得て、必要な情報を聞いておく必要があります。
「申込金」について
入居の申込をする際に、大家さんや管理会社によって申込金が必要になる場合があります。
申込金はその物件に住みたいという意思表示のために預けるお金で、契約が成立したら契約金の一部として計算されます。
もし入居審査が通らずに契約に至らなかった場合でも全額返金されます。
入居審査とは?≫申込金は家賃の1ヶ月分以内と相場が決まっていますので、申込前に事前に用意しておくのが良いでしょう。
また、申込金を預けた場合は必ず「預かり証」を発行してもらうことを忘れないようにしましょう。
賃貸契約に必要なものは?
入居の申込が済めば入居審査が行われ、数日で審査の結果が出ます。
入居審査に通れば、次はいよいよ賃貸契約になります。
契約時に必要になるものは以下の通りです。
契約者の必要なもの
契約者の必要書類は住民票と収入証明書、申込時に提示した身分証明書も忘れずに持って行きましょう。
住民票には種類がありますが、単身で入居する場合は本人だけの一部事項証明、世帯で入居する場合には世帯構成がわかる全部事項証明を発行しておきましょう。
住民票の異動手続きはしないとどうなる?≫物件探しを始めたら早めに用意しておけば良いのですが、住民票には発行日が記載され古いものは無効になるため注意が必要です。
収入証明書ですが、源泉徴収票は勤務先で、課税証明書は行政機関で発行が可能です。
就職が決まって物件を探していた学生である場合、収入証明書の代わりに内定証明書が必要になる場合があります。
連帯保証人の必要なもの
連帯保証人の必要なものは印鑑、書類として印鑑証明書と収入証明書です。
契約者の住民票と同じく、印鑑証明書にも発行日が記載されるため、古いものは無効になります。
収入証明書などは発行に時間がかかる場合がありますが、事前に用意する場合は注意が必要です。
契約者と入居者が異なる場合
契約者が保護者で、入居するのが未成年や学生などの場合、入居者本人の情報が記載された住民票が必要です。
契約者が親で入居者が子であれば、契約者名義で全部事項証明の住民票があれば大丈夫です。
申込から賃貸借契約まで≫
良い物件を逃さないためには事前準備が大切
内見から契約までの流れは、必要な情報と書類を事前に集めているかどうかで大きく変わります。
たとえば、良い物件を見つけても必要書類がすぐに用意できなかったり、連帯保証人が見つからないといった不手際でなかなか契約に進めない場合、別の誰かに取られてしまう可能性もあります。
おおよその物件候補が決まったら、発行に時間のかかる書類などは早めに用意するなど、事前準備を済ませてから不動産会社へ行くようにしましょう。
お部屋を探しを始める≫
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