【単身赴任でも安心できる部屋探しのコツ】確認すべき点やポイントを紹介
突然の単身赴任決定でも慌てずお部屋探しできるコツをご紹介
単身赴任が決まったら、まず行うべきことが部屋探しです。
しかし、どのような部屋がよいのか迷う人や、すぐに決まらなかったらどうしようと心配する人もいるでしょう。
そこで単身赴任が決まったときの部屋の探し方を紹介していきます。
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賃貸お部屋探しのプロが見るポイント
賃貸専門家:木原 一憲
得意エリア:奈良市
奈良での不動産キャリア24年以上の実績。これまで15,000人以上にお部屋を紹介。一人暮らしから家族向けまで幅広い賃貸情報に自信あり。休日は奈良の綺麗な街並みや歴史ある神社・仏閣、美味しい飲食店を巡ること。愛車はKawasaki。渡り鳥並みにズバ抜けた方向感覚を持ち、目印となる建物を伝えれば住所をピタリと一致させる特技あり。賃貸の専門家として様々なノウハウを仕入れ発信中。
部屋を決める前に確認しておくべきこと
単身赴任が決まった場合、最初に確認しておくべきことがあります。
それは「期間はどれぐらいなのか」「手当はいくら支給されるのか」「いつから単身赴任になるのか」です。
期間はどれぐらいなのか
物件を選ぶ前に、単身赴任の期間がどれぐらいなのかを確認しましょう。
なぜ期間がどれぐらいなのかが重要になるのかというと、単身赴任の期間が短い場合には、初期費用を抑えられる物件の方がよいからです。
初期費用には引っ越し代や家具などの購入代金だけではなく、敷金や礼金、仲介手数料なども含まれます。
そのため、かなり高額になるケースが多いので、期間が短いならできる限り初期費用が安い物件の方がお得になるのです。
手当はいくら支給されるのか
転勤があるということは、ある程度規模の大きな会社に勤めている場合が多いでしょう。
そのため、単身赴任をするにあたって、いくらか手当が支給されるのが一般的です。
平均的な手当ては3万6千円となっていますが、会社によってかなり幅が出てしまうこともあります。
部屋探しをするときにはとても大切なことなので、最初に手当てがいくらになるのかを確認し、金額に似合った家賃の部屋を探すようにしましょう。
いつから単身赴任になるのか
単身赴任が始まるまでに、ある程度余裕がある場合が多いでしょうが、急に言い渡されて短期間で引っ越しをしなければいけないケースもあります。
ある程度期間に余裕があるのであれば、じっくりと部屋探しをするのもよいですし、現時点ではまだ入居中の物件であっても、転勤までに間に合わせることが可能であれば入居できます。
しかし、すぐに引っ越しをする必要があるのであれば、即入居が可能な物件に絞らなければいけません。
単身赴任の部屋探しで確認するべき点
単身赴任を行う前に必ずやらなければいけない部屋探しですが、部屋を探すときには確認しておくべき点が複数あります。
「間取り」「家賃」「方角」「立地」をきちんと確認しておくことで、単身赴任中の生活を快適にすることができるでしょう。
間取り
間取りは生活の快適さだけではなく、家賃にも関係してきます。
また、人によって快適に感じる間取りも異なるので、自分が快適だと思える間取りの物件を選ぶ必要があるのです。
単身赴任の場合は1人で生活することになるので、あまり広いと掃除が大変になります。
そのため、ワンルームや1Kでも問題はありませんが、広い方がよいという人は、1DKや2DKの部屋を探すのもよいでしょう。
家賃
家探しで最も重要視されるのが家賃です。
家賃は間取りや面積、立地条件や築年数などによって異なりますが、地域によっても異なります。
車で通勤する場合や、休日に車を使用する場合には、駐車場代も費用に含めておかなければいけません。
家賃とは別に、普段の生活費も計算しておき、適切な家賃で借りられる部屋を探しましょう。
方角
家を借りるときには、方角も重要です。
人気が高いのは南側ですが、部屋から距離が近い場所に高い建物がある場合、南側でも日当たりが悪いこともあります。
方角を選ぶことも重要ですが、きちんと日が当たるのかも確認してから部屋を選びましょう。
日当たりを気にしないという人であれば北向きでもよいでしょうが、朝日をしっかりと浴びたいのであれば東向き、1日を通して日当たりがよい部屋が好きなら南向きがよいでしょう。
立地
立地も部屋を選ぶ上では重要な判断基準となります。
周辺の環境や最寄り駅からの距離、店舗や病院の場所なども事前に確かめておきましょう。
どこを重要視するのかは人それぞれなので、自分が重要視したい点をいくつかピックアップすることをおすすめします。
あまりたくさんピックアップすると、地域によっては希望する場所に借りたい部屋がないこともあるので、ほどほどにしておくべきです。
単身赴任のときに選べる部屋の種類
単身赴任のときに利用できる部屋は複数存在しています。
マンションやアパートなどの「賃貸住宅」が主流ですが、他にも「マンスリーマンション」や「ホテル」を利用することも可能です。
さらに「シェアハウス」で生活をすることもできるので、それぞれのメリットやデメリット、特徴などを紹介していきます。
賃貸住宅
単身赴任の際に使用できる部屋は、何も1種類だけとは限りません。
他にもいろいろとあるのですが、やはり定番なのは賃貸住宅でしょう。
賃貸住宅は2年契約となりますが、2年経過する前に退去することも可能です。
ただし、物件によっては敷金や礼金などが掛からない代わりに、1年や2年入居することが義務付けられており、指定されている年月が経過しないで退去すると、違約金が発生するなどのシステムが導入されていることもあるので注意しましょう。
もちろん即座に退去しても敷金や礼金がゼロという物件も近年では増加しているので、少しでも初期費用を抑えたい人は、できる限り初期費用が掛からない物件を探してみるのもおすすめです。
それでもある程度の初期費用は掛かってしまうので、1年未満の入居であれば、賃貸住宅以外の方法も検討してみるべきでしょう。
また、入居までにある程度日数が必要になることもあるので、急いで入居しなければいけない場合もあまり向いていません。
マンスリーマンション
マンスリーマンションというのは、2年ごとの契約である賃貸住宅とは違い、1ヶ月ごとの契約となっているマンションのことです。
単身赴任の期間が1年未満で、1ヶ月以上滞在することが決まっているのであれば、マンスリーマンションを借りるのがよいでしょう。
マンスリーマンションにもメリットとデメリットがあります。
主なメリットとしては、すぐに入居が可能なこと、初期費用が安いこと、あらかじめ家具などがある程度揃っているので、引っ越しの手間が少ないことです。
メリットがあればデメリットもあるのですが、それは家賃が通常の賃貸住宅より高い場合が多いこと、あらかじめ家具類が設置されていることが多いので、自分で好きな家具や家電を選べないという点でしょう。
家具や家電はきちんと使用できれば特にこだわりがないという人や、短期間の単身赴任なので、多少家賃が高くても大丈夫という人は、マンスリーマンションがおすすめです。
ホテル
単身赴任はかなり長期間になるケースもあれば、かなり短期間になるケースもあります。
もし単身赴任の期間が1ヶ月未満なのであれば、ホテルに宿泊するという選択肢も考えてよいでしょう。
ホテルには何日以上連続で宿泊できないという決まりは特にないので、好きなだけ宿泊が可能です。
しかもベッドメーキングや掃除も自分で行う必要はありません。
ただし、食事付きのホテルにするとかなり高い費用が必要になるので、素泊まりのホテルにするべきです。
素泊まりのホテルでもある程度の料金は必要なので、長期間の単身赴任には向いていません。
シェアハウス
単身赴任を行う場合、転勤の期間がまだ知らされていないので、何日滞在することになるのかわからないケースもあるでしょう。
そんなときにはマンスリーマンションがおすすめなのですが、もう1つおすすめがあります。
それはシェアハウスなのですが、シェアハウスはあらかじめ家具類が設置されているので、引っ越しの手間もあまり掛かりません。
また、電気や水道などの手続きも行う必要がないため、スムーズに引っ越しできるでしょう。
退去時も賃貸住宅に比べて楽なので、急に元の会社がある場所に戻らなければいけなくなったときにも安心できます。
さらに家賃も一般的な賃貸住宅より安く設定されているので、貰える手当てが少ない、家賃をどうしても抑えたいという人にも適しています。
しかし、シェアハウスは他の人と共同生活となるので、人によってはストレスに感じることもあるでしょう。
【単身赴任でも安心できる部屋探しのコツ】まとめ
単身赴任で最も気になることと言っても過言ではない家探しですが、まずは手当の金額や単身赴任の期間などを確認しましょう。
間取りや家賃、立地や方角などを明確にすれば、より部屋が探しやすくなります。
単身赴任の期間によっては、賃貸住宅よりマンスリーマンションやホテルなどの方がよい場合もあります。
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