夏を無病息災に過ごすためのお祭りがおんぱら祭
奈良県では色々な場所で、たくさんお祭りが開催されています。
桜井市でも有名なお祭りがいくつかありますが、その1つがおんぱら祭です。
そこでおんぱら祭がどのようなお祭りなのかを詳しく紹介していきたいと思います。
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担当者:古川真史
【奈良に住んで20年】奈良を誰よりも愛し続ける奈良ヲタク。人気グルメから人口や歴史、鹿の生息数。何でも答えます。最近は大仏プリン推し。
綱越神社例祭(おんぱら祭)とは?
おんぱら祭は、綱越神社例祭という名前のお祭りです。
夏の暑い季節を無病息災に過ごすための神事で、お祓いが転じておんぱらと呼ばれるようになりました。
本来の呼び方である綱越神社例祭よりも、おんぱら祭という呼び方の方が、より浸透していると言えます。
地域住民のためのお祭りである反面、現在では桜井市以外の場所や、奈良県外からもたくさんの観光客で賑わいを見せているイベントとなっています。
おんぱら祭はどのようなイベントなのか
おんぱら祭は、奈良県桜井市で毎年夏場に開催されているイベントです。
では、おんぱら祭がどのような内容のイベントなのか、詳しく内容を確認していきましょう。
「開催される場所」「7月30日に行われるイベントの内容」「7月31日に行われるイベントの内容」「おんぱら祭当日の交通規制について」について詳しく見ていきましょう。
開催される場所
おんぱら祭は奈良県桜井市のお祭りですが、開催される場所は2ヶ所あります。
それは綱越神社と芝運動公園周辺です。
綱越神社で開催されるイベントなので、綱越神社例祭という名前になっているのです。
綱越神社は三輪明神大神神社とも呼ばれており、おんぱら祭以外にも様々なイベントが開催されています。
普通に参拝できるのはもちろんですが、結婚式や披露宴なども行われているのです。
そんな綱越神社に行きたい場合には、公共交通機関を利用するのがおすすめです。
車で来るときは、三輪駅の西側に無料の駐車場が完備されていますが、駐車場の数には限りがあります。
満車だと車を止めることができないので、別の駐車場に止めなければいけません。
周辺には有料の駐車場も多いですし、有料の駐車場も満車になる可能性があります。
公共交通機関であれば、駐車場の空きを気にする必要もありません。
公共交通機関を利用する場合には、JR桜井線で三輪駅まで移動し、北側にある踏切を超えて東方面に歩き、5分ほど歩けば到着できます。
住所は奈良県桜井市三輪1422となっています。
車で来る場合には、しっかりと場所を確認しておきましょう。
本数は少ないですが、JR桜井駅から路線バスも出ています。
桜井駅北口の2番乗り場から乗車し、大神神社二の鳥居前というバス停で下車すればすぐです。
7月30日に行われるイベントの内容
おんぱら祭は、2日にわたって開催されるイベントです。
まずは7月30日に行われるイベントの内容を紹介します。
7月30日には、綱越神社例祭宵宮祭というイベントが午後4時から開催されます。
摂社綱越神社で行われ、暑い夏場に病気になることなく、安心して過ごせるようにお祓いが行われるのです。
毎年夏バテをしてしまうという人には、おすすめのイベントとなっています。
もちろん毎年快適に生活している人も、今年も無病息災で過ごせるようにお祓いをしてもらうのもよいでしょう。
7月31日に行われるイベントの内容
おんぱら祭のメインとなるのが、7月31日に行われるイベントです。
7月31日には、大きく分けて2つの部門に分けられています。
1部門目は午前10時から祭事が行われ、神馬引きという馬に御幣を乗せ、境内を走るイベントとなっています。
神馬が境内を走っている間には、神職にある人が大祓詞を唱えます。
水無月の、夏越しの祓へする人は、千歳の命延ぶといふなりという古歌を唱え、茅の輪をくぐる祭事が見どころだと言えるでしょう。
2部門目は19時30分から行われており、おんぱら祭奉納花火が開催されます。
綱越神社例祭のフィナーレを飾る祭事です。
奉納花火は綱越神社以外の場所からも見ることができます。
また、有料席は存在していないので、場所によって見やすい場所と見えにくい場所があります。
事前にどこの場所が見やすいのか調べておくとよいでしょう。
例年2,000発の花火が打ち上がり、夏の夜空を彩ってくれます。
奉納花火が開催されている時間帯は、交通規制がかかるので注意しないといけません。
おんぱら祭当日の交通規制について
桜井市で2日間行われるおんぱら祭ですが、7月31日は交通規制がかかります。
7月30日は特に交通規制はありませんので、心配する必要はありません。
では、どこで交通規制が行われるのかを確認してみましょう。
7月31日には花火が打ち上がりますが、花火が打ち上がる国道 169号バイパスの公園沿いの道路が規制されます。
また、三輪参道入り口交差点から県道三輪山線が交通規制されます。
JR三輪駅西口の通りも交通規制がかかるので、車で来場する場合には注意が必要です。
交通規制が気になる場合には、奈良県警察のホームページで確認しておきましょう。
詳しい場所が記載されています。
当日は交通渋滞が発生する可能性があるので、できれば公共高月間を利用した方がよいでしょう。
おんぱら祭の楽しみ方
奈良県桜井市で、7月30日と31日に開催されるおんぱら祭ですが、より楽しむための方法をいくつか紹介していきます。
その方法とは、「複数人で早めに来場する」「屋台巡りや演芸などを楽しむ」「暑さ対策をして来場する」「虫対策をしっかりしておく」「公共交通機関を利用する」です。
複数人で早めに来場する
おんぱら祭当日は、混雑する可能性も十分あります。
せっかくイベントを見学しようと思っても、よい場所を確保できなければ意味がありません。
特に花火は場所によって見え方が異なるので、自分のお気に入りの場所を確保するためにも、複数人で早めに来場するのがよいでしょう。
そうすればお気に入りの場所を確保できる確率も上がりますし、友人や家族などと一緒に来れば、順番に遊ぶこともトイレに行くときなども安心です。
屋台巡りや演芸などを楽しむ
おんぱら祭では、神馬引きや古歌、演芸などが開催されます。
これらを見学するのもおんぱら祭の楽しみ方の1つです。
毎年1回しか見ることができないので、じっくりと見学しておきましょう。
また、おんぱら祭当日は屋台も複数出店します。
屋台巡りをして楽しむのも夏の風物詩なので、ぜひ楽しむべきです。
暑さ対策をして来場する
おんぱら祭が開催される7月末日は、かなり気温が高くなります。
お祭り自体は午前中から開催されますが、午前中でもすでに30度を超えることも珍しくはありません。
せっかく楽しむために来たのに、暑くて楽しむことができなかったり、熱中症になったりしたら、十分に楽しむことができなくなります。
そこで重要になるのが暑さ対策です。
こまめに水分補給をする、ハンドファンなどを使用する、クルーリングなどのアイテムを利用するなど、しっかりと対策をしておきましょう。
虫対策をしっかりしておく
おんぱら祭が開催される会場は、自然が豊かな場所です。
自然が豊かということは、夏になると虫が発生する可能性も高いでしょう。
そこで来場する前に虫よけスプレーなどを使用し、虫対策をしておくことをおすすめします。
現在では直接肌に吹き付けて使用する虫よけスプレーだけではなく、虫よけ効果のあるリストバンドや超音波を発生させて無視を遠ざけさせるような製品も販売されています。
特に虫が苦手な人は、十分な対策をしてから来場するべきです。
公共交通機関を利用する
おんぱら祭当日は、車で来場する人も多いでしょう。
しかし、車で来ると駐車場がいっぱいで止められない、渋滞で到着が遅れるなどの心配があります。
このような心配をしなくて済むように、公共交通機関を利用するのがよいでしょう。
路線バスだと渋滞に巻き込まれる可能性があるので、早めに来場するべきです。
鉄道であれば、渋滞の心配をすることなく来場できます。
【奈良のイベント綱越神社例祭(おんぱら祭)の情報について】まとめ
今回は奈良県で開催されているお祭りについて紹介してきました。
夏に開催されるお祭りに絞って紹介してきましたが、他にも奈良県にはたくさんのお祭りが行われています。
夏場ということで、花火大会が多くなっていますが、花火大会以外のイベントも盛りだくさんです。
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担当者:古川真史
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