【奈良県は普通車と軽自動車の割合どっちが多い?】自動車保有率について
【奈良】普通車と軽自動車の割合どっちが多い?

日本自動車販売協会連合会と全国軽自動車協会連合会は1月に、2021年の普通車と軽自動車の新車販売ランキングを発表しました。
ランキング自体は別々に発表されますが、両者を合わせて販売台数でランキングを並べてみると、ここ数年は軽自動車が上位を占めていましたが、2021年はSUVとコンパクトカーの人気から普通車も人気を盛り返してきました。
自動車の人気車種は時代ごとに流行もありますが、実際に自動車を保有するには生活環境や運転手の好み・技量、燃費や維持費などさまざまな事情を考え併せて車種を選ぶことになるでしょう。
また、地域によっても地域特有のさまざまな事情もあって、人気の車種は違うようです。
たとえば雪の多い地域だとSUVなどの普通車が人気、などのように。
さて、奈良県ではどうなのでしょうか。
普通車と軽自動車、どちらを保有する人が多いのでしょう。
結論から言えば、奈良県の軽自動車の保有率は全国的に見ても高めの傾向がありますが、データだけでは奈良県の車事情は完全にはつかみきれないようです。
奈良県の車事情を考察するにはデータ+地域の特徴を加味する必要がありました。
今回は奈良県の軽自動車保有率やそれに関連するデータを読みつつ、地域の特徴を踏まえた奈良県の車事情を考察したいと思います。

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賃貸専門家:古川 真史
資 格:宅地建物取引士・賃貸不動産経営管理士
奈良在住25年以上。宅地建物取引士・賃貸経営管理士の資格保有。ルームアドバイザーとしてのキャリア18年以上の大ベテラン。不動産賃貸の関連はすべて媒介経験あり。奈良出身ではないのに奈良まほろばソムリエ検定(奈良通1級)取得する奈良への溺愛っぷり。奈良マニアの古川より独自な目線で賃貸情報を多数お届けします。
普通車のほうが多いが、軽自動車率は高め

一般社団法人日本自動車工業会が発表した自動車統計月報によると、奈良県での2020年4月末現在での自動車保有台数は普通車で38万9942台、軽自動車が26万3208台で、普通車6割・軽自動車4割となり、どちらが多いと言えば普通車の保有台数が多いようです。
ただし、小型車を普通車に含めず、普通車・小型車・軽自動車という分け方で数値を見ると、普通車が19万3795台、普通小型車で19万6147台となるため、それぞれ3割ずつの保有率になるため、軽自動車の保有率が高いことになります。
自動車の保有に関する全国的な動向は

ここでは軽自動車の保有率に注目してみます。
奈良県の軽自動車保有率は約4割ということですが、この数値は全国規模で見るとどうなのでしょうか。
軽自動車保有率の高い都道府県は2020年12月末の調査だと長野県、鳥取県、佐賀県、島根県、山形県・・・と西日本に多い傾向があります。
またこの5県とも100世帯当たり100台以上の普及率となっています。
一方近畿地方は和歌山の軽自動車保有率が高く、いわゆる都市部とされる大阪府・京都府・兵庫県は低い傾向があります。
東日本も都市部に当たる関東地方や、愛知県、北海道の軽自動車保有率が低くなっています。
都市部では普通車の保有率が高く、郊外に行くほど軽自動車の保有率が高い傾向があることがうかがえます。
また、軽自動車の保有率の高い県は、自動車の普及率も高い傾向があります。
これは、2台以上の車を保有している世帯が多いことも伺えます。
以上をまとめると、軽自動車の普及率が高い県は、1世帯に2台以上の自動車を保有している世帯が多い県であり、その背景には公共交通機関が県の細部にまでいきわたっていないという事情があること、つまり、世帯構成員に2人以上、車を運転できる人がいないと生活がしづらい環境であることが考えられます。
そして、メインで運転する自家用車が普通車または軽自動車であるが、2台目を所持する際に軽自動車を選択する傾向があることも伺えそうです。
一方で、都市部の保有率が低いのは公共交通機関が発達しているので、わざわざ自家用車を保持する必要性を感じにくいからでしょうか。
奈良県の自動車事情

軽自動車と普通車の比較の前に、奈良県の自家用車の保有状況についてお話します。
都市部の特徴と郊外の特徴を併せ持つ奈良県
上記のデータと出典が違いますが2019年のデータによると、奈良県の自動車普及台数は647,242台(2020年のデータでは653,150台)、1世帯当たり1.096台となり、ほぼ1世帯につき1台保有しているという状況です。
また自動車1台当たりの人数とした場合は0.48人となり、2人で1台を保有しているという計算になります。(出典:都道府県データランキング自動車普及台数2019年//uub.jp/pdr/47/_p_pdr.cgi?D=t&H=cr&T=5a&P=7)
・・・というのはあくまでデータで見た場合の話。
これだけで単純に「奈良県では一家に一台自家用車があるのね~」とはいかないのです。
世帯当たりの台数を低い順に全国ランキングにすると、奈良県は12位になります。
11位までの都道府県には東京都、大阪府、神奈川県、京都府、福岡県や広島県など、政令指定都市を擁している都道府県がズラリと並んでいます。
これでいえば奈良県は都市部に近いデータ結果が出ているということになります。
奈良県は都市部の府県である大阪府や京都府に隣接していることで、奈良県内には学園前や生駒、高の原エリアのように都市部のベッドタウンとして機能している地域ができています。
また、昔からの観光地でもあるため、近鉄やJR奈良駅周辺のように、電車で多くの観光客が訪れるエリアもあります。
このようなエリアは公共交通機関が発達しており、自動車がなくても生活に不便が少ないため、いわゆる都市部としての特徴を持ち合わせていると言えます。
しかし、奈良県全体で見ると、必ずしもこのようなエリアばかりではありません。
電車・バスの本数が少ないエリアや、沿線から離れているエリアになると、車の必要性を感じ、保有する家庭も少なくないようです。
また、マイカー通勤をする家族がいる場合、セカンドカーを保有する家庭も多いようです。
例えばお父さんがマイカーで会社に通勤し、日常の買い物や子どもの習い事の送迎などにセカンドカーを利用する、という感じです。
また、都市部に比べて地価が安いため、マイホームを建てる際に駐車場2台分を用意することができるぐらいの土地面積を確保できるという事情もあります。
さらに公共交通機関が未発達な山間に入れば、一人一台保有している地域もあります。
こういったエリアになると、自家用車は重要な足として必需品になっています。
総合すると奈良県は、都市部の特徴と郊外の特徴を併せ持つがゆえに、両者が相殺しあった結果、全国平均のようなデータが出てきてしまったと言えそうです。
奈良県の軽自動車保有率が高い理由を改めて考える

こういった奈良県の車事情を踏まえた上で、奈良県の軽自動車保有率が40.2%と高い理由について考えてみることにします。
ひとつは、複数台の車を保有している家庭の多くが、セカンドカーに軽自動車をセレクトしているということです。
これには自動車税の負担を軽くするためにあえて2台目は軽自動車で、と考える家庭が多いことや、セカンドカーの運転者の多くが女性で、小回りが利いて比較的運転しやすい軽自動車が好まれる傾向があるということが考えられます。
近年の軽自動車の性能が向上し、パワーアップしたことからも軽自動車を選びやすくなった要因ともいえ、ファーストカーにも軽自動車をセレクトする家庭も存在しています。
もうひとつは奈良県の街並みに理由がありそうです。
奈良県にはご存じのとおり、古い町並みが残っているエリアがたくさんあります。
また、近年徐々に道路工事によって整備されてはいますが、古い国道や県道もまだまだ残っています。
そのなかには大きめの乗用車では走りにくいところも残っています。
そのような狭い町並みを通る際には小回りの利く軽自動車のほうが運転しやすいという事情もあります。
コンパクトカーの保有率も3割ある理由もおそらくこのあたりにあるのではないでしょうか。
実際、私どもも業務の際やプライベートで自動車を運転していると、かなりの率で軽自動車を見かけます。
4割の保有率というデータも納得です。
奈良県に住むなら自動車は必要か

ここで気になるのは「奈良県に住むなら自動車は必要か」ということになりますが、結論から言えば、 『あってもなくてもよいが、あれば行動範囲が広がって楽しいかも』という程度です。
車がない・保有しないならば、ベッドタウンと呼ばれているエリアを居住地に選べば電車・バスの交通の足は確実に確保できます。
駅や停留者から離れたところに行く場合も自転車・バイクで行くことが可能な範囲に生活に必要な施設や店舗が揃っていますので、不便なく暮らすことができます。
もちろん自家用車があればさまざまなところに移動できるので楽しく奈良ライフを送ることができますよ。
ただ、奈良県内には電車・バスの本数が少ないエリアや山間部の公共交通機関が未発達なエリアも少なくないので、そういったところに暮らす場合は自家用車が必要になるでしょう。
【奈良県は普通車と軽自動車の割合どっちが多い?】まとめ

以上、自動車の種別ごとの保有率やそれに関連するデータを見た上での、奈良県の自動車事情について考察してみました。
奈良県の賃貸物件には、駐車場1台分が確保できる物件が多いですが、多くの場合別途駐車場の賃貸料が必要となるので、お部屋探しの際には気をつけてください。
また、賃貸のマサキでは駐車場に関するご相談もお受けいたしますので、セカンドカー用の駐車場を確保したいなどぜひご相談ください。
記事作成参考データ
・//statresearch.jp/traffic/car/car_pref3.html?pref=29
・//www.jama.or.jp/stats/m_report/pdf/2020_09.pdf
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