【雷被害から賃貸住宅を守るには?】火災・感電・家電故障を防ぐ対策
「火災・家電の故障…」雷から賃貸住宅や自分自身を守るには?対策をご紹介

夏は雷の多い季節。
落雷は様々なトラブルや被害の原因となりうるもので、賃貸住宅やその住人にも影響をおよぼすことがあります。
どのようなトラブルが想定されどのような対策がとれるでしょうか。
そもそも雷とは何かという話も含め、詳しく解説していきます。

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賃貸専門家:出口晏奈
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そもそも雷って何?

雷の正体、それは電気です。
より正確に言えば、雲同士もしくは雲と地面との間で生じる大規模な放電現象を雷と呼びます。
雲内の氷や水滴がぶつかりあって生じた静電気が蓄積され、放出されるのです。
雷にはいくつかの種類があります。
ひとつは「空中放電」
雲内や雲同士の間で起こる、いわゆる稲妻です。
空中放電は雷のなかで最も頻繁に見られる現象です。
もうひとつは「雲放電」
雲と地面や建物などの間で生じる、いわゆる落雷です。
落雷は人や物に被害を与えたり、トラブルを引き起こしたりしうるので注意が必要です。
それからもうひとつ。
大変珍しい現象として「地表放電」というものがあります。
地表放電は、逆落雷とも呼ばれる通り、地面や建物などから空へ向かって放電が生じます。
雷はわが国では年間約200万回起こっており、とくに夏場に多く発生します。
賃貸住宅における雷のトラブル・被害

雷が引き起こす色々なトラブルや被害。
とくに賃貸住宅に住む方は、次のようなことに注意する必要があります。
①落雷
雷によるもっとも直接的な被害です。
建物やベランダなどに雷が落ちることによって、感電したり火災が発生したりする危険があります。
②雷サージ
雷は間接的な被害ももたらします。
住宅の近くに雷が落ちた際に過剰な電流・電圧が発生し、それが配線やコンセントを通ることによって家電製品が故障したり破損したりする恐れがあります。
③雷鳴
近くで雷が鳴ったり落ちたりすると、非常にうるさい音が響きわたります。
突然の大音量は精神的な不安・不快感を引き起こす可能性があります。
とくにお子さんやペットはとても怖い思いをしやすいので、気を配る必要があります。
こうした雷による被害・トラブルへの補償は、賃貸住宅の契約時に加入する火災保険によって行われます。
ただし内容は保険会社によってもさまざまで、たとえば雷サージによる家電製品の故障は補償対象外となる場合もあります。
保険の補償内容は何かしら起こる前に確認して、把握しておきましょう。
賃貸住宅で雷から人や物を守る対策は?

賃貸住宅において、雷によるトラブル・被害から人や物を守る対策には以下のようなものがあります。
・物件自体の対策
・室内の対策
・個人的な対策
まず物件自体の対策。
これは賃貸住宅の管理会社や大家さんが行うものです。
屋根や外壁に避雷針や被雷線を設置することで落雷を地面へと導き、建物全体を守る「雷保護システム」
配電盤やコンセントに過電圧保護気やサージタップを設置し、雷サージを吸収して電圧を適正化し、個々の回路や機器を守る「サージ保護デバイス」
こういった対策を施している賃貸物件であれば、雷への不安は軽減できることでしょう。
次に室内の対策。
これは賃貸住宅への入居者が行うものです。
雷雨が迫ってきたらテレビ・パソコンなど家電製品の電源を切ってコンセントを抜くことで雷サージに備える。
落雷のリスクを軽減するためにベランダの洗濯物やプランターなどを室内に避難させて、火災や感電を防ぐ。
こうした対策を素早く行うことができれば、雷によるトラブルや被害に見舞われにくくなるでしょう。
そのためには、雷の予報や注意報をしっかりチェックしておくことが重要です。
最後に個人的な対策。
これは雷雨の際に個々人がしておくべき心構えです。
雷の大きな音でびっくりしたり不安になったりするのは仕方のないことではありますが、雷鳴そのものには危険はありません。
むしろ、雷鳴でパニックを起こしてしまうほうがよほど危険です。
深呼吸をして、心を落ち着けるようにつとめましょう。
また、自分自身もそうですが、お子さんやペットがおられる場合、過剰に怯えないようフォローする必要があります。
一緒に居る・繰り返し声をかける・気を紛らわせるなどして、安心させてあげましょう。
まとめ~油断せず、しっかりと雷対策を~

いかがでしたでしょうか。
今回は雷によるトラブル・被害から賃貸住宅や自分自身を守る対策について見ていきました。
実際に落雷で火災などに見舞われることはそう多くはありません。
ですから、ご紹介したコンセントを抜く・ベランダの物を避難させるといった対策について「そんな大げさな」と思われる方もおられるかもしれません。
ですが、雷は間違いなく大きな被害をもたらす恐れのある自然現象です。
油断せずに、しっかりと対策を取っていきましょう。
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