【中学生の一人暮らしは可能?】賃貸契約の条件と注意点を詳しく解説!
中学生でも賃貸物件で一人暮らしは可能?トラブルに巻き込まれないためには?詳しく解説!

保護者が海外赴任をしなければならなくなったが子供は日本を離れるのが難しい場合や、部活動などの事情で、どうしても中学生だけの一人暮らしを検討しなければいけない時もあるでしょう。
法律上は、中学生が賃貸物件を借りて一人暮らしをすることは可能なのでしょうか?
もし可能だとすればどんなことに気をつければトラブルを避けることができるのでしょうか?
この記事では、中学生の一人暮らしに関するこうしたよくある質問への回答を中心に、詳しく解説していきます。

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賃貸お部屋探しのプロが見るポイント
賃貸専門家:吉田 政孝
不動産キャリア:23年
賃貸のマサキ天理駅前店所属。店舗運営のサポートの傍ら、ルームアドバイザーのキャリア23年以上の大ベテラン。奈良の社内仲介ランキングNo.1の実績有り。奈良の賃貸事情は勿論、美味しい飲食店や人気観光スポットなど、奈良のことは幅広い情報を持ち、特に天理市事情に日本一詳しいと自負。自身がナビゲータ役を務めたテレビ番組も多数あり。過去にアルバイトで習得したオムライス作りをスタッフへ教えるほど食通とか。


法律上、中学生が賃貸物件で一人暮らしをすることは可能?

まず法律上の決まりについて確認しておくと、18歳未満の未成年者が何らかの契約を結ぶ際には法定代理人(親権者など)の同意を得なければならないと民法で定められています。
逆に言えば、法定代理人の同意があることを示すことができれば、法律上は中学生も賃貸物件を契約して一人暮らしができるということです。
未成年者が部屋を借りる場合、親権者が署名捺印をした「親権者同意書」を不動産屋に提出する必要があります(契約時に親権者が同席することが難しい場合は、本当に親権者が印鑑を捺しているのかを確認するために、印鑑証明など別の書類の提出も求められる場合があります)。
一般的には中学生には家賃等を滞りなく支払うだけの収入がないため、中学生名義で契約して親権者などの大人が連帯保証人になるか、大人の名義で契約して中学生が入居するか、どちらかのパターンを採ることになります。
ただし、法律上問題がなく収入面の心配はないからと言って、絶対に中学生が一人暮らしできるとは限りません。
他にも、確認しておくべきポイントがいくつかあります。
第一のポイントは、学校の許可が下りるかどうかです。
特に公立の学校については、保護者(親権者など)と中学生の住所が同じでなければ入学することができないと定められているケースもあります。
学校側の決まりについても確認してみましょう。
第二のポイントは、賃貸オーナーの許可が下りるかどうかです。
中学生が一人暮らしをする際は大人が一人暮らしをするとき以上にさまざまなリスクがある上、中学生自身に十分な収入があるケースは稀なことから、中学生の一人暮らしを歓迎しない賃貸オーナーも少なくありません。
親権者などの大人が契約者となる場合も、必ず契約前に賃貸オーナーに中学生の一人暮らし用にその部屋を借りたい旨を伝えておくようにしましょう。
これらのポイントをクリアしていても、親戚や知人などの信頼できる大人に一緒に暮らしてもらうことが本当にできないかどうかは、慎重に確認をした方が良いでしょう。
どうしても中学生が一人暮らしする以外の方法を採ることが難しい場合は、次の章でご紹介する注意点をしっかり確認しておくようにしてください。


一人暮らしの中学生が健康・安全に暮らすために気を付けるべきことは?

一人暮らしを始める前に一通り家事を練習しておく
一人暮らしを始めてからいきなり家事をしようと思うと、うまくいかなかった時に改善方法がわからず、家事をすることを放棄する事態になってしまう可能性もゼロではありません。
料理を一切行わずに栄養失調になってしまったり、掃除を一切行わずに部屋がゴミ屋敷状態になってしまったりすると、後戻りが大変になってしまいます。
料理・洗濯・掃除など、一通りの家事は一人暮らしを始める前に大人から教わっておくと良いでしょう。
心身ともに健康に暮らすための生活ルールを決めておく
友人のたまり場にならないように気を付ける
中学生は大人からの口出しを特に鬱陶しく思いやすい年頃。
一人暮らしをしている中学生の家は、子供だけで友達と長時間過ごせる都合の良い場所としてたまり場にされやすい傾向にあります。
大人数の中学生が集うと騒音トラブルにつながりやすくなってしまいますし、一人暮らしの生活リズムが乱されてしまうなどの影響が出ることも考えられるので、そもそも積極的には友人を招かないように気を付けた方が良いでしょう。
一人暮らしをしていることを安易に周囲に話さないように注意するほか「うちは壁が薄いから音が響きやすくて人を呼ぶことはできない」等、断り方についても事前に保護者などの大人と中学生で相談して決めておくと安心です。
騒音トラブルを起こさないように気を付ける
前述したように友人同士の話し声は自分たちが思っている以上に響くものですし、楽器演奏をしたり好きな音楽をかけていたりするときも、良い気分で過ごしていればなおさら大きな音を出していることに気づきにくいものです。
大きな音が出ている状態が続くと、賃貸オーナーが問題視して家から出ていくよう告げられてしまうかもしれないですし、近隣住民に反感を持たれて攻撃対象とされてしまう可能性もあり、危険です。
なるべく静かに暮らすように心がけましょう。
病気やけがをしたらすぐに大人に伝えるようにする
中学生が「大事ではない」と判断して病気やけがを放置してしまったために、状態が悪化してしまうことも考えられます。
自分では軽い病気やけがだと感じたとしても、体調に変化があればすぐに保護者などの大人に共有するよう取り決めておいた方が良いでしょう。
犯罪に巻き込まれないための生活ルールを決めておく
知らない人の訪問があった際に安易にドアを開けない・応答しないようにする
カルト宗教の勧誘を行っている人や違法性の高い商品のセールスを行っている人は、不安な気持ちを持っている人や頼る先がない人を狙っています。
一人暮らしの人は目を付けられやすい対象ですが、しっかりした判断が難しいと思われやすい中学生はその中でも特にターゲットにされやすいと言えるでしょう。
消防関係の点検等を騙って無理やり家に入られてしまうケースもありますが、こうした点検は事前に訪問予定時刻が告知されることがほとんどです。
ドアを開けていいか迷うようなケースは一旦保留にして、大人の確認を取ってから訪問してもらうようにした方が良いでしょう。
家を契約する際も、なるべくオートロックやインターホン、防犯カメラなどが備え付けられた、安全性の高い物件を選ぶようにしましょう。
深夜は絶対に家の外に出ないようにする
深夜に外出するとそもそも睡眠が十分取れず体調を崩しやすくなってしまいますし、トラブルに巻き込まれやすくなります。
遅い時間は家の外に出ずしっかり睡眠をとるよう、ルールを決めておくと良いでしょう。
なるべく定期的に大人が様子を確認しに行く
家が荒れてしまったり、心身の健康を損なったり、犯罪に巻き込まれたりしてしまったりしても、怒られたり責められたりするのを避けようとして、中学生が保護者に報告しないままになってしまうケースもないとは言えません。
できれば保護者自身が、定期的に中学生が暮らす家の様子を見に行くと良いでしょう。
保護者自身が様子を見に行くことが難しいとしても、中学生の家の近くに住む親族や友人など信頼できる大人にお願いして、時々中学生の生活の様子を確認してもらうようにするのがおすすめです。
実際に様子を見に行くことがどうしてもできない場合も、保護者がこまめに連絡し中学生の日々の様子を確認して、異変があったときにすぐ気づけるような体制をつくっておきましょう。
保護者に虐待されているなどの理由で家を出たい中学生はどうすればいい?

虐待などを受けていて他の大人に助けてほしい場合は、以下の電話番号にかけて相談してみてください。
どちらも、24時間365日対応しています。
・児童相談所虐待対応ダイヤル「189」
TEL:189
・24時間子供SOSダイヤル
TEL:0120-0-78310
(相談先の電話番号はこの記事を書いている時点のもので、変更となる可能性があります。
インターネットの検索欄に「子供 虐待 相談先」などのキーワードを入力して、自分の地域の相談先を調べると確実です)
できるだけ保護者を刺激せずに家から離れたいと考えている方は、寮がある学校を受験することもおすすめの方法です。
まずは学校の先生など信頼できそうな大人に相談してみるのも良いでしょう。
【中学生の一人暮らしは可能?】まとめ

この記事では、中学生が賃貸物件を借りて一人暮らしを借りることは法律上可能なのかについて、また、どんなことに気をつければトラブルを避けることができるのか等について、解説しました。
・法律上未成年が一人で賃貸物件を契約することは不可能で、親権者の同意を得なければいけないこととされている
・親権者の同意があれば、法律上は中学生も一人暮らしをすることが可能である
・学校や賃貸オーナーが中学生の一人暮らしを許可していない場合もあるので、事前に確認が必要
・中学生が一人暮らしをする場合は、心身の健康を保つためのルールや犯罪に巻き込まれないためのルールを事前にしっかりと話し合っておくことが大切
・保護者に虐待を受けていて家を出たい中学生は、電話番号「189」にまずは相談を。
保護者を刺激せずに離れたい場合は、学生寮付きの学校への進学も視野に入れると良い
ただでさえ初めての一人暮らしは様々なリスクが伴うものですが、中学生の一人暮らしは一層の注意と準備が必要です。
まずは本当にどうしても大人と一緒に暮らすことは難しいのか、頼れる人はいないかをよく確認するところから始めてください。


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