【油性ペンの汚れを落とす方法とは?】衣服・家具・壁紙など素材別に解説
【衣服・家具・壁紙……】しつこい油性ペンの汚れを落とすには?

ほとんどのご家庭で見かける油性ペン。
何かと活用するものですが、望まない場所にインクがついて汚れになってしまうとなかなかきれいに落とせず苦労します。
どのようにすれば簡単かつ上手に落とすことができるでしょうか。
素材ごとに詳しく解説してゆきます。

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賃貸専門家:内田紘一
資 格:宅地建物取引士
宅地建物取引士保有で業界10年以上のベテラン!先読みする性格を武器に数多くの賃貸媒介をこなし、特に学生では成約数TOPクラスの実績。休日の日は家族・愛犬と車中泊をしながら、各地の有名観光地巡りなどドライブをする事が趣味です。奈良市はもちろん、生駒市・大和郡山市など、エリアを問わず奈良に詳しい賃貸専門家の内田がご紹介します。
油性ペンの成分に応じた汚れの落としかたがある

紙だけでなく、布にでもビニールにでも何にだって書けてしまう油性ペン。
とっても便利ですよね。
例えばお引っ越しの時に荷造りした内容などを箱の外側に書いておくのに使いますし、普段の生活の至るところでも活用されている方は多いと思います。
どんな材質にでも書けて、かつ水性ペンと違って水濡れにも強く、落ちにくい。
もちろんこれは油性ペンの特徴であり良いところなのですが、意図しないところについてしまった場合は非常にやっかいなものになってしまいます。
小さなお子さんのおられるご家庭では、家具などに油性ペンで落書きされて拭いても落ちない……なんてお悩みもあるあるですよね。
ところで、油性ペンはどうして落ちにくいのでしょうか。
水性ペンにも油性ペンにも主な成分として着色料と溶剤が使われています。
この2つを混ぜることでインクとなるのです。
水性ペンは水を溶剤としていて、油性ペンには揮発性有機溶剤が用いられています。
これが水性ペンと油性ペンの主な違いになります。
揮発性有機溶剤はその名の通り揮発性が高く乾きやすい。
そしてこれを用いたインクは高い耐水性を発揮します。
加えて油性ペンには定着材というものが含まれていて、これはペンで書いた相手の素材にインクを定着させはがれないようにするはたらきを持ちます。
この定着材のはたらきと揮発性有機溶剤の性質によって、油性ペンで書いた文字や絵などは非常に落ちにくいものになっているのです。
落ちにくい理由が成分によるものだと分かれば、意図しないところについた油性ペンの「汚れ」を落とす方法も見えてきます。要するに「油性ペンの成分に応じた落としかた」をすれば良いのです。
がんこな油性ペンの汚れの落としかた。
汚れがついた場所の素材によっても最適な方法は異なってくるので、まとめてご紹介してゆきましょう。
実はどのご家庭にもあるようなもので、きれいに落とせるんです。
素材別・油性ペンの汚れの落としかた

衣服など布地についた汚れ
【用意するもの】
除光液またはクレンジングオイル・タオル(あて布用、汚れ落とし用の2枚)・ビニール袋・洗面器・洗剤・水
1.作業をする場所が濡れないように、一番下にビニール袋を敷いておきます。
2.ビニール袋の上にあて布用のタオルを置き、さらにその上に衣服などの汚れた箇所を乗せます
(下からビニール袋→あて布→衣服等の順になるように)。
3.汚れに除光液もしくはクレンジングオイルを少量垂らし、もう1枚のタオルで上からトントンと叩いて汚れをあて布に移してゆきます。
4.一旦あて布に移った汚れが再び戻らないよう適宜あて布をずらしつつ、3の作業を汚れが薄くなるまで繰り返してゆきます。
5.洗面器に洗剤を入れ水で薄めたものを用意し、布地をもみ洗いした後しばらくつけ置きにします。
6.最後に水洗いし、乾かして完了です。
木製の家具や床などについた汚れ(1)
【用意するもの】
エタノール・タオル(汚れ落とし用、拭き上げ用の2枚)・中性洗剤
1.タオルにエタノールを染み込ませて、汚れている箇所をごしごしとこすり汚れを落とします。
2.仕上げに中性洗剤をタオルにつけて拭き上げれば完了です。
※備考※
・エタノールがなければバターやマーガリンを同じように使えば代用可能です。
仕上げに中性洗剤で拭き取るので油やにおいが残ることはありません。
・エタノールの代わりに除光液が使われることもありますが、木製の製品にはニスが使われていることが多く、除光液を使うとニスが溶けてしまう恐れがあるので使用は控えましょう。
・木材の塗装や仕上げの状態によってはエタノールでも変色などを起こしてしまう場合があります。
必ず目立たない面で試してから使用しましょう。
・中性洗剤は製品に記載されている使用法や注意点に従って使用してください。
木製の家具や床などについた汚れ(2)
【用意するもの】
たばこや線香の灰・タオル(汚れ落とし用、水拭き用の2枚)・水
1.汚れている箇所に灰を塗り、タオルでごしごしとこすります。
2.仕上げにきれいに水拭きをして完了です。
※備考※
・たばこや線香の灰は炭酸カリウムという物質が主成分となっており、この物質の洗浄効果により汚れを落とすことができます。
また粉の粒子が研磨剤の働きをし、こすることで効果を発揮します。
・灰の代わりにみかんの皮でも代用可能です。
みかんの皮に含まれる「リモネン」という成分が油性の汚れに対して高い洗浄効果を示します。
この場合はみかんの皮を直接汚れにこすりつけ、仕上げに水拭きをしましょう。
壁のクロス(壁紙)についた汚れ
【用意するもの】
エタノール・スプレーボトル・メラミンスポンジ・水
1.スプレーボトルに入れたエタノールを壁紙の汚れている箇所に吹きつけます。
2.そのまま20秒ほど放置して、水のついたメラミンスポンジでこすって汚れを落とし、完了です。
※備考※
・メラミンスポンジで壁紙をこする時はできるだけ優しく行いましょう。
強くこすりすぎるとクロスが傷ついてしまう可能性があります。
窓ガラス(すりガラス以外)やプラスチック製品についた汚れ
【用意するもの】
消しゴム
1.ガラスやプラスチックの、油性ペンで汚れている箇所を消しゴムでこすり汚れを落とし、完了です。
※備考※
・消しゴムはガラスやプラスチックなど、油性ペンのインクが染み込まず表面に凹凸のない素材に有効な方法です。
・すりガラスの表面には細かい凹凸があるので消しゴムは使えません。
スプレーボトルなどを使ってエタノールを吹きつけ数十秒ほど放置し、浮いてきた汚れをタオルやコットンでこすり落とすようにしましょう。
表面がざらざらしたタイルについた汚れ
【用意するもの】
歯みがき粉・歯ブラシ・タオル・水
1.水でしめらせたタイルを、少量の歯みがき粉をつけた歯ブラシで円を描くようにこすり、汚れを落とす。
2.汚れが落ちた後、タイルに残った歯磨き粉をタオルで拭き取って完了です。
※備考※
・表面がつるつるしたタイルの場合は、ガラスやプラスチックと同様に消しゴムでこすれば汚れを落とせます。
・歯磨き粉に含まれる研磨剤が汚れ落としに強力な効果を発揮します。
ただし強力なあまり、タイルのように丈夫な素材でなければ表面を傷つけてしまう恐れがあるので、使う相手の素材には十分注意しましょう。
汚れが落とせない素材に注意!

油性ペンの汚れが付着した素材によって落とし方を工夫すれば大抵はきれいにすることができますが、なかには汚れが落ちない素材もあります。
・紙製品
・革製品(天然皮革・合成皮革ともに)
・石やブロック、レンガ
これらのように深くまでインクが染み込んでしまう素材や表面の凹凸が激しい素材は、一度油性ペンの汚れがついてしまうと落とすことができなくなってしまうので、汚さないように注意しなければいけません。
また、木材なども時間が経ってインクが奥のほうまで入り込むと汚れを落とせなくなってしまいます。
素材に関わらず汚してしまったらすぐ、もしくは汚れに気づいたらすぐに落とすよう試みましょう。
まとめ~適した方法を覚えておくと便利~

いかがでしたでしょうか。
今回は油性ペンでついてしまった汚れの落としかたについて見ていきました。
・汚れがついた素材の性質ごとに適した落としかたがそれぞれある。
・素材によっては汚れが落とせないものもある。
・時間が経つと汚れが落ちなくなってくるのでなるべく早く落とすようにする。
ご紹介したような方法をあらかじめ頭に入れてさえおけば、油性ペンで汚れてしまった時、身近な物ですぐに対応することができます。
エタノールなどは手元になければ用意しておくのも良いでしょう。
普段から消毒やお掃除に活用することもできるのでムダにはならないと思います。
もろもろの注意点も含めてチェックして、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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