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担当者:安達竜哉
特技は少林寺拳法!趣味は愛車のお手入れです!奈良の不動産情報に詳しい私が賃貸情報や暮らしに関する事などお役立ち情報を配信していきます。
【シールを上手に剥がすコツ】自宅にあるものを使って、頑固なシールをスッキリきれいに剥がす方法
頑固に貼りついたシールは剥がしにくいですよね。
値札や子どもが貼ったシールを無理に剥がすと、傷や跡が残ってしまうことがありますが、実は、シールを簡単にきれいに剥がす、おすすめの方法があるんです。
今回は、簡単にシールを剥がすコツや裏ワザをご紹介します。
子どものころ、シールを貼って遊んだことがある、という人は多いのではないでしょうか。
シールを台紙からそっとめくって、指にくっつく粘り気を楽しんだ経験は、指先の感触とともに懐かしくよみがえりますよね。
そして、どこに貼ろうかとワクワクし、貼ったあとも眺めたり念入りにこすったりしたことがある、という人もいらっしゃるでしょう。
シールはいつの時代も、子どもにとっては魅力あふれるオモチャです。
でも、貼ったシールに飽きて剥がそうとしたとき、上手く剥がれず汚れた跡が残って困ったことはありませんか?
中途半端に剥がれ残ったシールのべたつきや残骸を目にすると、幼い子どもだったころでもストレスを感じたものです。
そして大人になった今も、剥がれないシールやステッカーと日々悪戦苦闘しているという人は多いのではないのでしょうか。
子どもが貼ったシールのほかにも、商品の値札や車に貼られたステッカー、お酒類のラベルなど、シール類は日常生活の中にあふれています。
ゴミを分別するときにもシールを剥がす必要がありますが、上手く剥がせず無駄な時間や労力がストレスになっている人も少なくないでしょう。
剥がれにくいシールが、簡単に、跡形もなくスッキリきれいにできたら、余計なストレスも解消できて気分も清々しくなりますよね。
ここでは、「シールが剥がしにくくなる理由」や、「便利アイテムを使う、失敗のないシールの剥がし方」についてお伝えしていきます。
どうしてシールは時間が経つと剥がしにくくなるの?
ステッカー、ラベルなどほかにも呼び名はありますが、シールは今ではどこでも見かけるものですよね。
日本で初めてシールが使われたのは100年と少し前の明治時代の終わりです。
その後、昭和になってシールの技術や機械が進化してから、ガムテープやお酒のラベルなど種類も増え、少しずつ現在の形になっていきました。
それから数十年…、いったいどれくらい多くの人が、シールを剥がすのに悪戦苦闘してきたのでしょうか。
「粘着質」という言葉は「ねちっこい」や「しつこい」というネガティブな意味でもよく使われますが、剥がれにくいシールの粘着剤のイメージにぴったりですね。
シールは、貼ってすぐだと剥がしやすいですが、時間が経てば経つほど剥がしにくくなります。
これは、どうしてなのでしょうか?
シールがくっつくのは、物質と物質がすきまなくくっついて引き合う、「分子間力(分子と分子の間に働く力)」の作用によります。
シールがベタベタしているのは粘着剤が塗られているからですが、この粘着剤が液体のように物質のすきまを埋めて密着させ、「分子間力」を発生させるのです。
そしてこの粘着剤は、時間の経過とともに起こる影響を受けて変化していきます。
熱や紫外線などの作用で、流れて動く性質が生まれてベトベトしてくるのです。
そしてさらに時間が経つとそれが固まってしまい、粘着剤だけがしっかりと残るという困った状態になってしまうのです。
夏の暑さや強い陽射しがシールの剥がれにくくなる原因だった、なんて意外ですよね。
家にあるものでシールを簡単に剥がす裏ワザ
そんな剥がれにくくなったシールを簡単に剥がす方法があれば、すぐに試してみたくなるものです。
まず、どこのご家庭にでもあるものでシールを剥がす、簡単な裏ワザをご紹介していきましょう。
ヘアドライヤーで温める
「シールは、粘着剤が物質のすきまを埋めて密着させる」とお伝えしました。
なので、粘着剤をやわらかくしてすきまを作ると、シールは剥がれやすくなります。
方法は、ドライヤーで温めるだけ!なのでとても簡単です。
まずシールを少しめくって、くっついている面にドライヤーの温風をあててください。
15秒くらい熱を加えて粘着剤がやわらかくなってきたら、少しずつそっと剥がしていきます。
この方法は、ベタベタ感が残りにくいのでおすすめですよ。
ただし熱によって変色や傷みが起こることもあるので、家具や大切なものは目立たないところで試してみてからにしてくださいね。
ぬるま湯でふやかす
そのまま水につけてもよい材質のものは、ぬるま湯を入れた洗面器やシンクなどにつけておいてください。
水分が粘着力を弱くし、おまけに紙はふやけるので、剥がしやすくなります。
水につけられない大きなものや家電製品などは、シール部分にぬるま湯をスプレーするといいでしょう。
水分が染みこむと少しずつふやけてきますので、ゆっくり剥がしてみてください。
それでもうまく剥がれないときに試してみよう
シールは「粘着質」でねちっこくてしつこいので、お伝えした簡単な裏ワザでは剥がれにくいこともあります。
貼ったシールの面積が広すぎたり、重ねて大量に貼ってあったりする場合はドライヤーなどでは太刀打ちできないこともありますよね。
そんなときや、ぬるま湯などで剥がしたあともベタつきが気になるときは、次のような方法をぜひお試しください!
どこのご家庭のキッチンにもある中性洗剤
どこのご家庭のキッチンにもある、食器洗い用の中性洗剤を使ってみましょう。
ここでは、キッチンのお役立ちアイテムの、ラップとキッチンペーパーも使用します。
まず中性洗剤を含ませたキッチンペーパーを、シールに水分が染みこむようにおきます。
その上からラップでぴったりと覆って、10分から20分くらい放置したあと、ゆっくりと少しずつ剥がしていってください。
これできれいに剥がせますが、なぜ中性洗剤がシール剥がしに効果があるのかというと、洗剤に含まれている界面活性剤が活躍してくれるからです。
この界面活性剤はシールと粘着剤にすきまを作る働きをするので、シールが剥がれやすくなるのです。
ただし、デリケートな素材などは変色の恐れがあるので、注意してくださいね。
セルフネイルの必需品、マニキュアの除光液
セルフネイルをしている人ならご家庭にある、除光液を使ってみましょう。
まずシールの表面に、カッターなどの刃先のとがった道具で切れ目をいれます。
これは液体を十分に染みこませるためなのですが、貼ってあるものに傷が付かないように注意して行ってくださいね。
ほかの部分にこぼさないように、シールに少量ずつ除光液をかけて10分くらい放置したあと、ヘラなどを使って剥がしてみてください。
ただし、除光液をかけると傷んだり変色したりすることがあるプラスチックやデリケートな素材のものには使用しないでくださいね。
除光液は、ドラッグストアなどでお手頃価格で購入できますよ。
環境にやさしい洗浄剤、セスキ炭酸ソーダ
ドリンクのような名前の「セスキ炭酸ソーダ」は、最近耳にすることが増えてきましたよね。
セスキ炭酸ソーダは、重曹と炭酸ナトリウムという天然素材で構成された、環境にやさしい洗浄剤です。
「アルカリ性の重曹は、酸性の汚れに強い」というのはよく知られていますが、セスキ炭酸ソーダはその重曹よりもさらにアルカリ度が高いので、酸性の成分が多いベタつきなどの汚れに効果を発揮してくれます。
まず、500ミリリットルの水に、小さじ1のセスキ炭酸ソーダを溶かしてください。
セスキ炭酸ソーダは、重曹よりも水に溶けやすいというメリットもあるんですよ。
そして、溶かした液をスプレーボトルに入れ、シールに吹きつけます。
その上からラップで覆ってフタをし、10分くらいおいてから剥がしてみてください。
セスキ炭酸ソーダは、100円ショップやホームセンターで手に入ります。
液体を遠慮したいものには消しゴム
では、洗剤や溶剤などの液体でダメージを受けることがある家具などはどのようにすればよいのでしょうか?
ほかにも壁やドア、柱などには、液体は使いにくいですよね。
このようなところのシールを剥がすのにおすすめなのは、消しゴムです。
剥がれ残った部分をこすると、消しゴムのカスと一緒にきれいに取れますよ。
小さなお子さんのいるご家庭なら、親子で一緒に遊び感覚で楽しくできますね。
貼って日の浅いうちならセロハンテープやガムテープ
シールを貼ってからまだ日の浅いうちなら、この方法がおすすめです。
セロハンテープやガムテープを丸めて、粘着部にシールの剥がれ残りをくっつけてしまうのです。
粘着力が弱くなったら新しいテープを使い、くっつけて取ることを何度も繰り返すと細かい部分まできれいに取り除くことができますよ。
荒れや乾燥から肌を守ってくれるハンドクリーム
手肌を荒れや乾燥から守ってくれるハンドクリームは、こんなところでも役に立ってくれます。
ハンドクリームの油分は、シールの粘着力を弱くする作用があるのです。
使い方は、シールを剥がして残った部分にハンドクリームを塗るだけです。
そしてしばらく放置したあと、こすって落としてください。
ハンドクリームは、水分が多い軽めのタイプのものを選びましょう。
水分が多いタイプの方が、油分がすみずみまで染みこみやすいのでより効果的です。
お急ぎの方にはシール・ラベル剥がしスプレー
すぐにシールを剥がしたい人や、強力な粘着力でガンコにしがみついているシールには、こちらがおすすめです。
「除光液の使い方」でもお伝えしたように、カッターなどでシールの表面に切れ目をいれて、薬剤を染みこみやすいようにしたあと、全体にスプレーしてください。
薬剤なので使えない素材などもありますので、説明書をよく読んでからお使いくださいね。
ヘラも用意しよう
シール剥がし剤などを購入すると付属していることがあるヘラですが、洗剤などの水気のあるアイテムを使うときはヘラが役に立ちます。
できれば金属製のものより、素材に傷のつきにくいカーボン製のヘラを用意することをおすすめします。
これを使用すると、最後の仕上げに差をつけることができます。
シールを剥がすときにやってはいけないこと
ここまで、「家にあるものでシールを簡単に剥がす裏ワザ」や「それでも剥がれないときの方法」などについてお伝えしてきました。
今回ご紹介した方法を駆使すれば、これまで「シール剥がし」という試練に何度も立ち向かい、敗北を重ねてきた人でも、これからは圧倒的な勝利をおさめることができるでしょう。
でも、その前に、気を付けなければならないことがあります。
いくら簡単にシールを剥がす方法といっても、誤ったやり方で行うと、家具や家電製品に傷をつけたりダメージを与えてしまったりすることがあるのです。
では、シールを剥がすときにやってはいけないこととは、どのようなことでしょうか。
強い力で剥がそうとする
デリケートな材質の家具やインテリアを強くこすりすぎたりすると、表面や塗装まで剥がれたりすることがあります。
また、家電製品などは金属製で光沢のあるものが多いので、傷がついてしまうとかなり目立ってしまいます。
できるだけ慎重に、少しずつやさしく剥がすようにしましょう。
お役立ちアイテムも、材質によっては使えないことも
除光液などがプラスチックにダメージを与えたり、ハンドクリームの油分が家具に染みこんで落ちない汚れになったりと、材質によっては使用できないアイテムもあります。
薬剤を使用するときも、必ず説明書をよく読んで、色や質感が変わったりしないか目立たない部分で試してから行ってくださいね。
「シールを剥がしてきれいにするつもりだったのに、余計に汚れてしまった」なんていうことにならないように、十分注意しましょう。
また、小さなお子さんのいるご家庭で薬剤を使用するときは、換気を良くしたりすることも大切です。
使用後も、薬剤が体に触れたりすることがないように、拭き取りなども十分に行ってくださいね。
【シールを綺麗に剥す方法とは?】のまとめ
今回は、「シールが剥がしにくくなる理由」や「さまざまなアイテムで上手くシールを剥がすコツ」、そして「そのときに注意するべきこと」などについてお伝えしてきました。
シールとの悪戦苦闘で大切な時間や労力を無駄にしないように、ぜひ参考になさってください。
人に取りついて悪い影響を及ぼしていた何かがなくなることを、「つきものが落ちる」といいますが、大切な家具や家電製品にしつこく貼りついていた「つきもの」のシールがスルッときれいに落とせたら、心も軽くなり清々しい気分になれるはずです。
気になっていたインテリアの汚れがスッキリきれいになって輝きを取り戻すと、部屋全体が明るくなって、ご自宅が心からくつろげる癒し空間になるでしょう。
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