-
担当者:古川真史
【奈良に住んで20年】奈良を誰よりも愛し続ける奈良ヲタク。人気グルメから人口や歴史、鹿の生息数。何でも答えます。最近は大仏プリン推し。
前の入居者の郵便物が届いた場合の対処法
引っ越した直後に、前に入居していた人の郵便物が届いてしまうことがあります。
もしこのような事態に見舞われた場合でも、きちんと対処しておけば問題ありません。
そこで前の入居者の郵便物が届いたら、どのように対処するのかを確認しておきましょう。
なぜ前の入居者の郵便物が届くのか
もし前の入居者の郵便物が届いた場合、なんでこんな事態が発生するのか疑問に思うこともあるでしょう。
主な原因は、前に入居していた人が転居届を出していないからです。
通常引っ越しをした場合、早急に転居届を出すことが多いでしょうが、どうしても忙しくて多少遅れてしまうこともあるでしょう。
場合によっては転居届をすぐに出していたとしても、タイムラグが発生したことで、きちんと郵便物が届かないこともあるのです。
万が一前の入居者の郵便物が届いたとしても、正しい方法で対処すれば問題はないので、慌てずに対応しましょう。
万が一他人あての郵便物が届いた場合
前の入居者の郵便物が届く原因としては、転居届の遅れやタイムラグなのですが、場合によっては全く関係のない人の郵便物が届くこと、両隣や上下階に住んでいる人の郵便物が届くこともあります。
このように他人あての郵便物が届いた場合、前の入居者あてであっても、近隣住民あてであっても、対処方法は全く一緒です。
そこでどのように対処すればよいのかを紹介していきます。
付箋を貼ってポストに投函する
万が一前の入居者あての郵便物が自宅のポストに投函されていた場合、複数の対処法が存在しています。
近くに郵便ポストが設置されている場合には、誤って届いた郵便物に付箋を貼り、付箋に間違って投函されていた旨を記載してポストに投函すればよいのです。
付箋に記載する文面に決まりはないので、間違って投函されていたことがわかるように書けば問題ありません。
ただし、直接郵便物に記載しないように注意しましょう。
最寄りの郵便局に申し出る
人によっては自宅に付箋がない場合もあるでしょう。
また、近くに郵便局がある地域に引っ越しをする人もいるでしょうが、このようなときには直接最寄りの郵便局に行って、郵便物が間違って届いていることを報告する方法もあります。
宛先を確認したときに、住所自体が間違って届いている場合には住所が違う場所に届いている、住所が引っ越した自宅に届いた場合には、前の入居者だと思われる人あてに届いたと告げるとわかりやすいでしょう。
相談センターに連絡をする
郵便物に関することで、わからないことや相談したいことがある場合、お客様サービス相談センターでも対応が可能です。
そのため、万が一前の入居者の郵便物が届いた場合には、お客様サービス相談センターに連絡をして対処する方法もあります。
インターネットで郵便局お客様サービス相談センターと検索すれば連絡先が分かるので、すでに郵便局が閉まってしまった場合、休日で郵便局が開いていない場合、近くに郵便ポストがない場合などは連絡をしてみましょう。
他社のメール便が届いていた場合
郵便局以外の会社でも、現在ではメール便などのサービスが存在しています。
メール便の場合には、郵便物と同じくポストに投函されるのが一般的です。
もし前の入居者のメール便が誤って投函されていた場合には、郵便局に連絡をするのではなく、配達をした会社に連絡を入れましょう。
もちろん郵便局から配達された物であれば、郵便局に連絡を入れなければいけません。
他人あての郵便物が届いたときにやってはいけないこと
頻繁に発生することではありませんが、他人あての郵便物が届くことも当然あります。
もし他人あての郵便物が届いた場合、やってはいけないこともいくつかあるので覚えておきましょう。
届け出を出さずにそのままにしておく
もし他人あての郵便物が自宅に届いた場合、配達をした人が悪いのだからとそのまま放置してはいけません。
もちろん誤配達に気が付いて配達員が訪れることもあるでしょうが、来るのを待つのではなく、自分で対処する必要があるのです。
なぜなら郵便法第42条に、誤配達郵便物の処理という項目が設けられており、郵便物の誤配達を受けた者は、その郵便物にその旨を表示して郵便差出箱に差し入れ、又はその旨を会社に通知しなければならないと記載されているからです。
ずっとそのままにしておくと、信書隠匿罪になる可能性もあります。
勝手に処分してしまう
万が一前の入居者の郵便物が届いても、配達員が何も言ってこないからと、郵便物を処分してはいけません。
間違って届いたとしても、きちんと対処しなければいけないと郵便法にも記載されていますし、自宅に届いたとは言っても他人の郵便物であることに変わりはありません。
勝手に処分すれば本来郵便物を受け取る相手が困るだけではなく、遺失物横領罪になるので、必ず正しい方法で対処しましょう。
自分で直接届ける
誤って届いた郵便物が前の入居者の物ではなく、隣や上下階の住人であった場合、自分で直接届けようと考える人もいるでしょう。
顔見知りでよく話をする人や、友人などであれば問題ないでしょうが、面識のない人であった場合、トラブルに発展する可能性がないわけではありません。
自分で届けるのであれば、顔見知りや友人など、ある程度付き合いのある場合に限って行い、面識のない人であれば、たとえ隣人であっても郵便局に届け出た方が無難です。
間違って他人の郵便物を開封した場合
自宅に郵便物が届いたので、自分あてだと思って開封してしまうこともあるでしょう。
万が一他人あての郵便物を開封してしまったら、どう対処すればよいのでしょうか。
開封してしまったことをきちんと伝える
もし自宅に届いた郵便物を自分の物だと勘違いして開封した場合、重要なことは郵便局に誤って届いた郵便物を自分あてだと思って開封したと正直に伝えましょう。
開封したことを伝えない、そのまま処分するなどの行為は絶対に行ってはいけません。
誤って届いた郵便物を開封することも当然あるので、郵便法では誤って郵便物が届いた場合、誤ってその郵便物を開いた者はこれを修補し、かつその旨並びに氏名及び住所又は居所を郵便物に表示しなければならないとなっています。
正直に申し出れば、処罰されることはないので安心しましょう。
郵便物をきちんと補修しておく
他人あての郵便物を間違って開封した場合、郵便物をきちんと補修しなければいけません。
人によっては自分の郵便物だと思い、封筒を破ってしまうこともあるでしょう。
このような場合には修繕が難しいので、新しい封筒に郵便物を入れ、破れた封筒も一緒に郵便局へもって行き、対処してもらうのがおすすめです。
なぜなら破れた封筒には相手の宛先などが記載されているからです。
補修が可能な状態であればしっかりと補修し、付箋に郵便物を開封したことを記載した上で郵便ポストに投函するか、郵便局やお客様サービス相談センターに報告をしましょう。
自分の郵便物が他人宅に届かないようにするためには
他人の郵便物が自分の家に届くことがあるように、自分の郵便物が他人の家に届くこともあります。
特に引っ越しをした直後は、普段よりも誤って郵便物が届く可能性が高くなります。
なぜなら住所変更がきちんと行われておらず、前の住所に届いてしまうからです。
このような事態を回避するためには、できる限り早く住所変更をしておきましょう。
住所変更は引っ越しをした前後14日となっているので、可能であれば引っ越しをする前に住所変更をするのがおすすめです。
住所変更は役場で行いますが、郵便局でも住所変更の届出を行いましょう。
そうすることで万が一旧住所が記載されていた郵便物が送られてきたとしても、新しい住所に届くようになるのです。
有効期限は1年間なので、届け出をしておくだけで誤配送の確率を大幅に下げることができるでしょう。
新しい住所がわかる身分証明書だけで手続きができるので、役場に届け出る住所変更と一緒に行っておくと便利です。
【前の入居者の郵便物が届いた!?】まとめ
引っ越しをしたばかりのころは、前に住んでいた人あての郵便物が届くこともあります。
そんなときには付箋に誤配送であったことを記載して郵便ポストに投函する、郵便局やお客様サービス相談センターに知らせるなどの対処法が必要です。
万が一開封してしまった場合には、開封したことを明記した上で郵便物を補修し、郵便局やお客様サービス相談センターに届け出ておきましょう。
正しく対処すれば、もし郵便物を開封したとしてもトラブルを防げます。
関連記事

【賃貸編】忘れないで!新生活を始める前に必要な事とは?≫

賃貸住宅への引っ越しの挨拶ってした方がいいの?引っ越しマナーなど詳しく解説!≫

【マンション名は正しく書こう!】正式な住所を書くべき理由とは?≫

【賃貸住宅の集合ポストが開かない!?】困ったときの対処方法をご紹介≫

【訪問販売の断り方のコツや対策】一人暮らしでも出来る撃退方法≫

【宅配ボックスに入れてもらえない理由とは?】利用方法や注意点など解説≫
-
担当者:古川真史
【奈良に住んで20年】奈良を誰よりも愛し続ける奈良ヲタク。人気グルメから人口や歴史、鹿の生息数。何でも答えます。最近は大仏プリン推し。