【2025年】宅配ボックスに入れてもらえない理由とは?利用方法や注意点など解説
郵便局の郵送物を宅配ボックスに入れてくれないのはなぜ
現在では留守中でも荷物が受け取れるように、宅配ボックスを設置する人もいます。
また、賃貸マンションでも宅配ボックスが設置されている物件を見かけることが増えてきました。
そんな郵便局の郵送物を宅配ボックスに入れてくれない理由や宅配ボックスの利用方法や注意点について見ていきましょう。
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賃貸専門家:木寅 昌紀
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指定場所配達を利用する場合の注意点
多くの宅配業者の場合、不在であれば何も言わなくても宅配ボックスに荷物を入れてくれるので、特に届け出を出す必要もありません。
しかし、郵便局の場合には指定場所配達を利用するための届け出が必要になります。
届け出の方法はとても簡単で、依頼書に必要事項を記入して提出するだけです。
直接郵便局の窓口で提出しても問題ありませんし、郵送で提出することもできます。
ただし、置き配バッグを設置している場合には、届け出を出す必要はありません。
他にもいくつか注意点があります。
3階以上の集合住宅に住んでいる場合には、ゆうパックのみ指定場所配達の届け出がない場合でも宅配ボックスに荷物を入れることができます。
それに対して一軒家や2階建ての集合住宅の場合には、ゆうパックの利用であっても指定場所配達の届け出が必要になります。
では、荷物ではなく書留の利用も可能なのかというと、宅配ボックスに施錠ができること、受領書の発行が可能であること、アンカーなどでしっかりと固定されている宅配ボックスであることが条件です。
宅配ボックスは2種類存在している
最近設置されているマンションが増えている宅配ボックスですが、実は2種類存在しているのを知っているでしょうか。
それは「機械式」と「電気式」なのですが、どのような特徴があるのか確認していきましょう。
機械式
機械式の宅配ボックスは、ダイヤル式とも呼ばれている種類です。
主な特徴は、宅配ボックスの施錠を行うときに、暗証番号が必要になる点でしょう。
通常暗証番号というのは、利用者が設定するのが一般的です。
しかし、宅配ボックスの場合には住民が暗証番号を設定するのではなく、配達員が暗証番号を設定するのです。
そのため、暗証番号を設定してそのまま帰ってしまうと、当然住民が荷物を受け取れなくなってしまいます。
そこで宅配ボックスに荷物を入れる配達員は、受取人の郵便受けに暗証番号を記載した通知書を投函しておくのです。
そうすれば帰宅して郵便受けを確認した際に荷物が届いていることがわかりますし、記載されている暗証番号を入力して、荷物を受け取ることができるのです。
しかし、住民の郵便受けにきちんと施錠をしておかないと、勝手に暗証番号を読まれてしまうという危険性もあるので、利用する人は注意が必要になります。
電気式
電気式の宅配ボックスは、機械式にはない機能がいろいろと備わっています。
例えば配達表を入れる差込口が設けられており、配達表を入れることで自動的に押印してくれる機能などです。
他にも荷物が届くと、メールで荷物が届いたことを知らせる機能が備わっている種類もあります。
荷物を届けるときには、タッチパネルの指示に従って操作を行うのが一般的です。
しかし、機械式に比べて操作が難しい上に、タイプも複数存在しています。
よくあるのは荷物を受け取るときに専用のキーを用いるタイプ、入居したときに暗証番号を教えてもらい、その番号を入力して受け取るタイプ、専用のカードキーを使って受け取るタイプです。
人によって最初は少々困惑することもあるでしょうが、基本的には毎回同じ作業をすることになるので、慣れてしまえば誰でも簡単に使用できます。
宅配ボックスのメリット
何かと便利な宅配ボックスですが、メリットもあれば当然デメリットも存在しています。
まずはメリットを紹介していきたいと思いますが、主なメリットは「不在でも荷物が受け取れる」「配達した荷物が盗まれる心配が少ない」「スマートフォンで受け取りの確認ができる」などがあります。
不在でも荷物が受け取れる
宅配ボックスの最大のメリットが、不在であっても荷物が受け取れることでしょう。
1人暮らしでも安心ですし、急な残業が入っても安心です。
中には勤務時間が不規則な仕事をしている人もいるでしょうが、宅配ボックスがあれば帰宅時間を気にする必要はありません。
気軽にインターネットでオンラインショップを使用することができますし、通信販売も安心して使えます。
休日に出かけても荷物の心配する必要がないので、かなりのメリットだと言えるでしょう。
配達した荷物が盗まれる心配が少ない
配達をしていると、時々今対応できないからドアの前に置いてもらいたいと顧客から要望されることがあります。
顧客からこのような要望があれば、配達員は応じるしかありません。
なぜなら置き配が禁止されているわけではありませんし、再度配達する手間を省ける上に、万が一トラブルがあっても顧客からの指示だから仕方がないと反論することができるからです。
しかし、置き配は盗難やいたずらの心配がありますし、すぐに家の中に入れないと、突然の雷雨などで荷物が濡れてしまうこともあります。
それに対して宅配ボックスであれば、天気の急変で荷物が濡れてしまう心配はありません。
いたずらや盗難の心配はゼロではありませんが、置き配に比べれば圧倒的にいたずらや盗難の確率は下がるでしょう。
特に電気式の宅配ボックスであれば、さらに安全性が高くなるので、この点も大きなメリットだと言えます。
スマートフォンで受け取りの確認ができる
電気式の宅配ボックスであれば、荷物がいつ届いたのかがわかるように、スマートフォンにメールが届くサービスが受けられる場合があります。
荷物が届いてさえいれば時間帯は問題ないという人も多いでしょうが、中にはいつごろ届いたのか気になる人もいるのです。
スマートフォンで受け取りが確認できるサービスを利用できるのも宅配ボックスならではなので、この点もメリットと言えるでしょう。
宅配ボックスのデメリット
宅配ボックスにもいくつかデメリットが存在していますが、事前に知っておくことで、対策を練ることができます。
どのようなデメリットが存在しているのかというと、「受け取れない荷物が存在している」「宅配ボックスがいっぱいの場合には利用できない」「家賃や管理費が高くなる場合がある」などです。
受け取れない荷物が存在している
便利な宅配ボックスですが、実は宅配ボックスを利用した受け取りができない荷物も存在しています。例えば着払いや代引きの荷物です。
なぜなら配達員が荷物を受け渡した時点で、料金を受け取らなければいけないからです。
もし着払いや代引きの荷物を配達しなければいけない場合、面倒でも宅配ボックスは利用せず、直接受取人に手渡して、同時に料金をもらうようにしましょう。
宅配ボックスを利用した受け取りができない荷物は他にもあります。
それは食品やクール便の荷物、貴重品や中身が不明の物です。
食品はたとえ日持ちがする物であっても、長期間宅配ボックスの中に入れたままになる可能性もあるため、直接渡さなければいけません。
また、冷蔵などのクール便の荷物も宅配ボックスの利用はできませんが、最近は冷蔵に対応した宅配ボックスもあるので、冷蔵に対応していればクール便の利用の可能です。
ただし、先ほど触れたように食品は入れることはできないので注意しましょう。
さらに貴重品と呼ばれている荷物も宅配ボックスに入れることはできません。
貴重品は大切な個人情報が記載されている物が一般的ですし、盗難に遭うと多額の被害が出てしまう可能性があるので、やはり手渡しでなければいけません。
このように受け取れない荷物が存在している点が、宅配ボックスのデメリットだと言えるでしょう。
宅配ボックスがいっぱいの場合には利用できない
宅配ボックスはマンションなどの集合住宅でよく使用されていますが、マンションでは部屋の数だけ宅配ボックスがあるとは限りません。
そのため、宅配ボックスがすでにいっぱいになっていた場合には、当然利用することができなくなります。
もし宅配ボックスがいっぱいなので、不在連絡票を入れて帰ったことが理由で受取人から宅配ボックスを利用してほしいと苦情が来た場合には、いっぱいで入れることができませんでしたと返答すれば納得してもらえるでしょう。
家賃や管理費が高くなる場合がある
宅配ボックスも設置をするためには料金が必要になるので、あらかじめ宅配ボックスが備わっている物件に住む場合には、管理費や家賃が相場よりも少し高い場合があります。
ちょっとくらい高くても問題がないというのであればまだしも、できる限り安い物件がよいと希望する人にとってはデメリットだと言えます。
もちろん宅配ボックスが設置されている全ての物件で家賃や管理費が高くなるわけではありません。
荷物の受け取り以外の利用方法もある
宅配ボックスは荷物の受け取りに利用するのが一般的ですが、他にも利用方法が存在しています。
それは荷物の一時保管場所として利用する方法です。
例えば近くのスーパーで買い物をしたとしましょう。
しかし、他にも買いたい物があるけれど、荷物がいっぱいで大変というときに、一時的に宅配ボックスを利用する方法もあります。
ただし、長時間利用すると配達に来た人が利用できなくなるので、長時間の利用はやめるべきです。
他にも宅配クリーニングで利用することができます。
クリーニングも近年では宅配サービスを行っていることがありますが、基本的に指定日は在宅していなければいけません。
しかし、宅配ボックスを利用すれば、安心して出かけることができるので便利です。
最近は新型コロナウイルスの影響で、非対面非接触で荷物を受け取る方法を推奨している宅配業者もあります。
【宅配ボックスに入れてもらえない理由とは?】まとめ
宅配ボックスはとても便利なのですが、どのような荷物でも入れてもらえるわけではありません。
基本的に貴重品や食品、着払いの荷物などには使えないので注意しましょう。
郵便局の荷物であれば、事前に指定場所配達の届け出が必要になります。
メリットだけではなくデメリットも存在しているので、きちんと把握して上で利用するべきです。
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