【賃貸で宅配ボックスは設置できる?】メリットと注意点を解説
需要が高まっている宅配ボックス

最近はあらかじめ宅配ボックスが設置されている物件も増えていますが、全ての物件で宅配ボックスが設置されているわけではありません。
もちろん後から設置することも不可能ではありませんが、設置する場合の注意点や設置するメリットなどを紹介します。

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賃貸専門家:吉田 政孝
不動産キャリア:23年
賃貸のマサキ天理駅前店所属。店舗運営のサポートの傍ら、ルームアドバイザーのキャリア23年以上の大ベテラン。奈良の社内仲介ランキングNo.1の実績有り。奈良の賃貸事情は勿論、美味しい飲食店や人気観光スポットなど、奈良のことは幅広い情報を持ち、特に天理市事情に日本一詳しいと自負。自身がナビゲータ役を務めたテレビ番組も多数あり。過去にアルバイトで習得したオムライス作りをスタッフへ教えるほど食通とか。


最近は宅配ボックスの需要が高まっている

最近は宅配ボックスの需要が高まっていますが、その理由として考えられるのは、1人暮らしや共働きの人が増えており、宅配業者が来ても不在な場合が多いことが挙げられます。
さらにネットショッピングの利用者が増加していることも、宅配ボックスの需要が高まっている理由です。
しかも国土交通省が置き配を標準化することを検討しているため、ネットショッピングを利用すると、置き配に関する説明が書かれているのを見かけるようになりました。
置き配は宅配業者にとってはメリットが大きいでしょうが、受け取る側からするとデメリットが多く、荷物の盗難やプライバシーの侵害といった問題も発生します。
そこで宅配ボックスを設置することにより、周りから荷物が見えないだけではなく、盗難の危険性を軽減する効果が期待できるので、宅配ボックスを設置したいと考える人が増えてきたのだと言えるでしょう。
宅配ボックスを設置するメリット

宅配ボックスを設置することで、色々なメリットがあります。
例えば「不在でも荷物が受け取れる」「対面で荷物を受け取るのに抵抗がある人でも安心」「ネットショッピングや通販をよく利用する人でも安心」などです。
不在でも荷物が受け取れる
近年は1人暮らしの人や、結婚をしていても共働きをしている人が増えています。
そのため、日中は留守にしている人もたくさんいますが、留守にしているときに宅配業者が来ると、当然荷物を受け取ることができません。
荷物が受け取れなければ再配達を依頼するようになりますし、深夜に再配達をすることはできないので、荷物を受け取るまで時間がかかりかかる場合もあるでしょう。
そんなときでも宅配ボックスが設置されていれば、留守にしていても荷物を受け取ることができるので、いつ宅配業者が来るか心配をする必要がなくなります。
宅配業者側も再配達を行う必要がなくなるので、宅配ボックスは荷物を受け取る人も配達する人にもメリットがあると言えるでしょう。
対面で荷物を受け取るのに抵抗がある人でも安心
宅配ボックスが設置されていると、荷物が届いても宅配ボックスに入れてもらえるので、好きなタイミングで受け取れます。
最近ではインターホンを押すのではなく、最初から宅配ボックスに入れてほしいと希望する人もいるので、赤ちゃんがいてインターホンの音が鳴ると起きてしまうから困ると感じている人でも安心です。
人によっては知らない人と対面をするのが苦手なこともあるでしょうが、このような人でも安心して荷物が受け取れるのはメリットだと言えるでしょう。
ネットショッピングや通販をよく利用する人でも安心
最近はインターネットを使ってネットショップを利用する人が増えています。
ネットショッピングであれば、遠くまで買い物に行く必要がなくなりますし、売り切れていても無駄足になることがないので、今後も需要は増してくることが予想できます。
しかし、ネットショッピングや通販を利用すれば、宅配業者が自宅まで荷物を配送してくることになりますが、すぐに受け取りたいけれど、どうしても家を開けなければいけないなどの理由で、不在になる場合もあります。
そんなときでも宅配ボックスが設置されていれば、不在中に荷物を配送してもらえるので、助かると感じる人もたくさんいるでしょう。
宅配ボックスを設置するデメリット

宅配ボックスを設置することで色々なメリットがある反面、デメリットもいくつか存在しています。
どのようなデメリットがあるのかというと、「賃貸住宅の場合は自分で設置できない場合が一般的」「設置やメンテナンスに費用がかかる」「荷物のサイズに制限が存在する」「宅配ボックスならではのトラブルが発生する可能性がある」などです。
賃貸住宅の場合は自分で設置できない場合が一般的
宅配ボックスを設置する場合のデメリットとして、賃貸住宅だと勝手に設置することが不可能である点が挙げられます。
賃貸住宅の多くは集合住宅になっていますが、宅配ボックスは基本的に共用スペースに設置することになります。
そのため、大家さんや管理会社が設置してもよいと言えばまだしも、勝手に設置することはできませんし、相談をしても断られてしまう場合もあるでしょう。
そのため、宅配ボックスを設置したくても、希望通り設置できるとは限らない点がデメリットです。
設置やメンテナンスに費用がかかる
賃貸住宅であっても、大家さんや管理会社が宅配ボックスを設置してもよいと許可を出せば、自分で設置することができます。
しかし、設置をするためには宅配ボックスを購入しなければいけません。
価格は種類などによって異なりますが、中には気軽に購入できる値段ではないタイプもあるので、人によっては痛い出費になる場合があります。
設置したとしても、宅配ボックスは定期的にメンテナンスをする必要があるので、メンテナンスの費用が必要になる点もデメリットです。
荷物のサイズに制限が存在する
宅配ボックスは種類によってサイズが異なっていますが、大きさには限界があります。
最近は大きな物でもネットショッピングや通販を利用して購入できますが、設置されている宅配ボックスに荷物が入らなければ、宅配業者は1度持ち帰って再配達をすることになります。
直接受け取る場合とは異なり、宅配ボックスは入れられる荷物のサイズが制限されている点もデメリットだと言えるでしょう。
宅配ボックスならではのトラブルが発生する可能性がある
宅配ボックスはサイズだけではなく、使用方法も種類によって異なっています。
中には操作が少々難しい物も存在しており、せっかく設置してもうまく操作できないという人もいるでしょう。
また、自分ではきちんと操作できたとしても、宅配業者側がうまく操作できない場合もあります。
他にも色々なトラブルが考えられますが、例えば宅配ボックスがあるのに気が付いてもらえなかった、暗証番号の記載にミスがあって荷物が取り出せないなどです。


宅配ボックスには様々な種類がある

宅配ボックスとは言っても、色々な種類が存在しています。
そこでどのような宅配ボックスがあるのか確認してみると、「簡易型」「設置型」「埋め込み型」「機能門柱型」があり、さらに施錠や解錠の方法にも「ダイヤル式」「接触型」「非接触型」が存在しています。
簡易型
簡易型の宅配ボックスは、名前の通り簡単に設置できるのが特徴です。
工事を行う必要もありませんし、不要なときは折りたたんでしまっておくこともできます。
そのため、賃貸住宅で宅配ボックスを設置したいと大家さんや管理会社に相談をした場合でも、他のタイプに比べると許可が下りやすいでしょう。
しかし、安価で簡単に設置できる反面、素材の耐久性が低い種類が多く、防犯面では他のタイプに劣ります。
設置型
設置型の宅配ボックスは大きな金庫のような見た目をしているのが特徴で、玄関などに設置して使用します。
サイズも比較的大きいので、多少大きな荷物でも入れることができます。
素材も金属製であるため、防犯面では簡易型よりも優れていますが、その分価格は高額です。
また、多少工事が必要になるケースが一般的なので、賃貸住宅では許可が下りにくいと言えるでしょう。
埋め込み型
埋め込み型の宅配ボックスは直接住宅の壁に埋め込む形で設置します。
主に一戸建ての住宅で使用されていますが、防犯性能の高さや耐久性の高さが魅力です。
大規模な工事が必要になるので、入居してから埋め込み型の宅配ボックスを設置したいと相談をしても、許可をもらうのは難しいでしょう。
もし埋め込み型の宅配ボックスがある家に住みたいのであれば、最初から設置されている物件を探すことをおすすめします。
機能門柱型
機能門柱型の宅配ボックスも、一戸建ての住宅で使用されているのが一般的です。
機能門柱型は宅配ボックスと郵便受け、表札やインターホンなどが一体化されており、後から設置するにはかなり大規模な工事を行わなければいけません。
そのため、複数ある宅配ボックスの中でも、賃貸住宅では最も許可が下りにくいと言えるでしょう。
ダイヤル式
同じ種類の宅配ボックスでも、施錠や解錠の方法が異なる種類があります。
大きく分けると3種類あり、その1つがダイヤル式です。
あらかじめ暗証番号を設定しておき、設定された暗証番号を入力すると解錠できます。
しかし、暗証番号を設定するのは宅配業者側になるので、不在連絡票などに暗証番号を記載しなければいけません。
そのため、宅配業者が暗証番号を書き忘れたり、記載ミスをしたりすると、解錠できなくなる点がデメリットです。
接触型
最近はダイヤルで暗証番号を入力するタイプだけではなく、液晶パネルにタッチして暗証番号を入力するタイプも存在しています。
このようなタイプの宅配ボックスを電子式、もしくは接触型と呼びます。
やはり暗証番号を入力するのは宅配業者側になるので、宅配業者側にミスがあって荷物が取り出せない場合、入居時から設置されている物件であれば大家さんや管理会社に、自分で設置した場合には購入した店や工事をした業者に連絡しなければいけません。
非接触型
暗証番号の入力が不要なタイプの宅配ボックスも、現在では存在しています。
それが非接触型の宅配ボックスなのですが、カードキーをかざすだけで解錠が可能なので、暗証番号が必要ない点はメリットだと言えるでしょう。
ただし、カードキーが劣化や摩擦などで使用できなくなると荷物が取り出せなくなるので、カードキーの取り扱いには十分注意する必要があります。
賃貸住宅に宅配ボックスを設置する方法

最近はネットショッピングや通販を利用する人が増えているため、賃貸住宅でも宅配ボックスがあると便利に感じる人もいるでしょう。
では、賃貸住宅に宅配ボックスを設置したい場合には、どのような点に注意すればよいのでしょうか。
それは「大家さんや管理会社の許可を得る」「工事が必要ない宅配ボックスであれば許可が下りやすい」「最初から宅配ボックスが設置されている物件を選ぶ」などです。
大家さんや管理会社の許可を得る
賃貸住宅に宅配ボックスを設置したい場合には、大前提として大家さんや管理会社から許可を得ることです。
賃貸住宅は入居者の所有物ではないので、勝手に工事をすることはできません。
では、工事が必要のないタイプの宅配ボックスなら問題ないのかというと、基本的に宅配ボックスは玄関の外に置くので、共用スペースを利用することになります。
共用スペースには勝手に私物を置くことができないので、どのようなタイプの宅配ボックスを設置する場合でも、必ず大家さんや管理会社の許可をもらいましょう。
工事が必要ない宅配ボックスであれば許可が下りやすい
複数のタイプが存在している宅配ボックスは、工事を必要とするタイプが多くなっています。
しかし、工事が必要なタイプの宅配ボックスだと、許可が得られない可能性が高いです。
工事が必要ないタイプの宅配ボックスであれば、必ず許可がもらえるわけではありませんが、工事が必要なタイプよりは許可が下りやすいと言えるでしょう。
最初から宅配ボックスが設置されている物件を選ぶ
宅配ボックスを設置する許可がどうしても得られない場合には、最初から宅配ボックスが設置されている物件を選ぶ方法がおすすめです。
最近は戸建て住宅でも宅配ボックスが設置されている物件もありますし、集合住宅でも最初から宅配ボックスが設置されている物件が増加しているので、賃貸住宅を探すときに宅配ボックスが設置されている物件を希望する旨を担当者に告げておけば、宅配ボックス付きの物件を紹介してもらえるでしょう。
インターネットで探す場合でも、宅配ボックスの項目にチェックを入れてから検索をすれば、簡単に発見することができます。
【賃貸で宅配ボックスは設置できる?】まとめ

今回は宅配ボックスのメリットやデメリット、賃貸住宅で宅配ボックスを設置する場合の注意点や、どのような種類が販売されているのかについて紹介してきました。
最近は宅配ボックスが最初から設置されている物件が増えているので、以前よりも発見できる可能性が高いと言えるでしょう。
自分が住んでいる賃貸住宅には宅配ボックスがないので、自分で設置したいと希望する場合には、まず大家さんや管理会社の許可をもらう必要があります。


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