【殺菌・除菌・抗菌・滅菌・消毒の違い】菌を減らす効果は?
殺菌・除菌・抗菌・滅菌・消毒・・・何がどう違うの?菌を減らす効果は?

新型コロナウィルスの影響で「除菌」や「滅菌」など「菌」という感じが入るいくつかの言葉を日常的に聞くようになりました。
なんだか、某クイズ番組のような問いかけになりますが「●菌」という言葉、いくつ思いつきますか?
前述の「除菌」「滅菌」のほかにも「殺菌」「抗菌」「保菌」・・・といったところでしょうか。
「保菌」は別にしても「殺菌」「除菌」「抗菌」「滅菌」は、言葉は似ていても意味は微妙に違います。
今回はこの「●菌」といういくつかの言葉の意味の違いについて解説します。
菌・ウィルス対策グッズを購入する際に知っておいて損はありませんよ(^^)

-
賃貸お部屋探しのプロが見るポイント
賃貸専門家:安達竜哉
資 格:宅地建物取引士・賃貸不動産経営管理士
賃貸不動産経営管理士の資格保有。特技は少林寺拳法とお部屋探し。奈良の不動産業界で16年以上、単身からファミリーの方など、年間で200部屋以上の仲介実績。特に奈良市内のマンション名を出して貰えれば殆どわかる自信あり。奈良市の賃貸事情に詳しい安達による、暮らしに関するお役立ち情報をお届け。


殺菌とは

殺菌は「菌やウィルスを殺す・死滅させる」という意味です。
菌・ウィルス対策としてはかなり強力で頼もしい言葉ですが、そのため医薬品医療機器等法(旧・薬事法)でいう「医薬品」「医薬部外品」でのみ、使える言葉です。
医薬品医療機器等法でいう「医薬品」とは「人又は動物の疾病の診断、治療又は予防に使用されることが目的とされている物」を言います。
具体的には消毒薬がこれにあたります。
「医薬部外品」とは、ざっくり言えば、吐きけなどの不快感や口臭・体臭の防止、あせも、ただれ等の防止、脱毛の防止、育毛、除毛、または害虫などの駆除に使用されるものをさしますが、他にも細かく定義されています。
殺菌という言葉が使用されるもので言えば薬用せっけんなどがこれにあたります。
そのため、これらの製品分類に当たらない洗剤や漂白剤には「殺菌」という言葉は使用できません。
また、すべての菌を殺さなくても、特定の菌に対して死滅させる効果を発揮していれば「殺菌」と言えますので、すべての菌が完全死滅した状態とまでは言えません。
除菌とは

除菌は「菌やウィルスをある程度減少させる」という意味です。
言葉通り、菌やウィルスをある程度まで減少させますが、完全に死滅させることを保証するものではない、というとらえ方になります。
また、減少させる菌・ウィルスの数や種類についての明確な決まりはありません。
「除菌」という言葉については前述の医薬品医療機器等法による規制を受けませんので、洗剤や漂白剤、アルコールスプレー、ウェットティッシュなどの幅広い製品に対して使用されます。
しかし「菌をある程度減少させる」についても製品の品質を保証するため、業界団体によって基準が設けられています。
洗剤やせっけんなどについては日本石鹸洗剤工業会が作成した「家庭用合成洗剤及び家庭用石鹸の表示に関する公正競争規約」による統一基準に基づいて記載する必要があります。
そのため、除菌活性値の測定基準をクリアするほか、消費者の誤解を招かないような表示をすることが決められています。
そしてウェットティッシュのような紙製品に関しても日本清浄紙綿類工業会によって業界指針が出されています。
また、除菌という言葉は「菌を除去する行為」についても使われますので、除菌製品で周辺を拭くだけでなく手を洗う、食器を洗う、掃除をすることも広い意味での除菌と言えます。
ある意味「●菌」という言葉の中ではもっとも幅広く使える言葉ともいえるかもしれませんね。


抗菌とは

抗菌は「菌の増殖を抑制する」という意味になります。
菌が住みにくい環境を作ることを言います。
経済産業省の定義にはウィルスは抗菌には含まれていませんので、あくまで菌に対してのみの効果と考えていただくのがいいでしょう。
細菌が嫌う銅・銀・チタンなどの化合物を表面に加工した製品を「抗菌加工製品」といいます。
菌が付きにくくするという意味で、すでについてしまった菌を除去したり殺したり、減少させるわけではありません。
かつて抗菌加工製品が市場にあふれたことがありましたが、その品質は玉石混合で、なかには抗菌効果が得られないものもありました。
それを踏まえ、各業界団体は抗菌効果がある製品の品質を保証するため「SEKマーク」(繊維製品)「SIAAマーク」(繊維以外の製品)をつけることとなりました。
抗菌効果のある製品を購入する際はこれらのマークをぜひ確認するようにしてください。
また、カビや黒ずみ、ぬめりについては効果の対象外とされています。
カビ防止製品には「防カビ」と記載されているので、カビに対する効果を期待する場合はそのような製品を探すといいでしょう。
滅菌とは

滅菌は「すべての菌やウイルスを死滅または除去する」という意味です。
日本薬局方では「微生物の生存する確率が 100万分の1以下になること」と定義しています。
主に医療の現場で使用される手術器具や注射器などに対して使用される言葉で「滅菌ガーゼ」「滅菌済」といった感じで使われます。
消毒とは

「●菌」という言葉ではありませんが、似た言葉として一緒に解説させていただきますね。
消毒は「病原性のある細菌(病原菌)に対して、感染症を防げる程度まで病原菌を殺すこと」または「細菌の活動を弱め、人体に有害な物質を除去または無害化すること」を言います。
すべて除去できなくても、人体に害がない状態にする・・・という意味ととらえていいでしょう。
こちらも、製品に対しては医薬品医療機器等法による医薬品、医薬部外品にのみ使用できる言葉です。
また、菌そのものではなく、生存する微生物を減らし、化膿など傷部分の悪化を防ぐための処置という意味でも日常的に使われていますね。
【殺菌・除菌・抗菌・滅菌・消毒の違い】まとめ

言葉の意味については、製品によって使用される言葉が違うことはお分かりいただけたかと思います。
新型コロナウィルスやインフルエンザなどの予防のために、これからは殺菌効果のある製品や除菌・抗菌グッズは生活必需品になります。
ご購入の際は、それぞれの製品の効果をじっくり吟味して選んでいきたいですね。
そしてここからが大事。
薬用せっけんを使おうが、除菌効果のあるせっけんを使おうが、正しい手洗い方法で手洗いをしないと効果は見込めません。
最後に、正しい手洗い方法について書き記しておきますね。


感染を予防する正しい手洗い方法

- 1) 手を濡らす
- 2) せっけん、またはハンドソープをつける。(適量は製品にある注意書きをご参照ください)
- 3) しっかり泡立てる。
- 4) 10秒もみ洗い。まずはてのひら→手の甲→指と指の間→爪の中→手首をしっかり洗います。
- 5) 15秒流水で洗い流す。
- 6) 2)~5)をもう一度繰り返す。
※この繰り返しが菌・ウィルスを減らす効果をあげます
ぜひ参考にしてくださいね。
関連記事

【インフルエンザ予防接種スタート!】いつ受ける?時期や効果について≫

【発病の予防だけじゃない】インフルエンザワクチン接種の効果!≫

【オフィスにおける感染対策】オフィスをどう選びどう作る?≫

【サッと作ってサッと拭ける!自作除菌クリーナー】簡単作り方をご紹介♪≫

【トイレにスリッパは必要?】使うメリットとデメリットについて解説!≫

【正しい煮沸消毒の行い方とは?】素材別の方法や手順・注意点をご紹介!≫



