【賃貸物件の出産挨拶マナーとは?】挨拶の範囲や気を付けるポイントを紹介
「子育て世代】賃貸物件での出産の挨拶方法は?

無事にお子さんが産まれて色々と欠かせないことはありますが、そのひとつがご近所への挨拶です。
賃貸のお部屋にお住まいの場合、どういった流れでどのようにすれば良いでしょうか。
要点まとめ
賃貸物件の出産挨拶マナーとは?挨拶の範囲や気を付けるポイント
赤ちゃんが生まれたら、大家さんや上下左右の近隣住戸へ事前に挨拶しておくことで、夜泣きや生活音によるトラブル予防につながります。
①まず大家さんや管理会社へ出産の報告
②挨拶の範囲は両隣と上下階の4部屋が基本
③1,000円程度の粗品を持参するのが一般的
④訪問はお昼過ぎから夕方など相手が忙しくない時間帯を選ぶ
挨拶すべき範囲、押さえておくべきポイントなど詳しく解説してゆきます。

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賃貸お部屋探しのプロが見るポイント
賃貸専門家:吉田 政孝
不動産キャリア:23年
賃貸のマサキ天理駅前店所属。店舗運営のサポートの傍ら、ルームアドバイザーのキャリア23年以上の大ベテラン。奈良の社内仲介ランキング№1の実績有り。奈良の賃貸事情は勿論、美味しい飲食店や人気観光スポットなど、奈良のことは幅広い情報を持ち、特に天理市事情に日本一詳しいと自負。自身がナビゲータ役を務めたテレビ番組も多数あり。過去にアルバイトで習得したオムライス作りをスタッフへ教えるほど食通とか。


まずは大家さんに出産の挨拶を!

産まれた直後のお子さん、つまり赤ちゃんのお世話をするというのは24時間休まることのない大変なことです。
たとえ深夜であろうともミルクの準備をして飲ませたりおむつを替えたりが必要になりますし、寝つけずに泣き止まなくなってしまうこともあります。
こういった夜中の物音や赤ちゃんの声が近所迷惑にならないか、アパート・マンションなどの賃貸物件ではとくに気になるところですよね。
管理会社への連絡は必ず行うようにとはいえ赤ちゃんに我慢をしてもらうわけにはいけませんし、どうしても避けられないものです。
であれば、そういった状況になることをご近所に周知するためにしっかり挨拶をしておくことがトラブルを避けるうえで大切になります。
ですが、具体的にどのような流れで挨拶をするのが良いのでしょうか?
賃貸物件での出産の挨拶、まずは何といってもお部屋の貸主である大家さんへの挨拶が先決でしょう。
大家さんが近くに住んでいるのであれば、菓子折などを持参して直接ご挨拶に行きましょう。
赤ちゃんも含めた家族全員で挨拶に行くのがおすすめです。
実際に赤ちゃんを見てもらうことで大家さんとのコミュニケーションになり、万が一子育て関係でトラブルが起こった時にも味方になってもらいやすくなります。
もちろん産まれて間もない赤ちゃんを外へ連れ出すのは不安もありますから、少しの時間だけすぐ近くへご挨拶に行くという状況にとどめておきましょう。
近年では大家さんと入居者との間に管理会社が入っているアパートやマンションも多く、大家さんと密に連絡が取れる体制ではないこともしばしばあります。
そういった場合でも、管理会社への連絡は必ず行うようにしましょう。
賃貸借契約において居住者に変更・変動があった場合の報告を義務づけていることもありますが、いずれにせよ無用なトラブルにならないよう、連絡を入れておけば安心です。
入居されているのが独身者の多い物件だったりして、連絡してしまったら出産を理由に退去を求められるのではとご不安な方もおられるかもしれません。
しかし決められた世帯人数を超えてさえいなければ、出産したからと退去を求めることはできません。
気にせず連絡をして大丈夫ですよ。
賃貸では出産の挨拶はどの範囲ですればいい?

大家さんへの挨拶が無事に済んだらほかの居住者の方々へもご挨拶に回りましょう。
アパート・マンションといった集合住宅において、どの程度の範囲挨拶に回ればよいかというのは悩みどころですが、これはお住まいの物件全体の世帯数に応じて判断すると良いでしょう。
1棟あたりの世帯数が6世帯ほどの規模のアパートであれば、全てのお部屋を回って挨拶をしておくのがおすすめです。
生活音や夜泣きなどが直接聞こえてこないお部屋もあるかもしれませんが、外出に際して赤ちゃんの泣く声が聞こえたりということは考えられますし、車で出かける時に赤ちゃんを抱えた状態でスムーズに乗り込むためエントランスへ横づけするというようなケースも想定できます。
同じ物件に住んでいる以上どこかで影響を与える可能性は大いにありますから、可能ならば全員に挨拶をしておきましょう。
一方で、それ以上大きな規模のアパートやマンションとなると全てのお部屋を回るのは非常に負担がかかり現実的ではありません。
その場合は、生活音が聞こえてしまうことが想定される範囲内のお部屋をご挨拶に回りましょう。
基本は両隣および上下階の4部屋です。
ただし、物件の造りによっては両隣のさらに隣のお部屋まで夜泣きの声が響いてしまう可能性がありますから、そこも含めた合計6部屋を回るのがより安全と言えるでしょう。
アパートやマンションではなく戸建ての賃貸というケースもあります。
その場合は、両隣は最低限として、回れる範囲のご近所に挨拶をしておくのがおすすめです。
両隣のお宅以外に音が響くことはないかもしれませんが、車の出入りや通行に気をつけてもらえたり不審者に警戒を強めてもらえたり、お子さんの安全面において助けになってくれるかもしれません。


どうやって挨拶する?ポイントは?

では具体的にはどのようにご近所へ出産の挨拶をすればよいか。
ご紹介してゆきましょう。
基本としてはやはり直接お宅へ伺って挨拶するのが一番です。
粗品を持参してご挨拶に行きましょう。
ほとんど面識のない方も居ていきなり伺って大丈夫か心配になるかもしれませんが、むしろそういう方とこそコミュニケーションを取っておくことが、今後の子育てにおけるトラブルを回避することにつながったりいざという時の助けになったりということは十分ありうるので、良い機会だと捉えましょう。
あらかじめ状況を把握できることでご近所さんとしても余計なストレスを抱えずに済みますから、お互いにとってメリットのあることです。
相手が不在だった場合は日をあらためて再度伺ってもよいのですが、何度も行くのも負担になりますから、その場合は手紙でご挨拶をするのも方法です。
ポストに手紙と粗品を一緒に入れておきましょう。
粗品をドアノブにかけてしまうのはNGです。
周囲に「その家が留守にしている」と知らせてしまうことになるからです。
空き巣や不審者は事細かに家の状況を監視していますから、みすみす不在を知らせてしまうようなことはあってはいけません。
そのため、用意しておく粗品はスポンジや布巾など、かさばらずポストに入るようなものをおすすめします。
もしタオルや洗剤などポストに入らないものをお渡しするのであれば、後日伺うようにしましょう。
その他、ご挨拶にあたって押さえておくとよいポイントは以下に書き出しておきます。
粗品は高すぎず安すぎず1,000円程度のもので
一般的な形式としては、ご挨拶と一緒にお渡しする粗品を用意して伺います。
あまり高いものでも相手に遠慮させてしまいますし、安すぎるものだと失礼にあたる恐れがありますから塩梅が難しいところです。
目安としては、ひとつのお宅あたり1,000円程度のものをおすすめします。
なおかつ渡す相手の趣味によらず普段使いができるものが良いでしょう。
先に挙げた台所などで使えるスポンジや布巾は生活の必需品であり価格帯もちょうどよいので、適したチョイスと言えます。
挨拶の時間帯は相手の都合に合わせて
挨拶に行く際は、相手が忙しくない時間帯を考えて伺うようにしましょう。
例えばご家族で住まわれているご家庭であれば、午前中は家事でとくに忙しくされている可能性がありますし夕飯前はその準備に追われがちな時間帯です。
夕食後は家族水いらずでゆっくりと過ごす時間にあてられているかもしれません。
そう考えていくとお昼過ぎから夕方までの時間に訪問するのが最も良いのではないかという結論が出てきます。
単身や共働きのご家庭であれば平日の日中はご不在でしょうから、休日もしくは平日の夜に伺うことになるでしょう。
面識の薄い、ない相手の場合は個々の状況を考慮するのはなかなか難しいことだと思いますし、限界はあります。
それでもある程度は相手の事情を考えて動くというのは、ご近所づきあい全般においても大事なことと言えます。
必ずしも赤ちゃんと一緒に伺う必要はない
大家さんへのご挨拶のところで、できれば赤ちゃんも一緒にという話をしました。
出産の挨拶という名目上、ご近所への挨拶においてもそれがベストではあります。
ですが、産まれたばかりの赤ちゃんを連れて行く負担はけして無視できないものです。
親御さんとしてのご負担もそうですし、体温コントロールがまだ上手にできない赤ちゃんを外へ連れ出すリスクもあります。
とくに暑さや寒さが厳しい時期など、無理に赤ちゃんを連れて行く必要はありませんから、赤ちゃんの健康を第一に考えて判断してあげてください。
また、伺う先がお子さんのおられないご夫婦の場合は不妊治療中などの可能性があり、赤ちゃんを見るのがつらいという事もありえます。
先程も述べた通り個々の状況に逐一対応するのは難しいことではありますが、考慮に入れておくのは大切です。
出産前に挨拶へ行くという選択肢もある
出産後の状態は人によって様々で、なかなか体力が戻らなかったり体調を崩しやすくなったりといった方も珍しいことではありません。
例えば普段からご自身の体調に不安があるのならば、産後は挨拶になかなか伺えない状態になることを想定して出産前に挨拶を済ませておくのもひとつの方法です。
出産後に挨拶に回らなければいけないということが精神的に大きなストレスになりうる場合も同様です。
産後の状況や育児に追われてどんどんタイミングを逃していき挨拶しづらくなってしまい、結局しないまま……
というパターンが一番よくありませんので、確実に行える選択肢をとりましょう。


まとめ~最初の挨拶はとても大事なもの~

いかがでしたでしょうか。
今回は主に賃貸住宅における、産後の挨拶の方法について見ていきました。
とても喜ばしい赤ちゃんの成長ですが、大きくなってゆくにつれ夜泣きだけでなく部屋遊びによる騒音なども増え、短くない年月においてトラブルのリスクを抱えてゆくことになります。
それを軽減するのが挨拶の大きな意義のひとつです。
育児というのは一人だけ、ひとつの家庭だけで抱えていくにはあまりにも大変なことです。
実際になにか具体的に助ける行動をしてもらうのではなくても、ご近所にちゃんと状況を理解していただけているという事実は、精神的な負担を抱えこまないための大きな助けになってくれることでしょう。
近隣の方々と良い協力関係を築いてゆき、大切なお子さんを安心して育てていける環境。
それにはまず、最初の挨拶がとても肝心になりますから、いい加減にせずきっちりと行いましょう。
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