【西日が当たる西向きのお部屋は住みにくいのか?】メリットとデメリットについて
西日が当たる西向きの部屋はだめ?西向きの部屋のメリットとデメリットについて

賃貸物件で西向きの部屋と聞くと「西日が入りやすくて暑い!」や「部屋に日の当たる時間が短い」などと、あまりいい印象を持たないかもしれません。
しかし、西向きの部屋でも考え方次第では、自分が望む物件である可能性も考えられます。
夏場では暑い部屋、冬場は暖かい部屋といったように言われます。
夏場の対策として遮光・遮熱カーテンの設置やガラスフィルムの窓への貼り付けや性能の良いエアコンを設置するなどの方法があります。
今回、その詳細について説明します。

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賃貸専門家:安達竜哉
資 格:宅地建物取引士・賃貸不動産経営管理士
賃貸不動産経営管理士の資格保有。特技は少林寺拳法とお部屋探し。奈良の不動産業界で16年以上、単身からファミリーの方など、年間で200部屋以上の仲介実績。特に奈良市内のマンション名を出して貰えれば殆どわかる自信あり。奈良市の賃貸事情に詳しい安達による、暮らしに関するお役立ち情報をお届け。


部屋の方角の考え方

詳細を説明する前に部屋の方角が生活にどのような影響があるのかについて気なる所ではあります。
また、どのような考え方で部屋の方角を気にしてしまうのかについて、その詳細を説明します。
太陽の光について

部屋の方向、間取りで気になる所は、やはり太陽の影響です。
太陽は東から登り、南よりを通りながら西に沈みます。
考え方としては、太陽の影響を「暑さ」と「日光」に分けて考えることが重要です。
暑さ
部屋は、太陽の光を浴びる時間が長いほど、常に暑さの影響を受けることになります。
夏場では暑い部屋、冬場では暖かい部屋といったように言われます。
また、日常生活では部屋で過ごすときの快適さに影響を与えます。
夏場は大変熱い部屋となるため、不快な環境となります。
そのためエアコンを入れないと過ごすことができないかもしれません。
逆に冬においては、日が当たることにより部屋が暖かくなり、暖房を使用しなくても過ごしやすい快適な部屋といわれ、日本の四季により考え方も異なります。
太陽が移動する位置も季節により変化するため、部屋の快適性を保つためには色々な工夫が必要になります。
日光
光の作用は人間の体、健康に大変重要な役割があると言われています。
まず一つ目のメリットは、体の体内時計と言われる体内リズムを整える効果があります。
地球の一日の周期が約24時間であるのに対して人間のホルモン分泌などを統御する体内時計が25時間周期であることに由来します。
日光を浴びることで脳内神経伝達物質のセロトニンというものが分泌され、脳を活発に動かすほか、ストレスへ効果があると言われています。
逆にセロトニンが不足すると不眠などの症状が現れて、生活に支障をきたす恐れが生じてきます。
これはセロトニンが体内リズムを整える効果を持つ「睡眠ホルモン」のメラトニンの原料であることに由来します。
日光を浴びることのもう一つのメリットはビタミンDが増加することです。
人間の皮膚に多く存在するビタミンに変わる物質が太陽の光、すなわち紫外線を浴びるとビタミンDとなります。
ビタミンDは体内でのカルシウム吸収に深く関わる栄養素で、これが不足するとイライラしやすくなったり、骨がもろくなる一つの原因となります。
方位について

少し話はずれてしまうかもしれませんが、日本は昔から、家を建てて住む場合にはその物件の方角について考える傾向にあります。
その中で鬼門や裏鬼門といった部屋をどの方向にあれば運気が良くなったり、災いが起こりにくくなるなどと考えて、住む家の方角や間取りを考えることがあります。
鬼門とは、北東の方角のことを言います。
その名の通り「鬼(邪気)の出入りする方角」を意味しています。
もともと古代中国の考え方ですが、それが日本に伝来し、不吉な方位として徐々に広まっていきました。
そのため、昔は都や幕府の鬼門にあたる方向には、鬼門除けとして大きなお寺が建てられることが多く、平安京の鬼門には比叡山延暦寺が置かれています。
裏鬼門は、鬼門と反対の方角(=南西)のことを言います。
裏鬼門も鬼門とセットで不吉な方角と言われています。
また、運気とは別の意味で、例えば鬼門は昔の人の生活に根差した知恵が含まれてもいます。
今の生活のように水洗トイレや換気扇付きのお風呂がなかった時代、鬼門(北東)に水回りがあると、冬場は冷えこみ、湿気などに悩まされていました。
また、冷蔵庫のなかった時代に裏鬼門(南西)にキッチンがあれば、夏場は日が差すので、食べ物が傷みやすかったことが想像できます。
ただ、鬼門や裏鬼門に水回りやキッチンがあっても、災いがおこる根拠は全くありません。
しかし、鬼門や裏鬼門という言葉はどうしてもいいように聞こえないのも事実です。
東西南北の部屋について

賃貸物件においては部屋のある方向において色々な考え方やメリット、デメリットがあります。
例えば、人気が高いものの一つとして、ベランダや窓のある方角に応じて人気度に差が生じてきたりします。
当然、日の光や暑さの影響も考えて物件選びを行います。
まずは、各方角におけるメリットとデメリットについて説明します。
東向きの部屋のメリットとデメリット

メリット
東向きの物件のメリットは、なんといっても「朝、明るい」ことです。
東から登る太陽の光が一番にそそがれるものが、東向きの部屋の最も大きな特徴です。
人間の体は太陽の光を浴びることにより体内時計がリセットされるといわれ、遮光効果のない普通のカーテンで、窓から入ってくる朝日が顔に当たるようにベッドを配置したら、朝日効果で、日の出とともに目覚めることができます。
良質な睡眠をとれる身体作りは、昼間にできるだけストレスの少ない環境で暮らし、寝る前の睡眠環境を整えることが大切であると言われています。
デメリット
東向きのデメリットは、逆に午後から日当たりが良くないということです。
しかし、暑がりな人にはメリットになるかもしれません。
例えば、午後から東向きの物件を紹介されていったところ「なんとなく暗い部屋」という印象を持つかもしれません。
可能であれば、午前中に物件を見ることで、部屋の明るさについては体験することをおすすめします。
南向き物件のメリットとデメリット

メリット
南向きの物件は、安定した一番人気の物件と言われています。
そのため、家賃価格においては少し高くなる傾向にあります。
そのメリットとしては「1日を通じて日当たりが良い」ということです。
東から登った太陽が西の方向に沈みます。
太陽が移動する間、常に太陽の光を受けるとこができるものが南向きの部屋になります。
日本では昔より、南向きに家を建てているものが多く、生活に太陽の光を取り入れることを考えてのことです。
デメリット
基本的には家賃が高い傾向にあるということがデメリットになります。
快適な生活を行える物件は人気物件であるために、どうしても値段が高くなってしまいます。
北向き物件のメリットとデメリット

メリット
北向き物件では、太陽の光が入りにくいため、人気度はあまりありません。
しかし、太陽の光が入りにくいことが「夏の暑い時期でも涼しいこと」「家賃が他の方角の物件に比べて安くなっていること」があります。
デメリット
日が当たらないこと、そのことによる影響が一番のデメリットです。
日当たりが悪いために、冬は寒い部屋となってしまい、湿気がどうしても高くなってしまいます。
また、ベランダに日が当たりにくいため、天日干しをする場合には洗濯物が乾きにくい場合があります。
日当たりについてはデメリットではありますが、家賃が安くなる傾向であることから、立地や間取り、設備、そして家賃のお得度を実感することができれば、メリットになるかもしれません。
西向きの物件のメリットとデメリット

メリット
西向きの物件では、午後からの日差しが強くなることです。
西日は太陽の位置が低く、日光が部屋の奥まで入り込んできます。
しかし、ベランダから部屋までの距離があれば、思ったよりも西日が部屋に入ってくることがない場合があります。
また、夏は日が部屋に入ってくるのであれば大変暑いですが、その逆に冬は暖かいという特徴があります。
また、日照時間が一番長い部屋が、西向きの部屋であるとも言われています。
方角としては、日光が入ることでの明るさとして、最も適している物件になります。
デメリット
西日がきつい。
この言葉は大変よく聞く言葉です。
夏は大変暑いのが西向きの部屋です。
夏場はエアコンなしでは過ごすことができないかもしれません。
しかし、現代において、部屋の方角にかかわらずエアコンは夏の暑さには必須の電化製品となっています。
当然、西向きに面した部屋では他の部屋より大変暑くなります。
快適な生活を過ごすためには、エアコンを含めた様々な工夫が必要になってきます。


西向きの部屋のデメリットを改善するための工夫

夏の暑さが問題の西向きの部屋は、生活を快適に過ごす上で様々な工夫をすることで快適な生活に変化させることが可能です。その詳細について説明します。
遮光・遮熱カーテンの設置
大型ホームセンターやカーテン専門店などには、遮光性、遮熱性に優れたカーテンが販売されています。
言葉の通り、カーテンを窓につけることで、光や熱が部屋に入り込むことを防いでくれます。
そのために、暑さにおいては冷房の効率を高め、より部屋が涼しくなり、光熱費の削減にもつながります。
ガラスフィルムの窓への貼り付け
ホームセンターやインターネットなどにおいて購入することが可能です。
見た目は透明ですが、光を部屋の中に入りにくくする効果や断熱性にも優れたフィルムも販売されています。
窓に張った後は大きな違和感も無く、大きな効果を得ることができる大変優れたフィルムになります。
性能の良いエアコンを設置する
近年のエアコンは基本的に省エネ設計で大変よい冷房効果があります。
10年以上前のエアコンでは性能面や電気代などのコスト面において大変劣っていると言われています。
少し値段の高い製品を購入しても、いわゆる元が取れるとも言われるぐらい、今のエアコンは省エネ設計になっています。
上述の改善策と合わせて冷房をつけると、さらに快適な環境を作ることができます。
【西日が当たる西向きのお部屋は住みにくいのか?】まとめ

住む住人にとって、西向きの部屋は光の入り具合や部屋の暖かさは、快適に生活する上で十分に考慮しなければならない要因です。
しかし、自分が住みたいと思う条件が仮に西向きの部屋であったとしても、そのデメリットを解決する方法は多数あります。
また、西向きの部屋は場所によりきれいな夕陽を眺めることができるかもしれません。
最後はやはり、自分が住みたい部屋は何なのかを総合的に考えて選ぶことが重要です。


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