【緊急事態】一人暮らしで救急車を呼びたい!どうすれば?
一人暮らしにおける大きな不安のひとつとして、突然具合が悪くなった時に対応してくれる人が誰も居ないという事態が挙げられます。
救急車を呼ぶ流れや準備しておきたいものなどをまとめてみましたので、万が一の時のためにぜひチェックしておきましょう。
Web担当者:出口晏奈
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まずは119に電話を!
急な重い体調不良やケガ。助けが必要だけれど一人暮らしなので周りに誰もいない。
そんな時はご自身で救急車を呼ばなければなりません。
救急車を呼ぶにはまず電話番号「119」に電話をかけます。
その際、まずは電話口で「救急車が必要です」とはっきり伝えることが大切です。
「119」は救急のほかに消防の窓口でもあるからです。
次に、救急車に来てほしい住所を伝えます。
救急車は向かう先の住所が分かればすぐに出動するようになっているので、一刻を争う緊急時においては優先して伝えることが大切です。
住所を伝えたのち、症状(誰が・どのように・どうなったか)や年齢・名前・連絡先などを伝えましょう。
電話口で聞かれた通りに答えれば大丈夫です。
救急車の到着前に準備しておきたい5つのもの
救急車を要請して到着するまでの間に、できれば準備しておいたほうがよいものが幾つかあります。
救急車が必要な事態ではなかなか難しいかもしれませんし、症状が悪化してはいけないので、無理せず可能な範囲で用意しましょう。
①現金
救急搬送された先での診療費や、病院から帰宅する際の交通費を支払う手段が必要です。
キャッシュレス決済に対応していない医療機関・交通手段もまだまだあり、搬送先をご自身で選択できるわけではないので、現金を持っておくのが最も確実でしょう。
②保険証
医療機関で保険診療を受けるには保険証が必要です。
用意が難しい状況であれば無しでも構いませんが、その場合は一時的に診察費が全て自己負担となり、後ほど手続きをして差額分の払い戻しを受けることになります。
③お薬手帳
お薬手帳があれば患者の病歴・薬の処方歴を医師が把握でき、診察の手掛かりになります。
現在服用されているお薬がある場合はとくに重要です。
④スマホ(+充電器)
救急搬送される事態となれば、入院が必要となる可能性もありえます。
状況を周囲の方に伝えるにはご自身のスマホがあると便利です。充電器の持参もお忘れなく。
⑤着替え
入院を想定すると、着替えの準備も可能ならばしておきたいところです。
ただし何がなんでも必要というわけではないので、くれぐれも無理は禁物です。
窓を割って助けてもらった場合の修繕費用は誰が持つ?
一人暮らしで調子を崩し、なんとか救急車は呼べたものの、救急隊員の方が到着された時には動けなくなっている状況も考えられます。
助けに来たけれど応答がなくお部屋の鍵も閉まったままになっている場合、救急隊員さんは窓を割って中へと入ることになります。
この際の窓ガラスの修繕費用は、助けに来てくださった救急隊員にはもちろん請求できませんし、物件のオーナーさんが負担するものでもありません。
すべて入居者さんご自身での負担となります。
手痛い出費を避け、なおかつ迅速に救助に来てもらえるようにと考えると、余裕があればぜひお部屋の鍵は開けた状態にして救急車の到着を待ちたいところです。
救急車を呼ぶか判断に迷ったら?
身体に異変を感じたら、手遅れになる前に救急車を呼ぶのが大切です。
ですが救急車を呼ぶほどの状況なのか迷ってしまい、判断をためらってしまうこともあるでしょう。
ためらった結果手遅れになってしまっては元も子もありません。
そんな場合に判断を助けてくれる全国版救急受診アプリ「Q助(きゅーすけ)」というものを消防庁が提供していたり、一部地域においては「救急安心センター事業」という窓口を設けて電話相談を行っていたりします。
救急安心センター事業は、「#7119」に電話をかけることでご利用が可能です。
令和3年10月現在、窓口を設置している地域は次の通りです。
都道府県内全域で実施
宮城県、茨城県、埼玉県、東京都、新潟県、京都府、大阪府、奈良県、鳥取県、山口県、徳島県、福岡県
都道府県内一部地域で実施
北海道(札幌市周辺)、神奈川県(横浜市)、岐阜県(岐阜市周辺)、兵庫県(神戸市周辺)、岡山県(田辺市周辺)、広島県(広島市周辺)
また、山形県・栃木県・千葉県・香川県・熊本県においては#7119以外の番号で同様の電話相談を受け付けています。
救急安心センター事業の実施地域は今後どんどん増えていく見込みですので、最新の情報は消防庁のサイトにてご確認ください。
まとめ~もしもの時は迷わずに~
いかがでしたでしょうか。
今回は一人暮らしで救急車を呼ぶ際の流れをみていきました。
最も重要なのは、危ないなとおもったら迷わず救急を要請することです。
周囲に客観的な視点で判断してくれる人がいない場面ですぐに決断するのは難しいことかもしれませんが、その状況においてはご自身が呼ばない限り救急車が来てくれることはまずありません。
ご紹介した救急受診アプリや電話相談窓口も上手く活用して、迅速な判断の助けとしてください。
念のためアプリの使い方は事前に確認しておきましょう。
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