長期間きれいな状態で写真を収納する
アルバムが増えてしまい、収納場所に困っているという人もいると思います。
しかし、写真は保管方法を誤ると、劣化させてしまうこともあるので注意が必要です。
では、どのように保管するべきなのか、賃貸住宅でも問題なく収納できるコツを紹介します。
Web担当者:出口晏奈
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写真を保管する際に注意しなければいけない点
写真を保管する場合には、注意しなければいけないことがいくつかあります。
それは「湿気に注意する」「酸性に注意する」「紫外線に注意する」ことです。
この3つを守るだけでも、写真を長期間きれいな状態で保管できるでしょう。
湿気に注意する
写真の弱点の1つが湿気なのですが、日本は高温多湿の気候ですし、最近の住宅は密閉性が高いので、乾燥する冬場であっても室内は多湿になることが多いと言えるでしょう。
部屋の中でも特に多湿になりやすい場所がいくつか存在しています。
それはキッチンや浴室です。
キッチンや浴室の近くで写真を保管するのはよくありませんので、できれば風通しのよい場所で保管するのがよいでしょう。
もしくは写真を保管しておく場所に乾燥材を使用するのもおすすめです。
酸性に注意する
酸性に注意すると言われても、何のことかわからないという人もいるでしょう。
あまり知られていませんが、写真というのは酸性に弱いという欠点があります。
よく写真をノートや本の間に挟んでおく人がいますが、ノートや本は知っての通り紙でできています。
紙というのは酸性なので、実は本やノートに挟むという行為は、写真を劣化させることに繋がるのです。
そのため、中性の場所に保管するのが、写真を長持ちさせる秘訣になります。
紫外線に注意する
太陽光には紫外線が含まれていますが、紫外線も写真を劣化させる原因です。
写真を直射日光の当たる場所に置いておくと、すぐに劣化してしまうので注意しましょう。
部屋の環境によっては、太陽光が部屋の奥まで差し込んでしまう場合もあるので、1日を通して太陽光が差し込まない場所に保管するのが鉄則です。
風通しがよくて暗い場所に保管しておくと、より安心できるでしょう。
デジタルで保存する方法ならどうなのか
最近はスマートフォンやデジタルカメラで撮影を行う人が多いので、現像して写真を保管するという人は、以前に比べると少なくなっています。
デジタル保存なら写真の劣化を気にすることなく保存できるのですが、デジタル保存も万能ではありません。
確かに湿気や紫外線などで写真が劣化することはなくなりましたが、保存しているカメラやメモリーが破損してしまえば、保存している全ての写真が消去されてしまいます。
データの容量にも限界があるので、限界を超えた場合には、いらないデータを削除しなければ新しいデータを保存することはできません。
しかもデジタルカメラもメモリーにも寿命があるので、5年から10年ぐらいで新しい保存先に移し替えるという作業が必要になります。
それならクラウドサービスを利用するのはどうかというと、利用するクラウドサービスによっては、容量がいっぱいになると、古い物から削除されてしまう場合もあるのです。
世の中に万能な物、デメリットがない物というのは存在しないので、もし何十年も写真を残したいと考えるのであれば、やはり現像して写真として残すのがよいでしょう。
写真であれば勝手に削除されてしまう心配もありませんし、データが破損する心配もないので、正しい方法で保管しておけば、長期間よい状態を維持することが可能です。
どちらにも一長一短があるので、自分にとってメリットの大きな方を選ぶのがよいでしょう。
写真はどこに保管しておくのがよいのか
写真を保管する際に注意するべきことをしっかりと守れば、長期間よい状態のまま保管することが可能になります。
では、どのような場所に保管するのがよいのかというと、「温度差があまりないところ」「高湿度になりにくいところ」「直射日光が差し込まないところ」「あまり空気に触れないところ」が適切です。
温度差があまりないところ
写真を長期間きれいな状態で保管するためには、保管場所をきちんと選ばなければいけません。
保管する際に注意するべきことはいろいろとありますが、温度差が激しいところは保管に向いていないので、温度が比較的安定している場所を選びましょう。
温度変化の激しい場所に保存してしまうと、色褪せや写真の劣化が起こりやすくなります。
高湿度になりにくいところ
写真を劣化させてしまう原因は、温度差だけではありません。
湿度も写真の劣化を招く原因となるので、湿度が高くなりやすい場所も避けましょう。
例えば風呂場やキッチンは水を使用する場所ですし、お湯を使用することもあります。
お湯は湯気が発生するので、より湿度が高くなりやすいです。
写真の保管場所は水場から遠ざけることが重要ですが、それでも部屋全体が高湿度になることもあるでしょう。
そんなときには頻繁に空気の入れ替えを行う、乾燥材を使うなどして対策をするのがおすすめです。
直射日光が差し込まないところ
直射日光も写真を劣化させてしまう原因なので、直接日の光が当たる場所は避けないといけません。
特に窓際は避けて保管するのがよいのですが、季節によっては部屋の奥まで光が差し込む場合もあるので、1日を通して日光が当たらない場所を選びましょう。
あまり空気に触れないところ
あまり知られていませんが、空気も写真を劣化させてしまうのです。
なぜ空気が写真を劣化させるのかというと、空気には水分が含まれています。
そのため、梅雨時や真夏に熱い風が吹くと、気持ち悪いジメっとした感覚が肌に伝わります。
前項でも紹介していますが、湿度も写真を痛める原因になるため、空気に触れるのはよくないのです。
しかも空気にはホコリも含まれているため、写真を汚す原因にもなります。
これが空気に触れないように保管する理由です。
しかし、全く空気に触れないようにするのは難しいので、できる限り空気に触れさせないために、写真を保管する専用のアルバムを使うのがよいでしょう。
写真専用のアルバムであればフィルムで覆うようになるので、さほど空気に触れないで済みます。
おすすめの保管場所はトランクルーム
写真を保管するための注意点をいろいろと紹介してきましたが、ではどこに保管するのが最適なのかというと、それはトランクルームです。
自宅では今まで紹介してきた条件を満たしている場所がない人もいるでしょう。
特に部屋数が少ない賃貸住宅だと、湿度が高くなりやすい傾向にあるので、よい状態を維持するのが難しくなります。
その点トランクルームであれば、空調設備がきちんとしているので、温度変化も少ない上に多湿にもなりにくい環境となっています。
さらに日の光が差し込むこともないので、直射日光を避けるという条件もクリアしています。
収納できるスペースも広くなっているので、アルバムの数が多い人でも安心できるでしょう。
ワンルームや1Kなどの賃貸住宅では、収納スペースを広く取ることができないことも多いので、収納場所が広いというのは大きなメリットです。
写真が見たくなったらいつでも見ることが可能ですし、最近はアプリで預けた物を見ることができます。
自宅の近くにトランクルームがない場合には、宅配型のトランクルームを使用するのもよいでしょう。
【キレイに保存ができるアルバム収納のコツ】まとめ
写真を保管する場合にやってはいけない注意点や、どこに保管するのがよいのかなどを紹介してきましたが、長期間保管するのに注意しなければいけない点がたくさんあります。
しかし、事前に注意点を知っておけば、長期間写真をきれいに保管するのはそれほど難しいことではありません。
大切な写真があるのであれば、注意点をしっかりと守って保管するか、トランクルームを利用するのがよいでしょう。
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