【奈良の「若草山」ハイキングルートをご紹介】登山方法や注意点を知ろう!
奈良を代表するハイキングスポット「若草山」の登山道ルート

奈良を代表する観光地、奈良公園の東側に佇む若草山は、手軽に登山を楽しめる山としても人気です。
特に展望台からは奈良盆地を見渡すことができ、景色を楽しむことができます。
そんな若草山に複数ある登山ルート、登山を楽しむポイントを解説します。

-
賃貸お部屋探しのプロが見るポイント
賃貸専門家:安達竜哉
資 格:宅地建物取引士・賃貸不動産経営管理士
賃貸不動産経営管理士の資格保有。特技は少林寺拳法とお部屋探し。奈良の不動産業界で16年以上、単身からファミリーの方など、年間で200部屋以上の仲介実績。特に奈良市内のマンション名を出して貰えれば殆どわかる自信あり。奈良市の賃貸事情に詳しい安達による、暮らしに関するお役立ち情報をお届け。


若草山ってどんな山?

若草山は山の一部斜面が芝生で覆われており、遠くから見ても木々が生い茂る山とは異なった外観をしています。
山の形が三つの菅笠を重ねたように見えることで「三笠山」とも呼ばれることがあります。
これは東大寺の東側にある若草山と春日大社の東側にあり2つの嶺を持つ春日山(花山と御蓋山)の三山を西側から見ると納得できるでしょう。
標高は342mと比較的低い山で、山頂には5世紀頃に築造されたといわれる史跡鶯塚古墳があります。
山頂に展望台などはありませんが、木が少ない山で見晴らしが良く奈良盆地を一望することができます。
春は桜、秋は紅葉にススキと四季折々の自然を楽しむことができるので、一年を通してハイキングに訪れる人が絶えません。
若草山を被う芝は日本固有の芝で、奈良の鹿が食べて種が散布されることを繰り返し現在のように山を被う一面の芝となっています。
近畿圏で唯一若草山が自生地とされる貴重な環境で、奈良の鹿と共に環境保護が行われています。
若草山の山頂に到る3つのルート

若草山の山頂には、3つのルートで登ることができます。
〇「若草山登山道」
・登頂方法 徒歩(開山時期、開山時間あり)
・有料
〇「春日奥山遊歩道」
・登頂方法 徒歩(年中開放)
・無料
〇「奈良奥山ドライブウェイ」
・登頂方法 自動車専用(年中開放 営業時間あり)
・有料
ハイキングを楽しめるルートが2つと、登山が苦手という人には車で登れるドライブウェイがあります。
若草山でハイキングを楽しむ前に

若草山は低いと言っても山で、自然の多い場所になります。
ハイキングに向かう場合には、登山をする準備と心構えが必要になります。
・登山道や遊歩道には階段、斜面、未舗装の山道があるため歩きやすい靴で行きましょう
・自然が多く有害な生物も生息しているため、長袖・長ズボンなど登山に適した服装で行きましょう
・登山を支援するような公共交通機関は無く、下山するまでの体力が必要です
・登山道や遊歩道には夜間の照明が無く、遅い時間からの登頂は危険です
・山頂付近の自動販売機を除くと飲食物を購入できる場所はありません
・雨を凌げる場所が無いため、ハイキングの予定日は天候をしっかりと確認しましょう
・一般の地図には立入禁止の場所や管理用道路などが記載されている場合があります
・若草山に隣接する春日山原始林は特別天然記念物、ユネスコ世界文化遺産です
環境保護のため火気厳禁はもちろん、動植物の採取や持ち帰りは禁止されています。
その他、若草山を含む奈良公園における禁止事項に関しては公式HPよりご確認ください。
奈良公園における禁止事項≫


ルート①若草山登山道

若草山登山道のポイント
開山期間:毎年3月第3土曜~12月第2日曜
開山時間:9:00~17:00
公共交通:ぐるっとバス若草山麓ルートの「若草山麓」停留所横に山麓ゲートあり
入山料金:大人 150円(中学生以上)/子供 80円(3歳以上)
※2か所の山麓ゲート及び二重目のゲートを出た場合、当日に限り半券を提示して再入場が可能
若草山登山道の様子
若草山登山道には北と南の2つの山麓ゲートがあり、それぞれのゲートから入場すると芝生の斜面が広がります。
遠くから見ているよりも傾斜のある斜面で、途中からは柵で仕切られた立入禁止の「保護エリア」があります。
その保護エリアを迂回して山頂へと登るために北ルートと南ルートに分かれます。
北ルートはの序盤は芝生エリアの北側の階段で始まり、途中からは森の中を通るルートになります。
つづら折りのように折り返しながら緩やかな階段を登っていきます。
南ルートは開放的な芝生エリアを登るルートで、序盤は階段と砂利道の連続、後半は一気に斜面を登る階段になります。
保護エリアを迂回した2つのルートは広々とした展望台のある一重目で合流します。
標高も低く奈良の街並みをくっきりと眺められる展望台で、ベンチが複数あるので景色を見ながら休憩ができます。
一重目から二重目は階段ではなく土の斜面を登りますが、雨天時は少し滑りやすくなるため注意が必要になります。
二重目にも広くはありませんが展望エリアがあり、一脚だけベンチが設置されています。
二重目から山頂へ向かう場合は料金所を通過しますが、下りに登山道を使用するために再入場する際には入場時の半券が必要になるので紛失には注意しましょう。
二重目から三重目(山頂)までは階段になった尾根道を登ります。
登りきると山頂展望台と鶯塚古墳があり、途中の一重目や二重目とはまた違った奈良の景色を楽しむことができます。
山麓ゲートから山頂までおよそ30~40分ほどと、手軽なハイキングコースになります。
若草山登山道 まとめ
・登山道の入り口ゲートは南北2か所
・一重目までは2つのルートの何れかを通り、二重目、三重目(山頂)を巡るコースになっている
・山麓ゲートから山頂まで30~40分の手軽なハイキングコース
・開山時期や開山時間があり入山は有料
ルート②春日奥山遊歩道

春日奥山遊歩道のポイント
開山時期・時間:年中開放
入山料金:無料
公共交通:ぐるっとバス若草山麓ルートの「若草山麓」停留所下車後、南東方面に50mで遊歩道入口
春日奥山遊歩道の様子
春日奥山遊歩道は春日大社の摂社「水谷神社」を目印に吉城川沿って登る遊歩道です。
若草山の山麓ゲートがある芝生エリアよりも南側に遊歩道の入り口があり、春日大社を囲む春日山原始林に隣接している一本道になっています。
若草山登山道のように一重目、二重目といった区切りはありませんが、休憩場所の東屋が数か所設置されています。
若草山登山道とは異なり、遊歩道の入り口から料亭のあるところまでの一部は一般車両が、その先も環境整備用の車両が通ることがあるので、車両が通る際には注意が必要です。
また、遊歩道の途中には春日山原始林に入るための脇道がありますので、誤って入ってしまわないようにしましょう。
遊歩道の終点は若草山の山頂ではなく鎌研交番所(保安巡視員の詰所)で、奈良奥山ドライブウェイと合流します。
ここからドライブウェイの山頂駐車場を経由して山頂に向かうことができます。
春日奥山遊歩道 まとめ
・春日山原始林の中を通る木々に囲まれた遊歩道
・遊歩道は歩きやすいように整備されているが、日差しが入りにくく薄暗い時間は注意が必要
・4kmほどの距離があり1~1.5時間程度の所要時間
・年中開放され入山は無料
ルート③奈良奥山ドライブウェイ

ハイキングではありませんが、山頂からの景色を手軽に楽しみたいという人にはマイカーで山頂を目指す奈良奥山ドライブウェイがあります。
奈良公園全体を大きく迂回するように通るドライブウェイは3つのコースに分かれており、若草山の山頂を往復する場合は「新若草山コース」を使用します。
奈良奥山ドライブウェイ「新若草山コース」のポイント
開山期間:年中営業
開山時間:8:00~23:00(12/1~3/15は22:00まで)
入山料金:普通車 530円 ※その他コース、大型車両は公式HPでご確認ください
//shinwaka.com/奈良奥山ドライブウェイの様子
奈良県庁から北へ、看板を目印に進むとドライブウェイの入り口があります。
ゲートでは若草山山頂の往復と伝え、清算してコースを進みます。
奈良公園を通るという事で高確率で鹿と遭遇するため、気を配りながら走ることを忘れないようにしましょう。
ドライブウェイは木々に囲まれた舗装道で、気持ちいいドライブが楽しめるでしょう。
新若草山コースの終点は、奈良奥山コースと若草山山頂駐車場の分岐点です。
駐車場に車を停めて少し歩けば山頂の展望台にアクセスできます。
夜間も営業しているため山頂からの夜景を楽しむ目的で訪れる際もドライブウェイが便利です。
ただし、十分な照明が無い場所のため懐中電灯などの明かりが無ければ大変危険です。
奈良奥山ドライブウェイの注意点
奈良奥山ドライブウェイは3つのコースで構成されていますが、若草山の山頂にアクセスできるのは「新若草山コース」のみです。
若草山山頂から分岐する「奈良奥山コース」はもう1つの入り口である「高円山コース」に向かう一方通行のため、逆側から向かうことはできません。
奈良奥山ドライブウェイ まとめ
・山頂へ徒歩以外でアクセスできる唯一のコース
・車でアクセスできるので夜景を楽しむならドライブウェイがオススメ
・有料


【奈良の「若草山」ハイキングルートをご紹介】まとめ

奈良を代表する奈良公園が一望できる若草山ですが、奈良観光のついでに手軽にハイキングが楽しめるという事がおわかり頂けたでしょうか?
コースによって景色を楽しむ、自然を楽しむ、それぞれの楽しみ方があります。
もちろん、登りと下りでコースを変えるという事もできるので、両方を一度に楽しむ方法もありますね。
奈良公園に訪れた際は、ぜひ古都奈良を望める若草山の山頂へも足を運んでみてください。
関連記事

【オススメ!奈良公園の見所&楽しみ方】イベント情報などまとめ≫

【なぜ奈良には沢山鹿がいるの?】奈良の鹿について豆知識公開!≫

【奈良公園の鹿の正しい接し方とは?】注意点に気を付けて楽しもう!≫

【奈良の「鹿せんべいとばし大会」って何?】日程やルールやコツなど解説!≫

奈良の鹿に会いに行こう!~奈良公園の鹿の秘密とイベント~≫

【滝坂の道〜春日山原始林コース】ハイキング≫

【奈良大文字送り火の日時や場所】おすすめ観賞スポットもご紹介≫

【奈良市役所屋上にこども広場がオープン!】開放日やアクセス方法など詳しく紹介≫

【奈良市役所前に芝生広場が誕生!】利用方法などについて≫
