【セカンドハウス用の賃貸を同じ名義で複数借りることは可能?】メリットや注意点をご紹介

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「セカンドハウス」賃貸を同じ名義で複数借りることは可能?コツや注意点は?


「セカンドハウス」賃貸を同じ名義で複数借りることは可能?コツや注意点は?


今住んでいるお部屋以外にも賃貸物件を借りて、いわゆる「セカンドハウス」として活用したい――このように同名義で複数の賃貸物件を借りることは可能なのでしょうか。


可能だとして、借り方のコツや注意すべき点はあるでしょうか。詳しく解説してゆきます。



  • 木原 一憲_写真
  • 賃貸お部屋探しのプロが見るポイント

    賃貸専門家:木原 一憲

    得意エリア:奈良市

  • 奈良での不動産キャリア24年以上の実績。これまで15,000人以上にお部屋を紹介。一人暮らしから家族向けまで幅広い賃貸情報に自信あり。休日は奈良の綺麗な街並みや歴史ある神社・仏閣、美味しい飲食店を巡ること。愛車はKawasaki。渡り鳥並みにズバ抜けた方向感覚を持ち、目印となる建物を伝えれば住所をピタリと一致させる特技あり。賃貸の専門家として様々なノウハウを仕入れ発信中。



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    同名義で複数の物件を借りることはできるが…


    同名義で複数の物件を借りることはできるが…


    先に結論から申し上げると、同名義で複数の賃貸物件を借りることは可能です。


    賃貸は1人1部屋しか借りられないといった制限が法律などで設けられているわけではないので、2部屋以上の賃貸契約を結ぶこともできます。


    ただし2部屋目以降を借りる際は、1部屋目を借りる時より入居審査は厳しくなる傾向にあります。


    審査を通過するために重要なのは2点。家賃を滞りなく払える収入の余裕があるかどうか、そして複数借りる正当な理由があるかどうかです。


    2部屋目以降の入居審査はなかなか通らないケースもあるので、不動産会社に「セカンドハウスを探している」と相談して協力してもらうのがよいでしょう。






    セカンドハウスを借りるメリットは?


    セカンドハウスを借りるメリットは?


    そもそも自宅以外に賃貸物件を借りるとどんなメリットがあるのでしょうか。 いくつかご紹介します。


    ①通勤時間の短縮になる

    たとえば自宅と勤務先が離れている方は、勤務先のそばにセカンドハウスを借りることで通勤時間を短縮できます。


    あまり職場と近すぎても気が休まらないかもしれませんが、徒歩や自転車で通勤できる範囲に拠点があれば、毎日満員電車に揺られて体力気力を消耗することもありません。


    また、始業ぎりぎりまで寝ていられますし、もし忘れ物をしてもすぐ取りに行けますよ。


    ②1人の時間を確保できる

    自宅とは別に、1人の時間を過ごす場所を作れるのもセカンドハウスのメリットです。


    家族と過ごす時間はもちろん大切ですが、たまには1人で気ままに趣味などに没頭し、リフレッシュするのも大事なことです。


    人の多い都市部から離れた場所にセカンドハウスを置いて、気ままに釣りやアウトドアを楽しむのもよいでしょう。


    ③自由にお部屋をレイアウトできる

    家族や同居人と暮らす自宅では、お部屋のレイアウトを思い通りにするのが難しいこともあるでしょう。


    セカンドハウスを借りることで、自分の意思で自由にレイアウト可能な空間を手に入れることができます。


    お好みのインテリアで部屋を飾ったり、趣味の本やフィギュアなどを並べたり。


    ご自身の「好き」を100%表現した空間にできたら素敵ですね。






    セカンドハウスの入居審査に通る「3つのコツ」


    セカンドハウスの入居審査に通る「3つのコツ」


    セカンドハウスの入居審査に通るためにはコツがあります。


    おさえておきたいポイントを3点、ご紹介しましょう。


    ①家賃の合計が手取りの3分の1におさまるように

    すでに借りている物件も含めて、借りるお部屋の家賃の合計が手取りの3分の1におさまるようにしましょう。


    たとえば手取り30万円の方でしたら家賃の合計は10万円以下におさめましょう。


    すでに家賃6万円の物件を借りているならば、2部屋目は家賃4万円以下におさえる必要があるということです。


    家賃の合計が手取りの3分の1を超えてしまうと、家賃を払うだけの収入の余裕がないとみなされて審査に通りづらくなります。


    ②2部屋目以降を借りる理由は正直に

    物件を申し込む際、借りる理由を求められますが、けして嘘をつかないようにしましょう。


    嘘は不信感のもと。不自然な点はすぐにばれますし、かえって入居審査に通らなくなります。


    「会社のそばに寝泊まりできる場所がほしい」「趣味の部屋にしたい」などなど、ご自身がセカンドハウスを求める理由を正直に不動産会社に話してください。


    ③親族に代理契約してもらうという手も

    セカンドハウスは持ちたい。でも自分の名義での審査が通らない。


    そんな時は、親族の名義で代理契約してもらうのもひとつの方法です。


    入居申し込みの際、申込書には契約者(親族)の情報だけでなく、入居者の情報も必ず記載しましょう。


    これを忘れると、事前に聞いていない人間が住んでいるということで「名義貸し」「又貸し」とみなされてしまいます。


    名義貸しや又貸しは重大な違反行為。


    強制退去を言い渡されたり高い違約金を請求されたりする恐れがあります。


    くれぐれも気を付けましょう。






    複数の賃貸物件を借りる際の注意点


    複数の賃貸物件を借りる際の注意点


    複数の賃貸物件を借りる場合、注意すべき点もいくつかあります。


    セカンドハウスを検討する際にはこれらの点を踏まえて考えましょう。


    ①利用頻度によってはホテルのほうが安いことも

    たまに仕事やお出かけの拠点として利用する程度なら、賃貸物件を複数契約して月々の家賃等を支払うよりも、ビジネスホテルなどを利用したほうが安く済ませられる可能性があります。


    週に1回訪れるくらいの頻度であれば、わざわざセカンドハウスを借りないほうが経済的かもしれません。


    かつ、ホテルならば利用するのに審査も初期費用も必要ありません。


    セカンドハウスを使う頻度、契約にかかる初期費用とランニングコスト、そして近隣のホテルの宿泊料金。


    これらを照らし合わせて、セカンドハウスを契約するメリットがあるかどうか検討してみてください。


    ②すでに借りている物件の名義変更は難しい

    2部屋目以降の賃貸物件を借りる場合、入居審査が厳しくなることはすでに述べました。


    収入面での問題のほか、会社の勤続年数が短いなども審査において不利になり、落とされる確率が高くなります。


    では、すでに借りている1部屋目の名義を親族や同居人に変更して、「同じ名義で2部屋以上借りる」という状態を回避したうえでセカンドハウスの契約を試みるのはどうでしょうか。


    こちらは一見上手な方法に思えますが、現実的ではありません。


    すでに契約している物件の名義人変更は、結婚や離婚・死別などの特別な事情がある場合にのみ可能となっており、気軽に変えられるものではないからです。


    とくに事情なく名義人を変えることも不可能ではありませんが、名義変更ではなく新たな名義で契約しなおす形になります。


    改めて入居審査が必要になりますし、多くの場合は家賃1ヵ月分程度の事務手数料がかかります。


    こうしたリスクを考えれば、セカンドハウス側の契約の名義を別の人間にするほうがよっぽど簡単ですね。






    複数の物件を借りたら住民票はどうすればいい?


    複数の物件を借りたら住民票はどうすればいい?


    晴れて入居審査に通り2部屋目以降の物件を契約できた場合、住民票を新しいお部屋に移さなくてはならないのでしょうか。


    これは、法令上の言葉で「生活の本拠」――つまり、おもに生活しているお部屋がどこであるかによって異なります。


    住民票は生活の本拠に置くことになっているのです。


    新たに借りた物件をあくまでセカンドハウスとして利用するならば、セカンドハウスは生活の本拠とは言えないので住民票は移しません。


    いっぽう、もしメインの住居をそちらに移すつもりであれば、住民票を移す手続きが必要です。


    ちなみに複数の賃貸物件を借りていても、住民税が多くかかることはないのでご安心ください。


    住民税は住民票のある自治体にのみ納めるきまりで、2部屋借りているからといって倍額の支払いを求められることはありません。


    もし行き違いなど何らかの事情で複数の自治体に住民税を払ってしまった場合は、還付の手続きが可能です。






    まとめ~セカンドハウスのメリットは大きいが慎重に検討を~


    まとめ~セカンドハウスのメリットは大きいが慎重に検討を~


    いかがでしたでしょうか。


    今回はセカンドハウスなど、複数の賃貸物件を借りたい場合について見てゆきました。


    同名義で複数の物件を借りることは可能ではあるものの、入居審査が厳しくなります。


    セカンドハウスを持つメリットは大きいですが、借りる必要があるのかどうかも含めて慎重に検討し、審査への対策をとってみてください。


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