【テレワーク賃貸】が流行の兆し!?自宅でテレワークが出来る賃貸住宅
テレワーク賃貸とは?
今回、コロナウィルス対策による緊急事態宣言によって、テレワークの導入が進展したという事情がありましたが、今後は通勤時間の短縮や、長時間自宅を離れられない人も働けるなどのメリットを生かし、このような働き方が増えていくことが予想されます。
そんななか、賃貸住宅の中でも、自宅で仕事をしやすい環境を整えることができる物件が登場しました。
今回は快適なテレワークが行える環境を整えやすいテレワーク向けの賃貸住宅について解説します。
-
賃貸お部屋探しのプロが見るポイント
賃貸専門家:内田紘一
資 格:宅地建物取引士
宅地建物取引士保有で業界10年以上のベテラン!先読みする性格を武器に数多くの賃貸媒介をこなし、特に学生では成約数TOPクラスの実績。休日の日は家族・愛犬と車中泊をしながら、各地の有名観光地巡りなどドライブをする事が趣味です。奈良市はもちろん、生駒市・大和郡山市など、エリアを問わず奈良に詳しい賃貸専門家の内田がご紹介します。
テレワークは今後も増える?
テレワークについては以下の記事ですでにご紹介した通りですが、IT機器などを駆使して会社から離れて仕事をする形態を言います。
テレワーク導入メリットとは?≫
「テレワーク」という言葉自体はインターネット環境の整備が進み始めたころから少しずつ浸透し始めていました。
今回、新型コロナウィルスの影響でいわば「ブレイク」したようなものです。
テレワークの導入に際して、
「通勤時間が短縮できる」
「家で仕事をすることで家族の時間が増える」というメリットがある一方で、もともと仕事を行う環境になっていない自宅での仕事に戸惑う声もちらほら聴かれるようになっています。
「通信環境を整えるのが大変」
「家族がテレワークになったことで、ダイニングテーブルが仕事の資料やPCに占拠された」
「子どもの遊ぶ声がうるさくて集中できない。別室に移動も難しい」
「デスクワークに合った椅子や机がないため、腰痛になった」
などなど。
どれも確かに「あるある」ですね。
そんなメリット・デメリットを抱えつつもテレワークは新型コロナウィルスが落ち着いた今後も浸透を続け、増加していくことが予想されます。
そのような情勢を踏まえて、賃貸住宅でも「テレワークに適した環境」を提供する「テレワーク賃貸」が登場しました。
ワークスペースが作りやすい間取りを提供
賃貸物件の中にはリビングの一角をワークスペースとして活用しやすい間取りのものや、書斎はもちろん、書斎に活用できそうな納戸やサービスルームを取り入れた物件が増えています。
※サービスルーム:窓がない、採光や換気などが居室としての基準を満たしていない等により、建築基準法上、居室扱いにできないスペース
ワークスペースを想定したお部屋やスペースには、簡易テーブルを備え付けたり、壁掛け収納がしやすいように一面に有効ボードを設置したものも。
新築の賃貸物件だけでなく、中古の物件でもテレワークに適した間取りにリノベーションした物件も増えていますので、今後テレワークをお考えの方、注目ですよ!
共用のワークスペースがあるマンションも登場
テレワーク勤務をされている方の悩みのひとつには「仕事とプライベートが分けられないと仕事がはかどらない」ということもあります。
でも、「職住近接」はとっても魅力的♪
そんな方にぴったりなのは「共用ワークスペースつき集合住宅」。
これはマンションなどの集合住宅の共用部分にコワーキングスペースが用意されたものです。
Wi-fi完備はもちろん、個人ではなかなか用意できないコピー機などの事務機器や会議室スペース、ほっとひと息できるカフェスペースが設置されているところも。
作業に集中できることや、たまには近隣の方とも少しおしゃべりして息抜きもできるので、邪魔もされず煮詰まりすぎずほどよい孤独な環境が魅力かもしれませんね。
テレワーク社宅も登場
テレワークに対応した社宅を提供するサービスも登場しました。
社宅転貸事業「マイナビBiz (マイナビビズ)」では、テレワークやリモートワークに対応した住環境サービスを開始しました。
「会社としてテレワークを導入したいが、それらに対応した社宅の手配や維持管理が大変」
「テレワークなどに必要な機材を用意する手間と資金がかかる」
といった悩みを持つ企業からの問い合わせが増えているそうです。
日常生活に必要な家具家電はもちろん、プリンター複合機・ウェブ会議セット、会議用のついたて、液晶モニター、Wi-Fiなど、仕事場としての環境に必要な機材などもそろっています。
また、出先でのトラブルや急な外出に備えてカーシェアリングサービスも利用できるようになっています。
現在は新型コロナウィルスの影響で、会社がテレワークをすすめるものの、自宅に子どもがいることで仕事に集中できない、インターネット環境がないなどの理由から、テレワークが難しい社員のために会社が社員の仕事場所を確保するためにマンスリーマンションを借りるというケースが増えているとのことです。
「職住融合」がすすむと、これからの働き方・住み方はどう変わる?
テレワークやリモートワークがすすむと、住む場所の選び方がかわってくるかもしれません。
通勤時間を最優先ではなく、趣味を楽しめる場所を最優先させることも可能になります。
たとえば、釣りやサーフィンが好きな人が海の近くに住んで働きながら趣味を楽しむとか、自然環境豊かな地方に移住するのもアリですね。
実際、ブログで生計を立てている人の間では、その時の気分でカフェで仕事したり、旅先で仕事をする「ノマドワーカー」という言葉が定着しているぐらいです。
そこまではいかなくても、現実的な話としては、親の介護のためにふるさとに帰って、実家からテレワーク、も可能となるでしょう。
住み方だけではなく、働き方も大きく変わってきそうですね。
関連記事

【法人契約とは?】社宅用に賃貸物件を借りる場合について解説!≫

【オフィスにおける感染対策】オフィスをどう選びどう作る?≫

【職住近接で効率UP!】どんな人におすすめ?メリットもご紹介!≫

【セカンドハウスにテレワーク賃貸】物件を複数借りるには?≫

【インターネットが遅い?】賃貸住宅でのWi-Fi環境改善方法について≫

【東日本と西日本の電源周波数違いとは?】影響や対策についてまとめ≫

【新しい働き方ワーケーションって何?】メリット・デメリット・注意点まとめ≫

【賃貸住宅でWi-Fiを使う方法】工事無しで使用できる方法をご紹介!≫

【引っ越し時のネットの解約いつするの?】手続きについて詳しく解説!≫

【Wi-Fiルーターを置く最適な場所は?】通信速度を改善する方法も解説!≫

【テレワーク用のスペースを確保する為には?】自宅で作る方法と外で見つける方法≫

【近年需要が高まっているスモールオフィスとは?】メリット・デメリットをご紹介!≫

【一戸建て賃貸の別荘にはメリットがいっぱい!】借りるときの流れなど解説≫

【セカンドハウス用の賃貸を同じ名義で複数借りることは可能?】メリットや注意点をご紹介≫
-
賃貸お部屋探しのプロが見るポイント
賃貸専門家:内田紘一
資 格:宅地建物取引士
宅地建物取引士保有で業界10年以上のベテラン!先読みする性格を武器に数多くの賃貸媒介をこなし、特に学生では成約数TOPクラスの実績。休日の日は家族・愛犬と車中泊をしながら、各地の有名観光地巡りなどドライブをする事が趣味です。奈良市はもちろん、生駒市・大和郡山市など、エリアを問わず奈良に詳しい賃貸専門家の内田がご紹介します。