【一人暮らしにソファは不要?】空間を有効活用できる方法をご紹介!
一人暮らしにソファは不要なのか?空間を有効活用できる代替案について
くつろぎの自宅を彩るアイテムとして、ソファはまずイメージしがちです。
が、一人暮らしの場合は使える空間が限られているなどの理由から、必須とはいえないかもしれません。
ソファを置かないメリットや、ソファの代替案など詳しく解説していきます。
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賃貸お部屋探しのプロが見るポイント
賃貸専門家:吉田 政孝
不動産キャリア:22年
賃貸のマサキ天理駅前店所属。店舗運営のサポートの傍ら、ルームアドバイザーのキャリア22年以上の大ベテラン。天理市勤務は累計18年以上で、社内仲介ランキング№1の実績有り。天理市の賃貸事情は勿論、美味しい飲食店や人気観光スポットなど、天理市のことは何でも情報を網羅し、日本一天理市事情に詳しいと自負。自身がナビゲータ役を務めたテレビ番組も多数あり。過去にアルバイトで習得したオムライス作りをスタッフへ教えるほど食通とか。
ソファは一人暮らしに不向き?その理由は?
ソファはあれば快適なアイテムですが、一人暮らしにおいては、ソファをお部屋に置く前に少し検討したほうがよいでしょう。
ソファが一人暮らしに不向きと言える理由をいくつかご説明しましょう。
お部屋のスペースを圧迫する
ソファはいわゆる大型家具に分類されるとおり、それなりの大きさがあります。
1人用のソファでも奥行き0.8メートル・幅1メートルほど、2人用になると幅1.5メートルほどと、かなりのスペースが必要なサイズですね。
ワンルームや1Kのような限られた空間に置くと、活用できるスペースを圧迫しすぎてしまう場合があります。
ソファがなければ、そのスペースに収納家具を置いたり観葉植物を置いたりと、一人暮らしの空間を有効活用することができます。
これはお部屋にソファを置かない最大のメリットと言えるでしょう。
色々なものを置いてしまう
ソファがあることで、その上につい衣類や雑貨を置きっぱなしにしてしまう。
もしくは、あとで畳むつもりで置いておいた洗濯物を、いつまでも畳まずに放置癖がついてしまう。
人によっては、そんなパターンも「あるある」です。
そうなると、座るスペースが狭くなりだんだんとソファに腰掛けなくなってきますし、ソファの存在がお部屋の散らかる原因にもなりうるのです。
お掃除の手間が増える
ソファによっては下の隙間が狭く、掃除機やワイパーが入らないことがあります。
そうなると、床掃除のたびにソファを動かさなければなりません。
それが億劫で小まめな掃除を怠るようになって、ほこりまみれになってしまうケースには注意が必要です。
下に隙間がないタイプのソファも、それはそれでふちのところにほこりが溜まりやすく、うまく掃除機で吸えないことがあります。
ソファをお部屋に置くことで、お掃除の手間が増えてしまいがちなのです。
寝床がわりになってしまう
ソファが快適ゆえに、ついついそこで眠ってしまうこともありがちです。
が、いくらクッションが心地よくてもソファは眠るためには作られていないので、不自然な姿勢で寝て身体を痛めてしまいかねません。
また、寝冷えして風邪を引いてしまうおそれもあります。
ソファのところに毛布やタオルケットを持ってきて、ベッドがわりに使うという考えかたもありますが、それなら最初からベッド周りをくつろぎ空間として整えたほうが身体によいでしょう。
快適なソファは値が張る
ひとくちにソファといってもその価格はピンキリです。
が、快適な座り心地を追求するのであれば、それ相応の品質が必要になり、そのぶん値段もお高くなります。
ある程度の高品質を求めると、価格が10万円以上のものも珍しくなく、なかなか手が出しづらいところです。
一人暮らしを始めるには何かと物入りのため、それほどの出費は優先順位を下げたほうがよいかもしれません。
処分が大変
ソファは大型家具のため、いざ処分したいとなったときに苦労する可能性があります。
リユースできる品質であれば心配はないものの、状態が良くないソファだとリサイクル業者に回収してもらうのに費用がかかったり、処分に困ることがあります。
ソファでなくてもくつろぎスペースを作れる
一人暮らしの場合、お部屋の空間を自分1人で使うことができます。
そのためソファをあえて買わなくても、好きなところにくつろぎのスペースを作ることが可能です。
ベッドに腰掛けてソファのように使ったり、床にラグやクッションを置いて座ったり。
ソファなしでも快適にくつろげる場所を設ける方法はたくさんあります。
もともとソファを使わない生活をしていた方はとくに、あとからソファを導入しても座り心地や空間の使い方に違和感を覚えてしまうかもしれません。
ソファがなくても大丈夫!代替となるくつろぎアイテムをご紹介
先ほどソファがなくてもくつろぎスペースを作れるというお話をしましたが、そのために使えるアイテムをいくつか詳しくご紹介しましょう。
ソファベッド
ソファベッドは名前の通り、ソファとしてもベッドとしても使えるアイテム。
普段は背もたれを起こしてソファとして使い、就寝時は背もたれを倒してフラットなベッドにできます。
理想的なアイテムに思えますが、寝るたびにベッドメイキングをする手間はかかります。
それを面倒だと感じるのであれば、ベッドはベッドで独立しているほうがよいでしょう。
クッション
クッションは抱えられるサイズの小さなものから、体全体を預けられる大きなものまで種類が豊富です。
サイズ以外だけでなくデザインや素材のバリエーションも多く、ものによってはソファよりも高額になりうるものもあります。
・ポリエステル綿クッション
ポリエステル綿クッションは価格が手頃なのが大きな魅力です。
一人暮らしを始める際に買っておいて間違いのないアイテムと言えるでしょう。
ものによっては手洗い可能なものもあり扱いが楽ですが、うまく洗わないとヨレたりへたったりしてくるので注意したいところです。
・フェザークッション
羽毛入りのフェザークッションもポリエステル綿クッションとよく似ていますが、こちらは手洗いができません。
ただし、陰干ししてからパンパンと叩いただけでボリュームが戻ってくるため、お手入れはしやすいです。
・低反発クッション
衝撃吸収性の高いウレタンやゲル素材を使った低反発クッションは、身体によくフィットして体圧を分散してくれるため、長時間座ることの多い方や腰痛に悩まされている方に適したアイテムです。
ただし固形素材なので通気性がいまいちで、蒸れやすいというデメリットもあります。
・ビーズクッション
細かいビーズの入ったビーズクッションは、座る体勢に合わせて柔軟にフィットし、非常にリラックスができるアイテムです。
お店で一見小さいなと感じても、いざ部屋に置くと想像以上に場所を取ってしまうことがあるので、事前に必要なサイズを確認してからの購入をおすすめします。
また、使っているうちに中のビーズが潰れてくるため、状態に応じて補充する必要があります。
補充用のビーズはインターネットなどで購入できますが、そのコストがかかる点を考慮しておきましょう。
・プフ
プフとはモロッコ発祥の円形クッションのことです。
一般的なクッションよりもサイズ感が大きく造りがしっかりしており、椅子として使ったり肘掛けとして使ったり、サイドテーブルとして利用したりもできます。
デザイン性にすぐれた商品が多く、お部屋をおしゃれに彩るためのアイテムとしても活用できます。
手持ちの洋服やブランケットにカバーをかけてプフとして使う商品もあり、ちょっとした収納として使えるのも、一人暮らしにとって嬉しいポイントです。
フロアチェア
フロアチェアも様々な種類がありますが、ソファに比べて占有スペースが少なく、気軽に置けるのが共通のメリットです。
・座椅子
座椅子は背もたれが付いており、リラックスして座りやすい利点があります。
また、比較的安価に購入できるものが多いのもメリットです。
コイル入りのクッション性の高い素材や低反発素材を使った座椅子などもあり、求める座り心地に応じて選びましょう。
多くの座椅子は中に金属の支えが入っているためフローリングを傷つけてしまうことがあります。
そのためラグやカーペットの上で使うのがおすすめです。
・リクライニングチェア
座椅子の派生として、背もたれ部分の角度を変えられるようになっているアイテムがリクライニングチェアです。
座ったまま向きを変えられるよう座面が回転する構造になっているものや、肘掛けのついたものなど、豊富な種類が販売されています。
・スツール(オットマン)
スツールは背もたれや肘掛けのない椅子のことです。
オットマンは足置きとして販売されているものですが、スツールとの明確な違いはありまえん。
1人用の小ぶりなサイズのものが多くあり、簡易なテーブルとして使うこともできます。
複数積み重ねておけるタイプのものもあるので、来客を想定していくつか買い揃えておくのも良いでしょう。
ラグ
ラグは冬用だけでなく、夏場に使える商品もたくさん市販されています。
サイズや形状・デザインが豊富で、ポリエステル・綿・ウールなどなど素材も豊富なため、求める質感や予算・デザイン・置き場所に応じて選びましょう。
クッション性の高いラグは、防音効果にも期待できます。
ただし、クッション性の高いものや天然繊維製のものは、価格が高くなりがちです。
【一人暮らしにソファは不要?】まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、ソファを置かない一人暮らしについて見ていきました。
ワンルームや1Kなど、一人暮らしの限られたスペースでは、場所を取るソファを置かないほうが空間を有効に使えるかもしれません。
他にも、ソファを置かないことでお掃除の際の障害物を減らすことができるなど、メリットがあります。
もちろん一人暮らしでも十分なスペースを確保できる方や、ソファのある生活にこそ快適さを見出せる方であれば、ソファを置くのも良い選択肢ではあります。
が、ご紹介したくつろぎアイテムを活用して、ソファがなくてもくつろぎの場を作りだせるということは、快適な一人暮らし空間を構築する方法のひとつとして、ぜひ頭に入れておいてほしいポイントです。
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