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担当者:木寅昌紀
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「種類や選びかた」玄関マットを活用してみよう!
賃貸のマンションやアパートでも、玄関マットを使うメリットがあります。
具体的にどのようなメリットがあるでしょうか。
また、数ある種類のなかからどのように玄関マットを選べばよいでしょうか。
どんな種類があるかや注意点も含め、詳しく解説していきます。
玄関マットを使うふたつのメリットとは?
玄関の土間部分、靴を脱いで上がった玄関ホール、もしくは玄関ドアの外。
玄関まわりのいずれかの場所に、いわゆる「玄関マット」が敷いてあるご家庭を目にされたことはないでしょうか。
自分の家にもあるよ、という方もおられるかもしれません。
玄関マットを使うことで、一体どのようなメリットがあるでしょうか。
考えられる分かりやすい利点がふたつあります。
ひとつは、玄関のお掃除が楽になるという点です。
玄関マットは元々欧米など、家の中でも靴を脱がずに過ごすのが主流の文化圏からきたもので、外でついた靴底の土・泥などの汚れを拭って落とすためのものです。
靴を脱いで家に上がる日本文化においても、玄関マットが敷いてあれば外から持ちこまれた土や泥、砂ぼこりなどで玄関が汚くなってしまうのを防ぐことができます。
また玄関マットなら、外ではたいたり洗濯したり、手軽なお手入れで使い続けることができるので、汚れてしまっても安心です。
もうひとつは、インテリアのひとつとして玄関マットを活用できる点です。
土間や玄関ホールの雰囲気を演出するアクセントとして上手く使えば、一気に空間の印象を華やかにさせたり、きりっとさせたりと変えることができますし、お洒落に見せられます。
玄関は家の顔と言われ、玄関の印象がその家の第一印象となりますから、お部屋のイメージとマッチする玄関マットを選んで置いてみるのも良いかもしれません。
玄関マット選びのポイントは?
玄関マットにも様々な材質やカラー・サイズなどのバリエーションがあります。
どう選べばよいかのポイントを、賃貸のアパート・マンションのお部屋に置くという点も踏まえつつ、見ていきましょう。
①置き場所に適した材質・形状選びを
先でも触れましたが、賃貸のアパートやマンションでの玄関マットの主な置き場所としては「玄関の土間」「玄関ホール」の2箇所が挙げられます。
どこに置くかによってどんな玄関マットが適しているかが変わってきますので、マット選びの際はぜひ考慮してみてください。
土間に置くものは、玄関ドアを開け閉めする際に引っかかってはいけないので、邪魔にならない薄いマットが良いでしょう。
玄関ホールに置く場合は、お部屋のインテリアとしての役割を重視して、デザインのバリエーションが多いアクリル素材で出来たマットから選ぶのがおすすめです。
②汚れが目立ちにくく掃除しやすいものを
例えば外からの来客を招くとき、玄関マットの汚れが目についてしまってはお部屋の印象が悪くなってしまいます。
自分が仕事で疲れて外から帰ってきたときも、汚れたマットを見てしまうと気分が落ち込んでしまうでしょう。
白いマットや薄い色のマットは見映えとしてはとても清潔感があって綺麗です。
ですが使っているうちにすぐ汚れが目立ってきてしまうリスクがあり、それではせっかくの清潔感も台無しです。
こまめに洗濯をするという考えかたもありますが、そういった薄い色のマットはそもそも避けて汚れが目立ちにくい色を選ぶのもシンプルな解決方法ではあります。
マットが汚れた時の掃除のしやすさ、洗いやすさも重要です。
毛足が長いマットはゴミや汚れが奥の方に絡んでしまい、はたいたり掃除機で吸ったりしてもなかなか綺麗になりづらい場合があります。
また、汚れがひどくなった時には洗濯機で洗うのが良いですが、中には洗濯機不可のマットもあるので、選ぶ際には注意しましょう。
「ウォッシャブル」と明記されたマットを探せば、確実に洗濯機で洗えるものを見つけることができます。
③玄関のサイズに合ったマットを
マンション・アパートの玄関の大きさは戸建てと比較して小さめに作られています。
玄関マットは少し元の床が見えるくらいのサイズのほうが見映えしやすいので、賃貸のお部屋に玄関マットを導入する場合は、その大きさに合わせてマットも小さめのものを選ぶことをおすすめします。
目安としては置き場所である玄関の有効幅の7~8割くらいの幅のマットを選ぶようにすると、美しくバランス良く見えやすいでしょう。
目的や機能で選んでみるのも◎
どんな玄関マットを選ぶかについては、求める目的や機能から考えてみるのも良い方法です。
玄関マットをインテリアの一部として、空間の彩りという目的を求めるならば、色やデザインにこだわりたいところです。
床や壁・ドアといった備えつけの部分やシューズボックスなどの家具類、こういった箇所の色やデザインとの兼ね合いで上手くマット選びができれば、玄関をとても印象の良い空間にすることができるでしょう。
また、お部屋で使っているスリッパの色や柄とおそろいにするといったような小技も、さりげないお洒落さの演出として有効です。
マットの機能性に注目するのならば、例えば砂ぼこりなどを家の中に持ちこませない役割を重要視したい場合は、除塵性に優れたマットが適しています。
砂埃を捕まえやすく、舞い上がらせないように作られた玄関マットというものが製品化されています。
ペットを飼っておられたり、赤ちゃんやアレルギーのある方が居られたりするご家庭ではダニ対策は重要な課題になっていると思います。
その場合は、防ダニ加工がされた玄関マットが適しているでしょう。
お部屋の中を元気に走り回る年頃のお子さんが居られる場合は、お子さんがマットで滑って転んでしまう心配があるのではないでしょうか。
滑り止めのついた玄関マットならば、お子さんの転倒リスクを軽減することができます。
また、マットの裏に貼りつけたりして後付けできる滑り止めも販売されていますので、そちらを活用する手もあります。
玄関マットの注意点は?
賃貸住宅で玄関マットを活用するにあたっては、注意点がふたつあります。
まずは置き場所について。
戸建ての家の場合は玄関の外にマットを敷いているというケースもあります。
ですがマンションやアパートではそれは控えたほうが良いでしょう。
なぜならマンション・アパートの玄関の外は共用部という扱いです。
そして大半の場合、共用部に私物を置くことは規約で禁止されています。
「たかがマットを敷くくらいのこと」と思われる方も居られるかもしれませんが、仮に近隣の方が共用部に置かれた玄関マットで滑ったり足を取られたりして怪我をしてしまった場合、禁止行為をして人に怪我をさせてしまったということですから、大きな問題になる恐れがあります。
「たかがマットを敷くくらいのこと」で大きなリスクを背負ってしまうのは割に合いませんから、玄関マットを敷くのは玄関ドアの内側にしておきましょう。
もうひとつは、洗う頻度について。
玄関マットは、お風呂や洗面所・トイレなどのマットよりも、ついつい洗うことに意識が向きづらくなりがちです。
家の外に近いところに置くものであるという性質がそうさせるのかもしれません。
しかし玄関は家の顔ですから、マットもしっかりと綺麗にしておきたいものです。
明らかに汚れが目立っているときはもちろん、そうでなくても1~2週間に1度くらいのペースでは洗濯するのがおすすめです。
洗濯機で丸洗いできるウォッシャブルタイプの玄関マットならば洗うのも面倒にならず、大変便利です。
洗う以外でも、外でホコリをはたいたり、粘着式クリーナーや掃除機をかけたり、日頃からお手入れをしておきましょう。
犬猫などのペットの居るご家庭では玄関マットにも毛がたまりやすいので、よりこまめなお手入れが必要です。
まとめ~玄関マットでこだわりの空間を演出~
いかがでしたでしょうか。
今回は玄関マットの使いかた、選びかたについて見ていきました。
砂ぼこりや土・泥などで玄関が汚れないようにするという元々の役目はもちろん、玄関そのものの色を変えることなく敷くだけで空間をお洒落に演出することができる便利なアイテムでもあります。
玄関が美しいということは、来客の印象が良くなるのもそうですし、ご自身が外出から帰った時にも明るい気持ちになれます。
ぜひ玄関マットを活用して、こだわりの玄関を作ってみてくださいね。
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