【入居時チェックリストは必要?】義務はなくても提出すべき理由を解説
「賃貸物件の疑問」入居時チェックリストって何?出さないとどうなる?

賃貸物件の契約をするとき、他の書類と一緒に渡されることのある「入居時チェックリスト」。
荷解きで忙しい時期にチェックなんて面倒に感じますよね。
でも、出しておかないと退去時に困るかもしれません。
要点まとめ
入居時チェックリストは必要?
入居時チェックリストは法律上の提出義務はありませんが、入居前からあった傷や不具合を証明し、退去時の敷金精算トラブルを防ぐために作成・提出しておく必要があります。
①記録がなければ入居前からあった傷を証明できず、余分な修繕費が敷金から差し引かれる可能性
②家具や荷物を運び込む前に、壁・床・水回り・扉・引き出し・収納を確認
③写真・チェックリストのコピー・メールで、傷や不具合と提出記録を保存
どのような書類なのか、詳しく解説していきます。



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賃貸専門家:安達竜哉
資 格:宅地建物取引士・賃貸不動産経営管理士
賃貸不動産経営管理士の資格保有。特技は少林寺拳法とお部屋探し。奈良の不動産業界で16年以上、単身からファミリーの方など、年間で200部屋以上の仲介実績。特に奈良市内のマンション名を出して貰えれば殆どわかる自信あり。奈良市の賃貸事情に詳しい安達による、暮らしに関するお役立ち情報をお届け。
なぜ必要?面倒でも入居時チェックリストを出すべき理由

退去のときに役立つ大切な記録
「入居時チェックリスト」は、別名「現況確認書」とも呼ばれる書類です。
何のためにあるのかを一言で言えば「入居したときのお部屋がどんな状態だったか」を記録しておくためのものです。
賃貸物件では、退去するときに部屋の状態を確認して、敷金からクリーニング代や修繕費を差し引くことがあります。
このとき「この傷は最初からあったのか、入居後についたのか」で、大家さんと入居者のどちらが修繕費を負担するかが変わってきます。
入居時チェックリストに「ここに傷があった」と記録していれば「これは最初からあった傷です」と証明できます。
でも記録がなければ「あなたがつけたんでしょう」と言われても反論できません。
入居者がつけた傷だと言われてしまえば、その傷の修繕費まで敷金から差し引かれてしまうことになります。
義務ではないが、自分を守るために必要
入居時チェックリストの提出は、法律で義務付けられているわけではありません。
でも「義務じゃないからやらなくていい」という問題ではないのです。
これは、入居者が自分の「責任の範囲」をはっきりさせるための、いわば自分を守る書類です。
お引っ越しで忙しい時期なのでどうしても面倒に感じてしまいますが、退去時に敷金精算でトラブルにならないためにも、きちんと作成して提出しておきましょう。
どこを見る?入居時にチェックするときのポイント

荷物を運び入れる前がベスト
チェックリストを書くタイミングは、とても重要。
ベストなのは、家具や荷物を運び込む前です。
なぜかというと、家具が置かれてしまうと、その後ろや下は見えなくなってしまうからです。
「引っ越し当日に一緒にやろう」と思っていると、荷物がどんどん運び込まれて、チェックどころではなくなります。
契約が終わって鍵を受け取ったら、荷物を入れる前に一度お部屋に行き、じっくりチェックする時間を作りましょう。
これが後々のトラブルを防ぐ第一歩です。
見えにくい場所こそ念入りに
目につきやすい壁や床だけではなく、普段は気にしない部分もしっかり確認する必要があります。
特に注意したいのが水回り。
お風呂・洗面所・キッチンのシンク――これらの場所では、実際に水を流してみましょう。
しばらく水を出しっぱなしにして、詰まりがないか、水漏れしていないかを確かめます。
排水管の中は目で見ることができないので、こうやって動作確認するしかありません。
扉や引き出しも全部開けてみる
さらに、お部屋にあるすべての扉・引き出し・収納を、ひとつ残らず開け閉めしてみてください。
建て付けが悪くて開きにくいもの・閉めるときに異音がするもの・スムーズに動かないものなどがあれば、それも記録しておきます。
「まあ、これくらい大丈夫」と思って見逃してしまうと、退去時に「これはあなたが壊したんですよね」と言われてしまう可能性があります。
細かいことでも、気になった箇所はすべて記録しておくことが大切です。
退去時のトラブルを防ぐための3つの対策

退去時に、入居時チェックリストに関するトラブルが起こらないよう、できる3つの対策をご紹介しましょう。
ポイントは「もともとあった傷や不具合だ」としっかり主張できる状態にしておくことです。
①問題のある箇所は必ず写真に撮っておく
「ここに傷がありました」と文章で書くだけでは、客観的な証拠としては弱いことがあります。
そこで、問題がある場所は写真に撮っておきましょう。
スマホで撮影すれば、撮影日も記録されます。
壁の傷・床の汚れ・設備の不具合など、気になる箇所は全部撮影して、アルバムにまとめておくと安心です。
②手元にチェックリストのコピーを残しておく
入居時チェックリストは、記入したら管理会社に郵送または提出します。
その前に、必ずコピーを取っておきましょう。
スマホで写真を撮るだけでもOKです。
「きちんと提出したはずなのに、先方で紛失された」「記録が見つからないと言われた」
あまり考えたくはないですが、こういうトラブルの可能性もゼロではありません。
手元に控えがあれば、いざというとき安心です。
③メールで送って記録を残す方法も
入居時チェックリストについて、メールでの提出を受け付けている管理会社もあります。
メールならば、送信日時と内容がデータとして残ります。
問題箇所の写真と、PDF化したチェックリストを添付して送っておけば「いつ、何を送ったか」が明確になります。
認識のズレがあった場合でも、メールの記録を見返せば確認できるので、とても便利です。
可能であれば、この方法も検討してみてください。


まとめ~入居時チェックリストで安心の新生活を~

いかがでしたでしょうか。
今回は賃貸物件の入居時チェックリストについて見ていきました。
一見すると「また書類か……」と思ってしまいがちな、入居時チェックリスト。
でも、これは面倒な義務ではなく、入居者さんご自身を守るための大切なツールなのです。
写真を撮る・チェックリストを書く・コピーを残す。
どれも難しいことではありません。
新しいお部屋での生活が始まるとき、面倒だと感じても、ちょっとだけ時間を使って部屋の状態を記録しておく。
そうすれば、何年かのちの退去時に「あれ?こんな話じゃなかった」というモヤモヤを避けることができるのです。
新しい暮らしのスタートは、きちんとした準備から。
入居時チェックリストを味方につけて、安心して新生活を楽しんでくださいね。
奈良で賃貸物件をお探しなら、私たち『賃貸のマサキ』にお任せください。
入居時の確認事項や契約に関する疑問も、経験豊富なスタッフが丁寧にサポートいたします。
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