【賃貸住宅でできる】トイレのアンモニア臭 確認すべき箇所は?
トイレで感じるアンモニア臭などの不快な悪臭。
一体何が原因で、どのように対処すればよいのでしょうか。
においの発生源としてチェックすべきポイントと有効なお掃除の方法を詳しく解説していきます。
意外な箇所もありますので、ぜひ参考にしてくださいね。
Web担当者:西村貴文
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アンモニア臭の原因は「尿汚れ」
家のトイレに入ったらツンと鼻につくにおいが……。
それ、尿汚れによるアンモニア臭です。
健康な方の尿ならば、排泄してすぐはそれほどにおいません。
ですが、放っておくと空気中の細菌の作用によって尿に含まれる尿素が分解され、刺激のあるアンモニア臭が生じてしまいます。
目につかないところに飛び散った尿がそのままになり、トイレのにおいの原因になる――ありがちながら、実にいやなものです。
対処方法をばっちり頭に入れておきましょう。
まずは便器のフチ裏をきれいに!
アンモニア臭の原因となる尿汚れがつきやすい箇所。
真っ先にチェックすべきは「便器のフチ裏」です。
フチ裏は汚れが目視しづらく、意識していないうちににおいの発生源になりがちな箇所です。
逆に言えばここを小まめにお掃除していれば、アンモニア臭への効果的な対策となります。
小まめにブラシでこすることを心がけましょう。
フチ裏の尿汚れを放置していると、尿のミネラルが結晶化して「尿石」というものになります。
尿石は強い悪臭を放つうえ、配管を詰まらせてしまうこともあるため、出来ないようにお掃除を徹底しておきたいところです。
一度尿石が出来てしまったらなかなか落としづらいものですが、方法はあります。
汚れのついた箇所にトイレットペーパーを貼りつけて(フチ裏の場合は折りこんだトイレットペーパーを軽く詰める)上から洗剤を吹きかけしばらく置いてからこすり落とす「湿布法」や、垂直な面に使っても流れていきにくいジェルタイプの尿石除去剤を用いて取り除くのが有効です。
そのほか 疑うべき4つのポイント
フチ裏の尿石の除去をしっかり行ってもアンモニア臭が取れないという場合にチェックしたいポイントが4つあります。
① 温水洗浄便座
温水洗浄便座のついたトイレでは、便器と便座の間に汚れや尿石が溜まってにおいの原因になることがあります。
数か月に1度~年に1度は便座を取り外して、便器や便座裏まで念入りにお掃除しておきたいところです。
便座の取り外し方・お手入れ方法は製品によって様々なので、お使いのモデルの取扱説明書を参照してください。
直接便座に水や洗剤をかけるのは内部の電子部品が故障する原因となりますので絶対にやめましょう。
汚れのふき取りにはトイレ用のお掃除シートやクエン酸水(水200mlに対して小さじ1の割合でクエン酸を溶かして作る)・お酢などがよく使われます。
クエン酸やお酢などを含む酸性の洗剤を扱うときは、カビ取り剤などと一緒に使ったり続けて使ったりしないように注意してください。
カビ取り剤に含まれる次亜塩素酸ナトリウムが酸性洗剤と混ざって反応すると有毒な塩素ガスが発生し、命にかかわる恐れがあります。
② 便器の表面
便器の表面はトイレブラシなどでまめに綺麗にしているつもりでも、実は目で見えないほど小さな傷がいくつもついていて、そこににおいの原因となる汚れが溜まってしまう場合があります。
便器表面の傷や汚れの防止にはフッ素でコーティングするのがおすすめ。
トイレ用のコーティング剤は様々なものが販売されていますが、なかでもフッ素コーティングができるトイレブラシはとても便利です。
こちらは通常のブラシと同じように使えば、お掃除と同時にフッ素コーティングも済ませてしまえる優れものです。
傷の補修に使える復元剤を配合したトイレ用洗剤なども市販されているので、併用すればより効果的でしょう。
③ 便器と床の継ぎ目
便器と床の継ぎ目も汚れが溜まりやすくにおいが発生しがちな箇所です。
隙間になっているところにトイレ用洗剤やクエン酸水・お酢などをスプレーしたのち、使い古しの歯ブラシで汚れをかき出していきましょう。
④ 壁面
便器や床についた汚れではなく、壁に飛び散った尿などがにおいの発生源になっていることもよくあります。
ここも忘れずにお掃除しましょう。
市販のトイレ用お掃除シートでふき掃除をするのがおすすめ。
トイレの壁は膝よりも下の部分が汚れやすいので、そこはとくに念入りにふき取っておきましょう。
ブラシのケースがにおいの元になることも!?
さて、
「便器や床・壁など、小まめにしっかりお掃除しているのに悪臭が取れない……」
そんな時に疑うべき箇所がもうひとつ。トイレブラシのケースです。
実はブラシケースは悪臭の発生源になりやすく、なおかつ見落とされやすい注意すべきポイントなのです。
お掃除のあと、きちんとブラシについた水を切ってからケースにしまわないと、ブラシに付いた汚い水がケースの底に溜まっていきます。
それが乾燥することで、嫌なにおいを放つようになるというわけです。
これを避けるにはお掃除後に欠かさずブラシの水を切るようにすることが大切ですが、完璧に回避することは難しいものです。
定期的にケースの底をお掃除シートなどできれいにするか、いっそブラシセットそのものを交換するか、そういった対処もしていくのが有効でしょう。
また、トイレブラシ選びの際はケースにしまった時にブラシが底につかないタイプがおすすめです。
ケースの底に溜まった水にブラシが触れた状態で保管していると、どんどん菌が繁殖していき、さらに不衛生で悪臭が発生しやすい状態になります。
トイレブラシのケースは盲点とも言える箇所ですが、それゆえにお手入れは欠かさず行いましょう。
まとめ~嗅いで確認してみるのも有効~
いかがでしたでしょうか。
今回はトイレのアンモニア臭など悪臭の原因とその対処について見ていきました。
においの元は様々あり、意外な箇所が発生源となりうることもわかりました。
考えられるところを残らずお掃除してもまだにおいが取れないという場合は、実際にあちこち嗅いで確認してみるのもひとつの手です。
思ってみなかった箇所に原因が潜んでいるかもしれません。
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