【賃貸のフローリングのワックスがけ自分で行う事は可能?】注意点や方法を解説!
賃貸住宅でフローリングのワックスがけを行う場合の注意点

フローリングも時間が経過すれば、どんどん劣化していきます。
室内のフローリングは大家さんの所有物であるため、劣化してきたときは大家さんが対応するのが一般的です。
自分自身で行うことも可能ですが、注意点がいくつかあるので紹介します。

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賃貸専門家:内田紘一
資 格:宅地建物取引士
宅地建物取引士保有で業界10年以上のベテラン!先読みする性格を武器に数多くの賃貸媒介をこなし、特に学生では成約数TOPクラスの実績。休日の日は家族・愛犬と車中泊をしながら、各地の有名観光地巡りなどドライブをする事が趣味です。奈良市はもちろん、生駒市・大和郡山市など、エリアを問わず奈良に詳しい賃貸専門家の内田がご紹介します。
自分でワックスがけをしてもよいのか

まずは賃貸住宅のフローリングを自分でワックスがけをしてもよいのかという点ですが、基本的に自分で行う必要はありません。
ただし、長年生活をしていれば、ワックスが剥がれてしまうこともあります。
そんなときには大家さんや管理会社に報告し、ワックスがけをしてもらうのが一般的です。
しかし、大家さんや管理会社によっては、そのまま使ってほしいと言われることもあります。
そのまま使うように言われた場合は、退去するときに費用を取られる心配はまずないでしょう。
しかし、劣化したまま使うのは嫌だと感じる人もいます。
このような場合には、自分でワックスがけをしても大丈夫か聞いてみましょう。
勝手に行って傷をつけてしまった、変色して見た目が悪くなってしまった場合は、退去費用を請求されることがあります。
このような事態を避けるために、ワックスがけを行う前には必ず大家さんや管理会社に確認するようにしましょう。
自分でワックスがけをする場合の流れ

自分でワックスがけを行ってもよいと大家さんや管理会社から言われた場合には、自分で行っても問題ありません。
自分でワックスがけを行う場合、「ワックスを購入する」「部屋をきれいに掃除する」
「ワックスが付着してはいけない場所を養生する」「古いワックスを剥離剤で落とす」
「新しいワックスを塗布して乾燥させる」「養生を剥がす」このような流れで行います。
ワックスを購入する
まずはワックスを購入しなければいけませんが、ワックスにも色々な種類があります。
大きく分けると3種類あるのですが、簡単で失敗が少ないのはスプレータイプです。
ワックスがけをしたいフローリングに適量噴射し、専用のワイパーで延ばしていきます。
部屋全体をワックスがけするときにも使えますが、部分的にワックスがけをしたいときにも向いています。
軽くワックスがけを行いたいのであれば、シートタイプの物もおすすめです。
シートタイプは専用のワイパーに取り付け、モップで床を拭くように伸ばしていくだけです。
とても簡単にワックスがけができるのですが、それほどコーティング力が強いわけではありません。
また、持続力も他のタイプのワックスほど長くはないので、しっかりとワックスがけを行いたい場合には、他のタイプを選ぶのがよいでしょう。
しっかりとコーティングがしたいのであれば、液体タイプのワックスがおすすめです。
ワックスの量も自分で調節できますし、持続力もコーティング力も強くなっています。
ただし、上手な人が行えばきれいに塗布できるのですが、やり方が悪いとムラになることもあります。
手間も他の方法よりかかるので、時間があるときにじっくりと行うのがよいでしょう。
うまく行う方法も、インターネットなどで調べておくと、よりうまくいく確率を高められます。
部屋をきれいに掃除する
ワックスを購入したら、すぐにワックスがけを行いたくなる人もいるでしょうが、その前に床を掃除しましょう。
ワックスがけを行うときに、ゴミやホコリなどを巻き込んでしまうと、床が汚くなったり傷がついたりします。
しっかりとゴミやホコリを取り除き、きれいにしてからワックスがけをしないといけません。
ワックスが付着してはいけない場所を養生する
しっかりと掃除を行ったら、付着してはいけない場所を養生します。
養生にはビニールクロスなどを使い、止めたい場所を養生テープで貼りつけます。
養生テープにもたくさん種類がありますが、粘着力の強い物は避けるべきでしょう。
剥がしたときに跡が残る可能性があります。
床に貼りつける場合には、元々塗られていたワックスまで剥がしてしまうこともあるので注意しましょう。
古いワックスを剥離剤で落とす
養生が終わったら、あらかじめ塗られている古いワックスを剥がします。
ワックスを剥がすときには、剥離剤を使いましょう。
重ねがけをすると、黒ずみが発生したり見た目が悪くなったりします。
剥離剤は直接ワックスを塗りたいフローリングに適量塗布し、スポンジなどで広げていきます。
塗布したら5分程度放置し、濡らした雑巾などでしっかりとふき取りましょう。
ふき取るときは強くこすりすぎないことが大切です。
新しいワックスを塗布して乾燥させる
剥離剤で古いワックスが取り除けたら、いよいよ新しいワックスを塗布します。
ワックスがけを行う方法は、購入したワックスにも説明が書かれているので、よく読んで説明通りに行いましょう。
ワックスがけが終了したら、そのまま30分以上放置します。
ただし、ワックスの使用量や気温、湿度によって放置する時間は調整しましょう。
乾いたらムラがないか、塗り残しがないか確認します。
せっかくワックスがけを行ったけれど、うまく濡れていない場合もあるでしょう。
そんなときには上から再度ワックスがけを行います。
2度塗りをすることで、よりコーティング力が高まります。
このときもゴミやホコリを巻き込んでいないか確認し、問題ないことを確かめてからワックスがけを行わないといけません。
養生を剥がす
ワックスがけが完了したら、最後に養生を剥がします。
養生をした部分の見た目が悪くなっていないことも確認し、問題がなければ全て終了です。
これでしばらくはワックスがけを行う必要はなくなるでしょう。
ワックスがけを行う際の注意点

傷をつけないように注意する
大家さんや管理会社に許可をもらったからと言って、床が傷だらけになっているなど、明らかに状態が悪くなっていれば、当然退去時に原状回復費用が発生します。
ワックスがけを行うのに、傷をつけることがあるのかと気になる人もいるでしょうが、基本的にワックスをかける前には、古いワックスを剥がしてから行います。
このときに無理やり剥がしてしまうと、ワックスを塗っても傷が目立つことがあります。
ワックスがけをするときにも、強くこすることで傷がつく場合があるので注意しましょう。
うまくできるか不安なときは業者を利用する
初めてワックスがけを行うので、うまくできるか不安だと感じたら、無理をして自分で行う必要はありません。
業者に依頼をして、プロにワックスがけをしてもらうのがおすすめです。
料金は依頼する業者やワックスがけを行う面積、1層か2層かによって大きく異なります。
まずはインターネットなどで情報収集を行い、評判のよい業者をいくつか絞り込みましょう。
次に料金の比較を行い、よさそうなところが見つかったら見積もりを取り、問題なければ依頼するという流れになります。
【賃貸のフローリングのワックスがけ自分で行う事は可能?】まとめ

今回は賃貸住宅のフローリングにワックスがけを行うときの注意点や、大体の流れについて紹介してきました。
フローリングは大家さんの持ち物なので、基本的には自分で行わず、大家さんや管理会社にお願いをして作業をしてもらうようになります。
自分で行いたいのであれば、必ず許可をもらってからにしましょう。
勝手に行って傷や変色が見られると、退去時に原状回復費用が発生します。
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