【パントリーはあると便利?】メリット・デメリットや注意点について
キッチンにあると便利なパントリー
キッチンに備わっているパントリーは古い賃貸住宅で見かけることは少ないですが、新しい賃貸住宅では見かけることが増えています。
そんなパントリーのメリットやデメリット、何を収納するのに適しているのかなどを紹介していきます。
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賃貸専門家:木寅 昌紀
資 格:宅地建物取引士・賃貸不動産経営管理士
宅地建物取引士の資格保有。奈良市の賃貸業界屈指のオールラウンドプレーヤー。奈良市の新築から既築の物件まで情報を網羅。特に新築物件は人気があるので、皆様にいち早く情報をお届け!豊富な知識で紹介も多く年間成約数は弊社ランキングTOPの実績。「奈良生まれ、奈良育ち」の木寅が「ピタッ」とくる奈良市の賃貸情報を配信。奈良の賃貸物件の事はお任せあれ!
パントリーとは何か
そもそもパントリーという言葉そのものを聞いたことがないという人もいると思うので、まずはパントリーとは何かについて解説します。
簡単に言うとキッチンに設置されている収納スペースで、以前はホテルの厨房隣に設置されている配膳室を指していました。
最近ではキッチンに設置されている収納スペースを指すようになり、ニーズも高まっています。
キッチンの上部に取り付けられている収納や、シンクの下にあるスペースとは別物になります。
パントリーの種類は複数存在する
パントリーにもいくつか種類が存在しています。
その中でも代表的な物を3つ紹介します。
それは「ウォークスルータイプ」「壁付けタイプ」「ウォークインタイプ」です。
それぞれ異なった特徴があるので、確認していきましょう。
ウォークスルータイプ
キッチンとダイニングを仕切るための壁に取り付けられている収納をウォークスルータイプと言います。
出入口が2つ以上あり、ドアの開け閉めも必要ないので、家事が効率的にできるという点がメリットです。
ただし、収納できる空間は若干小さめなので、収納したい物がそこまで多くない人におすすめです。
壁付けタイプ
壁面収納タイプとも呼ばれており、キッチンの壁面を有効的に活用して作られたパントリーになります。
インテリアを重要視したい、キッチンもおしゃれにしたいという人に向いていますが、きちんと整理していないと見た目が悪くなります。
しかし、壁付けタイプは棚に直接置くタイプなのでどこに何があるのかがわかりやすいのがメリットです。
ウォークインタイプ
ウォークインクローゼットのように、1つの部屋で仕切られているのが特徴です。
かなり広いスペースが確保できるので、物が多い人にはかなりのメリットがあります。
家族が多い人や、物が多い人は、ウォークインタイプのパンドリーが設置されている物件を探すのがよいでしょう。
ただし、空気の流れが悪くなるので、湿気や臭いがこもりやすくなるのがデメリットです。
そのため、定期的に換気をしておくとよいでしょう。
パントリーのメリット
パントリーが設置されていると、色々なメリットがあります。
どのようなメリットがあるのかというと
「整理整頓が行いやすい」「食品のストックができる」「食品の管理が行いやすい」「調理家電などをしまっておける」などがあります。
整理整頓が行いやすい
パントリーがあることで、キッチンの整理整頓が行いやすくなる点は大きなメリットだと言えるでしょう。
本来キッチンは料理を行う場所なので、油跳ねや調理した食材のカスなどが飛び散りやすい場所です。
このような場所に物が散乱していると、掃除も大変になります。
パントリーがあれば整理整頓ができ、シンク周りやガスコンロ周りに置く者の数も減るので掃除が行いやすくなる点もメリットです。
食品のストックができる
食品は冷蔵庫や冷凍庫の中に保管するのが一般的ですが、中には常温で保管できる物もあります。
しかし、冷蔵庫や冷凍庫にしまえる食材の量には限りがあるので、安いからとまとめて購入しても置く場所に困る場合があるでしょう。
そんなときに活躍するのがパントリーです。
パントリーに食材を保管しておくことで、まとめて食品を購入しやすいのもメリットだと言えるでしょう。
ただし、きちんと整理をしておかないと消費期限が過ぎた食品がいつまでも残るという状態になります。
場合によっては腐って嫌な臭いの発生源になることもあるので、食品を大量に購入しパントリーに置いておく場合には消費期限が過ぎないように注意しないといけません。
食品の管理が行いやすい
パントリーは食品の管理も行いやすいです。
冷蔵庫や冷凍庫に多く食品を詰め込むと、奥の方が確認しにくくなり、まだ十分残っている物を購入してしまう場合があります。
その点パントリーがあれば食品の確認や管理が行いやすいので、まだ十分残っている食材や調味料などを購入する頻度を減らすことが可能です。
消費期限や賞味期限の確認も行いやすいので、食品を腐らせてしまうリスクも減らせるでしょう。
調理家電などをしまっておける
パントリーは冷蔵庫ではないので、食品以外のものでも気軽に置くことができます。
例えばキッチンで使用する調理器具や調理家電などを置くスペースとしても活用できます。
頻繁に料理をする人にとっては、キッチンから近い場所に調理家電などをしまえるのは大きなメリットだと言えるでしょう。
頻繁に使用する物であればシンクの周りなどに設置しておいても邪魔になることはありません。
しかし、使用頻度が少ない調理家電などを置いたままにすると邪魔になりますし、ホコリが被りやすくなります。
パントリーのデメリット
パントリーがあることで、色々なメリットがある反面、デメリットもいくつか存在しています。
どのようなデメリットがあるのかというと
「家事動線が悪くなる場合がある」「整理整頓をしないと物がぐちゃぐちゃになる」「他の部分の面積が小さい場合がある」などです。
家事動線が悪くなる場合がある
パントリーが設置されていることで、家事動線が悪くなる可能性がある点がデメリットの1つです。
物件によっては、玄関からパントリーまで距離が長い場合もあります。
パントリーまでの距離が長いと、重い物を購入してきたときに、持っていくのが大変になるでしょう。
せっかく設置されていてもあまり使わなくなる可能性もあるので、内見時によく間取りや設置箇所を確認しておくことが大切です。
整理整頓をしないと物がぐちゃぐちゃになる
色々な物が置ける便利なパントリーですが、きちんと整理整頓をしておかないと、どこに何を置いたのかがわからなくなり、物がぐちゃぐちゃになります。
普段から整理整頓をきちんと行わないと、パントリーの存在がメリットからデメリットに代わってしまうでしょう。
散らかってしまうと掃除も大変になるので、パントリーに設置されている物がホコリまみれになる可能性もあります。
他の部分の面積が小さい場合がある
パントリーもスペースを取ってしまうのでウォークスルータイプやウォークインタイプのパントリーの場合他の部分の面積が小さくなる可能性があります。
借りるときには、パントリー以外の部分に十分な広さがあるか確認しておきましょう。
パントリーを利用するときの注意点
パントリーは冷蔵庫のように、冷却機能などは備わっていません。
また、種類によっては風通しが悪い場合もあるので、置くのに適している物もあれば、あまり適していない物もあります。
そこで「パントリーでの保存に向いている物」と「置くときの注意点」について解説していきます。
パントリーでの保存に向いている物
パントリーは色々な物が置ける便利な場所ですが、保存しておくのに向いている物もあれば、あまり向いていない物もあります。
では、どのような物が向いているのかというと、食品であれば常温保存ができる物です。
例えば以下の食品があります。
・米
・小麦粉などの粉類
・野菜
・果物
・食用油
・インスタント食品
ただし、1度調理した物や切った野菜などは、パントリーではなく冷蔵庫に保管した方がよいでしょう。
他にも調理器具や調理家電の小さい物や、それほど重くない日用品を置くのにも適しています。
置くときの注意点
パントリーには色々な物が置けるので、つい無造作に置いてしまう人もいるでしょう。
しかし、置くときにはいくつか注意点があります。
主な注意点としては、以下の点に気をつけましょう。
・重さに注意する
・光に当たらないように注意する
・こまめに掃除を行う
パントリーが壁付けタイプの場合には、あまり重い物を置くと危険です。
また、上段にはできる限り軽い物を置き、下段に少々重い物を置くとよいでしょう。
そうすることで取り出すときにも便利ですし、地震がきても被害を小さくすることができます。
パントリーには食品類を置くことも多いでしょうが、食品に光や熱を当てるのはよくありません。
直射日光や蛍光灯の光などが当たらないように注意しましょう。
また、光以外にも湿度に注意が必要です。
高湿度になる場合には除湿剤などを活用し、高湿度になるのを避けないとカビの発生に繋がります。
掃除もこまめに行わないと、食品や調理器具が不衛生な状態になります。
そのため、掃除がしやすいように整理整頓も忘れずに行いましょう。
【パントリーはあると便利?】まとめ
今回はパントリーのメリットやデメリット、使用する際の注意点などについて解説してきました。
パントリーがあると便利ですが、きちんと整理整頓をしておかないと見た目が悪くなるだけではなく、不衛生になるので注意しましょう。
タイプも壁付けタイプやウォークインタイプなどがあるので、自分の部屋に取り付けられているパントリーに適した使い方をする必要があります。
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