【賃貸は築何年がお得?】安くなる条件や快適に暮らすポイントの解説!

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お得な条件で借りられる賃貸住宅の築年数


お得な条件で借りられる賃貸住宅の築年数


誰しもが賃貸住宅をお得な条件で借りたいと考えるでしょう。


そこで今回は築年数に注目したいと思います。


基本的には築年数が経過しているほど家賃は安い傾向にありますが、どれくらいの築年数が快適に生活できるのか解説していきたいと思います。



  • 木原 一憲_写真
  • 賃貸お部屋探しのプロが見るポイント

    賃貸専門家:木原 一憲

    得意エリア:奈良市

  • 奈良での不動産キャリア24年以上の実績。これまで15,000人以上にお部屋を紹介。一人暮らしから家族向けまで幅広い賃貸情報に自信あり。休日は奈良の綺麗な街並みや歴史ある神社・仏閣、美味しい飲食店を巡ること。愛車はKawasaki。渡り鳥並みにズバ抜けた方向感覚を持ち、目印となる建物を伝えれば住所をピタリと一致させる特技あり。賃貸の専門家として様々なノウハウを仕入れ発信中。




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    築年数に関する表記について


    築年数に関する表記について


    賃貸住宅の募集要項を確認すると、新築や築浅などと明記されていることがあります。


    まずは築年数に関連する「新築」「築浅」「築古」について見ていきましょう。


    新築

    まだ誰も借りていない状態であると同時に、建設されてから1年以内の賃貸住宅を新築物件と言います。


    新築物件に関しては、宅地建物取引業法で建設されてから1年以内で、未使用の状態ときちんと明記されています。


    そのため、まだ誰も借りていない新しい物件に住みたいという人は、新築の賃貸住宅を探すのもよいでしょう。


    最もよい状態で借りることが可能な反面、家賃は最も高額な状態なので、無理のない範囲で選ぶことが大切です。


    築浅

    賃貸住宅の募集要項を見ていると、築浅と書かれていることがあります。


    築浅というのは、建設されてから5年以内の物件で記載されていることが多いです。


    すでに他の人が借りている状態や、1年以上経過していて新築とは記載できない場合に使われます。


    ただし、築浅に関しては、新築のように宅地建物取引業法で何年未満などと決められているわけではないので、ざっくりとした記載方法になります。


    そのため、比較的新しい部類の賃貸住宅だと考えておけばよいでしょう。


    家賃は新築よりは安い傾向にありますが、まだ新しい建物なので、そこまで家賃が下がっているわけではありません。


    築古

    賃貸住宅の大半は中古住宅になりますが、中古物件には築古と明記されることもあります。


    築古は建設されてから30年以上経過した物件などに記載されていることが多いですが、築浅と同じく宅地建物取引業法で年数などが決められているわけではありません。


    築古の物件は建設されてから長期間経過していることもあり、家賃もかなり安くなっている場合が多いです。


    古くてもよいので、可能な限り安い家賃の物件に住みたいという人に向いています。






    築年数に比例して家賃が安くなる


    築年数に比例して家賃が安くなる


    賃貸住宅の家賃は、最寄りの駅からの距離や周辺の状態、地価や部屋の面積などによって異なります。


    さらに築年数によっても大きく異なるのですが、築年数が経過しているほど家賃は下がる傾向にあります。


    では、築年数が経過すると、どの程度家賃が安くなるのか確認してみましょう。


    家賃の相場は地域によっても異なるので、今回はワンルームや1K、1DKといった単身向けの物件で、奈良県の例を確認してみます。


    新築の場合は6.6万円が平均的な価格なのですが、築1年以上経過したり、誰かが入居したりして新築でなくなると、平均価格は5.9万円になります。


    これが5年以上経過すると、5.6万円に下がります。


    築10年以上では5.2万円に、築20年以上経過した状態では4.3万円となっています。


    新築から中古になったときと、築20年以上経過したときに大きく家賃の相場が下がっていることがわかるでしょう。






    築何年以上の物件が狙い目なのか


    築何年以上の物件が狙い目なのか


    賃貸住宅を選ぶときに気になる点の1つが家賃ですが、家賃は築年数によっても異なります。


    そのため、少しでも家賃を安くしたいのであれば、築年数がある程度経過した物件を選ぶのがよいでしょう。


    しかし、人によって判断基準は異なりますし、古すぎるのは嫌だと感じる人もいます。


    では、築何年以上の物件が狙い目なのかというと「新しい物件がよければ築浅物件」「程よく安い物件がよい人は築20年が目安」


    「とにかく家賃が安い方がよい人は1981年6月以降に建てられた物件」以上の3つを参考に選んでみてはいかがでしょうか。


    新しい物件がよければ築浅物件

    家賃は安い方がよいけれど、古い物件は嫌だという人は、築浅物件を狙ってみるのがよいでしょう。


    築浅物件は築年数が5年未満の物件を宣伝するときによく使われていますが、特に基準があるわけではありませんので、必ず築年数は確認しないといけません。


    また、築1年未満であっても、誰かが1度でも入居すれば、新築ではなく築浅物件となります。


    築浅物件はまだ建てられてから年数があまり経過していないので、設備や建物の状態も良好です。


    古くなっていて設備が頻繁に故障するという可能性も低いですし、新築よりは物件数が多くなっています。


    さらに新築よりも家賃の相場が低くなっているので、狙い目の物件と言ってもよいでしょう。


    その反面、新築よりは発見しやすいものの他の中古物件に比べると数が少ないですし、全体的に見ると家賃が割高に設定されているのが一般的です。


    そのため、家賃よりも家のきれいさや新しさを重要視する人向けだと言えるでしょう。


    程よく安い物件がよい人は築20年が目安

    家賃を安く抑えたいので、ある程度古い物件でもよいけれど、あまり古すぎるのも嫌だという人におすすめなのが、築20年を過ぎたばかりの物件がよいでしょう。


    先ほど紹介した奈良県内での築年数の経過による家賃相場を確認すると、築10年以上と築20年以上とで大きく変化しています。


    全ての物件が築20年以上経過すると安くなるわけではありませんが、家賃相場が大きく低くなる傾向にあるので、そこまで古い物件は嫌だけれど、家賃は安くしたいという人は、築20年を目安に物件を探してみるのがおすすめです。


    とにかく家賃が安い方がよい人は1981年6月以降に建てられた物件

    賃貸住宅の家賃設定は、築年数が古ければ古いほど比例して安くなる傾向にあります。


    とにかく家賃をできる限り安くしたいという人は、築年数がかなり経過している物件を選ぶのがよいでしょう。


    ただし、古ければ経年劣化などによって設備や建物が悪くなっている可能性があります。


    そこで古い賃貸住宅を選ぶ際に、いくつか重要な点があるのですが、その1つが耐震強度です。


    日本は地震がとても多く、耐震強度を満たしているかいないかで安心して生活できるのかが変わると言っても過言ではありません。


    日本では1981年6月に、新耐震基準が適用されています。


    よって1981年6月以降に建設された建物であれば、新耐震基準が適用されているので、それ以前に建てられた建物よりも安全だと言えるのです。


    もし家賃を安くするために、できるだけ古い物件に住みたいと考えているのであれば、1981年6月以降に建設された物件を選ぶようにしましょう。


    これ以前に建てられた物件だと、強い地震が来たときに倒壊する危険性があります。






    築年数がかなり経過していても快適に住める物件は存在する


    築年数がかなり経過していても快適に住める物件は存在する


    建築物も築年数が経過することで、経年劣化が発生してしまいます。


    これは仕方がないことではあるのですが、経年劣化を完全に防ぐことはできないので、家賃を安くして借りてくれる人を募集しているのです。


    築年数が40年以上経過しているかなり古い物件だと、色々なところにガタがきている場合もあるでしょう。


    そのため、あまり古い物件は避けたいという人もいるのですが、中にはかなり古い物件であっても、快適に生活することは可能な場合もあります。


    では、築年数が40年以上経過している古い物件を選ぶ場合、どのような点を重要視すればよいのか確認していきましょう。


    まずは隅々まで清掃が行き届いている物件です。


    建物は掃除をきちんと行っているかいないかで、快適性や耐久年数が異なります。


    また、清掃が行き届いているということは、管理がしっかりと行われているとも言えるので、快適に生活できる物件が多いと言えるでしょう。


    他にも使用されている建材や構造など、建物の作りも快適性に大きく左右しています。


    軽量鉄骨造や木造の住宅だと、それほど耐久年数は長くありません。


    それに対して重量鉄骨造や鉄筋コンクリート造であれば、多少耐久年数は長くなります。


    もしくはリフォームが行われていれば、築年数が40年以上経過していても快適性を損ねることなく生活できる可能性が高いでしょう。






    築年数が古い物件で快適に暮らすためのポイント


    築年数が古い物件で快適に暮らすためのポイント


    築年数が古い物件には、家賃が安いなどのメリットも存在しています。


    しかし、デメリットが存在しているのも事実です。


    そこで重要になるのが、内見のときにチェックしておくべきポイントを知っておくことです。


    そのポイントとは「汚れの程度」「設備に異常がある箇所はないか」「害虫が入り込む隙間がないか」「郵便受けやベランダの状態」


    これらを内見のときにチェックしておきましょう。


    汚れの程度

    築年数が古くなると、掃除をしても汚れが取れない場合があります。


    しかし、こまめに掃除を行っていれば、掃除をしても取れない汚れというのは少ない状態で済みます。


    部屋の隅々まで汚れをチェックすることで、今まで借りていた住民がきちんと掃除を行っていたか、管理会社や大家さんがしっかりと管理しているか知ることができます。


    築年数は長いけれど、部屋がきれいな状態が保たれていれば問題ありません。


    設備に異常がある箇所はないか

    賃貸住宅には、あらかじめ備わっている設備がいくつかあります。


    例えばエアコンやガスコンロなどは、最初から設置されている場合が多いでしょう。


    これらの設備がきちんと使用できる状態であるかチェックすることも大切です。


    ただし、内見のときには電気やガス、水道が使用できない可能性もあるので、もし使用できない場合には、設置されている設備がきちんと使用できる状態なのかを聞いておきましょう。


    害虫が入り込む隙間がないか

    古い賃貸住宅を契約すると、部屋の消毒を行うか聞かれることがあります。


    しかし、いくら消毒を行ったとしても、害虫が入れるような隙間が空いていれば、すぐにまた害虫が侵入してくるでしょう。


    なので内見のときには、害虫が入り込む隙間がないかチェックすることが大切です。


    例えばシンクの下や玄関、窓の隙間が広くないかです。


    郵便受けやベランダの状態

    内見のときに見落としやすいのが、郵便受けやベランダのチェックです。


    郵便受けにチラシなどが大量に投函されている場合は、管理がしっかりと行われていない可能性があります。


    また、ベランダの汚れが酷い場合や、ゴミが散乱している場合も同様です。


    隅々までチェックをすることで、きちんと管理されているか知ることができます。






    【賃貸は築何年がお得?】まとめ


    【賃貸は築何年がお得?】まとめ


    今回は築年数に焦点を当て、快適に住めるのは何年ぐらいなのか、古い賃貸住宅を借りる場合はどのような点に注意するべきなのかについて紹介してきました。


    賃貸住宅の家賃は、築年数に比例して安くなる傾向にあります。


    しかし、1981年6月以前に建てられた物件だと、新耐震基準を満たしていない可能性があるので、これ以降に建設された物件を選ぶのがよいでしょう。



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