【築年数が古い賃貸物件も意外とメリットあり？】探す時のチェックポイント

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賃貸物件を借りるときは築年数に注意！古い物件でも住むメリットはある？

賃貸物件を選ぶ際は築年数の重要性も理解しておきましょう。

築年数が進んだ物件は家賃が安いことがほとんどですが、建物の外観や設備が劣化していることが一般的です。

古い物件に住む場合は物件の外観や設備、そして耐震性も確認しなければいけません。

賃貸物件を探すときには最寄り駅の距離や間取り、家賃など、条件に絞ることがほとんどですよね。

そして賃貸物件を探す条件として、「築年数」も欠かせません。

しかし、具体的にどの点に注意して築年数を判断すべきかご存じでしょうか？

ここでは築年数の見極め方や、築年数が進んだ物件に住むメリットについて解説いたします。

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• 担当者：木寅昌紀

  生粋の奈良県民の私が宅地建物取引士や賃貸経営管理士の目線で奈良の賃貸情報や暮らしの事、エリア情報まで幅広く発信します！

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築年数とは？

築年数とは建物が完成してからの年月を指します。

築年数は建物の耐用年数や状態を理解するうえで重要な要素となります。

築年数に関連する「築浅」や「新築」、「築古」という言葉を耳にしたことはありませんか？

築浅物件は、建物が比較的新しい物件を指します。

具体的な年数の定義はありませんが、一般的には築5年以内の建物を築浅と呼ぶことがほとんどです。

また、新築物件は建てられてから1年以内かつ未入居の物件のことを言います。

このため、築半年の物件であっても、誰かが一度でも居住した場合は新築物件ではなく中古物件と呼ばれます。

築古物件についても、明確な年数の定義は存在しません。

一部では10年を経過した建物を築古と呼ぶこともありますが、20年や30年以上を経てから築古と判断される場合もあります。

築年数を考える際、建物の構造にも注意が必要です。

アパートやマンションなどの建物は、木造、軽量鉄骨造、重量鉄骨造、鉄筋コンクリート造など様々な構造が存在します。

各構造には耐久性や耐震性などの特徴が異なるため、築年数に対する評価も構造によって変わります。

築年数と家賃の関係とは？

賃貸物件を借りる際に、なぜ築年数が重要視されるのでしょうか。

例えば同じ間取り、同じ設備のマンションが二軒のうちどちらかを選ぶ場合、多くの人は家賃が安いマンションを選ぶでしょう。

しかし、家賃が安いマンションのほうが築20年、家賃が高いマンションの方が築5年だった場合、築5年のマンションを選ぶ人が増えるかもしれません。

物件を探している人は、外観がきれいで設備が新しい築年数が短い物件を選びがちです。

築年数は古くなればなるほど、家賃相場が低くなる傾向があります。

従って、物件の家賃が高いか低いかを判断する際には、必ず他の物件と比較する際に築年数も参考にして比較しなければいけません。

築年数が経過すると、建物の外観や設備が劣化します。

塗装が剥がれている箇所や、錆び付き具合で築年数をおおまかに判断できます。

建物の外観

築年数が10年程度経過すると、外壁やタイルなどの外観部分が劣化し始めます。

内覧時に、外壁タイルの剥がれや損傷がないかを確認して古い建物かどうかを確認してみましょう。

エントランス

エントランスは物件の印象を左右する重要なスペースです。

エントランスが劣化していると建物全体の印象が悪くなります。

エントランスの状態を見極める際には、単に古いだけなのか、それとも清掃が不足しているだけなのかを判断しましょう。

建物の外観が古いことよりも、エントランスに小石や落ち葉が散乱していたり、集合ポストが錆びついている場合は、オーナーや管理会社による管理が不十分かもしれないので注意が必要です。

床の状態

お部屋の中に入ったら床を歩いてみて、きしみや沈み込みがないか確認しましょう。

築年数が10年以上経過すると、床が傷んでへこみが発生している場合もあります。

床のきしみは、階下の住人に騒音を与える可能性があるため、必ず確認してください。

水回り

古い物件では水回りも観察してみましょう。

水回りは劣化が進みやすく、ハウスクリーニングをしても劣化が目立ちます。

特に以下の設備は清潔感を確認しやすいです。

蛇口

キッチンや浴室の蛇口から水を出してみましょう。

古い蛇口は最初に茶色い水が出ることがあります。

これは、水道管内部が錆びついている証拠になりますので、生活用水として使用するには適していません。

ゴムパッキンのカビ

キッチンやお風呂場のゴムパッキンにカビが生えていないかを確認しましょう。

洗剤では落とせないようなカビが生えている光景は視覚的にも気分が悪くなり、体にもよくありませんので、事前に確認して避けることが必要です。

築年数と耐震性の関係とは？

築年数がわかれば、その建物が旧耐震基準と新耐震基準のどちらを基準に建てられたのかが分かります。

耐震基準は、建築基準法において規定された基準であり、特定の規模の地震が発生しても建物が損壊や崩壊しないように設けられました。

建築確認日が1981年5月31日以前のものを「旧耐震」、1981年6月1日以降のものを「新耐震」といいます。

1981年以降に建てられた物件は新耐震基準に従って建てられていますが、それ以前の物件は耐震性に注意が必要になります。

ただし、1981年以前の建物でも、耐震補強工事が実施されている場合があります。

旧耐震の基準では、中規模の地震に耐えられることが要求されていました。

一方、新耐震の基準では、大規模な地震に耐えられることが要求されています。

過去の地震被害からも、新耐震の建物はより安全であることが示されています。

ただし、旧耐震の建物の中には、過去の地震で被害が発生しなかったり、軽微な被害で済んだりするものも存在します。

建物の性能は構造だけでなく、他の条件にも影響されるため、旧耐震の建物を選ぶ場合は慎重に検討する必要があります。

築年数が不明な場合、築年数を推定するためには建物の完成から入居までの時間を考慮することが一般的です。

ただし、建物の完成から入居までには様々な要因により時間がかかることがあります。

したがって、築年数だけでなく、他の要因も考慮しながら物件を選ぶことが重要です。

旧耐震の建物に住む際には、耐震補強工事が施されているかどうかも確認する必要があります。

ただし、耐震補強工事が全体に普及しているわけではなく、一部の部分にしか工事が行われていない場合もあります。

築年数が古くても住むべき物件とは？

築年数が経過した物件でも、大家さんや管理会社がお金をかけてメンテナンスをしていれば劣化が少ない状態に保たれている場合があります。

そのため、実際の築年数よりも実物を内覧した際に感じる年数を確認することも必要です。

築浅物件のメリットは新しい設備や内装があることで、快適な生活が期待できることです。

一方、築古物件のメリットは家賃が通常よりも安いことです。

しかし、築古物件には間取りや設備の古さ、部分的な不具合の可能性があることを理解しておきましょう。

そして築浅物件のデメリットは家賃が高いことですが、新しい設備や内装、共用部分が魅力です。

一方、築古物件のデメリットは、古い内装や劣化した設備を使って生活をしなければならない点です。

【築年数が古い賃貸物件も意外とメリットあり？】まとめ

賃貸物件を選ぶときは築年数が重要です。

古い物件でも住むメリットがあるかどうかは、外観や設備などを見て検討する必要があります。

築年数が経過すると建物の外観や設備が劣化するため、家賃が低くなる傾向があります。

そして、築年数だけでなく、耐震性やメンテナンスの行き届き具合も考慮すべきでしょう。

実際にお部屋を内覧し、自分の希望と比較しながら物件を選んでみましょう。

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• 担当者：木寅昌紀

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