【賃貸は何年住むのが正解?】長く住むメリット・引っ越し時期の目安
「居住年数」ひとつの物件に長く住むメリット・デメリットは?

住まいを転々とする人も居れば、同じ賃貸物件に長く住み続ける人もいます。
ひとつの物件に長く住むのはどのようなメリットやデメリットがあるのでしょうか。
ライフステージごとの平均居住年数や、引っ越し検討のタイミングなども含め詳しく見ていきます。

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賃貸お部屋探しのプロが見るポイント
賃貸専門家:安達竜哉
資 格:宅地建物取引士・賃貸不動産経営管理士
賃貸不動産経営管理士の資格保有。特技は少林寺拳法とお部屋探し。奈良の不動産業界で16年以上、単身からファミリーの方など、年間で200部屋以上の仲介実績。特に奈良市内のマンション名を出して貰えれば殆どわかる自信あり。奈良市の賃貸事情に詳しい安達による、暮らしに関するお役立ち情報をお届け。


みんな同じ物件にどのくらい住んでる?

一般的に、ひとつの賃貸物件に何年間住んで引っ越すものなのか。
賃貸住宅市場景況感調査『日管協短観』という資料をもとに、平均的な居住年数をライフステージごとに見てみましょう。
まずは単身者・学生・新社会人といった若年層。
若年層はひとつの物件に2~4年住み続ける、つまり平均して3年ほどが一般的な居住年数となっています。
卒業・就職・転職といったライフスタイルの変化が多いため、引っ越し頻度が高い傾向です。
次にファミリー層。
ファミリー層はひとつの物件に4~6年、つまり平均4年ほどが一般的な居住年数です。
子どもの成長・進学にともない引っ越しを考える世帯が多いためです。
最後に65歳以上のシニア層。
シニア層は、ひとつの物件に6年以上住む世帯が6割以上を占めています。
ライフスタイルの変化が落ち着き、住み慣れた環境での安定した生活を求める傾向にあるためです。
ひとつの賃貸住宅に長く住む~メリット編~

ひとつの賃貸物件に長く住み続けることには、メリットもデメリットもあります。
先に主なメリットをご紹介します。
引っ越しをする費用や手間がいらない
同じ物件に住み続ける限りは、当然ながら引っ越しにかかる費用や手間は必要ありません。
加えて、転出・転入といった役所の手続きや、郵便物の転送手続きなどもしなくて済みます。
引っ越しには想像以上に多くの費用と手間がかかりますから、その負担を避けられることは見逃せないメリットと言えるでしょう。
馴染みのある環境で生活できる
居住期間が長くなるにつれ、その土地の雰囲気が分かってきますし、周囲に住む人々とのつながりも深まっていきます。
知り合いが増えたり、近くにどんなお店や施設があるか熟知できたりと、日常の暮らしやすさが高まります。
そうなることで得られる日々の安心感は馬鹿にできないもので、ストレスの少ない生活ができることは大きなメリットと言えます。
地域の変化に素早く対応できる
長い期間同じところで暮らしていると、新しくオープンしたお店や施設についての話が自然と入ってきます。
新規開店のスーパーマーケットの情報だったり、話題のお店に行った人の口コミだったり、長く住んでいるからこそ得られるメリットがあります。
なおかつ、地域の変化・発展を肌で感じられることも、同じところに長く住む醍醐味です。
現在の家賃を保つことができる
同じ物件を新しく契約する入居者の家賃が上がっても、すでに住んでいる人はその影響を受けないケースが大半です。
また、仮に物件のオーナーが家賃の引き上げを検討したとしても、長期入居者には交渉の余地があります。
そのため、周囲の賃上げに左右されることなく住み続けられます。
家賃の減額交渉ができる場合もある
長期入居者ならば、物件の契約を更新するタイミングで賃料の見直しを申し出ることで、家賃を下げられるかもしれません。
管理会社やオーナーと相談してみることで、より良い条件を引き出せる可能性があります。
とくに、近隣エリアの相場が下がっていたり、空き室物件が多かったりといった状況があると、交渉しやすくなるでしょう。
退去時の費用が安くなる可能性もある
退去の際にかかるクリーニング費用や原状回復費用。
けして安くないことが多いですが、長くその物件に住んでいれば、安くおさえられる場合があります。
いわゆる常識な範囲でお部屋を使っているのであれば、お部屋の内装や設備の経年劣化は自然消耗として扱われ、その修繕費用は物件オーナーの負担になります。
よって、短い期間で何度も転居を重ねるよりも、コストは安くなる可能性があるのです。
ただし、たばこやペットによる傷などは自然消耗とは認められず、退去時に別途費用を請求されるケースが多いので、気をつけましょう。
ひとつの賃貸住宅に長く住む~デメリット編~

ひとつの賃貸物件に長く住み続けるメリットをひととおり見終わったところで、今度は主なデメリットをご紹介しましょう。
賃上げが行われる場合がある
長いこと同じ物件に住んでいる間に、周辺の家賃相場が上がるなど様々な状況が変化し、住んでいる物件の家賃が上がる可能性があります。
契約更新ごとに家賃が上がっていくケースもあり、気づいたら損をしているという状況になる恐れもあります。
また、新規入居者向けの割引キャンペーンなどが行われた場合、すでに住んでいる人は対象にならないので、後から入居した人よりも家賃が高いということもあり得ます。
お部屋の内装・設備が劣化していく
長く住んでいるうちに自分のお部屋の内装や設備は経年劣化していきます。
入居中にリフォームが入ることはないため、基本的にはどんどん水回りや壁紙などが古くなっていくことになります。
同じところに住み続けることによって、お部屋の使い勝手や見た目の悪化に不満が出てくるかもしれません。
物件の設備や間取りの進化を味わえない
賃貸物件の設備や間取りは常に進化し続けています。
同じ物件に長く住み続けるということは、そうした最新の設備や間取りとめぐり合う機会を逃していると言えるかもしれません。
「今の住まいで満足」と感じるのは良いことですが、より快適で便利な選択肢にアンテナを張りめぐらせてみるのも一つの手ですよ。
生活に新しい風が吹かない
同じところに住み続けている以上は、近隣の環境が大きく変わることはまれです。
居心地がよいのとは裏腹に、日々の生活から新鮮味が失われてしまうデメリットとなる可能性もあります。
持ち家よりもコストが高くなっていく可能性も
持ち家と違い賃貸物件は毎月の家賃がかかります。
賃貸住宅に長く住んでいれば、それだけ家賃を払い続けることになります。
結果として、持ち家の住宅ローンの支払いよりもコストがかさんでしまう場合もあるのです。
契約更新の際に更新料がかかる物件であれば、なおのことトータルコストは高くなりがちです。
いつの間にか電気代が高くなっている場合がある
設備を新しくして昨今のトレンドに対応し入居者を集めるため、空き部屋のリノベーションが行われる場合があります。
その際、新しい設備に対応できるように、物件全体の契約アンペアが上げられることがあるのです。
当然、特にリノベーションなどは行われていない既存のお部屋も対象になります。
これによって、いつの間にか電気代の基本料金が高くなっていることがあります。
「自分は何もしていないから大丈夫」と思わず、契約内容の確認は怠らないようにしましょう。
ただし気づいたところで、一部屋だけ契約アンペアを変えるということは多くの場合難しいです。
割に合わないと感じたら、住み替えもひとつの手です。


引っ越し検討のタイミング 5つのポイント

賃貸物件で暮らすにあたって、どのようなタイミングのときに引っ越しを検討するとよいのでしょうか。
5つのポイントを見ていきましょう。
①住み始めて5年以上経過した
ひとつの基準として、住み始めから5年以上経つと、物件の経年劣化を実感するようになります。
もともと築年数の経過した物件であればなおのこと、劣化が気になる部分があれこれ出てくるでしょう。
ですから、5年以上住んだら引っ越す、というのは良いタイミングと言えます。
②設備の不具合が増えてきた
賃貸物件に長く住んでいると、設備の劣化も気になるようになってきます。
たとえばエアコン。
思うように効かなくなったり、運転中の電気代が高くなったり。
ほか、給湯器の劣化によってお湯の温度が安定しなかったり故障したりというのもよく聞く話ですし、キッチンや浴室・トイレといった水回りのトラブルの増加もありがちです。
こうしたお部屋の設備の不具合が多くなってきたと感じたら、引っ越しを検討するべきタイミングだと言えるでしょう。
③家賃相場が下がってきた
賃貸市場の変動によって、今のお部屋に住み始めた頃よりも家賃相場が下がっている場合があります。
そうしたタイミングで新しい物件を探すことで、今と同じ家賃でも設備や間取りのより充実したお部屋が見つかるかもしれません。
家賃相場についてたびたびチェックをしておけば、引っ越すタイミングを考える良い判断材料となります。
④周辺環境が悪化した
今の物件に入居したときは閑静な場所だったのに、新しく道路や飲食店ができたことで一気に騒がしくなったり、近隣住民が変化したことでトラブルが多くなってきたり。
こうした周辺環境の変化にともなう状況の悪化・治安の悪化は、たとえ物件自体に不満がないとしても、日々の生活に良くない影響を与えます。
「引っ越しを検討すべき時だ」と考えたほうがよいかもしれません。
⑤退去時の修繕費用が気になる
退去時の原状回復費用についてですが、通常の使用による経年劣化と判断できる部分については、物件オーナーの負担となるため、入居者が支払う必要はありません。
ただし、たばこのヤニやペットがつけた傷などについては話が別で、多くの場合は退去時に入居者が修繕費を負担することになります。
こうした傷は長く住むほどに目立ってくるため、居住年数を重ねるほど修繕費の負担額が大きくなる可能性があります。
「これ以上住み続けたら退去時の費用がかさみそう……」
と感じるのであれば、早めに引っ越すことを検討するのも方法でしょう。
まとめ~メリットもデメリットも~

いかがでしたでしょうか。
今回はひとつの賃貸物件に長く住むことについて見ていきました。
同じ物件に住み続けるのは、メリットもあればデメリットもあります。
どうすることが正解と一口に言うのは難しいですが、住み続けることで得られる快適さもあれば、かえって不便さや住みにくさを感じるようになってしまうこともあるのです。
ご紹介した引っ越し検討のタイミングは、ぜひ頭の片隅に置いておいていただければ、快適な暮らしをし続けるための良い参考になると思います。
奈良で新しくお部屋を探すのであれば、私たち『賃貸のマサキ』にぜひお任せください。
奈良のおもてなし「奈良ゴコロ」で、お客様にとっての快適なお部屋探しを全力サポートいたします。


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