Web担当者:出口晏奈
かわいいものや流行に敏感な私が奈良に関する情報からお部屋にまで様々な情報分かりやすく発信していきます!
【家庭で簡単にできる洗濯槽の掃除方法】カビを寄せつけないために実践したい毎日の習慣とは?
毎日使う洗濯機は衣類を清潔に保つために欠かせないものですが、洗濯槽には汚れやカビが溜まりやすいってご存知ですか?
こまめに掃除をしないときちんと洗濯したつもりでも、汚れや臭いが付着した服を着ることになるかもしれません。
今回は、洗濯槽を自宅で簡単に掃除する方法についてご紹介しましょう。
洗濯槽の汚れは、こまめに掃除して、丁寧に取り除くことが大切です。
油断していると、不衛生な状態で服を洗うことになってしまうので、注意してください。
汚れた洗濯槽の中では多くの雑菌が繁殖するため、不快な臭いも漂ってきます。
そうした嫌なデメリットを防ぐには、きちんと定期的に掃除を行い、いつも清潔にしておくことです。
見た目がきれいだと大丈夫だと思い、そのまま長く使ってしまうこともありますが、面倒でもこまめに手入れすることが大切です。
洗濯槽は見えない部分が汚れやすいので、見た目だけで判断しているといつの間には汚れがひどくなっていることが考えられます。
汚れが見えても見えなくてもときどき掃除する習慣をつけておけば、汚れた洗濯槽のまま洗濯するような失敗は避けられるでしょう。
では、洗濯槽を掃除する上で押えておくべきポイントについて、詳しく説明していきましょう。
洗濯槽でカビが繁殖する理由
汚れがちな洗濯槽には、いつの間にか黒いカビが生えて、びっくりすることがあります。
それくらいカビは繁殖しやすいということですが、これには理由があります。
洗濯槽には、カビが喜ぶような条件がたくさん存在しているからです。
カビが活発に活動するには、「高い湿度」と「豊富な栄養」が必要になります。
その両方が揃っている洗濯槽は、カビにとって住みやすい環境なのです。
80%以上の湿度はカビの繁殖を促進させると言われていますが、水を使う洗濯機は常にそれくらいジメジメしています。
また、カビが過ごしやすい20~30℃という温度も、洗濯機の中なら常にその程度の温度を保っています。
そこへ、服の汚れやホコリなどのエサ(栄養)が加わると、安定した繁殖を進めることができるのです。
カビだらけの洗濯槽にしないためにも、こまめな掃除を忘れずに行うようにしましょう。
洗濯槽のカビを取り除く方法
きれいな洗濯機で清潔に衣服を洗いたいなら、カビを除去することはとても大切です。
適当な掃除方法ではうまくカビを取り除くことができず、嫌な臭いも防げなくなってしまいます。
また、皮脂や石鹸カス、水垢などと違い、カビは洗濯槽以外の部分にも広がる可能性があるため要注意です。
洗濯機全体を不潔な状態にしないためにも、ちょっとしたコツを意識しながら上手に掃除していきましょう。
そこで用意しておきたいのが、以下の3つのアイテムです。
・酸素系漂白剤(粉タイプ)
・針金ハンガー
・ストッキング
これらを使って工夫すれば、掃除しにくい洗濯槽の裏などもきっちり清潔にできるのです。
お湯で汚れを落としやすくする
カビ汚れをそのまま掃除しようとしても、固まっていると、すんなり落ちてはくれません。
きれいに取り除くなら、まずは45~50℃のお湯を用意してください。
それを洗濯槽いっぱいに注ぎ込み、5分くらい放置しておくとカビ汚れがふやけてきます。
これは、酸素系漂白剤の効果を上げるためにも重要なことです。
これぐらいまで温度を上げておくと、過炭酸ナトリウムの洗浄力が高まるので、ぜひ試してみてください。
漂白剤で剥がし落とす
洗濯槽内をお湯でしっかり温めたら、用意しておいた酸素系漂白剤を500グラムほど投入し、15分くらい洗濯機を回しましょう。
その後、約2時間放置することで、汚れがより落ちやすくなります。
これは、酸素系漂白剤を入れたときに出る泡の効果です。
泡まみれにして2時間のつけ置きを行えば、洗濯槽の裏側の汚れまできれいに剥がしてくれるのです。
洗濯槽の掃除ではこのような下準備が大切です。
いきなりゴシゴシ洗おうとするのではなく、少しずつ慎重に汚れを落としていきましょう。
ハンガーネットで汚れをすくい取る
つけ置きの2時間は少し長めなので、その間に汚れを落とす道具を作ります。
用意しておいた針金ハンガーを伸ばし、ストッキングを被せれば、簡単に「ハンガーネット」を作ることができます。
それをうまく使うことで、効率よく汚れが取れるのです。
つけ置き後に10分くらい回すと、剥がれたカビ汚れが水に浮いてくるので、先ほどつくったハンガーネットですくいましょう。
無理やり剥がし取るよりも、ずっと楽に汚れを取ることができます。
丁寧なすすぎを行う
汚れをすくい取る作業は、1回だけでなく、何度か繰り返すのが基本です。
汚れがだいたい取れたら、いったん排水して水を入れ替えましょう。
すると、また汚れが浮き出てくるので、再度すくい取ります。
このように、丁寧にすすぎを行っていけば、より確実に汚れを落とすことができます。
ドラム式洗濯機の場合も、やはりお湯を使った方法がおすすめです。
あふれない程度にお湯をためたら酸素系漂白剤を投入し、槽洗浄モードで回しましょう。
お湯を使って温めることで汚れが剥がれ、簡単にきれいになります。
槽洗浄モードがないタイプのドラム式洗濯機でも、お湯を使えば洗いから脱水までを1回程度行うだけで汚れが落ちます。
落ちにくいカビ汚れに悩んでいる人は、ぜひ挑戦してみてください。
おすすめの洗浄剤
気持ち良く清潔な洗濯機を使いたいなら掃除方法だけでなく、洗浄剤についても知っておきましょう。
なんとなく選んだ洗浄剤では、思うように効果が出ないこともあります。
ここで紹介する洗浄剤を参考にして、本当に役立つものを用意しましょう。
酸素系漂白剤
過酸化水素や過炭酸ナトリウムが成分となる酸素系漂白剤は、高い洗浄力が特徴です。
泡が出た状態でお湯のつけ置きを行えば、汚れをどんどん剥がし、落としやすくしてくれます。
そうした高い洗浄力がありながら塩素系の漂白剤よりも体への負担は少ないため、安心して使える洗浄剤だと言えるでしょう。
また、白い泡に対して黒いカビ汚れが浮き上がるため、汚れがよく見えるようになる点も、掃除では助かるポイントになります。
ただし、短時間では終わらないので、スピードを重視する人は気をつけてください。
すでにご説明したように、汚れを浮かせるには2時間くらい待たなければいけません。
酸素系漂白剤を使用するなら、待ち時間があることを理解した上で使うようにしましょう。
塩素系漂白剤
次亜塩素酸を主成分とする塩素系の洗浄剤は、酸素系と違って素早く作業を進めることができます。
短時間で汚れを分解してくれるため、ゆっくり待たなくても汚れをスピーディに落としてくれるので助かります。
時間が必要な酸素系をもどかしく感じる人は、塩素系を選びましょう。
ただし、その強力な洗浄力ゆえに、人の体には悪影響があります。
皮膚に付着すると荒れやすくなるので、敏感肌の人は扱いに注意しましょう。
塩素は独特の臭いが出るため、換気しながら使うことも大切です。
また、衣服が色落ちすることも多いので、使ったあとは丁寧に洗い流しましょう。
溶け残りをすべてなくしておけば、掃除後の洗濯で困ることはありません。
重曹とクエン酸
重曹は炭酸水素ナトリウムとも呼ばれており、アルカリ性の物質です。
そのため、皮脂のようなヌルヌルする酸性の汚れには、高い効果を発揮します。
酸性の汚れにアルカリ性の重曹を使用することで、すんなりと汚れを落とすことができるのです。
クエン酸は、柑橘系の果物などに含まれる酸性の物質なので、雑菌やカビの掃除に適しています。
両方を効果的に使えば掃除がよりはかどるので、気になる方は試してみてください。
重曹もクエン酸も自然環境に優しい物質なので、体への害を気にすることもありません。
ただし、酸素系や塩素系の漂白剤よりも汚れを落とす効果は弱めです。
軽い汚れは対処できますが、頑固なひどい汚れには太刀打ちできないことがあるので、注意しましょう。
あまり使わない洗濯機でも掃除は必要
冒頭でご説明したように、洗濯機の掃除は、汚れがあってもなくても行うべきです。
そのため、使用する頻度が少ないからと言って掃除の回数を減らさないようにしましょう。
洗濯槽の裏などに隠れている汚れはひっそりと蓄積されているので、油断してはいけないのです。
たまに使うだけの洗濯機でも、カビの繁殖は起こってしまいます。
洗濯槽の清潔を維持するためにも、たとえ使用頻度が低くてもこまめに洗うようにしましょう。
また、使用年数が短い洗濯機も、手を抜いてはいけません。
使用年数が短くても長くても、カビが生える確率は同じくらいあるからです。
こまめな掃除を怠っていると数ヶ月ですぐにカビが繁殖することもあるので、普段からきちんと掃除する習慣をつけることが大切です。
適切な使い方でカビを予防しよう
最後にご紹介するのは、洗濯槽のカビ予防についてです。
洗濯槽のカビ対策では掃除で取り除くだけでなく、カビが生えないように工夫することも大切です。
間違った予防方法はカビの繁殖を助けてしまう可能性があるので、正しい方法を覚えておきましょう。
フタはなるべく閉めないようにする
常に洗濯機のフタを閉めておくと、ただでさえ上がりやすい湿度が、さらに高まっていきます。
カビの繁殖を抑えるなら、洗濯機を使ったあとはフタを開け放しておいてください。
毎回閉めることが正しい使い方のようですが、風通しをよくしないと、湿度は下がりません。
カビの苦手な環境を作るためにも、閉め切らないようにしましょう。
汚れた衣服を入れたまま放置しない
洗濯機を洗濯カゴ代わりに使った場合、カビにエサを提供することになります。
汚れた衣服をただ詰め込んでおくと、皮脂やホコリなどから栄養を吸収し、カビが元気に繁殖するのです。
そのため、面倒でも洗濯カゴにしてはいけません。
洗濯機は洗うときだけ使い、余計な汚れが増えないようにしておきましょう。
【家庭で簡単にできる洗濯槽の掃除方法】まとめ
今回は、洗濯槽の汚れの落とし方についてご紹介しました。
日ごろ何気なく使っている洗濯機ですが、洗濯槽に汚れやカビが溜まっていると、せっかくの洗濯物が台無しです。
お湯と漂白剤、そして手作りのハンガーネットを上手に活用して、こまめな掃除を心がけましょう。
また、カビをつきにくくするために洗濯機のフタは開けたままにしたり、洗濯カゴの代わりにしたりしないなど、毎日のちょっとした習慣を大切にしましょう。
衣類を清潔に保ち、気持ち良く過ごすためにも、ぜひ洗濯槽の掃除を実践してみてください。
関連記事
【カビで発症する真菌症】引き起こされる疾患やカビの発生しにくい物件とは?≫
【洗濯機のベランダ置き】注意すべきトラブルとは?≫
【屋外設置の洗濯機は寿命が短い?】長持ちをさせる方法とは≫
【湿気・結露のカビ対策!】賃貸の退去費用・修繕費は誰の負担?≫
【節約したいなら断然「ドラム式洗濯機」】一人暮らしにオススメな理由解説≫
Web担当者:出口晏奈
かわいいものや流行に敏感な私が奈良に関する情報からお部屋にまで様々な情報分かりやすく発信していきます!