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担当者:木原一憲
趣味は休日バイクでツーリングすること!不動産キャリア20年以上の経験と奈良生まれ奈良育ちの知識を活かし奈良の情報を語ります!
冬に向けて行うべき水道の凍結対策
寒くなると水道が凍結することがあります。
凍結すると水道が使えない、水道管が破裂するなどのトラブルが発生します。
このような事態を防ぐために、賃貸住宅でも簡単に行える「常に水を出しておく」「こまめに水抜きをしておく」などの水道の凍結対策、凍ってしまった時の対処方法をいくつか紹介していきます。
水道管の凍結を防止するための対策
水道管の凍結を防止する対策はいろいろとあります。
主な方法を紹介すると、「常に水を出しておく」「こまめに水抜きをしておく」「水道管を保温しておく」「凍結防止グッズを使用する」などがあります。
どの方法も一長一短があるので、自分の家ではどのような方法が効果的なのかを確かめてみましょう。
常に水を出しておく
水は流れていることで凍りにくくなるという特徴があります。
そのため、寒くなったら水道の水を少量流しておくことによって、凍結の防止をすることができるのです。
しかし、常に水を流していれば必ず凍らないというわけではありませんし、何より水道代がかなり高額になるため、経済的ではありません。
そのため、あまりおすすめできる方法ではありませんが、このような対策があることを覚えておいてもよいでしょう。
こまめに水抜きをしておく
賃貸住宅でも手軽に行える凍結対策が水抜きです。
しかし、初めて1人暮らしをする人などは、水抜きの方法がわからないこともあるでしょう。
また、住宅によって若干方法が異なる場合があるので、定番の水抜きの方法を紹介します。
寒い地方では室内に電動水抜き操作盤という物が取り付けられていることもあります。
電動水抜き操作盤が取り付けられている場合には、ボタンを押して水抜きというところのランプが灯れば完了です。
しかし、電動水抜き操作盤が取り付けられていない物件も多いので、このような場合には最初に止水栓を止めます。
その後水道の蛇口をひねって中に貯まっている水を出してしまえばよいのです。
水道管の凍結は、水道管に水が貯まっていることで発生するので、水が無くなれば凍結することはありません。
特に夜は気温が下がる上に水を使用する頻度も減るので、面倒でも必ず水抜きを行い、朝になったら止水栓をひねって水を出し、水道が使用できるようにしましょう。
この方法は場所を問わず行うことができるので、冬になったら試してみてください。
また、給湯器には水抜き栓が設置されています。
給湯器の水抜きを行いたい場合には、水抜き栓を開けて水を全て抜き取るだけで完了です。
下が水で濡れてしまわないように、バケツや洗面器などの入れ物で水を受けるのがよいでしょう。
特に給湯器が屋外に設置されている場合には、屋内に設置されている場合よりも凍結して使用できなくなる可能性が高いので、きちんと対策をしておきましょう。
水道管を保温しておく
水道管の中に貯まった水を抜く方法も効果的ですが、水道管が冷えすぎなければ凍ることはありません。
そこで水道管を保温することで、凍結を予防する方法もあります。
では、どのようにして保温するのかというと、水道管がむき出しになっている部分をタオルで覆ってしまえばよいのです。
これなら工事なども一切必要ないので、賃貸住宅でも安心してできる対策だと言えるでしょう。
タオルではなくても、使い古した毛布などで覆うのも効果的です。
凍結防止グッズを使用する
最近は凍結を防止するグッズもホームセンターなどで販売されています。
このような凍結防止グッズを購入し、使用するのも効果的です。
家の近くにホームセンターがない場合でも、インターネットで簡単に購入することができます。
凍結防止グッズにはどのような物があるのかというと、保温チューブと呼ばれている物や、凍結防止剤という製品もあります。
さらに水道管の凍結を防止するためのサーモスタットが販売されています。
保温チューブや凍結防止剤なら簡単に使用できますし、それほど効果ではないので利用しやすいでしょう。
サーモスタットもそこまで高くはありませんが、電気代が必要になるので、冬場は電気代が高くなるというデメリットもあります。
しかし、どれも簡単に取り付けが可能ですし、賃貸住宅でも使用できるので、自分で使いやすいと思った物を購入するとよいでしょう。
これらのグッズも凍結を防止するためにはとても効果的です。
万が一水道管が凍結したらどうするのか
今年の冬はそれほど寒くなかったので、特に対策をしなかったら水道管が凍結してしまい、水が使えなくなることもあるでしょう。
もしくは対策をしたつもりであっても、朝起きたら凍結していたということもないわけではありません。
そこで万が一水道管が凍結してしまい、水が使えなくなった場合はどうすればよいのかを見ていきましょう。
主な方法としては、「ぬるま湯を水道管にかける」「使い捨てカイロを使って暖める」「ドライヤーの温風で暖める」「業者に修理を依頼する」などがあります。
ぬるま湯を水道管にかける
水道管が凍結したときに、比較的簡単にできる対策が、ぬるま湯を水道管がむき出しになっているところにかける方法です。
水道管がむき出しになっている場所が最も凍りやすいので、この部分にぬるま湯をかけると改善されることがあります。
すぐに水を使いたいからと言って、熱湯をかけては絶対にいけません。
お湯の温度は40度前後が望ましいでしょう。
熱湯をかけると水道管が破損する可能性があります。
使い捨てカイロを使って暖める
水道管が凍結しているということは、凍っている部分に熱を加えて溶かせればよいのです。
もし普段使い捨てカイロを使用しているのであれば、この使い捨てカイロを使って水道管を暖めるのもよいでしょう。
使い捨てカイロなら必要以上に熱くなることはないので、凍結した水道管を暖めるのには適しています。
ずっと手で持っているのは大変なので、テープや紐などで使い捨てカイロを水道管に貼り付けておくとよいでしょう。
しばらくしてから使い捨てカイロを取り除き、水を出してみてきちんと流れてくれば問題ありません。
ドライヤーの温風で暖める
ぬるま湯や使い捨てカイロを使った場合、しっかりと解凍するまでに多少時間がかかってしまいます。
そこでおすすめの方法としては、ドライヤーの温風で暖めるという方法が効果的です。
ドライヤーであればピンポイントで暖めることが可能なので、ぬるま湯や使い捨てカイロよりも無理なく早めに溶かすことが可能になります。
しかし、コンセントが水道管の近くにないと使用できないというデメリットがあるので、ドライヤーを使いたい場合には、コンセントの位置を確認しておく必要もありますし、延長コードを使わなければいけなくなることもあるので、少々面倒に感じる人もいるでしょう。
業者に修理を依頼する
水道管が凍結し、使い捨てカイロやドライヤー、ぬるま湯を使用した方法でも水道が使えるようにならない場合、水道業者に修理を依頼するようになります。
しかし、地域によっては寒さが厳しい冬場は水道管の凍結が発生しやすくなるので、すぐに対応できないこともあります。
重要なのは水道管が凍結しないように、少し寒くなってきたら凍結を防止るための対策を講じることです。
【水道が凍結したらどうする?】まとめ
寒くなると水道管が凍結して、水が使えなくなってしまうことがあります。
寒くなってきたらできるだけ早い段階で、水抜きや水道管の保温など、しっかりとした対策を講じておくことが大切です。
万が一水道管が凍結した場合には、ぬるま湯や使い捨てカイロ、ドライヤーなどで水道管がむき出しになっているところを暖めてみましょう。
これで改善されればよいのですが、改善されなければ業者に依頼するようになります。
寒い地域はしっかりと対策をする人が多いものの、あまり雪が降らない地域では対策をしない人も多いですが、万が一のためにしっかりと対策をするべきです。
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