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担当者:古川真史
【奈良に住んで20年】奈良を誰よりも愛し続ける奈良ヲタク。人気グルメから人口や歴史、鹿の生息数。何でも答えます。最近は大仏プリン推し。
奈良の湖沼おすすめハイキングコース
海のない奈良県ですが、湖や沼、池などはたくさん存在しています。
その中にはハイキングコースにおすすめのところも多数あるので、いくつか紹介していきたいと思います。
自然の中をゆっくりと歩いてみたいという人は、参考にしてみて下さい。
ハイキングに適している奈良県内の湖沼
奈良県内には多くの湖や沼、池などが点在しています。自然が豊かな場所にある湖沼は、ハイキングにはとても適しています。
その中でもおすすめの「お亀池」「明神池」「くろんど池」「猿沢池及び荒池」「菖蒲池」「倉橋溜池」「坂本ダム湖」を紹介していきます。
お亀池
最初に紹介するのは、奈良県宇陀郡曽爾村にあるお亀池です。
ススキ野原の湿原にあるのですが、現在では浅くて小さな池となっていますし、周りは植物で覆われているので、しっかりと見て歩かないと見逃してしまうこともあるでしょう。
昔の大蛇伝説が残っている地域でもあります。
じっくりとお亀池を観察する場合には、亀山峠を登って上から見るのがおすすめです。
周りは自然がとても豊かなので、歩いていると気持ちよくなります。
明神池
奈良県吉野郡下北山村にある明神池は、天然池としては奈良県で最大の面積を誇っています。
標高370メートルほどの場所にあり、周りは山に囲まれています。
明神池は歩いて20分前後で1周することができるので、普段あまり歩きなれていない人でも気軽にハイキングが可能です。
遊歩道も整備されているので歩きやすくなっています。
駐車場も設けられているので、車で来るのがよいでしょう。
池のほとりには池神社があり、この神社のご神体が明神池なのです。
七不思議伝説もある場所なので、訪れてみるのもおもしろいでしょう。
くろんど池
奈良県生駒市には、生駒山以外にもいろいろな観光地があります。
奈良県内の湖沼をゆっくりと歩きたいのであれば、くろんど池がおすすめです。
くろんど池周辺にはハイキングコースも設らけれています。
主なコースとしては、京阪交野線の私市駅から出発するルートで、大阪府交野市にあるくろんど園地を通り、くろんど池まで到達します。
大阪から奈良に入ってくるコースなので、少々距離は長めになっています。
途中くろんど園地で遊ぶこともできますし、休憩所やトイレも途中にあるので、女性や子供連れにも適していると言えるでしょう。
木陰が多いのも特徴で、暑い時期でも歩きやすいのが特徴です。
くろんど池自体もボートで遊ぶこともできますし、バードウォッチングやキャンプ場も併設されています。
春になれば桜並木がきれいな場所なので、直接くろんど池まで訪れて、周辺を散歩するのもよいでしょう。
猿沢池及び荒池
駅から近いところがよい、普段あまり歩かないので気軽に歩ける場所でハイキングがしたいという人におすすめなのが、奈良県奈良市にある猿沢池です。
近鉄奈良駅から徒歩圏内にある池で、西暦710年に建造された興福寺のすぐ隣にあります。
五重塔を目指していけば、迷うこともないでしょう。
観光地で有名な奈良公園の一部でもあるので、休日は込み合いますが、平日であればのんびりとハイキングをすることができます。
奈良公園には荒池という池もあります。
広場のようになっているので自由に歩けますし、池のほとりには柳が植えられており、憩いの場としても知られている場所です。
歴史を感じながら歩けますし、周辺には店もたくさんあるので、ハイキングに行ったついでに買い物をして帰るのもよいでしょう。
トイレも駐車場も近くにあるので、気軽に行けるハイキングコースとしては最適なエリアだと言えます。
菖蒲池
菖蒲池は菖蒲上池やあやめ池とも呼ばれており、奈良県奈良市にある比較的大きな池となっています。
すぐ近くには蛙股池というところもあります。
少し前までは自然が豊かな場所でしたが、現在では住宅が多数建設され、周辺住民の憩いの場となっています。
現在ではアクセスがよくなっており、近鉄奈良線菖蒲池駅から歩いてすぐの場所にあります。
四季を感じられる場所として知られていますし、平坦な道なので、のんびりとハイキングを楽しむには向いているところです。
倉橋溜池
奈良県内には4大溜池というのが存在しています。
それは高山溜池、白川溜池、斑鳩溜池、倉橋溜池です。
中でも倉橋溜池は4つの中で最も大きな池で、農業用の溜池として建設されました。
2005年に周辺が整備されたことにより、現在では池の周辺を歩くことも可能になっています。
倉橋溜池は桜の名所としても知られていますし、周辺に古墳がたくさんあるので、古墳を巡りながら池を眺めて歩くこともできるのです。
坂本ダム湖
近年はダムマニアと呼ばれている人も増えており、各地のダムを巡って楽しむ人もたくさんいるのです。
そんなマニア向けのダムも、奈良県には存在しているのです。
その1つが坂本ダム湖になります。
坂本ダム湖は新宮川水系の東ノ川に作られており、シンプルながら迫力があるのが特徴です。
周りは山に囲まれているので、とても自然が豊かなところです。
場所は奈良県吉野郡上北山村小橡というところにあるのですが、交通の便はよくないため、車で行くようになるでしょう。
ダムの形式はドーム型アーチ式コンクリートダムという種類で、発電を目的に1959年に着工し、1962年に完成しました。
そんなダムの見どころは、大半が大自然の中にあることです。
そのため、ダムにたどり着くまでの道中も楽しめます。
到着したら周りをハイキングしながら周り、大きさや造りなどを楽しむのが一般的です。
ダムを眺めながら豊かな自然の中をハイキングするなら、坂本ダム湖はおすすめの場所になります。
安全にハイキングを行うための心得
ハイキングは楽しむために行うものですが、自然の中を歩くため、安全には十分注意しなければいけません。
そこで安全にハイキングを楽しむにはどうすればよいのかを確認しておきましょう。
特に重要なのは、「持ち物」「服装」「危険回避能力」です。
持ち物
ハイキングは自分のペースで自然を堪能しながら歩くので、散歩に近い感じだと言えるでしょう。
しかし、普段の散歩のような持ち物では不十分です。
特に遠くへ出かけるときには、必要最低限の装備は整えるべきでしょう。
両手をあけて背負うことができるリュックサックはもちろんですが、雨具や地図、ザックカバーや救急用品は持っていくべきです。
防水性で高度計やコンパスが内蔵されている腕時計もあるとよいでしょう。
もしものときのために、ライターやマッチのような火を付けられる物と、携帯電話も持っていくべきです。
遠出をするなら弁当も必要ですし、近場であっても水分補給ができるように、水筒やペットボトルもあると安心できます。
これだけあれば問題ないでしょうが、他にもあると安心なグッズはいろいろとあります。
ただし、余計な物を持っていくと荷物が重くなるので、無駄な物は置いて行った方が疲れを軽減できるでしょう。
服装
ハイキングでもどこに行くのか、どれぐらい歩くのかによって変わってきますが、服装も重要になります。
靴は歩きなれた運動靴が最適ですが、靴底がすり減っている靴は滑りやすいのでおすすめできません。
新しい靴だと靴ずれを起こす可能性があるので、ある程度は履き慣らしておく必要があります。
服は汗をかいてもしっかりと吸収してくれて、速乾性と保温性に優れている物が最適です。
特にダム湖は山の中にあることが多いので、薄着で行くのはよくありません。
必ず防寒具を1枚持っていくべきです。
危険回避能力
湖沼は自然が豊かな場所も多いので、その分危険も潜んでいます。
例えばスズメバチやマムシなどです。
特にスズメバチは黒い物に襲い掛かってくる習性があるので、薄い色の服装と帽子をかぶっていくのがよいでしょう。
草が生い茂っているような場所を歩く場合には、マムシやダニなどに注意が必要です。
危険なのは生き物だけではありません。
雨が降って地面がぬかるんでいると滑りやすくなります。
また、山道を歩く場合には滑落などの危険もあるので、複数人でハイキングに行くことも大切です。
ダム湖のような山の中にある場所に行くのであれば、急に天候が変わることもあります。
雷が鳴ったら樹木の下には入らない、雨が降ってきても傘はささず、レインコートを着て両腕をあけておくなど、基本的なことはきちんと把握しておきましょう。
夏場は熱中症にかかりやすいので、こまめの水分補給と定期的な休憩も必ず取りましょう。
しっかりと知識を得ておけば、危険を事前に回避することができます。
【奈良の湖沼おすすめハイキングスポット7選!】まとめ
奈良県内にはハイキングに適している湖や沼、池などがたくさん存在しているので、自然に触れあいながらゆっくりと歩きたい場合には、訪れてみるのがよいでしょう。
今回紹介したのはほんの一部なので、他にもよいところがいろいろとあります。
ハイキングとは言っても、自然の中を歩く場合には注意も必要です。
ケガや事故がないように十分注意して楽しみましょう。
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