【不要になった印鑑の処分方法】廃止手続きや悪用されない捨て方!
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担当者:安達竜哉
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不要になった印鑑の処分方法
印鑑がたくさんある、一部分が欠けてしまったなどの理由で、不要な印鑑は処分したいと考えている人もいるでしょう。
しかし、不用意に捨ててしまうと悪用される心配があります。
そこで不要になった印鑑の処分方法「実印の処分方法」「銀行印の処分方法」「認印の処分方法」を解説していきたいと思います。
印鑑にもいろいろな種類がある
印鑑にもいろいろな種類が存在しており、大きく分けると「実印」「銀行印」「認印」があります。
それぞれ使用用途が異なりますし、悪用されたときの被害も異なります。
まずはこれらの印鑑の使用用途や登録方法などについて確認していきましょう。
実印
実印は住宅や自動車など、ローンを組むことが多い高い買い物をする場合などに使用するのが一般的です。
他にも遺産相続など、印鑑証明書が必要になる重要な手続きなどでも使用される重要な印鑑だと言えるでしょう。
そのため、悪用されるとかなり大きな被害を出してしまう可能性があるので注意が必要です。
実印登録は役所で行います。
どこの役所でもよいわけではなく、現座の住所が登録されている自治体の役所でなければいけません。
例えば奈良県奈良市に住んでいるのであれば、奈良市役所に行って印鑑登録を行う必要があるのです。
特に引っ越しをした場合には、引っ越し先の住所がある役所で印鑑登録をすることになりますが、必ず印鑑登録をしなければいけないわけではありません。
しかし、印鑑登録をしていないと重要な契約などが行えなくなるので、通常は引っ越しをした場合や一人暮らしを始めた場合などは、すぐに登録することが多くなっています。
銀行印
銀行印は銀行口座を作る際に使用される印鑑で、口座を開設した後でも使用することがあります。
実印と同じく必ず作らなければいけないわけではありませんが、現在は給料の支払いも銀行振り込みになっているのが一般的なので、大半の人は銀行口座を所有しているでしょう。
悪用されると多額の被害が出てしまうこともあるので、やはり重要に保管しなければいけません。
人によっては複数の銀行口座を持っていることもあるでしょうが、他の銀行で使用している銀行印と同じ物を使用することもできますし、違う物を使用することも可能です。
しかし、銀行ごとに分けてしまうとたくさんの印鑑が必要になりますし、どれを使用すればよいのかわからなくなってしまうこともあるので、通常は1つの銀行印で複数の口座を作ることが多いでしょう。
認印
実印や銀行印は届け出が必要になるのに対して、認印はどこかに届け出を行う必要はありません。
そのため、シャチハタと呼ばれているスタンプのような印鑑でも使用できるのが特徴です。
使用用途も比較的多く、宅配便から荷物を受け取ったときや簡単な契約書を交わす場合、申込書などの作成でも使用されています。
他の印鑑に比べれば悪用されたときの被害は小さいでしょうが、被害が出てしまうことに変わりはありません。
印鑑はどのように処分するのがよいのか
実印や銀行印、認印などいろいろな種類の印鑑が存在していますが、印鑑自体を処分する方法はそれほど変わりはありません。
問題なのは変更や廃止の届け出を行うかどうかです。
そこで「実印の処分方法」「銀行印の処分方法」「認印の処分方法」をそれぞれ紹介していきます。
実印の処分方法
大きく分けると3種類ある印鑑の中でも、最も処分に注意が必要になるのが実印です。
実印は重要な取引や高額な買い物などで使用されるので、普通に処分してしまうと大変な事態を引き起こす可能性もゼロではありません。
まず印鑑自体を処分する前に、役所に行って印鑑登録を廃止する必要があります。
印鑑登録を廃止する場合には、役所に設置されている印鑑登録廃止申込書に必要事項を記入し、窓口に提出します。
提出する際には、他にも実印登録をしている印鑑、印鑑登録証、身分証明書が必要になります。印鑑登録証は印鑑登録をしたときに受け取るカードのことです。
身分証明書は免許証やパスポート、保険証などで問題ありません。
後は窓口で廃止の手続きを行ってもらえば完了です。
しかし、人によっては役所が営業している時間帯や曜日に行くことができない場合もあるでしょう。
そんなときには代理人に依頼をすることも可能です。
ただし、代理人に依頼をする場合には、代理人の認印、代理人選任届の提出が必要になります。
理人選任届も役所に行けば設置されているので、必要事項を記入して提出しましょう。
手続きが終わったら、後は印鑑を処分するだけなのですが、そのまま捨ててしまうのは危険です。
そこで誰でも簡単に行える処分方法として、があります。
そうすれば印鑑を悪用される心配はなくなるので、後は自治体の処分方法に従って、ゴミとして処分すれば問題ありません。
印鑑を購入した店で処分をしてくれることもあるので、家から近くてすぐに行くことが可能であれば、処分してもらえるか聞いてみるのもよいでしょう。
高い印鑑素材なので、捨てるのはもったいない、認印として再び使いたい場合には、彫りなおしてもらうという方法もあります。
銀行印の処分方法
銀行印も実印と同じように、現在使用している銀行口座で使用できるように登録を行っています。
そのため、そのまま処分してしまうとトラブルの原因になります。
銀行口座をもう使わなくなってしまったのであれば、口座を解約すればそのまま銀行印としても使えなくなります。
もし口座はそのまま使用し続け、銀行印だけを変更したいのであれば、銀行に行って銀行印の変更届をしておきましょう。
その際には変更したい銀行印と今まで使用していた銀行印、通帳とキャッシュカード、身分証明書が必要になります。
では、銀行印を無くしてしまった、盗難被害に遭った場合にはどうするのかというと、紛失や盗難に気が付いたら、できる限り早く銀行へ連絡を入れましょう。
そうすれば悪用されるのを防ぐことができます。
その後できるだけ早く銀行へ行き、新たに銀行印の変更手続きを行います。
手続きの方法は、変更をするときと同じ方法になります。
ちなみに銀行印が欠けてしまった、すり減って文字がはっきりと見えない場合にも変更が必要になります。
変更して不要になった、口座を解約して不要になった銀行印は、実印と同じように印面を削るなどしてから処分しましょう。
銀行印としては使用できなくなっても、認印として使用することは可能なので、盗まれると悪用されることもあります。
認印の処分方法
認印は実印や銀行印とは違い、特に手続きをする必要なく使用できます。
購入した時点で使用が可能なので、処分するときも気軽に捨ててしまう人もいるでしょう。
しかし、認印でもそのまま捨ててしまうのは危険です。
特に廃止の届け出などは行う必要はありませんが、印面を削るなどして使用できないようにしてから処分しないといけません。
印鑑供養が可能な神社に持っていけば、無料で安全に処分することが可能です。
使用しない印鑑の保管方法
人によっては不要になった物でもそう簡単に捨てられないこともあるでしょう。
もし印鑑が不要になったにも関わらず、処分しないで保管しておく場合には、注意しなければいけない点がいくつかあります。
実印や銀行印の場合には、必ず廃止の手続きを行わなければいけません。
廃止の手続きを行わないまま保管しておいた場合、万が一盗難に遭って悪用されたら大きな被害が出るでしょう。
しかし、廃止の手続きを行っておけば、被害は出ても実印や銀行印として利用することはできないので、多少被害の程度を抑えることができます。
廃止の手続きを行った後で、認印として使用するのであれば、ケースなどに入れて発見されにくい場所に保管しておいても問題はありません。
認印としても使用しないのであれば、やはり印面を削るなどの対策をしてからケースに入れて保管しておくべきです。
【不要になった印鑑の処分方法】廃止手続きや悪用されない捨て方!まとめ
印鑑は正しい方法で処分しないと、悪用されて被害が出る可能性もあります。
特に実印や銀行印は多大な被害が出ることもあるので、きちんと廃止の手続きをしてから正しい方法で処分しましょう。
どうしても処分できない場合でも、廃止の手続きは必ず行うべきです。
その後盗難対策のために、印面を削るなどしてから処分する、もしくは発見されにくい場所に保管するのがよいでしょう。
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